千葉雅也のレビュー一覧

  • エレクトリック

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    オウム事件の後にエヴァンゲリオンが始まった95年周辺、家族関係の閉塞と自我の目覚め、インターネットの始まりと音楽への接続がある。ハッテン場の入っているビルのその上のフロアに、持ち去られたアンプがあり、それが音を鳴らす。そんな作者の目覚めの話

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    2025年06月14日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    勉強を哲学的に捉え更に実践の仕方もあり、読み応えがあった。
    アイロニー=「根拠を疑う」こと
    ユーモア=「見方を変える」こと
    この2つが勉強におけるキーワードとなる。
    序盤の哲学的な表現の仕方が私にとっては不慣れな為、読みにくさがあったが、身近な表現での具体例により読み進めることができた。
    また、実践編では以下の部分が参考になった。
    ・自分の実感に引きつけないで読む、というのは、あるテクストを「テクスト内在的」に読むことである。それはテクストの構造=設定における概念の機能を捉えることである。
    ・二頂対立を把握する。普段の生活から、何を読む時でも、反対語に気づくよう心がけるといい。

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    2025年06月07日
  • センスの哲学

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    センスとは、 不安やストレスを面白さに転換しながら、偶然性と細部を楽しむ“脱意味的なリズム感” を身につけること──その訓練は、多様な体験を受け入れ、断片を言語化し、自分なりの余白を肯定する姿勢から始まる。

    ・文化資本=“不安を面白さに変える回路”をつくること
    ┗多様なジャンルに触れると最初は不安を感じるが、その不安を好奇心に転換できる柔軟性こそが文化資本。

    ・センスは“直観的で総合的な判断力”
    ┗感覚(感性)と思考(分析)をつなぐ力であり、ジャンル横断的に働く。

    ・モデル(既成の型)から降りる瞬間にセンスは目覚める
    ┗単に優等生的に“再現”する段階を超え、自分なりの視点で再構成するとき

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    2025年12月14日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    対話形式で読みやすく、他の哲学書にありがちな何を言っているのかさっぱりわからない、といったことは少ない。
    ただ入門というには少しレベルが高く、ある程度の事前知識が必要に思える。教科書にざっと目を通してなんとなく全体を知っているレベルで読むと理解が深まるかもしれない。

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    2025年05月05日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    2025.03.21 ギリシャはともかく、中世やルネッサンスはあまり読んだことがなく、改めて領域が広がった。

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    2025年03月21日
  • デッドライン(新潮文庫)

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    ネタバレ

    朧気な記憶だが、「文学賞メッタ斬り!」で豊崎由美が「インテリ版西村賢太」と評したので興味を持った上、年下の友人が面白いと言っていたので。
    西村賢太式露悪癖もないではないが、むしろスケッチや、時代習俗を文章を用いて保存する試みだと感じた。
    解説の町屋良平の文章も面白いが、ネット上で保坂和志との対談を読んで、これが断然面白かった。
    (自分は保坂和志の読者ではないが、きっと好きなんだろうなと思っている。)
    ハッテン場の描写から始まるが、個人的には第119回(2014年度・下)の文学界新人賞で佳作となった森井良「ミックスルーム」がずっと記憶に残っているので、連想したりした。

    が、本作のゲイセックスは

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    2025年03月11日
  • エレクトリック

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    地方で退屈な日々を送る、優越感と劣等感が混ぜこぜな自意識過剰な悩める拗らせ少年の物語。
    長編小説の中の青春編や故郷編みたいで、ここだけ提示されても不完全燃焼で。。雰囲気にハマらず、読み続けるのがキツかった。

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    2025年02月10日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    倫理習ってないからなのか、読解力が無いからなのか、はたまた哲学を学ぶ最初の一冊目だったからなのかはわからないが、理解し辛かった。

    しっかり基礎から、学んでから読めばこの本の面白さはきっと分かると思う。

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    2024年12月28日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    インタビュー形式で哲学史の大枠を掴むといった感じで、入門の入門といったところ。

    哲学をかじった人からすれば色々言いたい事もあるだろうけど、素人には丁度良いんじゃないかと思いました。

    やっぱり哲学は積み重なった思考の歴史を知らないと理解出来ないので、おおまかに流れを理解するには良い。またインタビュー形式が感情が伝わるのでとにかく読みやすかった。

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    2024年12月16日
  • エレクトリック

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    虚も実もなく、登場人物がそれぞれ勝手につぶやくような、そんな世界の風景を描く。安易な物語化を拒否する心象風景が綴られる。なるほどとは思うが、楽しい読書ではない。

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    2024年10月13日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    まったく哲学に触れず、倫理の授業も受けずにきた人間が、ちょっとした興味本位で読むには予備知識が足りなかった。
    各章に、イントロダクションを設けてくれてはいるけれど、そもそも本編に入ると忘れてしまう。イントロダクションに戻りながら本編を読んで、を繰り返すうちに、神の存在証明とか、もういいかとなってくる。
    トマスモアのユートピアも、絶賛積読中!

    だけど、第二巻も読みます。
    とりあえず。

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    2024年10月04日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    専門家が一般向けに、専門の時代ごとに面白いところを語るもの。
    言葉はかなり優しい言葉を使っているが、それぞれの哲人を全く知らない状態で読むと、面白さは半減すると思う。
    高校倫理等で、広く浅く西洋哲学史を学んだ人にとっては面白い本だと思う。

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    2024年07月31日
  • 動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学

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    檜垣さんの「ドゥルーズ―解けない問いを生きる 」が、面白かったので、勢いでこちらも読んでみました。

    檜垣さんの本は、ベルクソンの後継者として、何か時間の中で継続しつつ、生成し、差異を生み出していくというイメージでドゥルーズを読んでいた。

    このドゥルーズ像は、これまで私がわからないなりに読んできたドゥルーズとは結構違うイメージで驚いた。私は何を読んできたのかな?これまで読んだのが、どっちかというとドゥルーズ=ガタリだったからなのかな?など、考え込んでしまった。

    で、こちらは、私のこれまでのドゥルーズ理解との共通性が多い気がした。つまり、ドゥルーズ=ガタリのリゾームとか、機械とか、器官なき身

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    2023年12月23日
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    うわ、難しい。勉強ができる男子高校生。実体験に基づいている部分もたくさんありそうな具体的なエピソードの数々。父の会社の動向、自分の性的傾向への疑問、ややヒステリックな母の不可解な怒りのトリガー等。一触即発のような何かが変わりそうな不穏な雰囲気が漂っている。雰囲気は好き。

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    2023年12月12日
  • エレクトリック

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    特に何と起きずに終わる。割とゆったりした話。野村さんは一体どうしたのか。父との微妙な敬愛しているが微妙な関係と揺れ動くセクシュアリティが描かれる。

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    2023年11月06日
  • デッドライン(新潮文庫)

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    作家がゲイなだけあってリアル感がすごい。BLに落とし込んでないところもすごく印象が良くて好きだけどちょっと硬いです笑

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    2023年10月01日
  • 言語が消滅する前に

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    道具的で記号化してきた現在の言語。

    実存主義、エビデンス主義、メタファー、心の闇、アレントやスピノザ、ハイデガーなど引用しながら國分功一郎さんと千葉雅也さんの言語に対する想いも含め、近年変化していく言語をどう取り戻すのか、そもそも言語とはなんなのか、そして言語無き人間とは存在するのか。

    例えば「これは違反だ」とか「違法だからダメだよ」とテレビでモザイク入れて、悪い人を煽ることが当たり前ですが、その一つ一つの問題を法外まで考えている人は叩かれてしまう。
    しかもその法外までを考えていくと、自分で考えて言語化しなければならないからめんどくさい。そうなると、もう法律がそうなんだからと言って、エビデ

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    2023年09月26日
  • エレクトリック

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    高2の頃の、子供と大人の間にある不安定な時期に感じる微細な違和感や感覚などが言語化されているように感じた。

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    2023年09月03日
  • 言語が消滅する前に

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    現代社会をとらえる上で重要なヒントがいくつも出てくる。東浩紀「観光客の哲学」にも通じる問題意識がある。現代知識人の危機感が分かる必読書かもしれない。

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    2023年09月01日
  • エレクトリック

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    バラバラの部品、でも確かに一つの何かを構成するものを都度都度渡されて組み立てる。もちろん順番通りではなく、形にハマらない時は見送って次の機会を伺う。ような、全体を通してエレクトリックなもので、順次増えていく部品のような物語たち。しかし、僕には上手く組み立てることができなかった。

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    2023年08月25日