大久保圭のレビュー一覧
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母の愛を知る
母の言う事を聞かず家を飛び出し、嫌われていると思ってた母親からの愛を知り、絆を結び直す話だった。
それから、イレーネの祖国の王宮にて、また初めから立ち位置を確立する為の日々が始まる。 -
ネタバレ
歴史漫画の要素が出てきた
だんだんと歴史が深くお話に絡んできた感じです。イレーネ様の強さの秘訣など、納得、という感じ。
母親への揺るぎない愛が信念となり大きな幹の木のようにどっしりされているのかも。
アルテに関して、男の子でなければ生家を継ぐことのできない時代に女として生まれ、よくここまで伸び伸び育ったなぁと思います
ひとえに親の愛を疑わない、疑わせない両親の深い思いやりゆえでしょうか。
イレーネの肖像画は一人になるお母様のところへ届けられるのかしら、と想像してみますが、将来の結婚相手に届けられることになるかもしれないし
お母様のところへ、お父様の肖像画を描きに(過去のものやお兄様方を参考にして) -
画家の仕事
自分自身の仕事のあり方に疑問を持ち
その道筋を見出していく巻。
女性だから、貴族だからこそ描けるんなら羨ましいと評価された点だけでなく
肖像画を描くことが自分自身の喜びなんだと自覚した感じ。
この物語は着々と主人公が自分と周りを見出していて。読んでいて妬ましいような気さえしてきます。普通そんなに良いことばかり引き寄せられないよ?
でも頑張りや努力を十分やってるからこそ、なのかな。そういうお話だと思いました。
悪い言葉を投げつけられても、それに人生を引っ張られない強さを持ちたいものですね。 -
ネタバレ
いま楽しみな漫画の一つ
いま現在、読むのが楽しみな数少ない漫画の一つ。
主人公の成長ストーリーにはあんまり共感できないが(笑)←だって真っ直ぐ純粋で勇気がありすぎるから。
カタリーナの気持ちはとてもよくわかる。でも、あんな風に自分の生まれを受け入れられることは漫画だからできるんだよ。
ジモの言った「楽しみにしてる!」という優しい嘘。叶うことがあったとして、それはいつの話になるんだろう。
でもカタリーナはカタリーナで、乳母から沢山の愛情をもらっているから、ユーリから自由にしていい場所を与えられているから、やりたいことがあるから、生き生きとしていられるんだろうなぁとか。妬ましくもあり羨ましくもある。
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本当にカスティリャ編になるのか
う~ん、ちょっと逃避行に時間がかかりすぎ。次巻からはまた画家としてのアルテの話が戻る事を期待します。
恐らくアルテは「お兄様」(カルロス1世)の次のフィリペ2世の時代にカスティリャの宮廷画家として活躍したソフォニスバ・アングイッソラがモチーフの一人だと思います。またカタリーナもポルトガル王に嫁いだ後はサロンを開いて女性の知識人を宮廷に集めたことで知られます。
ですのでフィクションにしてもアルテなような人物をカスティリャで活躍させる事は可能かもしれませんが、ルネサンス期のフィレンツェに比べると描くのは大変そう。フィレンツェでの下積みからカスティリャの宮廷と舞台が急変して一体どうなるか -
ネタバレ 購入済み
高級娼婦ヴェロニカに、仕事相手に舐められずに交渉する方法を教えてもらう。その甲斐あって、難しそうな顧客にも気に入られるアルテ。
女性はどうしても感情的になりすぎて失敗することが多いので、ヴェロニカの世渡り術は今の時代でも参考にしたい。
この巻では、師匠レオの子供時代の話しなども。 -
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面白い!
貴族のお嬢様アルテは、画家になりたくて工房に弟子入りする。それは男社会に殴り込みかけるようなもの。ど根性娘の奮闘記です。
キャンペーン中、無料だったので読んだらハマって続巻購入しちゃいました。