千葉雅也のレビュー一覧

  • デッドライン(新潮文庫)

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    ネタバレ

    朧気な記憶だが、「文学賞メッタ斬り!」で豊崎由美が「インテリ版西村賢太」と評したので興味を持った上、年下の友人が面白いと言っていたので。
    西村賢太式露悪癖もないではないが、むしろスケッチや、時代習俗を文章を用いて保存する試みだと感じた。
    解説の町屋良平の文章も面白いが、ネット上で保坂和志との対談を読んで、これが断然面白かった。
    (自分は保坂和志の読者ではないが、きっと好きなんだろうなと思っている。)
    ハッテン場の描写から始まるが、個人的には第119回(2014年度・下)の文学界新人賞で佳作となった森井良「ミックスルーム」がずっと記憶に残っているので、連想したりした。

    が、本作のゲイセックスは

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    2025年03月11日
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    地方で退屈な日々を送る、優越感と劣等感が混ぜこぜな自意識過剰な悩める拗らせ少年の物語。
    長編小説の中の青春編や故郷編みたいで、ここだけ提示されても不完全燃焼で。。雰囲気にハマらず、読み続けるのがキツかった。

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    2025年02月10日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    真っ当なことをきちんと伝えたい、という真摯な思いが伝わってくる文章だと感じた。一方で、著者の気持ちを汲み取ろうとする気概のある人はどのくらいいるのだろう、たくさんいてほしい。
    でも、文章は難しかった。どこを取っても中学受験の国語の問題に適した文章だな、なんてことを考えてしまった。

    真剣に勉強に取り組んだ高校生活を経て大学に入った学生や社会人になりたての人向けなのかな?
    小難しく書いてあるけど、実用面から言うと社会人としての原則が書いてあるように感じた。つまり、人生、社会人になってからが本当に勉強する時です。自分で課題を見つけて、取り組んでいきましょう、と。そして、断定的な物言いする人の言うこ

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    2025年01月05日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    倫理習ってないからなのか、読解力が無いからなのか、はたまた哲学を学ぶ最初の一冊目だったからなのかはわからないが、理解し辛かった。

    しっかり基礎から、学んでから読めばこの本の面白さはきっと分かると思う。

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    2024年12月28日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    インタビュー形式で哲学史の大枠を掴むといった感じで、入門の入門といったところ。

    哲学をかじった人からすれば色々言いたい事もあるだろうけど、素人には丁度良いんじゃないかと思いました。

    やっぱり哲学は積み重なった思考の歴史を知らないと理解出来ないので、おおまかに流れを理解するには良い。またインタビュー形式が感情が伝わるのでとにかく読みやすかった。

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    2024年12月16日
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    虚も実もなく、登場人物がそれぞれ勝手につぶやくような、そんな世界の風景を描く。安易な物語化を拒否する心象風景が綴られる。なるほどとは思うが、楽しい読書ではない。

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    2024年10月13日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    まったく哲学に触れず、倫理の授業も受けずにきた人間が、ちょっとした興味本位で読むには予備知識が足りなかった。
    各章に、イントロダクションを設けてくれてはいるけれど、そもそも本編に入ると忘れてしまう。イントロダクションに戻りながら本編を読んで、を繰り返すうちに、神の存在証明とか、もういいかとなってくる。
    トマスモアのユートピアも、絶賛積読中!

    だけど、第二巻も読みます。
    とりあえず。

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    2024年10月04日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    専門家が一般向けに、専門の時代ごとに面白いところを語るもの。
    言葉はかなり優しい言葉を使っているが、それぞれの哲人を全く知らない状態で読むと、面白さは半減すると思う。
    高校倫理等で、広く浅く西洋哲学史を学んだ人にとっては面白い本だと思う。

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    2024年07月31日
  • 動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学

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    檜垣さんの「ドゥルーズ―解けない問いを生きる 」が、面白かったので、勢いでこちらも読んでみました。

    檜垣さんの本は、ベルクソンの後継者として、何か時間の中で継続しつつ、生成し、差異を生み出していくというイメージでドゥルーズを読んでいた。

    このドゥルーズ像は、これまで私がわからないなりに読んできたドゥルーズとは結構違うイメージで驚いた。私は何を読んできたのかな?これまで読んだのが、どっちかというとドゥルーズ=ガタリだったからなのかな?など、考え込んでしまった。

    で、こちらは、私のこれまでのドゥルーズ理解との共通性が多い気がした。つまり、ドゥルーズ=ガタリのリゾームとか、機械とか、器官なき身

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    2023年12月23日
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    うわ、難しい。勉強ができる男子高校生。実体験に基づいている部分もたくさんありそうな具体的なエピソードの数々。父の会社の動向、自分の性的傾向への疑問、ややヒステリックな母の不可解な怒りのトリガー等。一触即発のような何かが変わりそうな不穏な雰囲気が漂っている。雰囲気は好き。

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    2023年12月12日
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    特に何と起きずに終わる。割とゆったりした話。野村さんは一体どうしたのか。父との微妙な敬愛しているが微妙な関係と揺れ動くセクシュアリティが描かれる。

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    2023年11月06日
  • デッドライン(新潮文庫)

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    作家がゲイなだけあってリアル感がすごい。BLに落とし込んでないところもすごく印象が良くて好きだけどちょっと硬いです笑

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    2023年10月01日
  • 言語が消滅する前に

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    道具的で記号化してきた現在の言語。

    実存主義、エビデンス主義、メタファー、心の闇、アレントやスピノザ、ハイデガーなど引用しながら國分功一郎さんと千葉雅也さんの言語に対する想いも含め、近年変化していく言語をどう取り戻すのか、そもそも言語とはなんなのか、そして言語無き人間とは存在するのか。

    例えば「これは違反だ」とか「違法だからダメだよ」とテレビでモザイク入れて、悪い人を煽ることが当たり前ですが、その一つ一つの問題を法外まで考えている人は叩かれてしまう。
    しかもその法外までを考えていくと、自分で考えて言語化しなければならないからめんどくさい。そうなると、もう法律がそうなんだからと言って、エビデ

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    2023年09月26日
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    高2の頃の、子供と大人の間にある不安定な時期に感じる微細な違和感や感覚などが言語化されているように感じた。

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    2023年09月03日
  • 言語が消滅する前に

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    現代社会をとらえる上で重要なヒントがいくつも出てくる。東浩紀「観光客の哲学」にも通じる問題意識がある。現代知識人の危機感が分かる必読書かもしれない。

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    2023年09月01日
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    バラバラの部品、でも確かに一つの何かを構成するものを都度都度渡されて組み立てる。もちろん順番通りではなく、形にハマらない時は見送って次の機会を伺う。ような、全体を通してエレクトリックなもので、順次増えていく部品のような物語たち。しかし、僕には上手く組み立てることができなかった。

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    2023年08月25日
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    作者は、この作品及び主人公を通して、自らがゲイであるのをカミングアウトされていますが、その書き方に未だ躊躇いを感じます。
    書くのであれば、ちょうど今回の市川沙央さん(「ハンチバック」)のように、全てを曝け出す覚悟が欲しいです

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    2023年08月22日
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    芥川賞候補作なので読んだ。
    同郷でもある。応援したい。
    高校2年生の主人公のドキドキや悩みが雷のようにきらめく。
    1995年の様子も懐かしい。
    ハンドパワーは静電気。
    栃木県宇都宮市はなぜだか雷が多く「雷都」(らいと)と呼ばれたりする。
    「アウト・オブ・眼中」という言い方、どこかでマネしたい。
    エゴン・シーレの画集は名作。
    「エヴァンゲリオン」という名称を出さないのによくわかる説明がとても上手い。
    皆が行く方向に行かない。それだけで勝てる。説。父の哲学。本当なのか?
    ラジカル→ 急進的なさま。過激なさま。極端なさま。
    ゲイの世界は裏世界で、
    その入り口を発見した場面のドキドキがとても印象的。

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    2023年08月03日
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    古いアンプやインターネット、ポルシェ、シトロエンなど伏線のような何かを暗喩しているようなものがたくさんあるが、私には何が何を示しているのか読み解けなかった。ゲイの話に行くのかと思いきやそうでもないし。1995年というインターネットが普及し始める黎明期に、古い価値観から新しい価値観に代わることを示しているのかもしれないが、私には分からないし正解でもないだろう。読みやすいんだが、読み解きが難しい。

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    2023年07月14日
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    自分如きの読解力では一度読んだだけではスッと入って来なかった。主人公の主体性があるようでないような感じが引っかかるのかもしれない。

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    2023年07月10日