神楽坂淳のレビュー一覧

  • 夫には 殺し屋なのは内緒です 2

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    『夫には殺し屋なのは内緒です』シリーズ第2弾!

    「面白さ」という点において、第1弾よりも確実にパワーアップしているように感じました。

    ここで言う「面白さ」とは、
    ・小説としての「面白さ」
    ・笑いを誘う「面白さ」
    の2点共に、という意味です。

    とりわけ、主人公「月」の、夫「要」に対する愛情の深さからくる悋気(嫉妬)が空回りする場面・文章が何度か出てきますが、その度に頬が緩みますね。

    相手は誰だろう。どんな女なのか?
    見たこともない相手に殺意が湧いた。
    「どうしたのか?」
    「なんでもありません」
    ・・・
    ・・・
    要から女の気配はしなかった。気のせいなのか、浮気なのか。
    要が月の前に座る。

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    2024年04月30日
  • 夫には 殺し屋なのは内緒です

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    神楽坂淳さんの作品を読んだのは、本書が初めてです。

    時代小説はあまり読まないのですが、タイトル『夫には殺し屋なのは内緒です』に惹かれて読んでみることにしました。
    率直な感想として、期待を裏切らない面白さでした!
    買って読んでみて良かったと思います。

    何よりも、「隠密同心に嫁いだ新妻が、実は凄腕の殺し屋だった」という斬新な設定と、(殺しの腕に反比例するように)料理や裁縫などは全くの苦手で、愛する夫「要」に気に入られようと奮闘する主人公「月」の健気さのアンバランス感がとても良い味を出していますね。

    とりわけ「月」がところどころで(殺し屋であることは秘密なので、心の中だけで)呟く

    ・人間に「

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    2024年04月11日
  • 夫には 殺し屋なのは内緒です

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     幼い頃から暗殺者として育てられた柳生の娘が新妻に ⁉
     表では同心の妻として、裏では凄腕の暗殺者として新しい人生をスタートさせた月が世に蔓延る悪を狩る、エンタメ痛快時代小説。シリーズ1作目。
               ◇
     柳生家の庶子で本来なら暗殺者として日陰で生きるはずだった月。だが、武芸の腕だけでなく器量にも恵まれた娘を父の久通も不憫に思い、縁付かせることにした。
     嫁ぎ先は北町隠密同心の花川戸要。北町奉行を務める久通の部下だ。堅物だが仕事は確かで人間的にも信頼できる男である。

     朴念仁の要と暗殺者の月は、祝言の日からなぜか互いに惹かれ合うのだが、これまで色恋に縁のなかった2人はそ

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    2024年03月28日
  • 妖怪犯科帳 あやかし長屋 2

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    ネタバレ

    あやかし長屋第二弾。

    いろいろ予想外の事実(設定?)が判明してきた。
    本当なら平次は妖怪に取りつかれているので、
    普通ならもう死んでいるはずなのに
    妖怪に精気をを与えても死なない体質らしい。
    たまは猫舌でネギ等食べられないものがあるので、
    平次と差し向かいで食事をするのは双葉(ふた口女)だとか、
    たまとは夫婦といいながら双葉と雪女と三人で布団に入るとか。

    家族皆殺しの強盗とか、盗賊とか一応出てくるが、
    ぬるぬると解決していく。
    もうちょっと平次が捕物で活躍しても良いのでは。

    そして、
    秋葉ケ原には狐の妖怪が「巫女」の格好をして、団子を売ってるらしい。 

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    2024年02月19日
  • 三国志2

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    2023年ようやく100冊目
    うわぁ衝撃…!
    曹操、劉備でも成し得なかった打倒董卓を貂蟬が!
    前作は忠誠、信頼
    今作は色恋で勝負
    強靭な敵を倒す為には武力だけじゃなく相手の心を動かさなきゃいけなかったんだ

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    2023年12月16日
  • 金四郎の妻ですが3

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    ネタバレ

    毎回思うんだけど、けいが可愛いなあ。
    親たちからの包囲網すごい。味方がいない金さんむごいけど、ちゃんと考えるのだよ。とにかく読みながらけいに癒されてた。

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    2023年09月27日
  • うちの旦那が甘ちゃんで 寿司屋台編

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    ネタバレ

    甘ちゃん旦那十二作目。

    泥棒がいるんだか、いないんだか、
    捕まえたいのか、捕まえたくないのか、
    屋台の泥棒を調べろと漠然としたお役目をいいつけられたのは、
    岡っ引きの親分にも「ぼんくらの旦那」と言われてしまう月也。

    そういえば、「華屋与兵衛」というのが、
    ただのファミリーレストランの名前ではなく、
    江戸時代の実在の人物で、
    江戸前の握り寿司の考案者とされているのは、
    結構、最近知った。

    その握りずしではないが、今回は「夫婦寿司」として屋台を出すことに、
    ただし、夫は沙耶で、妻は牡丹。
    寿司に合うまずいお茶を売ろうと、茶問屋がからんでくる。

    なんだか誰が悪いんだか悪くないんだが、
    みたい

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    2023年04月06日
  • 金四郎の妻ですが 1

    無料版購入済み

    綺麗

    1巻だけ読みました。絵が綺麗で読みやすいですね。内容は…思ってたよりちょっと子供っぽいかな?と感じました。

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    2023年02月07日
  • 金四郎の妻ですが 1

    無料版購入済み

    小粋な噺

    江戸時代がどんなだったかは想像でしかないけれど、町人と旗本の違いが面白い。
    覚悟を決めたお嬢さんと何やら知的なお兄さん。どうなることやら。

    #カッコいい #笑える #ドキドキハラハラ

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    2023年02月01日
  • 金四郎の妻ですが 1

    無料版購入済み

    自分の娘を押しかけ女房にと願う、けいの父が見込んだ男、金四郎とは一体・・・。
    二人の間に信頼は生まれるか。

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    2022年12月17日
  • あやかし長屋 嫁は猫又

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    言ってしまえば猫またが人間に惚れてー緒になり、事件を解決していく話なのですが、主人公は猫またという妖怪。

    この妖怪の心理描写が面白いです。ここまで妖怪の心に踏み込んだ小説見たことない。いゃあ、興味深い。もしかして作者も妖怪?
    作者「俺に何かようかい?」

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    2022年12月07日
  • 妖怪犯科帳 あやかし長屋 2

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    猫又のたま目線で語られる物語で、ほぼ全てにおいて妖目線なので、人の概念が通用しない。
    その『妖』についても既存の設定を使っていなくて、独自設定で展開するのが楽しい。

    三話はギャグ回、笑いっぱなしでした!(笑)

    いつもの神楽坂作品風味で、今一番好きなシリーズです。

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    2022年10月25日
  • うちの旦那が甘ちゃんで 鼠小僧次郎吉編

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    月也が沙耶を小者にしてすぐの頃の過去編
    今回月也は殆ど活躍しないというか、沙耶目線で事件を追う
    少ない情報と状況から、夫が上司から何を求められているのかを察する沙耶の能力のキレ良い

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    2022年09月22日
  • うちの旦那が甘ちゃんで(1)

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    江戸時代後半の風物

    絵柄がかっきりとしていて読みやすい。ただし動きのあるシーンの表現がどうにも硬いところがあるので、この点はやや残念である。江戸時代後半の風物が数々の蘊蓄とともに披露されていて読んでいて楽しい。もっとも、薬屋の横書き看板は右から左に書かれていなくてはいけないのではないか。

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    2022年05月02日
  • 恋文屋さんのごほうび酒

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    ネタバレ

    Tさんのおすすめ。

    代書屋の手毬は、恋文の内容を考えて書き、
    恋を実らせたり、
    吉原で花魁たちの間にはさまれているが、
    自分はひとり酒。
    店主の友蔵は手毬に言い寄っているような、いないような。

    人も死なないし、お話自体はたわいないが、
    手毬の呑みっぷりがよくて、
    なんだか吞みたくなった。

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    2022年03月26日
  • うちの宿六が十手持ちですみません

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    ふふふふっ

    肩肘張らず、気楽に、さらっと読める。男の方は、お気楽な岡っ引きで、売れっ子芸者のヒモなんだけれど、どこか憎めない。女の方も、売れっ子芸者だけど、自分の男の趣味が悪いことを、良くわかっている。ある意味、良いペアなのかもしれない(笑)

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    2022年02月10日
  • うちの旦那が甘ちゃんで10

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    ネタバレ

    甘ちゃん旦那十作目。

    いくら極悪非道な盗人たちを捕えるのを手伝ったからと言って、
    窃盗団を丸ごと見逃すのはどうだろう。
    ゆるいところがこのシリーズの良いところではあるのだが。

    芸者の家に男は上がれないからと言って、
    三和土にあっさり座る月也は、
    音吉の言う通りすごい同心だと思うが。

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    2022年01月15日
  • 金四郎の妻ですが3

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    ネタバレ

    金四郎の妻第三弾。

    押しかけ女房けいは、
    父親と勝負をすることになる。
    押しかけ「女房」と認めてもらえるかどうかの勝負。

    またもや王子がらみの事件にでかける二人。
    けいにとっての彩のような、
    金四郎を坊っちゃんと呼んで世話をしたがる男が登場。
    当然のことながら、彩と意気投合する。

    遠山家でも、堀田家でも結婚を待ちわびている感じだし、
    二人の仲もちょっと進んでいるようで良かった。
    あと、泥棒達をだますために、
    けいと買い物に行って、高い物をいろいろ買わされて場面が楽しかった。

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    2022年01月13日
  • あやかし長屋 嫁は猫又

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    ネタバレ

    Tさんのお勧め。

    とても上手くできている。
    今どきの江戸ものには、
    あやかしとか捕物とか長屋はよく出てくるが、
    それをどう組み合わせるのか。
    また、
    あやかしと人間をどういう関係にするのか、
    江戸の人々とはどういう関係にするのか。
    どんなあやかしがいるのか、
    それはどう言う存在なのか、
    力は強いのか、弱いのか。
    そこら辺の設定がとてもうまい。

    猫又はいい大きさの箱を用意されると入って寝てしまうとか、
    小豆洗いは羊羹に弱いとか、
    妖怪は約束を破らないとか、
    ろくろ首には、首が抜けるのと抜けないのがいるとか。

    さえない岡っ引きの平次は、
    猫又のおたまと住んでいる。
    そこへ町奉行がやってきて、

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    2022年01月08日
  • ありんす国の料理人 1

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    花魁という特殊な世界観が目に浮かぶようで、読んでいて楽しい。料理を決めるまでの苦労にそう焦点が当てられるわけではなく、さらっと読める感じ。見せ場はやはり、料理対決までの花魁道中だったと思う。もっとたくさん描写してくれても楽しかったな。

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    2021年11月20日