ジム・コリンズのレビュー一覧
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ビジョナリーカンパニーの原点に新しく注釈をつけた作品である。
過去のビジョナリーシリーズを読んでいるとわかりやすいです。
特にリーダーシップの章が良かった。
また、戦略と戦術の違いがよくわかった。
世界1000万部超ベストセラーシリーズ『ビジョナリー・カンパニー』の原点で最新刊!
本書『ビジョナリー・カンパニーZERO』は、『ビジョナリー・カンパニー』シリーズが発行される前の1992年にジム・コリンズが記し、日本語訳されずにいた名著『Beyond Entrepreneurship』の改訂版。まさに、ビジョナリー・カンパニーの原点だ。
◆ネットフリックスCEOなど大絶賛の声が続々!
「本書は誰よりもどの本よりも、私のリーダシップを一変させてくれた。10年以上この本を読み返した。起業家なら、86ページ分を暗記せよ」
――リード・ヘイスティングスNETFLIX共同創業者兼CEO
「自分の白いキャンバスにゼロから絵を描き人生を切り開こうとする人に、パーパス、ミッション、ビジョンなどのコンパスや道標を授け、「幸運は諦めない者に訪れる」ことを再認識させてくれる名著だ」
――田中仁 ジンズホールデイングス代表取締役CEO
「『ビジョナリー・カンパニー』シリーズの集大成であると同時に、原点でもある本で、シリーズ全体を体系的に学ぶことができる。すべての起業家、経営者、組織のリーダーにお薦めします。人生で何度も読み返したい素晴らしい本」
――小林清剛 起業家
◆スタートアップや中小企業が「偉大な企業」になるために必要なことを解説
偉大で永続的な企業になるために必要ことを1冊に凝縮してまとめた。誰と一緒に仕事をするか、リーダーシップ・スタイル、戦略、戦術をどうつくるか、パーパスやミッションなどをどう決めて実行するか重要になる。「偉大な企業」とそうでない企業との違い、規模が小さいうちから考えておくべきことなど、時代を超えて重要な内容が理解できる。
◆ジム・コリンズとビル・ラジアーの教えの例
・偉大な企業という目的地があるわけではない。ひたすら成長と改善を積み重ねていく、長く困難で苦しい道のりだ。高みに上り詰めると、新たな課題、リスク、冒険、さらに高い基準を探す。
・企業が追跡すべきもっとも重要な指標は、売上高や利益、資本収益率やキャッシュフローではない。バスの重要な座席のうち、そこにふさわしい人材で埋まっている割合だ。適切な人材を確保できるかにすべてがかかっている。 -
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ビジョナリーカンパニーシリーズ3作目。
私はこの3作目から読んでしまったが、おそらくシリーズの最初から順に読んでいった方が良いのではないかと感じた。
本の構成は、
①衰退の5段階を列挙→②それぞれの段階毎に豊富な事例を記載→③それらの事例の共通点を記載(まとめ)
という感じ。
最初は、全て読んでいたが、後半では事例を飛ばしてまとめだけ読んでもある程度、理解できると感じた。(逆に、事例とまとめが上手く自分の頭の中で結びつかないこともあって、まとめを読んだ時にそういうことが言いたかったのねと感じることもあった。)
ただ、書かれていることはすごく納得がいくことで、自分が務めている会社に当てはめながら考えていくと読むのがとても面白い。 -
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◆衰退の5段階
第1段階 : 成功から生まれる傲慢
第2段階 : 規律なき拡大路線
第3段階 : リスクと問題の否認
第4段階 : 一発逆転策の追求
第5段階 : 屈服と凡庸な企業への転落か消滅
◆成功から生まれる傲慢
・成功は当然だとする傲慢
・主要な弾み車の無視
→指導者が外部にある脅威や冒険、機会に関心を奪われ、当初に偉大な業績をあげるようになったときと同じ徹底した創造性を発揮して若返りをはかろうとはしない。
・『何』から『なぜ』への移行
→ 成功すると、企業は『何』に意識が向く。本来は『なぜ』何を提供するか、が大切。
・学習意欲の低下
・運の役割の軽視
◆ 不適切な人材と適切な人材の違い
不適切な人材が自分はこれこれの「肩書き」をもっていると考えるのに対して、適切な人材が自分はこれこれに「責任」を負っていると考えることである。主要なポストにある人はみな、「どのような仕事をしているのですか」と質問されたとき、肩書きをあげるのではなく、個人として負っている責任をあげて答えられなければならない。 -
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◆すばらしい意図を持ち、気持ちを奮い立たせるようなビジョンを持っているが、その意図を活かす具体的な仕組みをつくるという不可欠な手段をとっていない組織が少なくない。
ex.ディズニー大学生
◆カルトのような文化
・先見性(ビジョナリー)とは、やさしさではなく、自由放を許すことでもなかった。事実はまったく逆であった。ビジョナリー・カンパニーは自分たちの性格、存在意義、達成すべきことをはっきりさせているので、自社の厳しい基準に合わない社員や合わせようとしない社員が働ける余地は少なくなる傾向がある。
《カルトと共通する点》
* 理念への熱狂
* 教化への努力
* 同質性の追求
* エリート主義
・個人崇拝のカルトをつくるべきだということではない。それは、絶対にやってはならないことである。学ぶべき点は、基本理念を熱心に維持するしっかりした仕組みを持った”組織をつくる”ことである。
・カルトのような文化は、基本理念を維持するものであり、これとパランスを取るものとして、進歩を促す強烈な文化がなければならない。 -
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飛躍を導いた経営者は、派手さやカリスマ性とは縁遠い地味なしかも謙虚な人物だった
とあるが、現在では存在する企業もあると思われる。
その点を踏まえて、新しい作品を読んでみたい。
また、人材を集めてから動くことは、なるほどと思う。
ベストセラー『ビジョナリーカンパニー』の著者が7年ぶりに書き下ろす 飛躍企業11社の秘密!!
ごく普通の会社が、世界有数の経営者に率いられた超一流企業に勝るめざましい業績をあげるまでに変身した。全米1435社の中から選ばれた傑出した業績を長期間持続させることに成功したジレット、フィリップ・モリス、キンバリー・クラーク、ウェルズ・ファーゴ等の飛躍を遂げた企業11社をそれぞれの業種で競合関係にある企業と詳細に比較・分析した結果、飛躍したこれらの企業には共通した以下のような特徴があった。
●飛躍を導いた経営者は、派手さやカリスマ性とは縁遠い地味なしかも謙虚な人物だった。その一方で勝利への核心を持ち続ける不屈の意思を備えており、カエサルやパットン将軍というよりは、リンカーンやソクラテスに似た思索する経営者であった。
●飛躍を導いた経営者は、最初に優秀な人材を選び、その後に経営目標を定める。目標にあわせた人材を選ぶのではない。
●飛躍を導いた経営者は、自社が世界一になれる部分はどこか、経済的原動力は何か、そして情熱を持って取り組めるものは何かを深く考え、必要とあればそれまでの中核事業を切り捨てる判断さえ下す。
●劇的な改革や痛みを伴う大リストラに取り組む経営者は、ほぼ例外なく継続した飛躍を達成できない。飛躍を導いた経営者は、結果的に劇的な転換にみえる改革を、社内に規律を重視した文化を築きながら、じっくりと時間をかけて実行する。
飛躍した企業と比較対象企業の例 ジレット vs ワーナーランバート フィリップ・モリス vs R.J.レイノルズ キンバリー・クラーク vs スコットペーパー ウェルズ・ファーゴ vs バンク・オブ・アメリカ -
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概念として4つ
①時を告げる予言者になるな。時計をつくる設計者になれ。
②ANDの才能を重視しよう。
③基本理念を維持し、進歩を促す。
④一貫性を追求しよう。
かなり古いものではあるが、確かに同じようなことをしていた日本企業もある。理念をつくるなど。
ただ、現在では時を告げる予言者がトップの企業も多く、カリスマ性に溢れる経営者もいる。
少し時代のズレがあるため、シリーズを読んでみたくなった。
そのような経営者たちに、どのような考えを持っているのだろうか。
説明
企業の使命として株主への利益還元がさけばれて久しい。しかし、ジョンソン・エンド・ジョンソンのように企業が奉仕する優先順位として1に顧客、2に社員、3に地域社会、最後にようやく株主という基本理念を掲げる企業がアメリカの経営者から尊敬を集めているのも事実だ。 本書は、アメリカの主要企業のCEOから採ったアンケートによって選び出された18社の歴史に対する6年間の調査から生み出されたレポート。企業を組織する人間が企業内に活力を生み出すのは、カネでは計れない動機づけにあるというシンプルな「真理」が、ライバル企業と比較された各社の資料、エピソードから浮き彫りにされる。著者の1人であるコリンズはコンサルティングも手がける大学教授であるためか、随所に抽象化された概念と企業が取るべき方策が図を合わせて示される。しかし、経営指南よりも、世界を代表する大企業の決断の歴史が斜め読みできる魅力の方が大きいだろう。(青木 明) -
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「ビジョナリー・カンパニー」シリーズの前にかかれた"Beyond Entrepreneurship"の改訂版。
最初の本は、1992年に出されているのだが、「ヴィジョナリー・カンパニー」シリーズの研究成果を踏まえて、大幅に加筆されたもの。
これはなんかの研究書というより、新たにビジネスを始める人、会社の経営をしている人を念頭において、リーダーシップから戦略立案そしてイノベーション、実行といった重要テーマについてまとめた経営の教科書のようなもの。
今となっては、それほど新しいコンセプトはない気がするのだが、出版当時は当時としてはかなり新しい考えだったのだろうと思う。これが当たり前に思えるのは、それだけ、「ヴィジョナリー・カンパニー」の研究が説得力があって、多くの人の支持を得たからだと思う。
そういうなかでも、今回、付け加えられた1〜2章、そしてもともとの本でもインパクトがあった第3章はなるほど感がある。
あと、第6章は、ビジョナリーカンパニー4冊の議論を全体として整理しなおして、企業を立ち上げ、偉大なものにしていくための「地図」として示されていて、ちょっとお得感がある。
あらためて、「ビジョナリー・カンパニー2 飛躍の法則」の議論の重要性が確認できる。 -
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相変わらずの調査量と実例の豊富さに驚かされる。
ただ注意したいのは、衰退の五段階は確かにそうだと思うが、後知恵バイアスが多大に働いている可能性だ。
「後から第三者が見たらそうだよね」ということで、この衰退サイクルを歩んでいる中、当事者たちはそんなことに気付けなかっただろうし、じゃあ、気づくにはどうすればいいの?という解決策も特にない。この辺は経済学者っぽいなぁと思うし、集団の中で実践に移すのはかなり困難だろう。
この本の教訓を活かせるとしたらむしろ、個人のキャリアに対してだろう。リスクと問題の否認に陥っていないか等、定期的に自分に問いかけてキャリア選択をすると良い。 -
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ビジョナリー・カンパニー2ででてきた「弾み車」の概念を中心にシリーズ4冊のエッセンスを簡単にまとめ直した本。
まさに帯の文句のように「1時間でビジョナリーカンパニーのエッセンスがわかる」感じ。
という気になるのは、すでに4冊読んでいるからかな?
初めて読む本がこれだとすると、軽く上滑りしていきそうな感じもある。
が、復習用としては、かなりいいと思う。
弾み車という概念は、システム思考でいうところの自己強化ループに近いところにあって、自分の組織で弾み車をみつけるための方法なども記載されていて、その辺のところが、シリーズにおけるこの本の真水の新しいところかな?
これを読んでなにか全く新しい発見があるわけではない。が、シンプルだけど、パワフルなツールを一つ紹介してもらったという感じ。 -
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◼︎学んだ大切なこと
★今すぐ活かせそうなこと
第2章 10X型リーダー
・生真面目で洞察力に優れる10X型リーダーは、不平を言わずに「不可抗力に必ず直面する」「正確に先行きを予測できない」「何事も確実ではない」という現実を受け入れる。
◼︎10X型リーダーは主要行動パターン3点セットを備えている
1.狂信的規律
一貫した価値観、一貫した目標など「行動の一貫性」を示す。まるで偏熱狂のように目標に向かって突き進む
官僚的規制とは異なり、自ら目標に向かって進むこと
2.実証的創造力
不確実な状況に対し、社会通念や権威筋から手がかりを探らず、科学的に実証できる根拠を頼りにする。
実証的な基盤を築くからこそ、大胆で創造的に行動できる。
3.建設的パラノイア
最悪の状況を想定して日頃から準備を怠らず、有事対応策を練り、安全余裕率を高める。
★レベルファイブ野心(第五水準)
自己を超越した大義を達成したり、偉大な企業を育てたりするのに不可欠な情熱
10X型リーダーは、世界を変えたり、社会に貢献したりすることが原動力になっている。
◼︎第3章 20マイル行進
・長期にわたって並外れた一貫性をもって「工程表」に準拠する
厳しい状況でも高い成果を出す。快適な状況でも自制する。
・特徴
1.明確な工程表
2.自制心
3.企業ごとの独自仕様
4.他力本願ではなく自力達成型
5.ゴールディロックス時間(短すぎず、長すぎず)
第4章 銃撃に続いて大砲発射
・銃弾は「低コスト」「低リスク」「低ディストラクション「気が散ること」を満たす実験。
・10X型リーダーは何が実際に有効なのか検証するために銃撃に頼る。その後大砲を発射し、そこに経営資源を集中させる。
・標的に命中しない銃弾を大量に撃つ。どの銃弾が命中するのか、命中した銃弾のうちどれが成功するのか分からないから。
・精度未調整の大砲を発射すると大惨事となりかねない
・企業買収は銃撃としても有効
・創造力と規律を、併せ持つことが大切
第5章 死線を避けるリーダーシップ
・建設的パラノイアの主要3手法
1.突発に備えるため十分な手元資金でバッファーを用意する
特定の危機が起きる確率は1%かもしれないが、不特定の危機が起きる確率は100%近い。
2.リスクを抑える
最悪のシナリオは何か?
死線リスク(企業に深刻な打撃を与えるもの)
非対称リスク(損失が利益よりも大きいもの)
制御不能リスク(自力でせいぎできない不可抗力)
3.ズームアウトを続いてズームイン。状況変化を察知し、効果的に対応するために徹頭徹尾用心深くなる。
・状況を見守る時間があるならばそうする。
◼︎第6章 具体的で整然とした一貫レシピ
・SMaC
具体的(Specific)
整然としている(Methodical)
そして(and)
一貫している(Consistent)
・レシピ内容は明確、具体的。「何をやるべきか」「何をやってはならないのか」について明示しており、会社全体が業務改善に取り組めるよう作られている。
・環境にあわせて自ら変化するより難しいのは、
1.何が有効なのか見極める
2.それがなぜ有効なのか理解する
3.いつ変化すべきか知る
4.いつ変化すべきでないか知る
レシピ作成
1.あなたの会社が達成した成功例をリストアップ
2. 経験した失敗例
3.成功例と関係している具体的実践法は何か
4.失敗例と〜
5.なぜこれらの実践法は重要なのか
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衰退の五段階
第一段階 成功から生まれる傲慢
・成功は当然だとする傲慢
・主要な弾み車の無視
当初に偉大な業績をあげるようになったときと同じ徹底した創造性を発揮して若返りをはかろうとはしない。
・何からなぜへの移行
成功を謳歌する見方をするようになり(我々が成功しているのは、これこれのことをしているからだ)、深い理解と見識(我々が成功を収めているのは、これこれのことをする理由と、それが通用しなくなる条件を理解しているからだ)が忘れられる
・学習意欲の低下
真に偉大な人物は好奇心と学習意欲を特徴としている
第二段階 規律なき拡大路線
・持続可能な成長の追求と、大きさと偉大さの混同
成功を収めるとさらなる成長を求める圧力が生まれ、期待の悪循環がはじまる。(拡張しすぎ)
・関連しない分野への規律なき飛躍
以下3つのうちどれかにあてはまらない分野に劇的に進出する
1.情熱をもって取り組める分野、会社の基本的価値観に一致する分野
2.その活動で世界一になれるのか
3.経済的原動力、経済資源の原動力を強化する活動なのか
・主要なポストのうち、適切な人材が配置されているものの比率の低下
・官僚制による規律の破壊
自分の仕事を責任によってではなく、肩書きで考える見方が強まる。
・組織の利害より個人の利害を優先
◼︎メルク、モトローラ、HPは基本路線をわすれ拡大することを目的としてしまった。
第三段階 リスクと問題の否認
・良いデータを強調し、悪いデータを小さくみせる傾向
悪いデータを小さくみせるか説明し、会社の何かがおかしくなっているとは想定しようとしない。
・事実の裏付けがない大きな賭けと大胆な目標
・曖昧なデータに基づいて、とてつもないリスクをおかす動き
◼︎偉大な企業は成功しない可能性もある小さなアイデアを大量に試す。
◼︎大量の事実が積み上がって、成功を収められると見られるようになってはじめて、大胆な賭けに出ている。
◼︎現実には事実が明確に判断できるとは限らない。状況は複雑でどちらにも解釈できる。
◼︎データが曖昧か矛盾している状態で高リスクの賭けか決定を行うとき、3つの問いをたてるべき。
1.良い結果になった時に何が得られるのか。
2.きわめて悪い結果になった時どのような打撃となるか
3.その打撃に耐えられるか。確かに耐えられるか。
(NASAのOリング)
・経営陣の健全な行動様式の衰退
・外部要因への責任の押し付け
・組織再編への固執
幹部は外的な条件ではなく、社内政治に注意を集中する
第四段階 一発逆転策の追求
・特効薬の追求
「ゲームを変える」買収、新戦略への一貫性のない飛躍、興奮を呼ぶ技術革新など、劇的で大きな動きによって素早く突破口を開こうとする傾向がある。失敗するたびにこれを繰り返し、一貫性のない行動をいつまでも続ける。
◼︎最優先事項はビジョンではなく、もっと基本的な活動
(主要ポストに適切な人材を配置すること、
収益性を回復すること、
キャッシュフローを増やすこと、
顧客本位の姿勢を回復すること)
◼︎一歩ずつ足元を固める堅実な方法をとり、既存の強みを活かすことを基本とするべき。
◼︎何もしなければ死ぬ。しかし第四段階の初めにはあと一歩で破綻する状態にはなっていない。
・救世主のような指導者への期待
外部からCEO招聘はうまくいかない
・抜本的な変化と「革命」の喧伝
「革命」や「抜本的」変化といった言葉が使われる
・混乱と皮肉な見方
組織の存在理由は何なのかを従業員が簡単に語ることができなくなる
第五段階 屈服と凡庸な企業への転落か消滅
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2001年に出版された「ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則」において、成功した企業の多くが「劇的な転換点」よりもむしろ「地道な継続的努力」を行なっていた事実を踏まえ、「弾み車効果」として紹介された概念をより具体的な事例に基づいて解説した論考。
「弾み車」とは、一言で言えば企業のビジネスモデルの根幹にある「好循環」を起こすメカニズムのことであり、よく練り上げられた「弾み車」は、最初は派手な成功にならなくても、小さな成果を着実に積み重ねるにつれて徐々に勢いが増し、成果がさらなる成果を呼び込むことで持続可能な成功を導くことができる。「ビジョナリーカンパニー2」ではその効果を概念的に示すのみだったが、本書では複数の企業の実際の成功モデルを当てはめることで、どのような好循環があったのかを知ることができる。
本書ではまた他のビジョナリーカンパニーシリーズで紹介された概念も網羅的に紹介されており、既に読んだ人もおさらいとして活用できるほか、未読の人にとっては格好の入門書となっている。