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16世紀初頭のフィレンツェ。この時代、女性が画家になることは前例としてあまりなく、主人公のアルテは画家工房に弟子入りを志願するも、断られ続けてしまいます。このマンガは、そんなアルテが女性画家としてどのように生きていくのかを描いた作品です。そのテーマだけでも十分面白い作品なのですが、この作品、焦点はそれだけではありません。
様々な面白さがあるのですが、その中でも私はアルテが貴族生まれであることに悩むシーン(7巻)が好きです。この作品は、女性であることを理由に仕事を任せてもらえなかったり、あるいは勉強させてもらえなかったりといった逆境をアルテがどう乗り越えていくのかに焦点を当てることが多いのですが、このシーンはそれとは少し異なります。「貴族であった」という自分の過去が人に比べて恵まれているということ。それを本当の意味で自覚したアルテは、今までの困難を否定されたような感覚に陥ります。そこからアルテはどう立ち直っていくのか。今の自分に自信がない、もっと自分を好きになりたい。そんな人におすすめのマンガです。
今改めて見る
ここまで物語を読み進めて今振り返る最初期のエピソードたち、エモ過ぎる…。エモいとかいう陳腐な言葉で申し訳ないけど本当にグッとくる。ああ…1巻からもう一度読み返そう…。きっと泣いちゃうけど…
Posted by ブクログ
戦禍に崩壊するフィレンツェの街角で、
生い立ちを思い起こすレオ。
18巻から続く回想は、
ようやくアルテとの出逢いまで辿り着いた。
物乞いから身分の差別を乗り越えて、
工房の親方となったレオ。
女だから、という性差別を乗り越えて、
レオの工房に弟子入りし、
カスティリャの宮廷画家にまでなったアルテ。
ひたすら、がむしゃらに生きてきたふたり。
あらためて、自分によく似ていることに気づいて、
愛弟子アルテの存在の大きさを思い知らされるレオ。
単なる回想かと思っていた数巻だったけれど、
作者は、これを描きたかったのか!
身分が、性差が、どれほど人に重くのしかかっているものかを、乗り越えることが、どれほど困難なことかを!
だからこそ、ふたりの絆は、真に深く固いことを!
陰謀によってフィレンツェを追われたアルテは、異国カスティリャで、王女カタリーナの庇護のもと宮廷画家として活躍していたが、フィレンツェ陥落の報を聞き、レオに再会するためにフィレンツェに向かった。
戦禍をくぐり、危機を越え、ようやく船荷に隠れてフィレンツェの港に辿り着いたアルテ。
レオさん!
アルテは、もうすぐ貴方のところへ帰って来ますよ!
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