千葉雅也のレビュー一覧

  • 現代思想入門

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    現代思想をわかりやすく概観してくれている一方で、その難しさも仄めかす本だと思った。

    デリダやドゥルーズ、フーコーといった現代思想を代表する3人が書いた難解な文章が引用によりたびたび出てくるが、これを咀嚼し、読者にわかりやすく伝えていることを思うと、すごいとしか言いようがない(もちろん、千葉先生なりの理解の仕方・言い回しで、ではあるが)。

    哲学書を読む際には、読む対象を定めて、それに向けた準備を程々に行い、挑むのが良いのだろうと思う。その際には、本書で紹介された現代思想の読み方も参考にしたい。

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    2025年10月09日
  • センスの哲学

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    4.5抽象画をギョーザに例えて、リズムで感じれば良いとのことでなるほどと。
    美術館にいったらもっと気軽に見ればいいのだと軽くなった

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    2025年10月07日
  • センスの哲学

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     センスを知りたくて読むに至る。
     何気なく日常で使われる「センスがいい」という言い回しは、ほとんどの人が確かな意味を知らない。その言葉に定義を与える試みが本書では行われる。「センスがいい」とは即物的にものを捉えた時にそのリズムを把握できること。脱意味を経てただそこにある形、さらに意味すらもリズムとして把握すること。
     これはものの見方としてこれまで出会ってきた中でもっとも汎用性のあるものだと思う。各分野で歴史や背景を知らなければ楽しめないという固定観念を覆してくれただけでなく、各分野を繋げるきっかけになりうる。本書の前に読んでいた「暇と退屈の倫理学」において、「幸せになるには、ものを楽しめる

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    2025年09月30日
  • 現代思想入門

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    ネタバレ

    今年は読書と決めていて本を読んでいる。最近だと新書にも挑戦。哲学系の本も読んだりしてる。

    時々もう一人の自分が「なぜ本を読むの?哲学なんて学んで何のためになるの?」と聞いてくる。

    今のところの答えが2つ見つかった。

    1つ目。俺は自分探しというか自問自答というかよく何かを考えている。何かを考えている自分に酔っているところもある。たまに「考えて、考えて、もうわけわかんなくなってんじゃないの?」という俺の中のGENが出てくることもある。でも俺は考えることが好き。

    考えに答えを出すことはそう簡単ではないけど、本や哲学を学んでその悩みのヒントになることがある。だから俺は本を読んだり哲学を学びたい

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    2025年09月22日
  • 現代思想入門

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    主にフランスの現代思想、デリダ、ドゥルーズ、フーコーの「脱構築」について記された本。他にもラカン、フロイト、カント、ニーチェ、メイヤスーなども出てくる。

    話し言葉のような平易な文体で、誰にでもわかるようなやさしい文章で説明することを心がけているのがよく伝わった。本書でも述べていたが、これは「入門書を読むための入門書」であり、ざっくりとそうした思想家の一部分的な理解をしようとする人にとってはちょうどいい。

    しかし、付録の「現代思想の読み方」は少々蛇足的なものを感じた。いわゆる「本を読むための本」に近い胡散臭さを感じた。

    また、この本で出てくる哲学者に興味を持った方に向けて、読書案内を丁寧に

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    2025年09月17日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    どこまでを区切りとして勉強をどうやって広げるのか深ぼるのか、どの様な情報を勉強のインプットとして扱うべきか、なぜ気がついたら沼にハマっているのか、読書の仕方など「勉強」をすることについて深ぼる一冊。

    自分がよく具体と抽象について細谷功さんの著書をよく読むのも信頼しているところがあるからだと認識。

    きっと次は「制作の哲学」が出版されるのではないかと思う。

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    2025年09月10日
  • 現代思想入門

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    ## 主なテーマ

    ### 1. 二項対立の脱構築
    現代思想の核心は、物事を**「二項対立」**で捉える思考法を揺さぶることにあります。善悪、能動と受動、正常と異常といった対立構造の、**「マイナスの側」**に注目し、その価値観を問い直します。著者は、能動性だけでも受動性だけでもない、その間にある**「グレーゾーン」**にこそ人生のリアリティがあるとしています。この「脱構築」によって、物事を単純化せずに、より**「高い解像度」**で捉えることができるようになると説いています。

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    ### 2. リゾーム的思考と存在の生成変化
    現代思想は、物事が階層的な秩序ではなく、横に広がる**「リゾ

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    2025年09月09日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    この本を選んだ理由

    それは、「勉強の哲学とは何か?」と問われたとき、私にはきちんと答える自信がなかったからだ。
    だからこそ、「あっ、これは自分の知らないことが知れるかもしれない」という期待を込めて、この本を手に取った。

    読んでみて印象に残ったのは、「バカになる」ため、つまり“脳汁ダダ漏れ”の状態をつくるために必要なことについて、筆者が語っていた点だ。
    それは、いわゆる安定した雰囲気や価値観、暗黙の了解といったものを破壊し、その場から“浮く”ことが必要だという主張だった。

    そうすることで発想が豊かになり、さまざまな方向に矢印を向けられるようになり、結果として「勉強=成長」を実現できるのだと

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    2025年07月20日
  • オーバーヒート(新潮文庫)

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    “LGBTは普通?普通だと思われたがるなんてのは、マジョリティの仲間に入れてくださいというお涙頂戴の懇願にほかならない。「我々」は「やつら」とは違うとプライドを持ってきたんじゃないのか。腰抜けが!”

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    2025年06月22日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    とても読みやすくて面白いです!
    個人的に納富信留さんのソクラテスの「不知の自覚」の解説の部分(75p)は特に興味深く納得しました。
    哲学の歴史をざっとおさらいできてオススメです。
    IIとIIIも読みたいと思います。

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    2025年05月09日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    千葉雅也先生を大学で知り挑戦。勉強する上での重要なことを哲学的な事象を踏まえながら解説されていて非常に分かりやすかった。自由な時間が増えた今だからこそ先生が言われていた事を行動に起こしてみようと思った。

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    2025年05月01日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    なんとなく手にとって読み始めた本。
    自分が勉強の仕方がわからず、直面していた問題がこの本の中に書いてあった。

    マクロ的にも、ミクロ的にも「勉強」というものが哲学(説明)されている。

    私が個人的に腑に落ちたのは、そもそも言語は生きてきた環境などによって意味が変化しやすい。言語の不透明性に気づき、言語をわざと操作する意識をもつようになることこそがどんな勉強にも共通する一般に重要なこと、ということ。

    そして「玩具的な言語使用」こそが勉強の根本だということ。その上で、「言語のアマ・モードとプロ・モード」を使いこなしながら勉強すると自他の区別ができてより勉強がおもしろくなる。

    本の感想をここに書

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    2025年05月01日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

    購入済み

    他の哲学史の本などには書いていない、先生方独自の解釈なども紹介してくれており、とても為になると感じました。
    次の巻なども読みたいです。

    #タメになる #深い

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    2025年04月10日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    勉強とはこれまでの自分の自己破壊である。
    私たちは常に環境に依存して、個性でさえも他者依存的なものである。
    勉強とは依存していた環境のノリから、新たな環境のノリに入ることである。
    環境のノリから自由になるためには、アイロニー(深掘り)とユーモア(目移り)が有効。アイロニーは、根拠を疑うこと。ユーモアは見方を変えること。アイロニーはやりすぎると機能停止に陥るので、適度なところで中断しユーモアへ折り返すことで自分の感覚を拡張する。これがまさに自己破壊。
    …………

    一見が難しそうだが、何か新しいことを学ぶと、そこで出会った言葉や考え方に最初違和感を持つが、それが馴染んでくるともとの感覚に戻れなくな

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    2025年04月07日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    2025年3月31日、高円寺・サンカクヤマにあった。会場調査のため高円寺降りた日。
    400円で購入、4冊目/4冊。サンカクヤマで合計4冊、計1,050円支払い(現金)。この日は高円寺で古本合計7冊購入し支出合計1,650円だった。

    最初から透明のビニールフィルムのブックカバーが被せた状態で販売されていて、とても綺麗な状態。

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    2025年03月31日
  • 哲学史入門Ⅰ  古代ギリシアからルネサンスまで

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    なんとなく有名な哲学者は聞いたことがある、程度の初心者でも理解できた。
    哲学の歴史と世界の歴史を踏まえてこの思想はこの思想から影響を受けている、というのが非常にわかりやすい。
    超入門として非常にいいのではないかと思った。

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    2025年02月16日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    中学の頃は小説なんて全然読めなかったんです。
    でも勉強(受験用の)は結構やっていたと思います。
    どっか私立の受験に落ちて受験勉強=勉強って思い込んでいた自分の価値観がめちゃくちゃに崩れたんですよ。
    それ以来、自分を俯瞰するってことがクセになったような気がします。
    この辺から小説を読めるようになってきて、何回も読んだ漫画をもう一回読み返しても違った楽しみ方ができるようになってきたんです。
    何が言いたいかって?
    こっからこの方が言う勉強ができるようになってきたと思うんです(できてはいない)。きっとこれがいったんの自己破壊だったと思うんです。
    アイロニーとユーモアを繰り返すことを意識的にするようにな

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    2025年01月26日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    環境にどっぷり浸かってることで生じる、そのノリとの癒着やマゾヒズム、すごくわかる気がしました。硬直した自分を破壊して、バラバラにするところからはじまるのが勉強。周りの空気にのまれずノリの良くないキモい人になってみるのが第一歩かな。言語さえも他者と割り切れたなら、もっともっと軽やかに自分の内なるものを曝け出して、それを拾ってくれる他者と『勉強』を深めていくことができるのかもしれない。
    社会人経験、子育て経験積んだ今の方がずっと、あぁ生きている限り一生勉強なんだ、と思う機会が多いので、読んで良かったと思いました。何度も読み返して理解を深めていきたいです。たくさん『勉強』をして、いろんなことを面白が

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    2025年01月25日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    最後の方に各章のまとめが書いてあるので、そこから読み始めると全体像が把握しやすかったんじゃないかなぁ、と読み終わってから思いました。

    今の自分を壊して、新しく作っていくための理論と方法を丁寧に解説されてるように感じました。

    また、著者の方は精神分析をベースにされているようですが、ACTとも近い論理展開をされていらっしゃるように感じました。
    哲学という、臨床心理学とは(近いが)異なる分野で、精神分析とACTという、全く方向性が違うアプローチの共通点が見つかったのが面白かったです。

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    2025年01月20日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    ネタバレ

    最近考えてたことが深められて、めちゃ良かった。

    勉強の哲学、というタイトルで想像していたこととはちょっと違った気もするけれど、そんなことも忘れて読んだ。

    勉強は、どの学問分野でも、新しい言語の世界を知ること、という側面に着目。つまり自分のこれまでの意味の世界を破壊し、更新する、という性質を持っている。

    だから、勉強は自分のノリを変化させる。勉強は、獲得ではなく喪失。



    ことばの使い方。

    この前読んだ孤独の本で、孤独という言葉をめちゃ解体して考え続けてて、

    その時ふと気づくのが、普段使ってる言葉、本当に適当に使っているなーということで、

    つまりノリで、その場の状況とかでだいたい

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    2025年01月11日