あらすじ
新天地ヴェネツィアで画家として家庭教師として新たな生活を始めたアルテ。
しかし彼女を待っていたのは、わがまま令嬢のカタリーナだった。
カタリーナに振りまわされ悪戦苦闘するアルテだったが、
ある夜、少女の“秘密”を見てしまう。
16世紀初頭のフィレンツェ。この時代、女性が画家になることは前例としてあまりなく、主人公のアルテは画家工房に弟子入りを志願するも、断られ続けてしまいます。このマンガは、そんなアルテが女性画家としてどのように生きていくのかを描いた作品です。そのテーマだけでも十分面白い作品なのですが、この作品、焦点はそれだけではありません。
様々な面白さがあるのですが、その中でも私はアルテが貴族生まれであることに悩むシーン(7巻)が好きです。この作品は、女性であることを理由に仕事を任せてもらえなかったり、あるいは勉強させてもらえなかったりといった逆境をアルテがどう乗り越えていくのかに焦点を当てることが多いのですが、このシーンはそれとは少し異なります。「貴族であった」という自分の過去が人に比べて恵まれているということ。それを本当の意味で自覚したアルテは、今までの困難を否定されたような感覚に陥ります。そこからアルテはどう立ち直っていくのか。今の自分に自信がない、もっと自分を好きになりたい。そんな人におすすめのマンガです。
感情タグBEST3
匿名
ヴェネツィア
カタリーナがすごくかわいい!
貴族としての礼儀作法が完璧に身についてるのに人前では見せない理由がかっこよかった。かっこいいけどもう一歩踏み出せたら最強だ!!
匿名
たくましい!
新しい街でもアルテのパワーは健在。
ユーリがなぜ姪の家庭教師にアルテを連れて帰りたかったのか、なんとなく納得です。
貴族いえども、この時代に女性が生きていくのは本当に大変なんですね。
一気読みしました!
どんどん世界が広がっていく。そんな印象でした。
巻が進むにつれて引き込まれていく感じもすごい。続巻も早く読みたいです。
食事
5話は食事シーンが多く昔の食事などが書かれていてとても勉強になりました。
5巻ではカタリーナの礼儀作法をちゃんとしない理由が少しわかり何か今の自分にも刺さることがあったような気がしました。
そこらでできることではない
貴族の大人には貴族の、子どもなら子どもの道理がある。それぞれの気持ちを理解するためには、その者の目線になってみなくてはならない。その過程をうまく描き出した一巻だった。
Posted by ブクログ
ついにヴェネツィアへ。各国から物の集まる商業都市。
カタリーナの家庭教師になるのだが、カタリーナは心を開かない。
でも、少しづつ打ち解け、絵の話をきっかけにさらに前進。
知らない土地でも自分のペースを取り戻して、ヴァイタリティあふれるアルテ。
ダフネが少し変わっていて、どうやらアルテの味方っぽいところが面白い。
ヴェネツィア編
アルテが家庭教師として相手をするのはちょっとひねくれたお嬢さま。
親の前とでは態度が違うがこれは親の愛に飢えているタイプかな。