千葉雅也のレビュー一覧

  • 動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学

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    「動きすぎていけない」生成変化の論理。インターネットの海と接続過剰の中、惑溺する私たちは、しかし「非意味的」に切断されうる。歴史的に築かれてきた現代の「状況」の中で、如何に他者との共立を実験しうるのか。ハイデガーらの否定神学に回収されし尽くされることの無い複数性を肯定する論で、とても面白かった。

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    2021年05月31日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

    購入済み

    読みやすかったです

    難しい言葉もなく内容もすらすら入ってきました。読んでいて心地良かったです。

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    2020年03月25日
  • デッドライン(新潮文庫)

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    中盤までは、いわば、よくあるような、
    あまり熱心ではない学生風景。

    昼の間は大学で哲学の講義を受け、
    夜になると街に繰り出し顔の良い男を漁る。

    5章にある1文に、
    強烈に、人はそれぞれ「自分」を生きているということを提示される。

    そこからが怒涛だった。

    あなたは魚ではないのになぜ魚のことがわかるのか。

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    2026年05月03日
  • センスの哲学

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    センスと、芸術というか人間の活動全般との関係を考察した本だと思った。

    センスとはものごとをいろんな要素のデコボコ=リズムとして楽しむことである。
    リズムはビートとうねりで捉えられる。
    個性は反復というアンチセンスに現れ、それがあってセンスが真のセンスとなるのではないか。

    リズムという捉え方はとても合点がいくもので、芸術を含めたものごとに対する向き合い方のヒントが得られた気がした。

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    2026年05月03日
  • 現代思想入門

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    現代人が悩み、囚われる自己の一貫性(アイデンティティ)からの逸脱を肯定してくれて、人生を楽しませてくれるような思想だった。自分らしさとかそう言うのって、どうしても若い頃は悩んじゃうし、自分はこういう人間だからこういうことはできないとか、自分はこういう人間だからダメなんだとか、そういう自分らしさ(自己の一貫性=自己の秩序)を追い求めるからこそ生まれる悩みに対して、そこから逸脱することを肯定してくれる。そういった秩序からの逸脱(本書では脱構築)をしてからこそ見えてくるアイデンティティ像もあるし、そう言った意味で自分らしさ(とは何か)を考えるのにも示唆深かった。オヌヌメです。

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    2026年05月01日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    ノリが悪くなる、キモくなる、ズレる、ツッコミとボケ、などなど、日常の平易な言葉を駆使しようとする感じが鼻につく。しかし、勉強することでノリが悪くなりキモくなるというのは個人的に自覚があり悔しくも共感してしまった。

    文章の構成が良いからか(スネーク法で書かれている)、スッと頭に入ってくる。

    連想、名付け、言語=環境、享楽、といったキーワードたちはまさにラカンの理論そのものであり、その分野についてある程度知っていると理解しやすい。

    言語によって裏打ちされている環境のコード(=その環境において正解と思われている法・言語)に対して、アイロニー(=ツッコミ、コードの根拠を繰り返し問うこと)したり、

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    2026年04月23日
  • センスの哲学

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    センスは知識から始まる、の方がしっくり来るけど、例え話が結構面白い。割と哲学チックだから読むとダレるところがある

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    2026年04月03日
  • 言語が消滅する前に

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    人間の意志というものは、それほど明確でないし、あやふやで信念もない。それを厳格に日の下に当てようとして、矛盾が生じる。また、世の中はエビデンスや法的根拠など分かり易い説明に逃げ、責任回避している。逃げずに、どうゆって説明するか。そこで求められるのが言語だろう

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    2026年03月22日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    読み応えある
    理解するのに時間がかかって読むのも時間がかかる
    けど、頭動かした!という感じ

    曖昧に思ってたことを言語化してくれるからとてもスッキリする
    勉強するってことにキリはないが、有限にすること
    研究者も全部分かってない
    読書も細部まで分かってないってことに安心
    自分はバカだなとずっと思ってたから

    そしてやはり自分は純文学が好きだなというのも再確認
    売れてるエンタメ的なものはあまり好きじゃないかも
    映画でいいかなって思う
    時間使うからな
    あー面白かった

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    2026年03月15日
  • センスの哲学

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    20260325
    前半はシンプルで面白かった。後半は複合的で情報処理が多くなった。

    センスとは「直感的にわかる」という事
    直感的にわかるとは「深く考えずにわかる」という事
    「わかる」とは「判断、判断力」と言う事

    つまり「センスとは、
    →「直感的な判断力」または「理解」、「分別」「識別」

    例題として、あの人は服のセンスが良くても、音楽のセンスは無いなぁと言うことから「すべてに共通するような判断力」を持っている人はセンスが良いと提起されることが多い。
    →つまりセンスとは、「直感的で相互的な判断力」

    欠如を埋める事は、自分が生まれてきた場所に戻ることに相当し、故郷に帰ると言う結末を迎えたりす

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    2026年03月25日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    何のための勉強か?自由になる為である。
    絶対的な決断をせずに、
    常にメタ視点でアイロニー(ツッコミ)とユーモア(ボケ)で比較し続ける。
    その場の環境コードの奴隷となり生きてきたが、
    年々、アイロニーの大剣をぶん回すことでその環境コードに違和感をもたすことはできていたが、違和感をもつだだった。
    ユーモアで横線で広げて仮固定そして、比較。の繰り返しか

    笑い飯を頭の中に召喚させよう

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    2026年02月24日
  • 現代思想入門

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    前半は読みやすかったのだが、後半に向けて追いつけなくなってきた。ただ、付録の言葉にある「読書は全て不完全」、で良いのかも、と思った。時折り、読み返してみたい。

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    2026年02月15日
  • センスの哲学

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    センスや地頭という言葉は努力による変化を認めず、多様性を尊重せず、人を振り分けようとする発想がある P15
    まず提案したいのは、「不十分な再現性」= 「モデルの再現を目指してできない」という、何かに近づこうとする運動から降りることです。p41
    まず提案したいの、「部分のつながりを見る」と言う姿勢です。全体としてどうかよりも、部分を味わうことを優先する。全体の意味がわからないと気持ち悪いというのも理解できることですが、「部分が面白ければそれで十分」という態度もありうる。p101
    答えにたどり着くよりも、途中でぶらぶらする、途中で視線を散歩させるような自由な余裕の時間が、芸術鑑賞の本質です。確かに

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    2026年02月14日
  • センスの哲学

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    思っていたより哲学よりの内容で、初心者にはなかなか難解だった。
    意味だけを追求するのではなく、リズムを楽しむ。アートへの楽しみ方は少し変わった気がする。

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    2026年02月11日
  • 現代思想入門

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    過去に読んだものの流し読みに近いため、改めて再読。哲学の入門書としては非常に取りかかりやすい印象を受けた。
    ただの哲学を歴史を追って説明するわけではなく、重要となる「脱構築」を中心に説明を展開、最後には難解な文章の読み方まで解説しており、考えること、文章を読むこて、実践的な内容を学べる一冊。

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    2026年01月21日
  • センスの哲学

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    「センス」というものを哲学的視点で考えてみる。本書は、最終的にはセンスの良し悪しから、その先に向かう為の指南書である。ぼんやりと抱いていた、認識していた「センス」というものに対して自分自身が向き合う良い機会になった。

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    2026年01月18日
  • センスの哲学

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    正直、私の理解力の問題もあるが、冒頭で筆者に約束された「センスが良くなる」という効能は実感できなかった。とはいえ、アートの分野でセンスが良いと言われていることに共通する点はなんとなく理解できた。特にリズムはそうだろう。反復的なリズムと差異が適度にあること。例えば、曲で言うとCメロ的な部分?や、映画のショット、展開のされ方はたしかにと唸らされた。

    サスペンス的な、目的達成ではなくプロセスを楽しめというメッセージの通り、序盤から冗長で要領を得ず、ヤキモキする文章であったが、それを楽しめ、ということなのかもしれない。でもそんなこと言われたらなんでもありでは…とも思った。

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    2026年01月11日
  • 現代思想入門

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    結果的に2度読んだ。デリダのデの字も知らずに読み始めたが、読みやすい文章で概略は掴めた。入門書のおすすめが章ごとにあり、今後の読書の指針となるのが助かる。1度目からマーカーで気になるところに線を引きながら読み、2度目は色を変えて線を引いたら1度目に読み落としていたことが結構あるのがわかった。今後も部分的に読み返すと思う。次はおすすめのデリダ入門書を読んでみようと思う。

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    2026年01月07日
  • 現代思想入門

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    おもしろかった!易しい文体で内容が入ってきやすかった。内容としては特に、精神分析的な家族関係の解きほぐしを行うことに加え、自分が幼少期に何を見てきたか、どんな人間関係が家族外に広がっていったかといった人生の棚卸しをすることで、心のトラブルを考えるときによい示唆を与えてくれることがとても興味深かった。理解が難しいところもあったので繰り返し読んで理解を深めていきたい。

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    2026年01月02日
  • センスの哲学

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    「目指すものへの「足りなさ」をベースに考えると、それを埋めるようにもっとがんばらなきゃという気負が生まれ、偶然性に開かれたセンスは活性化しません。それに対して、「余り」をベースに考えれば、自分の理想とするものにならなくても、自分はこういう余らせ方をする人なんだからいいや、と思えるわけです。…規範に従って、よりレベルの高いものをと努力することも大事ですが、それに執着していたら人生が終わってしまいます。人生は有限です。いつかの時点で、「これで行くんだ」と決める、というか諦めるしかない」

    これが難しいんだよなぁ

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    2025年12月29日