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Posted by ブクログ
土御門家・陰陽師シリーズの第一段です。
陰陽師とはなにやら怪しげな。。。と思いがちですが、
時代は江戸時代、京の町の占い師(人相見・手相見)達の話しで
彼らが、町の治安を守ったり、事件を解決したりする話でした。
主人公の笠松平九郎は、占い師といっても安倍清明を家祖とする
土御門家が統括する触れ頭(ふれがしら)という由緒正しい職で、
帯刀も許されていて、腕前もなかなかのもの。
この時代、京の町のあちこちで、占い師が辻商いをし、
商いをしながら町内に不穏な動きはないか、また町人達の相談に
のり、犯罪を未然に防いだりしていたようです。
今でいう防犯カメラみたいなもの!?
しかし、洞察力の鋭い陰陽師ですから、防犯カメラ以上の
防犯効果があったと思います。
この本の中の「縞揃女油地獄」はまさにそんなお話。
手相をみたところ、悪い相が出ている男が急に金廻りがよくなり、
ある料理屋に出入りしているのを不審に思った手相見の文殊助が
平九郎に相談したことで事件解決に至るという話し。
そして最終話「朧夜の橋」は、すべてが丸く治まり、
ちょっとイイ話しでした。
基本的に短編集のようになってますが、始めの話しの布石が
最終的には決着し、スッキリして読み応えありです。
時代小説はその時代の町人の暮らしぶりが書かれていて
興味深いものです。
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