大久保圭のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
戦禍に崩壊するフィレンツェの街角で、
生い立ちを思い起こすレオ。
18巻から続く回想は、
ようやくアルテとの出逢いまで辿り着いた。
物乞いから身分の差別を乗り越えて、
工房の親方となったレオ。
女だから、という性差別を乗り越えて、
レオの工房に弟子入りし、
カスティリャの宮廷画家にまでなったアルテ。
ひたすら、がむしゃらに生きてきたふたり。
あらためて、自分によく似ていることに気づいて、
愛弟子アルテの存在の大きさを思い知らされるレオ。
単なる回想かと思っていた数巻だったけれど、
作者は、これを描きたかったのか!
身分が、性差が、どれほど人に重くのしかかっているものかを、乗り越えることが、どれほど困難なことかを!
だからこそ、ふたりの絆は、真に深く固いことを!
陰謀によってフィレンツェを追われたアルテは、異国カスティリャで、王女カタリーナの庇護のもと宮廷画家として活躍していたが、フィレンツェ陥落の報を聞き、レオに再会するためにフィレンツェに向かった。
戦禍をくぐり、危機を越え、ようやく船荷に隠れてフィレンツェの港に辿り着いたアルテ。
レオさん!
アルテは、もうすぐ貴方のところへ帰って来ますよ!