千葉雅也のレビュー一覧

  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    やー、大変時間がかかった。哲学に対する興味は昔っからあって、ようやく読みやすそうなのが出たなと思って手を出してみたものの。

    やはり固定言語が特殊すぎるんだよねー。いまいち読んでても言葉が頭に入ってこない。分かる部分もあるんだけどね。

    特に納富先生の部分が質問者も回答者も何言ってるか分からんところが多くてしんどかったなー。

    次巻以降も買ってあるので読むけれどもちょっと間でライトな新書入れようw

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    2025年12月27日
  • 動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学

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    何とも言えない含みのあるタイトル。だからこそ期待してしまうのです。この本には一体何が書いてあるんだろう?と。

    ドゥルーズといえば、國分功一郎さんの『暇と退屈の倫理学』の結論でも言及されていた思想家であり、「待ち構える」という彼の人生観が私にはとても深く刺さりました。

    『動きすぎてはいけない』は、千葉雅也さんの博士論文を改稿して出版されたというだけあって、求められる基礎知識のレベルの高さや、難解な表現の連続で、読みきるにはそれなりの忍耐が必要でした。。。

    1回読んだだけでは断じて理解したとは言えませんが、千葉さんがドゥルーズを独自の視点で読み解き、過剰につながろうとするだけではなく、非意味的に切断する(動きすぎない)ことも必要だよと言ってくれることで、気持ちが救われる人もきっと多くいると思います。

    『現代思想入門』や『勉強の哲学』では、わかりやすい表現で、私たちを楽しく哲学の世界に引きずり込んでくれた千葉雅也さん。

    彼の真髄を感じるにはうってつけの一冊ではないでしょうか。ぜひ挑戦してみてください。

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    2025年11月27日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    入門書ではないと思う。初学者にはついていけないと思うので注意。本書はある程度哲学を学んだ後に、それぞれインタビューで語られてる哲学者の方々の専門分野について、深掘りしたいときに読むべき本であると感じた。
    面白い部分もあったが、過去学んだことがある哲学史について復習したい気持ちで本書を手に取ったので求めていたものと違った。また、難しいところも多かった。

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    2025年11月19日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    哲学史を扱う時点でその試みは挑戦的ではあるが、登場する研究者の専門に少し偏った説明となっている印象。そのため、入門書とはなかなか言いにくいとは思う。

    本書においては、通読するというより、ちょっと気になったところだけ拾い読みするような付き合い方がいいと思った。

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    2025年10月13日
  • デッドライン(新潮文庫)

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    どうも同性愛もの、特に男性ものが、あまり得意ではない。なんだかなあ、と感じてしまう。
    学生生活全般の描写、特に、日常的な担当教授との会話部分と、後半の修士論文に苦しむあたりは、とてもよかった。

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    2025年08月08日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    ネタバレ

    読書というものを、いろんな人の考え方を知る機会としている私としては(皆さんもそうかもしれないが)、ひとつの考え方として持っておいても面白いかも?と感じた。
    勉強とはいわば「自己破壊」で周りから「浮く」ことから始まるといった話。
    ただ、浮いた発言の例えや筋トレをアートと呼んでいるところあたりで頭に?(はてな)が浮かんでしまい、読み進めるのに時間がかかってしまった。

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    2025年08月07日
  • デッドライン(新潮文庫)

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    千葉氏著の『センスの哲学』において、「純文学はリズムを楽しむ」とされていたが、この『デッドライン』は正にリズム重視の文学といった趣きであった。難解ではあるけど、サクサクとリズム良く読めた不思議な文学体験。

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    2025年06月14日
  • エレクトリック

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    オウム事件の後にエヴァンゲリオンが始まった95年周辺、家族関係の閉塞と自我の目覚め、インターネットの始まりと音楽への接続がある。ハッテン場の入っているビルのその上のフロアに、持ち去られたアンプがあり、それが音を鳴らす。そんな作者の目覚めの話

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    2025年06月14日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    勉強を哲学的に捉え更に実践の仕方もあり、読み応えがあった。
    アイロニー=「根拠を疑う」こと
    ユーモア=「見方を変える」こと
    この2つが勉強におけるキーワードとなる。
    序盤の哲学的な表現の仕方が私にとっては不慣れな為、読みにくさがあったが、身近な表現での具体例により読み進めることができた。
    また、実践編では以下の部分が参考になった。
    ・自分の実感に引きつけないで読む、というのは、あるテクストを「テクスト内在的」に読むことである。それはテクストの構造=設定における概念の機能を捉えることである。
    ・二頂対立を把握する。普段の生活から、何を読む時でも、反対語に気づくよう心がけるといい。

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    2025年06月07日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    対話形式で読みやすく、他の哲学書にありがちな何を言っているのかさっぱりわからない、といったことは少ない。
    ただ入門というには少しレベルが高く、ある程度の事前知識が必要に思える。教科書にざっと目を通してなんとなく全体を知っているレベルで読むと理解が深まるかもしれない。

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    2025年05月05日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    2025.03.21 ギリシャはともかく、中世やルネッサンスはあまり読んだことがなく、改めて領域が広がった。

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    2025年03月21日
  • デッドライン(新潮文庫)

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    ネタバレ

    朧気な記憶だが、「文学賞メッタ斬り!」で豊崎由美が「インテリ版西村賢太」と評したので興味を持った上、年下の友人が面白いと言っていたので。
    西村賢太式露悪癖もないではないが、むしろスケッチや、時代習俗を文章を用いて保存する試みだと感じた。
    解説の町屋良平の文章も面白いが、ネット上で保坂和志との対談を読んで、これが断然面白かった。
    (自分は保坂和志の読者ではないが、きっと好きなんだろうなと思っている。)
    ハッテン場の描写から始まるが、個人的には第119回(2014年度・下)の文学界新人賞で佳作となった森井良「ミックスルーム」がずっと記憶に残っているので、連想したりした。

    が、本作のゲイセックスはむしろ自身の可塑性(と言っていいのかしらん? 変容可能性?)の一部であるのかなと思った。
    猫になったり、知子になったり、動物になったり、少女になったり、締め切りになったり。
    「僕」の生成変化は割と忙しい。
    大学生活はのんびりしているのに対して、内面の動き。
    知に触れることで自身が組みあがっていく、ブッキッシュな青春ではあるけれど、頭デッカチではなく、ぬぬーっと身体性(性欲)が頭を蠢動している。
    同級生との交流は正直柴崎友香っぽいと思ったが(彼女もまた佐々木敦所謂ところの保坂スクール出身)、指導教授徳永の存在感は、なかなか出色で、メンター小説という面もあると思った。
    いずれにしてもスケッチの集積が小説としてのまとまりを持ち得るという観点は、いいものだ。

    なんでも「オーバーヒート」、「エレクトリック」を足して三部作とするらしい。
    3作目は高校時代のインターネットとの出会いが題材らしいが、並べるとどうしてもセクシュアルな単語を意識して取り上げているように、つい感じてしまい、勝手に期待してしまう。

    ところで森井良、今回検索して知ったが、なんと獨協大学フランス語学科専任講師で、翻訳多数。
    しかも積読にしている「特別な友情──フランスBL小説セレクション」の編訳者のひとりらしい。
    「ユリイカ 詩と批評 総特集 大江健三郎 1935-2023」に、「大江の〈A〉、オントのにおい」という文章を寄せていたりして、うーん興味湧く!

    と書いたあとで、自分のevernoteを検索してみたら、2年前に遠野遥「改良」の感想にて、
    >なんとなーく連想したのが、第119回文學界新人賞で佳作だった森井良「ミックスルーム」(初めて知ったがフランス文学者で、「特別な友情―フランスBL小説セレクション―」を編纂しているのだとか!)、いや本作はゲイではなく異性装。
    と書いていた。
    ……どんだけ脆弱な記憶力で、どんだけ同じ連想圏をうろうろしているんだ。

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    2025年03月11日
  • エレクトリック

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    地方で退屈な日々を送る、優越感と劣等感が混ぜこぜな自意識過剰な悩める拗らせ少年の物語。
    長編小説の中の青春編や故郷編みたいで、ここだけ提示されても不完全燃焼で。。雰囲気にハマらず、読み続けるのがキツかった。

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    2025年02月10日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    倫理習ってないからなのか、読解力が無いからなのか、はたまた哲学を学ぶ最初の一冊目だったからなのかはわからないが、理解し辛かった。

    しっかり基礎から、学んでから読めばこの本の面白さはきっと分かると思う。

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    2024年12月28日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    インタビュー形式で哲学史の大枠を掴むといった感じで、入門の入門といったところ。

    哲学をかじった人からすれば色々言いたい事もあるだろうけど、素人には丁度良いんじゃないかと思いました。

    やっぱり哲学は積み重なった思考の歴史を知らないと理解出来ないので、おおまかに流れを理解するには良い。またインタビュー形式が感情が伝わるのでとにかく読みやすかった。

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    2024年12月16日
  • エレクトリック

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    虚も実もなく、登場人物がそれぞれ勝手につぶやくような、そんな世界の風景を描く。安易な物語化を拒否する心象風景が綴られる。なるほどとは思うが、楽しい読書ではない。

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    2024年10月13日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    まったく哲学に触れず、倫理の授業も受けずにきた人間が、ちょっとした興味本位で読むには予備知識が足りなかった。
    各章に、イントロダクションを設けてくれてはいるけれど、そもそも本編に入ると忘れてしまう。イントロダクションに戻りながら本編を読んで、を繰り返すうちに、神の存在証明とか、もういいかとなってくる。
    トマスモアのユートピアも、絶賛積読中!

    だけど、第二巻も読みます。
    とりあえず。

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    2024年10月04日
  • デッドライン(新潮文庫)

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    良い小説だなと思った。場面転換が頻繁にあるのだけれど、話をぶったぎるなんてものは全く感じなくて、まるで映像(映画のような)の視覚効果のような気がした。
    その色々な場面のなかに「僕」と「先生」の会話があるのだけれどそれが重要な気がする。でもちょっと難しくもあり完全に捉えることができなかった。
    そして何より誰にでももある(あった)であろう、あの年齢の時のあの空気感がすごく出てる。友達と夜中ドライブにいったり、ご飯を食べたり、引越作業だったり、家庭のあれこれ...。青春小説かな?不思議だ。
    後半に知子と電話する場面で知子の視点が出てくるのだけれども、それがどういう意味だったんだろうって今考えている。そういう余韻というか考えさせられるものがあるというのも良い。

    解説だと思って読み始めたらなんだか難しくて、よく見たら解説って書いてなかった(笑)

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    2024年10月02日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    専門家が一般向けに、専門の時代ごとに面白いところを語るもの。
    言葉はかなり優しい言葉を使っているが、それぞれの哲人を全く知らない状態で読むと、面白さは半減すると思う。
    高校倫理等で、広く浅く西洋哲学史を学んだ人にとっては面白い本だと思う。

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    2024年07月31日
  • 動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学

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    檜垣さんの「ドゥルーズ―解けない問いを生きる 」が、面白かったので、勢いでこちらも読んでみました。

    檜垣さんの本は、ベルクソンの後継者として、何か時間の中で継続しつつ、生成し、差異を生み出していくというイメージでドゥルーズを読んでいた。

    このドゥルーズ像は、これまで私がわからないなりに読んできたドゥルーズとは結構違うイメージで驚いた。私は何を読んできたのかな?これまで読んだのが、どっちかというとドゥルーズ=ガタリだったからなのかな?など、考え込んでしまった。

    で、こちらは、私のこれまでのドゥルーズ理解との共通性が多い気がした。つまり、ドゥルーズ=ガタリのリゾームとか、機械とか、器官なき身体とか、そういう部分がしっかりと論じられている。で、そちらだけでなく、檜垣さん的な時間の中での生成という側面とそれが対比、統合されている感じかな?

    それが、ドゥルーズの多くの主著の解釈を読み解きながら、議論が進められつつ、さらにはドゥルーズから現代的な意味を生成していくような感じでスリリングであった。

    とは言っても、読み進めていくと議論はだんだん難しくなって、何を言っているのかわからなくなる。

    修行が足らんなと思い、自分の理解度に応じて、評価は3つにしてみた。この本自体の評価ではない。

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    2023年12月23日