千葉雅也のレビュー一覧
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センスや地頭という言葉は努力による変化を認めず、多様性を尊重せず、人を振り分けようとする発想がある P15
まず提案したいのは、「不十分な再現性」= 「モデルの再現を目指してできない」という、何かに近づこうとする運動から降りることです。p41
まず提案したいの、「部分のつながりを見る」と言う姿勢です。全体としてどうかよりも、部分を味わうことを優先する。全体の意味がわからないと気持ち悪いというのも理解できることですが、「部分が面白ければそれで十分」という態度もありうる。p101
答えにたどり着くよりも、途中でぶらぶらする、途中で視線を散歩させるような自由な余裕の時間が、芸術鑑賞の本質です。確かに -
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正直、私の理解力の問題もあるが、冒頭で筆者に約束された「センスが良くなる」という効能は実感できなかった。とはいえ、アートの分野でセンスが良いと言われていることに共通する点はなんとなく理解できた。特にリズムはそうだろう。反復的なリズムと差異が適度にあること。例えば、曲で言うとCメロ的な部分?や、映画のショット、展開のされ方はたしかにと唸らされた。
サスペンス的な、目的達成ではなくプロセスを楽しめというメッセージの通り、序盤から冗長で要領を得ず、ヤキモキする文章であったが、それを楽しめ、ということなのかもしれない。でもそんなこと言われたらなんでもありでは…とも思った。
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ネタバレセンスとは上手よりヘタウマ。モデルの再現から降りる。強度=リズム=デコボコ。意味から離れてモノをリズムとして見る。ビートとうねり。生物は安定を求めるが、わざと不安定、緊張の状態を作り出して、それを反復するのを楽しむ。目的達成を遅延し、余計なサスペンスを楽しむこと=丁寧に生活を楽しむこと。意味や目的からリズムへ、リズム=うねりとビートに乗る。意味のリズム=距離のデコボコ。予測誤差の最小化。リズム=「反復の予測と予測誤差という差異」のパターン認識。フレームの拡大→外れの経験をリズムにして平気になる。他方、平穏以上の刺激を求める。抽象化。客観性はなく、繋がるかどうかは設定次第。偶然への向き合い方の多
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無駄なことを書いていない、読み応えのある本。二項対立を考える上で、具体と抽象の横断力が求められると感じる。以前から気になっていた「具体⇄抽象トレーニング(細谷功)」を読みたくなった。
ゼミでのディベートの総決算をしてる気持ちになる内容だった。本書は明確に哲学に寄せて考えるものだが、思考鍛錬として発想を広げられるよい機会になった。
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哲学用語は、日本語訳の仕方に問題があるように思う。脱構築論とかではなく、対立論や二分論などと表した方が幾分か理解されやすいように思う。現代はともかく、当時は排他的だなあと感じる。
同時に、筆者は哲学者は格調が求められた、としており、そもそも -
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哲学の起源であるギリシア哲学(紀元前6世紀〜6世紀)から中世(5世紀〜15世紀)を経て、世間的には軽視されがちなルネサンス時代の哲学(14世紀〜16世紀)までの歴史を主要な登場人物とその主張を、現代の研究家と対話形式で辿りながら読み進められる入門書です。
対話形式という形を取っているのと、丁寧に説明してくれているので非常に読みやすく面白かったです。(当然一読程度では理解出来ませんでしたが…)
読んでいていつの時代の哲学者達も古典(この場合はギリシア哲学)に立ち返ることを必須としていて、それがさらに進むと現代の私達も古典から学べることは多いということなんだろうなと感じました。
さすがに私達 -
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とりあえず最後まで一通り目を通してみて、要所ではなるほどと思いながら読めたが、読み終えてみるとセンスとは結局なんだったんだろうかという感覚。
初読の現時点での理解として備忘を残しておく。
センスとは…「あるものごと(芸術、日常のあらゆることなど)を自分ならではの着眼点を持って、インプット・アウトプットできるスキル」と捉えておきたい。
まず自分のセンスを見つけること。芸術作品である小説や映画、日常のインテリアなどのものごとを味わう(インプットする)ときに、大きく全体の意味を捉えようとするのではなく、小さくてちょっとした変化(本書ではリズムという表現)を観察し、言語化することで、自分のセンスが