神楽坂淳のレビュー一覧

  • うちの旦那が甘ちゃんで 飴どろぼう編

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    料理のシーンがとても印象的。
    食材のこと、味の表現が詳細に描かれていて、食事をしている夫婦2人の姿が目に浮かぶ。

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    2025年10月05日
  • うちの旦那が甘ちゃんで2

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    「うちの旦那が甘ちゃんで」シリーズ2作目。
    表紙イラストが可愛い。

    沙耶の夫・紅藤月也は同心だが、おっとりし過ぎていて犯人を取り逃がしたりする。
    夫としては好もしい性格だが?
    「同心」の付き人として必要な「小者」に逃げられ、妻の沙耶が小者として付き従うことに。
    若衆風に男装して歩くことにしたのです。

    1話目の「掏摸と佃煮」は、町の掏摸がなぜか減っているという現象。
    実は、さらわれているらしいとわかってきて、これは放っとけない。人手不足の藩が関係しているらしいのだ。
    町奉行所の同心は、大名家には手を出せないのだが‥

    2話目の「流行神長屋」
    はやりがみとは、古来からある神ではなく、自分で思い

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    2025年08月29日
  • うちの旦那が甘ちゃんで 1

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    コミカルで気楽に読める時代小説シリーズ、1作目。
    同心の妻が活躍します。

    紅藤(くどう)月也は、南町奉行の風烈廻方同心。のほほんと人がよく、夫としては好もしいが、同心としてはぼんくら。
    小者(付き人)が呆れて、どんどん辞めて行ってしまうほどだった。
    妻の沙耶は、そのことに頭を痛めます。
    小者というのは、一応制度としてある身分で、少しだが給料も出る役。
    荷物を持って歩き、何かと用事をするので、いなければ仕事にならず格好もつかない。(提灯を持って「御用だ」と叫ぶのも、小者)
    そこで沙耶が思いついたのは、自分が小者になればいい!ということ。
    さて?

    風烈廻方同心というのは、強風の時に見回るのが主

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    2025年08月24日
  • 夫には 殺し屋なのは内緒です 3

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    歴史に詳しくなくても楽しめる。気軽に手に取れる内容。主人公が殺し屋なので、そちらがメインだともっと面白いと思う。今回は夫の手伝いが多いので。高利貸しの奥様たちは必要だったかな?

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    2025年08月18日
  • 醤油と洋食

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    明治時代、女学生3人組の洋食グルメロマンス。

    洋食屋を開くのが夢の八重が洋食を作ったり、令嬢の虎姫・雫と食べ歩きしたり、恋愛したり。
    実家の料亭(和)と洋食をつなぐ、融合する意味合いで醤油なのかな。料理は醤油とバターの組合せばかりで、あまり美味しそうな描写はないかな。
    若さならではの恋愛が初々しい。

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    2025年07月18日
  • 夫には 殺し屋なのは内緒です 2

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    一般常識や家事に疎い殺し屋月さん(新妻)の日常その2。江戸の家庭料理や屋台などグルメ要素が多くて読者(私)は事件どころではない。

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    2025年07月11日
  • 夫には 殺し屋なのは内緒です

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    超一流の殺し屋だけど世間に疎い、米すら炊けない…ギャップ萌え。いつも心配するのは「依頼もないのに殺してしまったらどうしよう」って…可愛すぎか。

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    2025年07月08日
  • 夫には 殺し屋なのは内緒です

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    タイトルに惹かれて普段あまり読まない時代小説を読んでみた。
    舞台は江戸だけど、とてもいい読みやすい。
    殺し屋以外の能力はなく、まともな料理もできない月が恋した旦那さんのために頑張る姿が微笑ましい。
    うだつの上がらない風体の旦那さんが、実はとても仕事の能力が高いとか、内面イケメンであるとか、でもお互いに言い出せなくてその初々しいしさがいいなと思いながら読んだ。

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    2024年05月14日
  • 夫には 殺し屋なのは内緒です 2

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    美人な殺し屋が江戸で評判の麦湯売りになりました。その名は「人妻小町」
    愛している夫にバレないように悪人を始末していきます。

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    2024年04月09日
  • うちの旦那が甘ちゃんで 1

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    気楽に楽しく読める時代物。江戸の暮らしがリアルに色濃く描かれていて(例えば「梅花」や岡っ引、遊女など)学ぶことも多かった。それだけに、事件の内容や月也と沙耶のキャラが今一つなのが勿体無く感じる。月也が甘ちゃんというのは面白いがあまりに阿呆すぎるというか、良い所がなさせすぎるし、沙耶も端々で夫を舐めているように感じられて少し苦手だった。次作を読むかは微妙なところ。

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    2023年12月29日
  • うちの旦那が甘ちゃんで 飴どろぼう編

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    ネタバレ

    甘ちゃん旦那十三作目。

    だんだん、夫婦同心は有名になってきて、
    こっそり調べるというのが難しいようだ。
    二人で歩いていると普通の見廻りで、
    沙耶が一人だと隠密での見廻りだと寿司まね屋の店主に言われてしまう。

    飴どろぼうの方はいつもの捕まえない解決で、
    蕎麦屋で盗みの話をしていた出稼ぎの泥棒の方は、
    一応、捕物の末捕まえた。

    捕物を手伝わせないと機嫌の悪くなる、
    売れっ子の深川芸者音吉、
    本業の方は大丈夫なのかが気になる。

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    2023年09月07日
  • うちの旦那が甘ちゃんで 飴どろぼう編

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    みつ飴を紅の上に塗るって、グロスですよね?本当に江戸時代にあったの?それとも作者の創作?あと、月也さんってすごく強いのに、良いところがないという評価なのが、すごく気の毒な気がします。

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    2023年05月31日
  • うちの旦那が甘ちゃんで 1

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    「神楽坂淳」の長篇時代小説『うちの旦那が甘ちゃんで』を読みました。

    「池波正太郎」、「木村忠啓」、「月村了衛」の作品に続き時代小説です。

    -----story-------------
    はっきり言って「月也」は「ぼんくら」である。
    「月也」とは、南町奉行で風烈廻方同心を拝命している、「沙耶」の旦那のことだ。
    のほほんとした性格から、盗人を見つけても取り逃がすことが多く、付き人である小者たちは愛想を尽かして次々に辞めていった。
    小者は同心が私費で雇い、捕り物のときの補助や身の回りの世話をしてもらう。
    一心同体で捜査にあたり、小者がいなければ同心本来の能力の半分も発揮できないと言える。
    次の小

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    2023年05月03日
  • 帰蝶さまがヤバい 1

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    諸葛亮の策を考えていたのは嫁の黄月英だった!的な話の戦国版で、信長のアイデアはだいたい嫁の帰蝶さまの発案!で押し通す歴史再構築作品。タイトルと共にくだけた文体はラノベ風で、主人公はもしかして侍女の皐月?(地の文がなんとなく皐月のモノローグにも思える。)冒頭にも書いたようにとにかく帰蝶さまがチートキャラで全てを見通す全能神のような存在。そういう面でもなろう系ラノベっぽく(本の厚みも)それが鼻につかない人なら楽しめると思う。そこに至る根拠や辻褄合わせはしっかりしているので通説との違いを楽しむのも良いかも。ただ、織田家がまだ尾張の守護代で帰蝶さまの輿入れ前から始まるので序盤の展開はやや間延びしてる気

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    2023年05月01日
  • 金四郎の妻ですが3

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    ネタバレ

    シリーズ3作目。ラブコメとして読むと良い。捕物は本当にあっさりで、物語の山と残りページ数の辻褄が合わない気がしてそわそわしながら読み進めた。無事に完結。待て次号でなくて良かった。
    金さんは武士の姿は今日限りで忘れてほしいと言う割にはノリノリで旗本然とした振る舞いを繰り返すなとか、軽すぎるノリで堀田家の敷居をまたぐとか、気になる事は色々ある。しかしラブコメとしては面白い。いっそのこと、捕物のくだりは要らないのではないかとすら感じる。しかしなんでこの金四郎は中途半端な態度を取り続けるのかなあ。

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    2023年01月21日
  • 金四郎の妻ですが

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    軽く読める時代小説。捕物ミステリーではなく、ラブコメを期待して読むと満足する一冊。金四郎の青年期のお話だが、妻けいが町人に扮して登場する設定が新鮮で面白い。
    金さんは旗本だと大胆に触れないがひた隠さず、お行儀の良い武士然としている。父・景晋を慕っているのもいい。こんなにお行儀が良くてなんで彫り物を入れたのか?これからのお話で出てくるかしら。この先どこまで語られるのか楽しみ。続刊も読みます!

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    2023年01月18日
  • 金四郎の妻ですが3

    ネタバレ 購入済み

    金四郎の得意な潜入捜査 始まる

    おけいは、父、堀田一定に強制的に金四郎のもとに送られ、金四郎の側で暮らしている。おけいは押しかけ女房なのだ。
    その一定が今度は、相手がその気でないのなら家に戻るようにと言い渡した。おけいは、身勝手な父に振り回されていると不満を感じる。おけいは金四郎のことが好きなんだ。今後一月の期限でどちらかに決めろと言われても、おけいには家に戻る気は無い。
    祝言も挙げない男と女が、仲は好いが、長屋暮らしを一緒に送ること自体とても不自然である。
    金四郎の実家におけいが訪れた時、金四郎は夫婦として固めの杯を交わすよう言われも、当てにならず及び腰だ。全くだらしない。優柔不断で決断力のない男である。
    「遠山の

    #カッコいい

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    2022年11月24日
  • 金四郎の妻ですが2

    購入済み

    金さんの妻は「おけい」

    江戸下町、諏訪町で金四郎とおけいが長屋で暮らしていた。おけいは、佐倉藩堀田一定の娘であるからお姫様の身分だ。父の命令で金四郎のもとにやってきた押しかけ女房、それも見習いという。おけいは、長屋の住民たちとも付き合いは良く、住民たちから沢山の手助けを受けて江戸の暮らしに困ることはなかった。
    亭主の金四郎は、長崎奉行の息子であるから武士である。しかし、金四郎は今は無職で稼ぎがない。だから市中を巡り歩いて、好く賭場に出入りしている遊び人である。生活はおけいが勤める舟八の料理屋の奉公で凌いでいる。おけいは、金四郎がいずれ岡っ引きや奉行所同心になることを望んでいる。
    金四郎が或る賭場で稼いでいた時、王

    #笑える #ほのぼの

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    2022年11月10日
  • うちの旦那が甘ちゃんで 寿司屋台編

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    このシリーズは何しろ軽く気安く、微笑んで読めるから、料理の箸休めのように、合間に読むにはもってこいの作品。
    夫婦愛も微笑ましいが、それを囲んだ友人たちも、いい人ばかり。

    実際は江戸時代には、このシリーズほど女性は生きにくいのかもしれないが、この本の中では、気持ちの良い空気感が独特の雰囲気を作っている。

    作品が回を重ねるうちに、ますます江戸文化を詳しく取り入れていて、江戸レシピの数も増え、そんな意味でも面白い作品です。

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    2022年11月05日
  • うちの旦那が甘ちゃんで 鼠小僧次郎吉編

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    ネタバレ

    甘ちゃん旦那十一作目?

    差し上げます、とあった十両。
    頼まれて奉行所に届けた月也、
    包み紙に鼠小僧の鼠の印が入っていたのにも気づかないとは、
    相変わらずぼんくらすぎる。

    盗賊の頭を売る代わりに見逃すということで、
    大泥棒の鼠小僧とは気づかず、逃してしまうのは良いが
    結局盗賊にもどってしまうという最後は、
    全くもって納得がいかない。
    そのせいもあるのか、
    どうも盛り上がりにかける。

    そして、今更気がついたが、このシリーズは人情物ではない。

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    2022年10月05日