山口二郎のレビュー一覧
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めちゃめちゃ面白かった。抽象的な政治論だからその分汎用性高い内容だった。普段から考えてる内容の本は面白く感じるな。知識を入れるには普段から疑問を持ったり自分なりに考えたり感じたり現実を観察したりする必要があるんだなと思った。普通に生きててスルーしてるものの知識は入りづらい。これからも政治について考え続けていきたい。
山口 二郎
法政大学法学部教授。1958年生まれ。専門は行政学、現代政治。東京大学法学部卒業後、東京大学助手、北海道大学助教授を経てフルブライト奨学生としてコーネル大学へ留学。オックスフォード大学セントアントニーズ・カレッジ客員研究員、ウォーリック大学客員研究員などを歴任し、19 -
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2020/12/24「安倍長期政権のあと」山口二郎・佐藤優☆☆☆
「名著」知の巨人お二人の共著 クオリティ高い 単行本数冊分 佐藤優氏☆
課題は整理された いかに取り組むか コロナ禍を口実に逡巡している
先送りすると、失われた時代が続き、「資産の焼け野原」
Ⅰ.安倍長期政権 2012.12-2020.08
1.安倍一強 過度な権力集中 官房1200 府2400 内閣人事局'14年
2.行政権の絶対優位 立法・司法の軽視 ファシズムの手法
アカウンタビリティー説明責任なし 民主主義の否定
3.支持率第一主義 短期施策に集中 長期ビジョンも戦略も無い
もともと安倍氏には政権構 -
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■小泉政権下で企業の収益向上が優先され、労働者の所得向上が顧みられなくなった。実際、平均年収は1997年をピークに低落・停滞傾向にある。非正規社員が急増したが彼らは企業からすれば「好都合な人」雇用の調整弁になり社会保障費の負担を減らすことができる。
■企業の内部留保は小泉政権の頃から増加し、現在、約463兆円(2019年3月末時点)。
■世帯の所得がその国の世帯の可処分所得(調整後)の中央値の半分未満を「相対的貧困」、その割合を「相対的貧困率」というが、日本の相対的貧困率は2016年時点で15.7%と、イスラエル・メキシコ・トルコ・チリ・アメリカに次ぐ世界第6位。今や日本は正真正銘の格差社会。 -
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ネタバレ政治関係の著書を読む場合、著者がどの立場にいる人かをあらかじめ知った上で読む必要がある。
この人は長年民主党のブレーンとして活動してきた人で、現自民政権に批判的な立場であることは容易に想像できる。
それを踏まえた上で読んでも、決して盲目的な自民党批判ではなく論理的に、要所をとらえて批判している。
安倍総理が国会答弁等において言葉を崩壊させているというのはまさにその通りで、問われていることに対しわざと論点を外した受け答えをしたり、空虚で実のない言葉を羅列したりということを繰り返している。
著書では、行政府に権力が集中し、三権分立のバランスが崩れている状況を踏まえた上で、今後の提言もまとめ -
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ネタバレ民主党が政権を取る前の2008年に出た本。
今、著者はどんな思いだろうか?
とは言え、この本書で示唆されていることの本質は変わらない、とても重要な指摘だと思った。
本書を踏まえ、12/16の衆議院選挙に臨もうと思う。
目次から
ルール1 生命を粗末にするな
ルール2 自分が一番ーもっとわがままになろう
ルール3 人は同じようなことで苦しんでいるものだ、だから助け合える
ルール4 無責任でいいじゃないか
ルール5 頭の良い政治家を信用するな
ルール6 あやふやな言葉を使うな、あやふやな言葉を使うやつを信用するな
ルール7 権利を使わない人は政治家からも無視される
ルール8 本当 -
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ネタバレポピュリズム全肯定するわけでも全否定するわけでもなく、いかに向かい合うべきかを説いた本。
「大衆主義」と訳されることもあるポピュリズムですが、その定義はイギリスの政治学者・クリックによると「政治指導者が多数派(政治統合体の外側に追いやられていると感じる人々)と信じる集団を決起させることを目的とする、ある種の政治のレトリックのスタイル」となる。
ポピュリズムには単純な敵を設定してそれを攻撃するという形で民衆の不満に付け込んで支持を得るという側面もある。反官僚、猟官制を掲げて「普通の人」を積極的に政府の役職に登用しようとしたアメリカのジャクソン大統領のジャクソニアン・デモクラシーや「構造 -
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なんとなく不満を抱きながらも、実際どのようなことになってるのか分からない「政治」。
その政治について考えるスタートラインを提供してくれる一冊です。
本書では、二郎さんが政治を考えるうえでの10のルールを提唱しています。
ルール1:生命を粗末にするな
ルール2:自分が一番〜もっとわがままになろう
ルール3:人は同じようなことで苦しいんでいるものだ、だから助け合える
ルール4:無責任でいいじゃないか
ルール5:頭のよい政治家を信用するな
ルール6:あやふやな言葉を使うな、あやふやな言葉を使うやつを信用するな
ルール7:権利を使わない人は政治家からも無視される
ルール8:本当の敵を見つけよう -
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平成の歴史が分かりやすくまとめられていた。
現在の停滞、社会の混迷には様々な要因があるけど一番はバブル崩壊後の90年代後半から取り入れられた「ROE(自己資本利益率)」を重視したことな気がする、このせいで従業員よりも資本家を大切にする世界になってその結果資本家の顔を伺い立てることしか出来なくなって格差が開いた。グローバル化の経済成長っていうけどそれで得するのはほんの上位数%。
令和7年11月18日現在、自民党の高市早苗首相が経済成長を目指してるけど最低賃金上げるのやめたり労働基準法を緩くしようとしてるのは更に労働者を下げて資本家の儲けを上げようとしてるからなのかなと思った。
一体全体この先の