あらすじ
女を騙して金を巻き上げる悪党「色悪」。沙耶が「男に騙されやすい女」に見せる訓練をして、囮捜査で犯人たちを捕らえたものの、黒幕の松五郎まではいきつけなかった。その後こんどは、色悪になる方法を教える「色悪講」なるものまでできたらしい。奉行の命令で月也は商家のボンボンに扮し、色悪講に入ることになった。そして、本気で沙耶を口説きだした。二人の間にはいったい何が起こったのか!
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Posted by ブクログ
甘ちゃん旦那六作目。
前作から持ち越した”色悪”は解決したけど、
何だか肩透かしをくらった様。
月也と沙耶がうだうだやっているうちに
いつのまにか解決した感じというか、
牡丹が凄みを利かせて、一巻の終わり。
派手な立ち回りがなくても、誰かがお縄にならなくても良いんだけど、
もうちょっと勧善懲悪をはっきりさせてほしいというか。
月也の発言にお奉行がお茶を吹いたりと面白い場面もあるのだけれど。
Posted by ブクログ
前巻から引き続きの「色悪」事件が解決しました。
ふと思い返せば、そもそも月也は風烈廻り。派手な捕り物があるわけでもない閑職なので、今回の事件も、地味っちゃぁ地味ですよね。
としても、巻を重ねるごとに、捜査についてのいろいろなものが端折られている印象が強くなってきました。
どんどん力技で押し切ってくる感じが納得いかず、「色悪」事件だけであれば星2つです。
次の短編「狐と赤猫」は、初期の月也と沙耶に戻ったみたいで、いい読後感。これでおしまい、と言われてもいい締め方でしたので、結果星4つに。
ふふふ……
謎解きも何もなく、事件が、うやむやに片付いていくし、出てくる料理も、さほど美味しそうでもなく、強いて言えば、登場人物達との、関わりが魅力?そして、何となく、ふふふ……と笑って読めるところが、良い?
映像化したら、面白いかも。本なら、少し物足りないかな?と思えても、テレビとかだったら、笑って見ていられそう。
Posted by ブクログ
前巻で解決できなかった黒幕を追い込もうと、新しい作戦に出る二人。
もちろん町中の女性が沙耶の味方となって盛り立ててくれる。
誰でも、話すと「いい奴だなぁ〜」と
月也は、ボンクラよろしくすぐに情にほだされる。
そんな二人がなるべく罰せずに解決したいと、頭をひねる。
全編を通して、なぜかほんわかムードなこの物語。