神楽坂淳のレビュー一覧
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大身旗本の父に元は武士だが今は遊び人の遠山金四郎に嫁ぐよう命じられる娘けい。
しかも金四郎は嫁ぐ事を了承しておらず押しかけ女房になって欲しいとも。
とりあえず嫁ぐ決意をし箱入り娘のけいは一人金四郎を探しにいくのだが…
こんな時代小説が今人気らしいとどこかで見たので文庫本で読んでみました。
冒頭からライトな時代小説で読みやすくすぐに読み切れてしまいますし金四郎とけいのキャラクターが特に良い。
けいを応援しつつ楽しめるんじゃないでしょうか。
ですが全体的にライトな時代小説なので物足りないと感じる方もまぁまぁおられるかなと思いました。
2021/10 -
Posted by ブクログ
この神楽坂淳さんのシリーズは
ほとんどが軽妙でのほほんとした雰囲気に包まれている。
この最新刊。今までのシリーズの中でかなりいい線かも。
「うちの旦那があまちゃんで」シリーズが長く続いているが、中に出てくる江戸のレシピがどんどん充実している。
そして、この最新刊。
代筆屋で、特に恋文を書かせたら、成就する確率が高く、評判で売れっ子の手毬。
代筆屋の主人は、独身の友蔵。
売れっ子だから手毬は一人でも生活に困らない収入がある。
なので大好きなお酒と食事はほとんどが外食に。
この本の中で紹介されているレシピたち。
お酒によく合う料理が多い。
江戸のお酒の飲み方や、種類、合わせた料理。
店もいろん -
ネタバレ 購入済み
話
一話からいきなり話が飛んだような展開。
一話はわかりやすい展開だったが、話がちょっと雑に感じた。。
これ、小説あるのかな?そっち読んでみようかな。 -
購入済み
あははは
なんだかんだと言いながら、結構、はまったかも(笑)読んでいる時には、軽くて物足りないとか思っているのだけれど、ちょっと猟奇的なミステリーや、難しい本を読んだ後に、ふと読みたくなる。重い物を読んだ後には、軽い物が読みたくなるのかも。
コミックが、有るんだ。コミックの原作には、申し分無いと思う。とても絵になる話だと思うから。 -
Posted by ブクログ
ぼんくらだけど優しくて頼りがいのある同心・紅藤月也の妻・沙耶(さや)が主人公の時代小説。
同心の助手?である小者に恵まれない月也だったけど、沙耶が男装をして小者としてサポートしてくれるようになった途端に、すっかりお手柄が増えて、上司からも期待される存在に(上司たちにも情報は筒抜けで、月也ではなく、沙耶の活躍に期待していたりする笑)。
そんな、ぼんくら同心とその妻の時代ミステリーも3巻目。
1・2巻は短編集だったのだけど、3巻は1つの話。
面白いは面白いのだけど、なんとなく短編だったときのほうが面白かったような…。事件のからくりや、解決までの過程が、割とほんわかぼんやりしているので、尺 -
Posted by ブクログ
今回は、女敵打ちを瓦版が追いかけて、脅しているのでは?という事件が多発。
何か大きな黒幕がいるのではないか?
またしても奉行に、事件の捜査を依頼された夫婦。
初めて表向きには「湯治」という名目で東海道を箱根路へ。
世間を観察して報告するようにと言われ、初めはルンルン気分であったが、ある時に駆け落ちの男女と遭遇し、事件に巻き込まれる。
この夫婦自体がとてもいい性格で、夫婦という単位のあり方というものにも、独自の提言がある。
物語も面白いのだが、人と人との繋がり方、相手への思いやり、言葉かけ、、、と、幾つもの考えさせられる部分が多く、面白い作品になっている。