【感想・ネタバレ】天空の橋のレビュー

あらすじ

精巧優美な粟田焼に取って代わり、清水焼を京焼で一番にする――焼物問屋の長左衛門は野望実現のため、粟田随一の陶工・喜助を引き抜き、十五歳の八十松を見習いに付ける。やがて清水焼の品質は向上し粟田焼と拮抗するが、喜助と腕を上げる八十松には激しい妬みが。また、長左衛門には決して口外できない暗い過去があったのだ。

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Posted by ブクログ

舞台は京都。焼物問屋の長左衛門は、京都では一番と評判の粟田焼にかわり、清水焼を京焼で一番にするという野望のため、粟田焼の一番の腕をもつ陶工の喜助を引き抜き、彼に見どころのある十五歳の八十松を見習いにつける。
長左衛門は、清水焼を一番にするという自らの夢を若き八十松に託し、自らの過ち、罪を背負い、天空の橋へと旅立っていく。

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2024年03月17日

Posted by ブクログ

作中登場する長左衛門、嘉助、亀屋、八十松…皆立派すぎる気もするが、職業年齢に関係無く相手を慮る心の大切さに改めて気付かされる。ただ読後感はとてもブルー。最後の部分がなぁ…きっとこうなるとは思っていたが、やっぱりブルーな気分になる。

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2014年06月02日

Posted by ブクログ

京焼のブランドとしてしのぎを削る「粟田焼」と「五条坂・清水焼」
誠実に生ようとする陶工だが問屋や窯元、職人たちの軋轢の渦中に・・・・。

ベテランの時代小説作家さん、安心して最後まで読めます。

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2010年04月20日

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