山口二郎のレビュー一覧

  • 若者のための政治マニュアル

    Posted by ブクログ

    [ 内容 ]
    社会の惨状に悩むあらゆる人々に贈る歴史の転換点を乗り切るテキスト。
    民主主義を使いこなすための10のルール。

    [ 目次 ]
    1 生命を粗末にするな
    2 自分が一番-もっとわがままになろう
    3 人は同じようなことで苦しんでいるものだ、だから助け合える
    4 無責任でいいじゃないか
    5 頭のよい政治家を信用するな
    6 あやふやな言葉を使うな、あやふやな言葉を使うやつを信用するな
    7 権利を使わない人は政治家からも無視される
    8 本当の敵を見つけよう、仲間内のいがみ合いをすれば喜ぶやつが必ずいる
    9 今を受け容れつつ否定する
    10 当たり前のことを疑え

    [ POP ]


    [ おすす

    0
    2010年11月23日
  • 若者のための政治マニュアル

    Posted by ブクログ

    気持ちよく読める本でした。
    文章はたいへん読みやすく、政治に入門しやすい内容だと思います。
    政治に苦手意識や嫌悪感を持っている方にすすめたい本です!

    0
    2010年09月24日
  • 若者のための政治マニュアル

    Posted by ブクログ

    「若者のための」とあるので読みやすいかと思って手に取った新書。高校時代に教わった「権利の上に眠る者は民法の保護に値しない」という丸山眞男の紹介がなつかしかった。

    それにしても新自由主義の席巻ぶりはどうだろう。
    学力低下の根拠の薄さに言及した部分や少年犯罪の報道姿勢に疑問を投げかけた部分にはとくに共感した。

    0
    2010年07月25日
  • 若者のための政治マニュアル

    Posted by ブクログ

     非常に平易な文章で書かれていながら、政治と個人との距離を縮めるエッセンスが詰まっている好著である。

     現代の若者は、一方で政治参加を求められながら、他方では自己責任論への対応を求められている。どちらも義務的な性格が強調されるから、政治参加することのインセンティブは見えてこない。著者は、「わがままになろう」「権利の主張が過剰だなんて、馬鹿なことを言うな」と語りかけ、その見えないインセンティブ、政治が個人に何をもたらすかを教えてくれる。こうした議論は当たり前のようで、最近あまり耳にしていなかったように思う。

     ホッブズによれば、人間の自然状態とはアナーキーなものであり、国家という統治形態や関

    0
    2009年10月04日
  • 若者のための政治マニュアル

    Posted by ブクログ

    客観的に見た政治の仕組み・システムを学びたく思い本著を手に取ったが、主な内容は主観的に見た政治とのかかわりであった。

    本著から学んだことは
    ○権利とは最大限主張できる権利であり義務である
    ○当たり前を壊していくことが政治

    まずはニュース新聞を読むこと、投票をすることから始めます。


    「10のルール」
    1 生命を粗末にするな
    2 自分が一番―もっとわがままになろう
    3 人は同じようなことで苦しんでいるものだ、だから助け合える
    4 無責任でいいじゃないか
    5 頭のよい政治家を信用するな
    6 あやふやな言葉を使うな、あやふやな言葉を使うやつを信用するな
    7 権利を使わない人は政治

    0
    2009年10月04日
  • 若者のための政治マニュアル

    Posted by ブクログ

    まぁ、適当にランク付け←読みたい順につけて、よんでみた。
    一番目メディアと言葉
    二番目対立軸とは何か
    三番目理想主義と現実主義

    ものすごく記憶に残っているのが、イメージからつくられるステレオタイプである。
    それは主にメディアの放送からイメージから形成され、それが固執化すると、ステレオタイプに陥る。
    ステレオタイプにも良い面と悪い面の両面がある。
    良い面としては、処理が速くなるということではないかと思える。
    一種の仕事慣れみたいなもんだ。こうなったらこれを当てはめろみたいなもん。
    そこには思考が存在しない。
    悪い面としては、物事をその面でしかみないことだ。
    例えば、メディアが麻生内閣の支持率は

    0
    2009年10月04日
  • 若者のための政治マニュアル

    Posted by ブクログ

    名前の通りの本
    平易な文章で書かれていて非常に良いが
    ただ反小泉改革の主張が多少色濃いので反対の立場の本も読むことをお勧めする
    まあそれを差し引いてもしっかりとした左派の本として読んでおいて損は無い

    0
    2009年10月04日
  • 政治のしくみがわかる本

    Posted by ブクログ

    きっかけ
    選挙があった際に子供に選挙の仕組み教えられるほど知らないなと思って読んだ本
    内容
    政治の仕組みに
    感想
    間隔が空くほどダラダラと読んでしまってちょっと失敗。
    政治家の他に官僚という専門家がいるとかが学べた。
    本を十分に学習できなかったけど、総理選挙も相まって政治に対して疑問を多く持つきっかけの一つにはなった気がする。chat GPTにも色々聞いてるから、本で学習したのか曖昧になってしまったけれども。
    メディアによる認知バイアスを気をつけてと書いておきながら、小泉政権のことについて熱を持って述べていて、これも鵜呑みにするのではなくバイアスかからないように俯瞰で見る方がいいんだろうなと思

    0
    2025年10月06日
  • 自民党の変質

    Posted by ブクログ

    このタイミングで。自民党総裁選の投票は党員に限られ、大多数は権利が無いが、総理大臣を選ぶようなものなので、国民の関心度は高い。年会費4千円を支払えば党員になれるが、年々減少傾向にあり今年は91万人。私の身近にもいるが、どのような人たちがいて、誰を選ぶのかが重要だ。多くは、農協、中小建設業者、医療関係団体、商工会と聞く。

    他方、候補者も失点を減らすべく、靖国参拝、夫婦別姓、解雇規制など、無用に票を減らしかねない争点を今回は避ける。ならば、国政選挙で掲げた党のマニフェストから大きく逸脱できず、日頃の言論、それによる①人気票②利用価値③利用し易さ④それらの期待値あるいはリスクで決するのではなかろう

    0
    2025年09月25日
  • 自民党の変質

    Posted by ブクログ

    私は恥ずかしながら政治に関して興味を向けたのが20代半ばに差し掛かってからだったので、政党の経緯といったものを全然知らなかった。
    本書で丁寧にまとめてくれてはいるが、まぁなんとも、政党というのはわかりにくい。
    各党が離合集散しているし、政治家も入れ替わっているし、自民党内でいえば派閥がいくつもある。
    前提知識を持たない若い人が足を踏み入れることに意欲がわかない原因のひとつには、これもあるんじゃないだろうか。
    つまり「内輪ノリ」感があるのである。

    有権者が政治に関われるのはほぼ選挙時の投票だけ。
    応援したり、調べたり街頭演説を聞きに行ったりといったアクションは取れるが、多少なりとも結果に効果を

    0
    2025年08月01日
  • 自民党の変質

    Posted by ブクログ

    佐藤氏の著作、特に国際政治関係はほぼほぼ読んでいるので、特に目新しさはない。小泉純一郎が総理総裁になってから、既に55年体制の自民党とは異なる政党になっているので、変質が政党単位から派閥単位にまでなっただけ。流動的な世の中の趨勢はミネルヴァのフクロウにしかわからんが、その中でも佐藤氏の著作は数々のヒントを提示してくれるので今後も読み続けたい。

    0
    2024年09月25日
  • 異形の政権――菅義偉の正体

    Posted by ブクログ

    安倍政権では官邸への権力集中に反比例して、霞が関(官僚)に緩みが生じた。
    こんな政治の状態を放置しておくと日本は奈落の底に沈む、というのが佐藤優さんの心配事だ。

    出版時は菅政権だったのでこんなタイトルだが、現状理解のために自民党政権の変遷や世界の状況も再確認している。

    本書は菅政権の問題点を明らかにし、その解決策を示そうとしたものだ。
    だが、菅政権の分析は2章までの70ページで、総じて民主主義の危機を論じている。

    スウェーデンに民主主義の多様性の調査機関V-Demがある。
    この機関によると、民主主義から権威主義へは
    「選挙によって政権獲得 → メディアと市民社会の弾圧 → 社会を分断 →

    0
    2023年08月13日
  • 異形の政権――菅義偉の正体

    Posted by ブクログ

    菅政権退陣後にこの本で元首相のことを読むと、当時からこういう考え方をしているんだ、と発見があります。

    0
    2021年11月15日
  • 長期政権のあと

    Posted by ブクログ

    戦後の自民党政権の系譜を理解するのによい一冊。佐藤優さん、山口先生のと著書を普段から目を通している読者には、ちょっとものたりない内容。

    0
    2020年12月30日
  • 資本主義と民主主義の終焉――平成の政治と経済を読み解く

    Posted by ブクログ

    こうして振り返ると「平成」っていいことあったんかなって思ってしまう。
    日本は成熟期なのに、いつまで成長、成長といい続けるのか。
    やり方がまずいから結果も伴わない。年収がいっこうに上がらない。むしろ下がってる。

    0
    2020年09月22日
  • 長期政権のあと

    Posted by ブクログ

    まあ結構当たり前な総論的な話が多く、深みはない。佐藤氏の発言もほぼ以前に読んだ内容ばかりで新鮮味はない。

    0
    2020年09月14日
  • 政治のしくみがわかる本

    Posted by ブクログ

    個人の意見や考えなんて大きな影響とならないと思い、なんとなく選挙に参加していたけど、今後はもう少し積極的に政治について考え行動したい思う。総理大臣は自らが投票した党から選ばれているのだから。

    0
    2020年06月16日
  • 民主主義は終わるのか 瀬戸際に立つ日本

    Posted by ブクログ

    経済発展とともにそれなりに機能していた憲法体制・平和国家路線の戦後民主主義が変調。迷走する野党に一党優位体制復活、市場主義が土台を崩し、報道自粛・表現の自由の抑圧、個人の尊厳が否定される風潮。このまま民主主義を終わらせてはならない。

    自分が生まれる前のことなら、責任はないと言えますが、生きている今の時代にないとは言い切れない、でも同じ世界にいて何を受け取りどう解釈するか、全然違うし。

    0
    2019年12月18日
  • 民主主義は終わるのか 瀬戸際に立つ日本

    Posted by ブクログ

     日本の現在の問題点がきちんと整理され、改善への提案がされているが、その提案の実現への道のりの遠さに気分は暗くなる。ちっとも元気にならない。

    0
    2019年12月10日
  • 資本主義と民主主義の終焉――平成の政治と経済を読み解く

    Posted by ブクログ

    水野和夫、山口二郎の対談集。今までを語ることはそれなりに可能だが、これからを予想する、指し示すことはとても困難なことだと思う。しかしこれからの10年と章立てるなら、山口にもなにか提起してほしかった。「自由、寛容、博愛などの価値観を学校教育やメディアで意識的に強調していかなければならない」と指摘するだけでは寂しかった。水野が資本主義の終焉で提唱していた「より遠くへ、より速く、より合理的に」を捨て「より近く、よりゆっくり、より寛容に」という思考に切り替えると主張し、「私にはその具体像を描くことができません」と認めることに好感が持てた。また水野が主張する法人税、所得税の引き上げによる財政の均衡化、自

    0
    2019年08月16日