山口二郎のレビュー一覧

  • 資本主義と民主主義の終焉――平成の政治と経済を読み解く
    大量消費社会を終え、成熟した社会に生きる人々は何を目指せば良いのか。エネルギーが枯渇していく将来を見据えれば、成長が鈍化する事は避けられない。
  • 長期政権のあと
    2020/12/24「安倍長期政権のあと」山口二郎・佐藤優☆☆☆
    「名著」知の巨人お二人の共著 クオリティ高い 単行本数冊分 佐藤優氏☆
    課題は整理された いかに取り組むか コロナ禍を口実に逡巡している
    先送りすると、失われた時代が続き、「資産の焼け野原」

    Ⅰ.安倍長期政権 2012.12-202...続きを読む
  • 長期政権のあと
     途中から敢えて読むのを、中断していた。本当に政権が交代したから。
     今ようやく読む。本質的な前進を全く感じられない毎日ゆえ。
     読んで良かったと、特に後半部分。
  • 長期政権のあと
    ■小泉政権下で企業の収益向上が優先され、労働者の所得向上が顧みられなくなった。実際、平均年収は1997年をピークに低落・停滞傾向にある。非正規社員が急増したが彼らは企業からすれば「好都合な人」雇用の調整弁になり社会保障費の負担を減らすことができる。
    ■企業の内部留保は小泉政権の頃から増加し、現在、約...続きを読む
  • 民主主義は終わるのか 瀬戸際に立つ日本
    政治関係の著書を読む場合、著者がどの立場にいる人かをあらかじめ知った上で読む必要がある。

    この人は長年民主党のブレーンとして活動してきた人で、現自民政権に批判的な立場であることは容易に想像できる。

    それを踏まえた上で読んでも、決して盲目的な自民党批判ではなく論理的に、要所をとらえて批判している。...続きを読む
  • 資本主義と民主主義の終焉――平成の政治と経済を読み解く
    水野さんの分析、やはり鋭い。山口さん、相変わらず危機感と悲壮感いっぱいだけど、学者としての状況分析に深みを感じない。なぜ?
  • 若者のための政治マニュアル
    1 生命を粗末にするな
    2 自分が一番
    3 人は同じようなことで苦しんでいるものだ、だから助け合える
    4 無責任でいいじゃないか
    5 頭のよい政治家を信用するな
    6 あやふやな言葉を使うな、あやふやな言葉を使うやつを信用するな
    7 権利を使わない人は政治家からも無視される
    8 本当の敵を見つけよう、...続きを読む
  • 若者のための政治マニュアル
    民主党が政権を取る前の2008年に出た本。
    今、著者はどんな思いだろうか?
    とは言え、この本書で示唆されていることの本質は変わらない、とても重要な指摘だと思った。
    本書を踏まえ、12/16の衆議院選挙に臨もうと思う。

    目次から
    ルール1  生命を粗末にするな
    ルール2  自分が一番ーもっとわがまま...続きを読む
  • ポピュリズムへの反撃 現代民主主義復活の条件
     ポピュリズム全肯定するわけでも全否定するわけでもなく、いかに向かい合うべきかを説いた本。

     「大衆主義」と訳されることもあるポピュリズムですが、その定義はイギリスの政治学者・クリックによると「政治指導者が多数派(政治統合体の外側に追いやられていると感じる人々)と信じる集団を決起させることを目的と...続きを読む
  • 政治のしくみがわかる本
    政経を勉強する前にこれを読んでおけばよかった…後悔。行政、官僚、構造改革など、いまいちイメージのしにくいワードもやさしく解説してくれている。
  • 若者のための政治マニュアル
    なんとなく不満を抱きながらも、実際どのようなことになってるのか分からない「政治」。

    その政治について考えるスタートラインを提供してくれる一冊です。

    本書では、二郎さんが政治を考えるうえでの10のルールを提唱しています。


    ルール1:生命を粗末にするな
    ルール2:自分が一番〜もっとわがままになろ...続きを読む
  • 長期政権のあと
    ●最初はよくあるやつかなあと思っていたが、読めば読むほどよくまとまっていることに感心した。
    ●それぞれのパートが上手く繋がり、読みやすい。
    ●内外の政治状況についての説明もよく、できれば近代、自民党史についてもっと詳しく知りたくなった。
    ●この本は、まだ安倍さんが暗殺される前なんだなと思うと…
    ●安...続きを読む
  • 異形の政権――菅義偉の正体
    この本が出た時はまだ菅政権だったんだなあ、と改めて思った。去年の話なんだなあ。確かにちょっと変わった政権だったなあ。
  • 長期政権のあと
    山口先生は個人的な関わりからあまり尊敬できない。加えて安倍首相を評価していないことはよしとしても「この世を悪くした罪の重さを命で贖うべき」のよいな発言は学者としての冷静さをあまりに欠いている。反面教師にしたい。この文章は安倍氏暗殺から3ヶ月、書かれてから2年経つ2022年10月に書いている。いずれも...続きを読む
  • 長期政権のあと
    安倍政権の長期政権の功罪について書いた一冊。

    山口二郎は知らなかったものの、その言説は至極真っ当に感じた。
  • ポピュリズムへの反撃 現代民主主義復活の条件
    1〜2章、現在のポピュリズムまでの成り立ち
    3〜4章、当時の民主党政権の課題と展望
    戦後の昭和の時代はうまくやれていたのに、なんで今はうまくいかないんだろう?前と同じやり方で対処できないのかな?という、初心者な私の疑問を解決してくれた。
    シンプルにいけば資本家vs労働者の構図のはずだけど、小泉改革に...続きを読む
  • 「改憲」の論点
    やや難しいなと思った章は読み飛ばし。
    第一章 木村草太氏の論旨が秀逸。
    その他読みやすいところだけでも、十分に自分で思考するベースができる。
  • 政権交代とは何だったのか
    総選挙を前にして、前回の政権交代の総括を求めるため読んでみた。民主党のブレーンである著者がかなり踏み込んで旧民主党政権の失敗を批判している。どれも正しい分析だと思う。『何だったのか』と問われれば『失敗だった』と答えざるを得ない。一回の失敗で全てを諦めて良いのかとの投げ掛けがあったが、やはり今枝野さん...続きを読む
  • 異形の政権――菅義偉の正体
    この手の本は眉唾物だが、愛読している佐藤優が書いたものだったので読んでみた。発売が菅氏が総裁選への出馬断念した直後で、書かれたのがその直前ということだったが、情報の新しさは十分に感じられた。菅政権について、佐藤優がどう感じているのか興味深かった。一番よかったと思ったのは、3、4章の過去の自民党政権の...続きを読む
  • 若者のための政治マニュアル
    政治学は今までしっかり勉強できてなかったので、今後のために読んでみた。初心者でもわかるように分かりやすく書いてあった。現実主義と理想主義の考え方や、政治家の習性や考えも知ることができてよかった。