ジム・コリンズのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ有名な本なので昔から存在は知ってましたが、分厚さや、タイトルがピンと来ず、何となく敬遠してました。
感想。
読んでよかったです。どうやったら偉大な企業になれるのか、偉大な企業の分析結果から語られている本。
備忘録。
・第五水準のリーダーシップ。飛躍を指導した企業は、万事に控えめで、物静かで、内気で、恥ずかしがり屋ですらある。謙虚さと職業人としての意志の強さを併せ持つのが特徴。
・最初に人を選び、その後に目標を選ぶ。
・厳しい現実を直視する。だが勝利への確信を失わない。
・針鼠の概念。極めて単純な戦略で、中核事業やコアコンピタンスはなく世界一になれる分野に取り組む。戦略ではなく、分野がどこか。
・弾み車。偉大な企業への飛躍は、劇的なイベントによってなされるものではない。一瞬の幸運や、奇跡の瞬間もない。巨大で重い弾み車を一つの方向に回し続ける取り組みに似た行動が必要。
(以上が結論。読み終わってから、本書の冒頭部分の要約を読むとスッキリする。以下はキラーフレーズの備忘録)
・全ての答えは「リーダーシップ」という短慮を打破するのが本書。
・偉大な企業の経営者は、その要因を「幸運」という。謙虚なのだ。
・偉大な企業の経営者は、「まず目的地を決めて、次に共に旅をする人を決める」という手段を取らない。まずバスに乗せる人を決める。素晴らしい人をバスに乗せれば、行く先も変えられる。
・大事なのは、適切な人をバスに乗せることと、不適格な人はバスから降ろすこと。ここの厳格さが必要。
・一人の天才が最初に目的地=ビジョンを決めて、その後に実現に必要な人を選ぶのは、第四水準の経営者。偉大な企業にはならない(良い企業にはなるのだろう)。
・採用においては、疑問があれば採用せず、人材を探し続ける姿勢が有効。
・座らせている席が悪いのか、座っている席が悪いのか、その判断には時間がかかる場合がある。それでも飛躍した企業の経営者は速やかに何かしらの行動している。
・答えではなく質問によって指導する。
・危機において、乗り越えるのではなく、その機会に更に飛躍することを考える。
・偉大な企業は、新興技術に慌てない。よく考えて対処する。
・規律の「文化」に頼る。
・偉大な企業への飛躍に、魔法の瞬間などない。一撃突破などない。
・ビジョンや計画を示した後、皆が確認できる実績で方向の正しさを示す。 -
Posted by ブクログ
ビジョナリー・カンパニーとは、ビジョンを持っている企業、未来志向の企業、先見的な企業であり、業界で卓越した企業、同業他社の間で広く尊敬を集め、大きなインパクトを世界に与えてきた企業と定義されている
そんな企業に必要なのは、いつ、いかなる状況においても不変の理念を持つこと、そして、それに対して一貫性を持つこと、それを基軸にしてやれることは何でもやること、そこにカリスマ指導者だったり才能だったりはいらないと
すごく励まされる内容だ
自分にはカリスマ要素も才能もないけれど、そんな自分にも理念やそれに対する責任を持てば、自分のビジョナリー・カンパニーを創設することができるんだと思えた
反面、この理念をどう設定するかが現状の課題でもある
どんな状況においても、いついかなる時も変えることのない理念
それは個人レベルでは使命ともいえよう
自分はここが圧倒的に薄いと感じる
自分の使命は何だろうなぁ -
Posted by ブクログ
偉大な企業が衰退に至るまでを5段階で分析。その全ての段階が衰退に至る必然に感じられ、小さなボタンの掛け違いが取り返しのつかないことに進んでいくのかと思う。本の詳細にはいくつも唸らされるような記述があるが、その中でも、「不適切な人材と適切な人材の違いでとくに目立つ点の一つは、不適切な人材が自分はこれこれの「肩書き」をもっていると考えるのに対して、適切な人材が自分はこれこれに「責任」を負っていると考えることである。」という点が経験上からも納得度が高い。この不適切な人材が衰退の5段階の第1段階にしており、早い段階でバスから降ろしてあげなくてはいけないと感じる。
以下、備忘しておきたい一文。
・暗闇からの脱出の道は、このように腹立たしいほど頑固な人物、そもそも屈服することができない人物から始まる。強烈な敗北を喫するのはやむをえない。永続する企業や団体なら、その歴史のなかでほぼかならずそういう時期がある。だが、長期にわたって苦闘する価値があるのは価値観と目標があるからであり、これを放棄してはならない。失敗とは外的な状態ではなく、心の状態である。成功とは、倒れても倒れても起き上がる動きを果てしなく続けることである。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ真に優れた会社とは何か、を論理的に突き詰めた伝説的ビジネス書。長く売れている本というのはやはり安定して面白い。
結局ビジョナリーカンパニーってのは「長く大当たりをしている会社」なんだよな。そういう意味で「卓越した指導者」というのは必要ないし、むしろ邪魔になってしまう。大事なのは一つの方向に進め続ける『会社の仕組み』なんだ。
それを端的に表したのが「時を告げるのではなく、時計をつくる」というフレーズで、個人的にだいぶ気に入っている。
社会人として生きていると、思っていた以上に内部の争いが多くて辟易する。実際人が人を管理するのは一定数を超えるとだいぶ厳しくなってしまうため、もしビジョナリーカンパニーのような『統一性(思想の立脚点)』があればすごい楽だろう。そして変な方向に行かずにも済む。
今でこそ会社のビジョンやパーパスなんかが注目されるようになったけど、ガワだけ真似るだけじゃ意味がないってことをキチンと学べた。
……自分の会社では全く出来ていないことを悲しく思えたのはナイショだぜ? -
Posted by ブクログ
その指標とはバスの重要な座席のうち、そこにふさわしい人材で埋まっている割合
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経営で1番大切なのは人材。
素晴らしいアイデアを凡庸な人に任せたら凡庸になるが、凡庸なアイデアを素晴らしい人に任せたら素晴らしいモノが生まれる。
アイデアありきだと変化できない。
いい人を集めるて大きな仕事を与えることが成長の好循環
リーダーシップとは、部下にやらなければならないことをやりたいと思わせる技術である
この定義には重要な点が3つある。
第一に、やらなければならないことを見極めるのはリーダーの役目だ。…
第二に、重要なのはやらなければいけないことをやらせることではなく、やりたいと思わせることだ。
第三に、リーダーシップとは「サイエンス(理屈)」ではなく「アート(技能)」だ
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これを達成するリーダーシップの特徴で気になったのが、誠実さ&ポジティブなフィードバック&現場と両立する&1つに絞る -
Posted by ブクログ
偉大な企業はなぜ偉大なのか?を大きく7つの要素で説明した1冊。
分析対象企業は米国の株式市場より11社が明確な基準で選出されており、これらを膨大な労力をかけて研究した結果がまとめられている。
誰をバスに乗せるかが重要、とはよく聞くが、行き先(ビジョン)を決めることよりも先であるというのは意外な点だった。強烈なリーダーシップを持ったリーダーがビジョンを明確に定め個の力で集団を導いていく、だけでは長期に渡る「偉大な企業」を作ることは到底できないということなのだろう。
とはいえ、どれも成功要因としては理解はできるものの、実践が難しいものばかり(偉大な企業になり得る成功要因なので当たり前だが)。
実務に引き寄せる上では巻末のFAQコーナーが役に立つ。 -
購入済み
簡潔でいい
ビジョナリー・カンパニーのシリーズは全冊持っているが、この本が一番簡潔で読みやすいかもしれない。なので、これからこのシリーズを読もうとする人には一番先に読むことをお勧めしたい。
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Posted by ブクログ
10x(テンエクサー)型リーダーの特徴
1、狂信的規律
一貫した価値観、一貫した目標、一貫した評価基準、一貫した方法をはじめ、徹底した「行動の一貫性」をします。
長い時間を経ても行動がぶれない。
2、実証的想像力
不確定な状況に直面するとき、科学的に実証できる根拠を頼りにする。自らじかに観察し、実験を重ね、具体的な事実と向き合う。
実証的な基盤をしっかりと築くからこそ、大胆で創造的に行動できる。
3、建設的パラノイア
良いときでも悪いときでもガードを崩さない。潜在的脅威や環境変化がないか監視するため、常に高感度なアンテナを張っている。
警戒心や不安をテコに行動する。最悪な状況を想定して日頃から準備を怠らず、有事対応策を練り、衝撃緩和の仕組みをつくり、安全余裕率を高める。
4、レベルファイブ野心
1〜3を活性化させるのがやる気を起こす原動力「レベルファイブ野心」。
自己を超越した大義を達成したり、偉大な企業に育てたりするのに不可欠な情熱である。
狂信的規律(20マイル行進)
良い20マイル行進の特徴
①明確な工程表
②自制心
③企業ごとの独自仕様
④他力本願ではなく自力達成型
⑤ゴールディロックス時間。無理がかからないほどゆっくり進むが、厳しさを伴うほど速く進む
⑥企業が自らに課す規律
⑦並外れた一貫性
財務的指標である必要はない。良い行進の特徴を維持している限り、創造的行進、学力行進、サービス改善行進などの行進形態があってもいい。
20マイル行進は自信を生み出す。どんな突発的ショックに見舞われても、20マイル行進を徹底する。
こうすることで「成果を出せるかどうか決定づけるのは、自分が置かれた状況ではなく、自分が打ち出す行動」であると自ら証明できる。
20マイル行進を実践すると、自分ではどうにもならない制御不能な環境下でも自制できる。
Q.H&Gにとっての20マイル行進とは何か?
実証的想像力(銃撃に続いて大砲発射)
10x型成功の要因は「銃撃に続いて大砲発射」であり、飛躍的なイノベーションや天才的予測能力ではない。
銃撃とは「低コスト」「低リスク」「低ディストラクション(気の散ること)」の3条件を満たす実証的テストのこと。
実証的な有効性を確認した上で大砲を発射し、そこに経営資源を集中させる。このように大きな賭けに出ることで大きな成果を狙う。
10x型企業は標的に命中しない銃弾を大量に撃つ。どの銃弾が命中するのかは事前に分からないからだ。
精度調整をしたにもかかわらず砲撃に入らないでいると、平凡な結果しか出せない。重要なのは銃撃に続いて大砲を発射すること。銃弾か砲弾のどちらかを選ぶということではない。
難しいのは厳格な規律と創造力をうまく融合させること。そのことで並外れた一貫性を持ってイノベーションを展開できる。大きく賭けて創造的に飛躍するというのは神話に過ぎない。
Q.H&Gにとっての「十分な銃弾」とは何か?
建設的パラノイア(死線を避けるリーダーシップ)
①前もって突発的出来事と悪運に備えるために、十分な手元資金を積み上げ「バッファー」を用意する
②リスクを抑える
死線リスク
非対称リスク
制御不能リスク
③「ズームアウト」に続いて「ズームイン」。状況変化を察知し、効果的に対応するために徹頭徹尾用心深くなる
10x型リーダーはスピードに特別な思い入れを持っていない。リスクの性質(リスクプロファイル)が変わるまでの限られた時間を使って、用心深く厳格に判断する
Q.H&Gにとっての想定されるリスクとはどんなものがあるのか?
SMaCレシピ
具体的である(Specific)
整然としている(Methodical)
そして(and)
一貫している(Consistent)
SMaCレシピは永続性のある実践法一式であり、着実な成功を可能とする基盤になる。
レシピ内容は明確・具体的。
「何をやるべきか」「何をやってはならないのか」について明示しており、会社全体が一丸となって業務改善に取り組めるように作られている。
いったんSMaCレシピを手に入れたら、10x型k業はレシピをたまにしか変更しない。
Q.H&GにとってのSMaCレシピは何か。レシピ変更は必要か。