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最近江戸で「九両強盗」というものが流行っていた。情報は奉行のもとに届くが、盗難届は出ない。「十両以上の盗み」は打ち首、九両なら遠島。ぎりぎりの線を狙った強盗である。そのうえ、強盗はかなりのイケメンで、人も傷つけないし、女も犯さない。「綺麗な盗賊」ということで、むしろ「押し入ってもらってスリルを味わいたい」という金持ちまでいるほどである。そこで奉行は雲を掴むような事件を月也に命じるが……。
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Posted by ブクログ
ぼんくらだけど優しくて頼りがいのある同心・紅藤月也の妻・沙耶(さや)が主人公の時代小説。 同心の助手?である小者に恵まれない月也だったけど、沙耶が男装をして小者としてサポートしてくれるようになった途端に、すっかりお手柄が増えて、上司からも期待される存在に(上司たちにも情報は筒抜けで、月也ではなく、...続きを読む沙耶の活躍に期待していたりする笑)。 そんな、ぼんくら同心とその妻の時代ミステリーも3巻目。 1・2巻は短編集だったのだけど、3巻は1つの話。 面白いは面白いのだけど、なんとなく短編だったときのほうが面白かったような…。事件のからくりや、解決までの過程が、割とほんわかぼんやりしているので、尺が長くなると肩透かし感が出てきちゃう気がします。 事件については、イマイチだったけど、江戸の文化を知ることができるのが面白い。 沙耶が作る朝食・夕食の細かい記述や、はやりの食べ物・食べ物屋・屋台の話は、美味しそうでワクワクするし、当時の食文化がわかって面白い。 この巻では、雪駄と草履の違いや歩き方の話なんかも出てきて、時代劇をぼーっと見ているだけではわからなかったことも知ることができました。
町人にも慕われる月也と沙耶。 今回も街に流れる噂から、未然に犯罪を防ぐべく乗り出す。 女房練も深川芸者の友達も協力!
甘ちゃん旦那三作目。 高飛車になるほど仕事ができない、と自覚しているぼんくら同心。 今回は料理屋から九両盗む「九尾」を捕まえるはず、だったのだが。 月也をからかったりしつつ、働かせている上役たちが面白かった。 江戸の食べ物や習俗の話を盛り込みながらも さくさくと話が進むのは良いのだが、 もうち...続きを読むょっと話をふくらませても良いのでは。 今回の主役、料亭の一人娘と板前の息子の恋話とか、 隅田川沿いの高級料亭の花板父娘の話とか。 次は歌川広重の話らしい。
美味しそうな料理と、仲良しの2人. 雪駄と草履の違いとか. なるほど このシリーズは事件がどう片付けるか…じゃなくて、その他を楽しむ本なのね.
評判の料理屋ばかりを狙う盗人の噂がある。 十両盗めば死罪のご時世で、その盗人はどの店からも九両しか盗まず、評判の店ゆえそのくらいで身代が傾くこともないため届け出しないらしい。 その噂を確かめるべく、月也(の後ろにいる沙耶)に奉行の筒井から密命が下る。曰く、「評判の料理屋になり、九両泥棒を捕まえよ」...続きを読むと。 なかなかの無茶振りである。 だが、沙耶は協力者の音吉や牡丹たちと知恵を絞り、事件を解決するのでした。 履き物ひとつに身分があるといったような江戸の風俗も控えめに話に花を添えていて、知識欲も満たされます。 まぁ、わたしの知識欲なんて、たかが知れてますが。 本編とは関わりありませんが、一冊で一話完結ではなく、次の事件の導入部が始まります。 続刊を手に取らせる戦略にも見えて、個人的にはこういうやり方はあまり好きではありません。
優しいが頼りない町奉行、月也と妻が事件を解決する。 泥棒を捕まえるために店まで作った理由がしっくりこなかった。 設定は面白いが、事件としては物足りなかった。
此処まで設定が成功すると、どんな話しでも混ぜてオイシイ話しが出来上がる 漫画週刊誌見ている気分です(*´∀`*)
とにかく次がきになる中途半端な終わり方! 早く読みたい。 お互い素直でいられる関係性は素敵だなーと思う。
今回もほっこり。癒されます。 あらすじ(背表紙より) 江戸で「九両泥棒」というものが流行っていた。情報は入るが、盗難届は出ない。「十両以上の盗み」は打ち首、九両なら遠島。ぎりぎりの線を狙った盗賊だ。しかも、盗みに入るのは繁盛している料理屋ばかりらしい。風烈廻り同心の月也は、沙耶と料理屋を開いて囮捜査...続きを読むをすることに…。大好評書下ろし時代小説。
次に続く……
あらあら、次に続くで終わったので、次も読まなくては……。話が軽く、サクサク読める。濃い登場人物が、たくさん出てくるので、飽きずに読める。もう少し、話が深いと、もっと良いけれど……
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