公事宿事件書留帳七 にたり地蔵

公事宿事件書留帳七 にたり地蔵

596円 (税込)

2pt

3.0

「地蔵さまがわしに笑いかけはったんどす。そしてすくっと立ち上がり、どっかへいってしまはりました」笑う地蔵が目撃され姿を消す。続けて地蔵の身代金要求の脅迫状が町年寄の元に。菊太郎は金の受け渡し場所へ出向くことになったのだが……。笑う地蔵の正体は?真犯人の目的は? 公事宿の居候・菊太郎が怪事件を解決する、シリーズ第七作。

...続きを読む

公事宿事件書留帳 のシリーズ作品

1~23巻配信中 1巻へ 最新刊へ
1~22件目 / 22件
  • 公事宿事件書留帳一 闇の掟
    596円 (税込)
    京都東町奉行所同心組頭の家に長男として生まれながら、訳あって公事宿(訴訟人専用旅籠)「鯉屋」に居候する田村菊太郎。京都の四季の風物を背景に、人の心の闇に迫る菊太郎の活躍を追う時代小説シリーズの第一作。鯉屋の主一行が景気払いに出かけた途中で狙撃された。難航する犯人探索の中、菊太郎の推理が光る「闇の掟」ほか、全七編を収録。
  • 公事宿事件書留帳二 木戸の椿
    596円 (税込)
    京都東町奉行所同心組頭の家に長男として生まれながら訳あって京の公事宿(訴訟人専用旅籠)「鯉屋」に居候する田村菊太郎。武士を捨てながらも、同心の弟を助け事件を解決していく。母と二人で貧しく暮らす幼女がかどわかされた。菊太郎が突き止めた犯人の意外な目的とは?「木戸の椿」ほか、全七編を収録した連作時代小説シリーズ第二作。
  • 公事宿事件書留帳三 拷問蔵
    596円 (税込)
    同心組頭の兄・田村菊太郎は公事宿(訴訟人専用旅籠)の居候。人を殺めた疑いで捕らえられた吉松の無実を鯉屋に訴え出た恋人の八重。彼女の心にうたれた菊太郎は、事件を洗い直す。そして事件の裏に親が無宿者だった吉松に対する偏見があることを知る。怒る菊太郎がとった行動とは? 「拷問蔵」ほか全六編収録の好評時代小説シリーズ第三作。
  • 公事宿事件書留帳四 奈落の水
    596円 (税込)
    血が繋がらないながらも仲睦まじいお蔦と千代の母娘。菊太郎は千代の実父の強欲な商家が、二人を引き裂こうと画策していることを知り、二人を守るべく目を光らせる。しかし陰では想像を絶する極悪な計画が進んでいた。菊太郎は母娘の危機を救えるのか? 公事宿(訴訟人専用旅籠)鯉屋の居候・田村菊太郎の活躍を描く時代小説シリーズ第四作。
  • 公事宿事件書留帳五 背中の髑髏
    596円 (税込)
    気がやさしい鋳掛(いか)け屋・伊助が、息子・浅吉にせがまれ背中に入れた髑髏の刺青。刺青を入れるには大金がかかる。それにもかかわらず、ただで刺青を入れさせた男の目的とは? 髑髏の刺青に隠された秘密とは? 公事宿(訴訟人専用旅籠)「鯉屋」の居候・田村菊太郎が、江戸時代の京都に起こった数々の事件を解決していく人気時代小説シリーズ第五作。
  • 公事宿事件書留帳六 ひとでなし
    596円 (税込)
    実直と評判の男・新兵衛が奉公先の息子を人質に御堂に立て籠った。同心組頭の弟・銕蔵に頼まれ下手人の説得にあたることになった菊太郎は新兵衛が犯罪に及んだ意外な目的を知り、一計を案じる。江戸時代のリストラ問題を描く表題作ほか、公事宿(訴訟人専用旅籠)で起きる事件の数々を居候・田村菊太郎が解決していく時代小説シリーズ第六作。
  • 公事宿事件書留帳七 にたり地蔵
    596円 (税込)
    「地蔵さまがわしに笑いかけはったんどす。そしてすくっと立ち上がり、どっかへいってしまはりました」笑う地蔵が目撃され姿を消す。続けて地蔵の身代金要求の脅迫状が町年寄の元に。菊太郎は金の受け渡し場所へ出向くことになったのだが……。笑う地蔵の正体は?真犯人の目的は? 公事宿の居候・菊太郎が怪事件を解決する、シリーズ第七作。
  • 公事宿事件書留帳八 恵比寿町火事
    596円 (税込)
    公事宿の居候・菊太郎は同心組頭の弟・銕蔵に命じ、盗賊の頭・大沼の蔵六の似顔絵を高札場に貼らせる。一方、蔵六らは最後の盗みで出くわした火事場で、逃げ遅れた子供を助けようと火中に飛び込む――。義賊などおらぬと銕蔵を叱った菊太郎が非を認めた表題作をはじめ、人間の価値とは何かを鋭く問う六編を収録した人気時代小説シリーズ第八作。
  • 公事宿事件書留帳九 悪い棺
    596円 (税込)
    米屋の主・十左衛門の葬列に石を投げた少年・修平が公事宿(現代の弁護士事務所)「鯉屋」に連行される。居合わせた人々は質の悪い悪戯だと呆れるが、修平の言動に聡明さを感じた菊太郎は、理由を問い質し、彼を助けようと一計を案ずる……。鯉屋の居候・菊太郎の活躍を人情味豊かに描く、人気時代小説シリーズ第九作。表題作ほか五編収録。
  • 公事宿事件書留帳十 釈迦の女
    596円 (税込)
    京・知恩院の本堂回廊で、毎日寝転がっている女。「お釈迦さまに違いない」という者もおり世間の耳目を集めていた。菊太郎は図太い女だと呆れつつも、その正体を探ろうと知恩院へ足を運ぶ。彼がそこで目にしたのは、女に襲いかかる男たちの姿だった……。鯉屋の居候・田村菊太郎の名差配を描く表題作ほか全六編を収録。人気シリーズ第十集。
  • 公事宿事件書留帳十一 無頼の絵師
    596円 (税込)
    名立たる画人の贋絵を描いた廉で公事宿「鯉屋」へお預けの身となった扇絵師の定助。源十郎と菊太郎は、彼の普段の律儀な仕事ぶりから事件には裏があると踏む。やがて二人は定助から思いがけない話を聞かされる……。天稟に恵まれながら世に出ようとしない扇絵師の哀しい胸中に菊太郎が迫る表題作ほか全六編収録。人気時代小説シリーズ第十一集。
  • 公事宿事件書留帳十二 比丘尼茶碗
    596円 (税込)
    妙寿尼の焼く黒茶碗は名匠の作と見紛うほどの逸品。その茶碗を譲り受けた田村次右衛門は、尼僧の窮地を知り、宗琳とともに人助けに立ち上がる。二人が年寄の冷水と感じながらも、菊太郎や鯉屋源十郎に相談することなく実行した計画は実を結ぶのか? 年老いた親の男気にほだされた菊太郎らの活躍を描く表題作ほか全六編。人気シリーズ第十二集。
  • 公事宿事件書留帳十三 雨女
    596円 (税込)
    泥鰌売りをして細々と独り身の生計を立てている岩三郎は、篠突く雨に打たれて長屋の木戸門にもたれかかる若い女を助ける。だが、事情を問う彼にお菊と名乗る女は、何も聞かずここに置いてほしいと懇願するばかり。やがて二人の暮らしぶりが長屋の噂になり始めたころ、岩三郎は思わぬ事実を知らされる――。傑作時代小説、シリーズ第十三集。
  • 公事宿事件書留帳十四 世間の辻
    596円 (税込)
    五山の送り火の二日後、菊太郎は姉小路大宮で襤褸をまとい、力なく歩く四十男を見かける。声をかけようか逡巡するが、後日、その男は腹に刀傷を負い、さらに痩せさらばえた姿で鯉屋に担ぎ込まれる。悔恨の情を募らせる菊太郎に伝えられた男の素性。そこには世にも哀れな真相が隠されていた……。人情時代小説の傑作シリーズ、待望の第十四集。
  • 公事宿事件書留帳十五 女衒の供養
    596円 (税込)
    乳飲み子とお定を残して忽然と姿を消した又七。二十五年ぶりに、その消息をおみさという娘から聞いたお定は、気鬱の病で寝たり起きたりの又七を、今更ながら引き取ってもらえないかと懇願される。お定は申し出を撥ねつけるが、後日、許嫁を伴って再来したおみさは予期せぬ話を口にした……。大人気の傑作時代小説、胸に迫るシリーズ第十五集。
  • 公事宿事件書留帳十六 千本雨傘
    677円 (税込)
    東町奉行所に吟味役同心組頭として出仕する義弟の銕蔵と、久しぶりに楽しい酒を酌み交わした菊太郎。ところが、その帰途、暴漢に襲われ、銕蔵が脇腹を刺されてしまう。菊太郎がその場で取り押さえた下手人は女。先刻まで居合わせた料理屋の仲居だった。後日、菊太郎は予想だにしない義弟の因果をあぶり出す。人気時代小説シリーズ、第十六集。
  • 公事宿事件書留帳十七 遠い椿
    677円 (税込)
    若い頃、駆け落ちに失敗して男と生き別れた金物問屋の隠居・お蕗。その男の面影をどことなく感じさせる野菜売りのお杉を贔屓にしていたが、ここ数日、姿を見せないことを密かに案じていた。はたして、久しぶりに現れたお杉は衝撃的な話を口にする。それはお蕗に思いも寄らない出来事が起こる契機となった……。人気シリーズ、感動の第十七集。
  • 公事宿事件書留帳十八 奇妙な賽銭
    677円 (税込)
    博打の賽の目を読む天稟に恵まれた街道人足の多吉は、妻のお里から賭場への出入りをきつく諫められていた。だが、愛妻の死を契機に賭場へ通いつめ、ならず者に睨まれるほどの荒稼ぎを始める。そんな父の身を案ずる独り息子の蓑助に、多吉は「思うてるだけの金を貯めたら博打は止める」と話していたのだが……。傑作人情譚、シリーズ第十八集。
  • 公事宿事件書留帳十九 血は欲の色
    677円 (税込)
    金貸しの老婆を絞殺し、百五十両を奪った廉で六角牢屋敷に送られた多吉。腕利きと評判の吟味役同心・太田宗兵衛から、凄惨な拷問を受けながらも頑として罪を認めない彼の様子に、菊太郎はある仮説を立てる。事件の真相を探るため、罪人になりすまして牢屋敷に潜入した菊太郎が見たものとは何だったのか? 感涙必至の人気シリーズ、第十九集。
  • 公事宿事件書留帳二十 鴉浄土
    677円 (税込)
    古手問屋の隠居・九郎右衛門は愛妻・お民を亡くした悲しみを趣味の骨董蒐集で癒す日々。それでもお民を偲ぶ気持ちは日増しに募り、ついには墓前で出くわした鴉を彼女の生まれ変わりと信じるまでになっていた。そんなある日、妻の遺品を整理していた九郎右衛門はある異変に気付く……。表題作ほか全六編。人気時代小説シリーズ、堂々の第二十集。
  • 公事宿事件書留帳二十一 虹の見えた日
    679円 (税込)
    菊太郎の恋人・お信が娘のお清を連れ、神妙な面持ちで「鯉屋」へやってきた。源十郎を筆頭に店の者たちは、すわ別れ話かと気を回すが、お清の進路の相談だった。女だてらに公事師になりたいのだという。その申し出を源十郎は受け入れたが……。大人への階段を上る娘の姿を心温まる筆致で描く表題作ほか全六編。人気シリーズ、待望の第二十一集!
  • 公事宿事件書留帳二十二 冤罪凶状
    679円 (税込)
    突如現れた正体不明の五人組の暴漢を自慢の剣技で一蹴した菊太郎。その傍から、一味は公事宿「鯉屋」が密かに再調査を始めた強盗殺人事件に関わる者ではないかと思い至る。すでに下手人とされた男は打首になり、落着したはずの事件の裏には、いったい何が隠されているのか? 表題作ほか全六編を収録。人気シリーズ、ここに堂々完結!

※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません

公事宿事件書留帳七 にたり地蔵 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    ネタバレ

    Posted by ブクログ 2013年01月30日

    公事宿事件書留帳シリーズ7弾。表題作「にたり地蔵」含むほとんどが架空の話でない。あとがきを読んで、なるほどと思いました。① 闇の掟 ② 木戸の椿 ③ 拷問蔵 ④ 奈落のみず ⑤ 背中の髑髏 ⑥ ひとでなし ⑦ にたり地蔵 ⑧ 恵比寿町火事 ⑨悪い棺 ⑩ 釈迦の女 ⑪ 無頼の絵師 ⑫ 比丘尼茶碗 ⑬ ...続きを読む

    0

公事宿事件書留帳七 にたり地蔵 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

公事宿事件書留帳 の関連作品

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

幻冬舎時代小説文庫 の最新刊

無料で読める 歴史・時代

歴史・時代 ランキング

澤田ふじ子 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す