エマニュエル・トッドのレビュー一覧

  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    ほとんどがフランス誌のインタビュー記事なので、ちょっと読みにくいのが難点。

    帯には「圧倒的な5つ星(日経新聞)」ってあるけど、3つぐらいか。

    で、なんだかんだで、だいたいまあまあ言った通りになるやつっているじゃん? あれの欧州版。

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    2017年09月27日
  • グローバリズムが世界を滅ぼす

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    表紙の写真で分かるように、エマニュエル・トッドが表看板の本だが、彼が語る場面は、他の著者よりそう多いわけではない。

    グローバリズムが経済的繁栄をもたらすという理論は、じつは根拠がなく、逆に世界に不公平と混乱をもたらす元凶であることを、座談会およびそれぞれの論文でわかりやすく説いた本。

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    2017年09月01日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    フランスの風刺週刊誌「シャルリ・エブド」が武装した犯人に襲撃され
    たのは2015年1月7日。そして1月11日、フランス各地では犠牲者を
    追悼する為のデモ行進が行われた。参加者は300万人とも400万人
    とも言われる。

    言論機関への襲撃はショックだったし、各国首脳が参加したパリの
    デモの様子は壮観でさえあった。だが、最初の衝撃の波がおさまり
    はじめると「何かが違う」と感じるようになった。

    それはインターネット上に溢れる「Je Suis Charlie(私はシャルリ)」の
    スローガンと、フランスが掲げている「自由・平等・博愛」の間に矛盾が
    あるのではないかと思ったからだ。

    「私はシャルリ」と表明することが、犠牲者への共鳴となり、言論・表現
    の自由は暴力には屈しないというシンボルとなったのだろうが、「シャル
    リ・エブド」がムハマンドを風刺することで、自分の信じる宗教や文化を
    侮辱されたと感じた人もいたのではないか。

    なので、タイトルに惹かれて本書を手の取ったのだが私には難解で
    あった。だって、フランスの政治と言えばフランス革命くらいしか
    分からないのだもの。それも漫画『ベルサイユのばら』が参考書だ
    ものな。

    租借できないままに理解したところでは、実は表現の自由を擁護する
    為のデモではなく、世界各国が少なからず陥っている不平等社会を
    容認する為のデモであったのだ。

    著者はデモ参加者の社会階級の統計を利用し、参加者には中産階級
    以上が多くを占め、労働者階級の少なさを指摘している。不平等主義
    がフランスのみならずEUを席巻し、イスラム教徒に対する差別的な行動
    がイスラム恐怖症を引き起こしている。

    だからか。「シャルリ・エブド」襲撃事件は大きく取り上げられるのに、
    ユダヤ人商店襲撃事件はまるで「なかった」ことになってしまっている。

    「シャルリ・エブド」襲撃事件があった同じ年の11月。パリ同時多発テロ
    が起きた。「私はシャルリ」のスローガンのように、この事件の後には
    SNSのプロフィール画像にフランス国旗を重ねている人を多く見かけた。

    そして、2016年3月にベルギーの首都ブリュッセルでの連続テロの際に
    はベルギー国旗が同じようにSNSに溢れた。

    フランス国旗やベルギー国旗を掲げる人は多いのに、シリアやイラク、
    アフガニスタンの国旗を掲げる人は何故、いないのだろう。テロが起き
    ているはヨーロッパだけではないのに。

    ここにも無意識的な差別が表れていないだろうか。イスラム世界で
    イスラム教徒がテロの犠牲になっても、私たちには関係ない…と。

    尚、「シャルリ・エブド」襲撃事件ではイスラム教徒の警察官も犠牲に
    なっていることを付け加えておく。だから、私は「私はシャルリ」とは
    言えないし、フランス国旗も掲げられない。勿論、ベルギー国旗もだ。

    もう少し私の頭が良ければ、本書から読み取れることがもっと多く
    あったと思うんだ。自分の頭の出来が残念。

    翻訳の仕方もあるのかもしれないが、フランス人の書く文章は饒舌
    だね。

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    2017年08月23日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    欧州の共同体としての信仰は、キリスト教という普遍性の高い宗教の登場とともに始まり、それが政治思想に変化し、民主主義を可能にし、政党を作り上げる力になっていった。

    家族構造の進化の観点からは、明治の頃の日本は、中国の紀元前500年くらいの段階にあった。第二次大戦で日独は世界の長男になろうとして失敗し、戦後の日本はアメリカの弟で満足している。他国と同列の兄弟になることにおびえがある。

    民主主義とは、普遍的な識字運動であり、高等教育を受けるのはごく少数だった。第二次大戦後、高等教育を受ける人が急速に増え、高等教育を受けていない人たちとのつながりなしに存在するようになり、民主主義の破壊要因となっている。

    現在は、共同体的な信仰の喪失、高齢化、社会を分断する教育レベルの向上、女性の地位の向上が合わせられた革命的な時代にある。

    ドイツは規律に厳しい、まじめなモデルとされてきたが、メルケル首相がシリアやイラク、アフガニスタンの移民を大量に受け入れようと呼びかけた時から、ドイツは混乱をもたらす国になった。移民をめぐる危機は、欧州解体の最終局面をもたらしつつある。

    フランス革命やロシア革命などの近代化に伴う危機の時代には、信仰の危機や大量殺戮とともに出生率の低下がみられた。人々は新しい時代に備え、子どもをつくることを控えるようになる。現在のイスラム諸国では、出生率が急速に下がっている。出生率が下がっていないのは、サウジアラビア、パキスタン、アフガニスタンの3か国。

    日本がアジアの兄になろうとして失敗し、アメリカの弟の地位に収まっているという表現は、絶妙な解釈だと思った。直系家族の伝統がある日本人は、上下関係を維持することに安心感を持ち、対等な関係を築くことが得意ではないのだ。そのメンタリティは、体罰やパワハラ、情報非公開といった権威主義的行動や、サービス残業や画一的教育といった服従的、依存的態度に表れているのではないだろうか。

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    2018年10月31日
  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

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    初トッド本。ヨーロッパを中心に世界が抱える問題を人口や家族感の観点から分析した本。手前味噌感が強すぎてちょっと鼻に付く。トッド氏が基本的にどんな考えを持っている人かよく分かってなかったためちょっと難しかった。

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    2017年06月25日
  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

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    リベラルと言われる人々の主張に、うんざりする今日この頃ではあるが、じゃあそのうんざりする気分というものは、どんな背景から湧き上がってきて、どう言語化できるものなのか、ということをはっきりさせておきたく、読んでみた。
    なんだか分かるような、わからぬような…
    スッキリ、とはいかなかった。
    もう少し考えてみたいと思う。

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    2017年04月26日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    何この行間だらけの新書?なめてんのか朝日!!1時間で読める!!あ、でもこの著者の本にしては分かりやすい!!さすが新聞記者!!
    「韓国は子供を産むことを忘れてしまった」「それでもフランスは異教徒どうしの結婚率が高い」等々、随所に見られる人口学者ならではの観点が面白い。核抑止力を肯定的に言及する著者に朝日記者は「頭の体操と思って読んでほしい」と一歩引いて読者に投げ掛ける。

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    2017年04月26日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    前提とすべき知識が多すぎて、そして、
    それに加えて、翻訳が難解なこともあって、
    いまいち頭に入ってこなかった・・・

    とにかく、著者の主張がフランス国内において、
    主流ではなく、抑圧されていたことだけはわかった。

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    2017年04月20日
  • トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲

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    ネタバレ

    対談集かと思ったがさにあらず。トッド氏インタビュー、トランプ氏共和党候補氏名受諾演説、佐藤氏論考という作り。トランプ氏大統領就任前の昨年12月の発行。トッド氏曰く、トランプ氏当選は当然のこと。社会の現実を見ようとしないエリートに対する、民主主義の逆襲である。佐藤氏曰く、トランプ以後のアメリカを見極めるの三つのポイントは、①孤立主義への回帰(ニーバー思想からの脱却)、②FBIの政治化(自由の抑圧)、③国内の敵探し(マッカーシズムの再来)。さて、どうなることか。

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    2017年04月08日
  • トランプは世界をどう変えるか? 「デモクラシー」の逆襲

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    トランプの共和党候補指名受諾演説の内容を読んで、包み隠さずアメリカの現状を訴えていると思った。
    人として受け入れられない部分は多く、実際に人となりがクローズアップされるような報道が多いが(当たり前といえばそうだが)この本を読むと、住んでる場所や学歴などによっては自分はトランプに投票していたかもしれないと思えた。
    事実投票した人たちによってトランプは当選したわけで。

    分断されたアメリカと盛んに言われているが今に始まったことではないと思う。
    トランプの当選で急に分断されるはずがないかなと。むしろ当選によって明らかになったわけで。
    どっちみち資本主義?グローバリゼーション?で生まれた負の部分というかしわ寄せは発生していて今後はそれが海外からアメリカ国内に見られるようになるのかなと。
    トランプ以前が平和だったかというと国外で色々あったんでしょうからそれが今度は国内になるのかなと。
    だからしばらくは米国内が荒れるようなニュースは多くなるかなと。

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    2017年03月05日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    グローバリズムについての本を読みたかったのだけど、どちらかというとユーロやフランスに偏った話だったので、思っていた内容とは違った。

    が、インターネットが普及し、経済的な境目がなくなったグローバリズム自由貿易。
    世界が繋がっていくことの希望は、今や危惧でもあり、繋がっているという事実は変わらないながらも、米国が「ナショナル」より「インペリアル」の道を選択したという序文は面白い。
    経済的には引き戻せない段階に来た上、個人が国という枠組みを超えてゆくことが容易になった反面、国が国として維持するためには、経済ではない力、つまり軍事力に頼らざるを得なくなっているのかもしれない。

    個人的には世界規模で少子化が進んでいることには驚いた。
    需要がなくなると、供給による利益は失われる。
    また、ロシアの立ち位置も気になる。

    トランプ就任によって、世界のパワーバランスはどのように変わるのだろう。
    グローバリズム以降の世界の在り方を、もう少し詳しく学びたいなぁ。。。

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    2017年02月19日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    問題は英国…、「ドイツ帝国」が…に比べて読みにくく、なかなか読み進まないが、この本が最も本質についてしっかり書いてあるようなことが問題は英国…に書かれていたので、今一度トライしてみたいと思う。

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    2017年01月09日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    著者はフランスの歴史学者。EUの創設時の話は、すべての加盟国家がパワーの大きさにかかわらず平等に扱われることが掲げられたはず。実際には強国と弱小国に分けられ、絶対的強国のドイツが牛耳っていることを著者は指摘する。なぜ副題に日本人への警告とあるのか。それは日独両国の間には何となく共通性があると思いこまれているが、昨今の政治情勢を見てドイツと比せられるのはむしろ中国だからである。現代版「帝国」形成という地政学的変化を指摘した書籍。

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    2017年01月09日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    グローバリズム以後

    ・アメリカが帝国となって以降、30年がたち、1世代変わった。帝国というものは、帝国の中枢こそは良いが、帝国の中にいながら辺境にいる人間にとっては良いことはないため、辺境の人々が帝国をやめようというエネルギーを発し始めた。アングロサクソンは根本的に不平等なシステムをとりやすいが、アメリカが自由平等の国としていることが出来たのは、内部に黒人差別をすることで辺境を確保し、不平等を発散していたからである。しかし、黒人解放以後、平等化が進み、白人も辺境に追いやられることで考え方が変化し、国民国家に向けて進み始めた。
    ・欧州は分断に向かっている。それは、一致させるべき明確なビジョンの欠落に起因する。国民国家の単なる集合体となったヨーロッパは失墜していく。
    ・家族構造のシステムとは、本来分散化するものである。世界はホモサピエンス以来分岐化を進み続ける。
    ・ISISは国家ではなく、ニヒリズムの集合体であり、国家とは逆行する流れをくむもの
    ・人類学的革命、人類の転換期がいま。その兆候は、①共同体的信仰の欠如②高齢化③社会を分断するほどの教育レベルの向上④女性の地位の向上。
    ・日本は元来長子と末っ子の序列を設けるなど、家族制度としては階層的なものは存在する。今の日本の不平等化、学歴による階層化、移民が受けるような非正規雇用の苦難を低学歴層に押し付けて、母国のない移民という最悪の状況を生み出している。しかし、それは許容されているという点で、横のつながりよりも階層化の引力の強さを目の当たりにしている。

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    2016年11月25日
  • グローバリズムが世界を滅ぼす

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    「グローバル資本主義によって経済は成長する」と信じられてきましたが、実際のデータを客観的に眺めてみれば、真実はまったく逆であって、「グローバリズムは成長を鈍化させる」
    グローバル資本主義を推し進める人々は、ビジネスに自由さえ与えれば富も雇用も創出され、最大限の成長があると信じてきた
    アメリカにしても日本にしても「国による産業保護」という規制が成長を生ん
    アメリカが、実は世界で最も強力な産業政策を行っているのです。インターネットにせよ、半導体にせよ、航空機にせよ、研究開発を支援したのは国防総省や軍などの政府機関
    グローバリズムは国境を前提にしないものであって、国境が存在することを前提とした上で、異なる国家同士の交流を図ろうとするインターナショナリズム(国際主義)とは真逆の概念です。両者は、一見似ているように思われることがありますが、まったく異なる概念
    今日の先進国は、自国経済を発展させるにあたって、未成熟産業を育成する、さまざまな手段を使ってきました。関税、補助金、国営企業といった方法です。これによって若い産業の生産者を外部との激しい競争から守ったのです。ここ数十年、こういった政策を途上国は採用しにくくなっています。
    今は一株当たり一票ですが、たとえば三年以上にわたって株式を保有している安定株主には、三倍の議決権
    グローバル化は人類の歴史で何度も繰り返されてきた
    一八七〇年代から、一九一四年の第一次世界大戦までの期間を「第一次グローバリゼーション
    第一次グローバル化の時代は、人の移動については現在よりも盛んでした。特に、ヨーロッパ大陸から大西洋を越えて南北アメリカ大陸に向かう移民の波が大きかった。オーストラリアやニュージーランドも、この時期に人口を急速に増やしています。
    一九五〇年代から七〇年代までのブレトンウッズ期には、どの国でも格差が縮小
    自由貿易はよく賞賛されます。しかし、その「自由」とは誰にとっての自由なのでしょうか。端的にいえば、国境を越えて活動する投資家や企業にとっての自由
    なぜグローバル化への批判が「一〇〇%貿易をしない国」の主張を意味するのでしょうか。要は程度の問題
    だんだんと賃金を純粋なコストと見なすようになります。賃金は内需に貢献する要素であることをやめてしまいます。それは純粋なコストになり、すると企業は、賃金コストの削減の論理に入っていきます。
    歴史において非常にはっきりとしていることがありまして、それは、住民が読み書きできるようになると経済が発展し始めるということです。
    世界のすべての人が読み書きできるようになっていくという人類史上、極めて特別な時期に到達したのです。  
    労働者も消費者なのだから、という前提です。労働者も皆と同じように国民の一部分を成していたわけです。
    「自由貿易」という強迫観念
    しかし、(日本を含めて)私が最前列国と呼ぶ国々は、現代の姿を定め、新しい資本主義や経済組織の新しい形を発明していますが、成長率は一%、二%で、最大でも二・五%
    米国とイギリスは共に、グローバリゼーションの主な担い手であり、規制緩和の担い手
    自由貿易のイデオロギーは、普遍主義的であろうとするイデオロギーであり、地球全体に同じものを求めます。
    保守と新自由主義では人間観が違う。主流派の経済学が想定するのは、原子論的な孤立した個人です。それに対し保守は、自分の生まれた国や共同体がもつ固有の生活様式や文化、国土や環境といったものに制約された社会的存在(Social Being)として人間を

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    2016年11月22日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    タイトルがキャッチーなので気軽に読み始めたら、中身ががっつりお勉強テイストだったw
    このテイスト、大学卒業以来・・・wがんばるw

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    2016年11月02日
  • グローバリズム以後 アメリカ帝国の失墜と日本の運命

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    米国でトランプが登場したり、英国がEUから離脱をするなどグローバリズムが崩壊に向かうとして、今後の世界を人類学の観点から予見する。
    1998年~2016年のインタビューを取りまとめた本なので、まとまりに欠けるきらいがありますが、不平等を容認してきたアングロサクソンもこれ以上容認できなくなっている中間層の崩壊。アングロサクソンは、子供が大きくなると直ぐ独立させるので文化が世代を超えて伝承しない。識字率が上がって出生率が下がるのは近代化危機の兆候など、興味深い考察が満載です。
    また、日本には移民はほとんどいないが派遣労働者が同じような扱いを受けているとあるのが印象的でした。

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    2016年10月30日
  • 問題は英国ではない、EUなのだ 21世紀の新・国家論

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    最近、著作がいろいろ出たり、雑誌に書いていたりするのは知っていたが読むのは初めて。家族のあり方と国家を結びつけるというおもしろいアプローチ。それで、ソ連崩壊とかアラブの春とかを予言し、今回のイギリスのEU離脱も。多少難しく書かれている部分もあるが、インタビューの採録などはわかりやすい。いろいろと考えさせられる一冊。

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    2016年10月27日
  • 「ドイツ帝国」が世界を破滅させる 日本人への警告

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    もはやEUは、ヨーロッパの自由と平等を体現した共同体ではなく、ドイツの言いなりばかりのドイツ帝国だ。

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    2016年09月19日
  • シャルリとは誰か? 人種差別と没落する西欧

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    序章の前の「日本の読者へ」だけは読みやすかった。私もシャルリエブドは大嫌いだしテロのあと、デモはよいとしても深く考えずに「私はシャルリ」とか読者が増えたとかかなり違和感あった。多くの新しい読者は低劣な内容にすぐ離れたと思うけど。。。作者がこの事態に疑問を投げかけ、そのとき遠く離れた日本のメディアが作者のより所になった、足場になったのは嬉しい。
    本文は難しいことを難しく書いて、こんなの理解できるのどこの学者だよというかんじ。多くの人に理解される努力をしなければ書く意味ないと思うのだけど。

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    2016年09月07日