千葉雅也のレビュー一覧

  • センスの哲学

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    センスはリズム、という可視化はわかりやすかった。
    「生きるための表現手引き」と併読すると良さそう。
    模倣から離れる。

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    2026年07月28日
  • 現代思想入門

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     勝手な解釈だけど、一貫してなくても良いんだなと思った。昨日は昨日、今日は今日で別々のものを大事にしていたって、その揺らぎさえも愛せたら良いのかも。
     難しい理屈や理論を無理やり単純化して自分に落とし込むより、わからないなりの向き合い方にも魅力があるのかもしれない。

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    2026年07月20日
  • センスの哲学

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    大体は意味を読み取ろうとする事から離れてもっと一つ一つの要素ごと、そしてその並び(リズム、ビート、うねり)の面白さに着目しよう。そこからセンスを身につけることが始まる。みたいな話だった。途中ほんとに色んな角度から同じ話がされるので混乱したけど要はそういうことだと思う。絵なら色や形、小説なら展開の波、映画ならショット、音楽なら音やフレーズの並び方や変化に着目して見たり聞いたりしようと。難しいね。

    気づいたのは自分がサスペンス(宙ずり)状態への耐性がない事。現代人はみんなそうかな。結論や結果を急ぐあまりにじっくり感じたり考えたりがおざなりになってしまう。サスペンスを楽しめる人間でありたいね。

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    2026年07月07日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    勉強あ=自己破壊を通じて自由になること


    情報過剰の世の中=勉強のユートピア
    立ち止まって考える ことが難しい世の中

    深く勉強しない=周りに合わせて生きる=ノリがいい
    勉強=ノリが悪くなる、新しいノリに返信する

    道具的言語使用
    玩具的言語使用

    現実は言語というVRデバイスを通して解釈される。
    言語自体は非現実的な表現を可能にする=現実のノリから距離を取れる

    第二章

    ノリの潰し方→ずれる、ずらす→
    ボケとツッコミ
    言い換えれば、具体と抽象によるジャンプ

    アイロニー→抽象、意味を問いすぎて足場を失う(ナンセンス)
    ユーモア→具体、風呂敷を広げすぎて意味の飽和

    勉強にはやめ時がない→

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    2026年07月04日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    フォロワーさんとの読書会で課題本になっていた
    勉強をするとノリが悪くなる、今まで見えていたものや考えもしなかったことを考えるようになり、それがノリの悪さにつながっていくというものだった。
    これについてはたしかに実感があった。偏見や差別的なことはそれが発生する下地や背景、構造を知ってしまうとそれにはノれなくなる。ネットミームなんかはかなりそういう割合が高く、もともとが差別的な意味合いから出発していることが多いために、もはや最初から使わないほうがいいのではないかとすら思う。
    ただこうしたノリの悪さを手に入れるということはあらたな自分になることでもあると著者は述べている。
    たしかにノリが悪くなり、大

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    2026年06月14日
  • センスの哲学

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    物事をリズムとして捉えること、そして、習慣に似た反復とそれに対して生じる差異、予測誤差という緊張状態が、「不快」であるにも関わらず「快」であり、そうしたリズムが面白いという表現に、なるほどな、と思った。
    また、予測誤差がほどほどの範囲に収まっていると「美的」になり、予測誤差が大きくどうなるかわからないという偶発性が強まっていくと「崇高的」になるということ、美と崇高のグラデーションを偶発性の概念を使って整理することや、偶発性にどう向き合うかが人によって異なることがリズムの多様性となり、それが個性的な「センス」として表現されるとまとめるていることにも共感した。
    物質とは、作用・反作用が物理法則に従

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    2026年06月13日
  • アメリカ紀行

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    サラッと読めるアメリカ滞在の紀行文。解説にも書かれているが、小田実や沢木耕太郎などの紀行文で感じられた文化的差異への驚きや体験の濃ゆさは正直に言って感じられない。話してる相手が外国人であるだけで生活自体は東京とほぼ変わらないのではないか。

    グローバル化で欧米や日本は文化が平準化されたということなのだろう。それが良いことなのか悪いことなのかは分からないけれど紀行文から受けた血踊るような高揚感は感じられなくなったことは率直に淋しい。

    グローバル化だけでなく、デジタル化も進み、SNSも身近になり、より外の文化が身近になり体験もしやすくなったのかもしれないけど、身振り手振りでコミュニケーションをし

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    2026年06月13日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    ネタバレ

    この本を読むまでは、本を読む=勉強だと思っていたけどちがうね。
    本を読むこと自体が目的になっていて、それは悪いことじゃないのだけれどちゃんと勉強してもいいかも
    気になっていることについては今でもネットリサーチとかもしてるから、そこに文献も折り込んでノートにまとめてみようかなとそんな気にさせてくれました


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    2026年06月11日
  • センスの哲学

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    タイトルに惹かれて。「センス」に哲学を見出すそのセンスに脱帽。

    言葉は比較的平易で読みやすいが、論文を書いている人特有の引用が多め。それも含めて勉強になるのですが、やはり昔の哲学者から引っ張ってきている言葉なんかもあってその概念を明確に捉えきらずに読み進めた部分もあった。

    ちょうど美術館に展覧会を見に行く道中、電車の中で読み進めたので、展覧会の楽しみ方をアドバイスしてもらった気になった。「意味から脱し、リズムを味わう」全ての芸術、さらには日常生活にも応用可能な感覚だろう。人間を科学的に、かつ感覚的に分析し、「知ってる人だけが楽しめる」ことを「知らないからこそ楽しめる」ことへと変換する力を持

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    2026年06月01日
  • センスの哲学

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    存在と不在やうねりを“リズム”として捉える発想が新鮮で面白かった。
    特に、「意味ですらリズムである」という考え方には驚いたが、読み進めていくと共感できた。

    仕事ではどうしても最終的な成果が求められるため、結果論を重視しがちだ。
    ただ、この本を読んで、何を切り取るかによって物事の見え方は変わるのだと思った。

    結果や対立そのものは、現実として確かに存在しているが、一方で、その過程や流れに目を向けることで、“リズム”として捉えることもできる。

    例えば、
    ・誰とどう進めたか
    ・空気がどう変化したか
    ・小さな試行錯誤
    といったものにも、その時々のリズムがあるのだと思う。

    そう考えると、結果だけを

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    2026年05月30日
  • 現代思想入門

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    脱構築とは、物事を「二項対立(二つの概念の対立)」によって捉えて、善し悪しを言おうとするのをいったん保留する、ということ。
    代表者3人、デリダ「概念の脱構築」、ドゥルーズ「存在の脱構築」、フーコー「社会の脱構築」。

    第一章 デリダ-概念の脱構築
    二項対立の脱構築、マイナスとされる側の捉え方を疑うことを階位序列を転倒させるという。
    直接的な現前性、本質的なもの:パロール
    間接的な再現前、非本質的なもの:エクリチュール
    あらゆるものに当てはめられる抽象的な二項対立
    何かを得るためには何かを失わなければならない、だがそこへの未練、忸怩たる思いを持った上で行動することが大切
    透明ではなく泡立つ炭酸水

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    2026年05月24日
  • 現代思想入門

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    仏教が「執着を手放して、楽になろう」と、いわば「悩みからの出口」を教えてくれるのに対し、現代思想がなぜドロドロしたモヤモヤの言語化にこだわるのかを考えました。
    仏教と現代思想では、悩みの解決のアプローチが異なると思いました。

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    2026年05月20日
  • センスの哲学

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    センスを才能ではなく「リズム」の知覚として捉え、「予測誤差」という概念で解体する。そうしてみれば、わかりにくい現代絵画も、あるいは食卓の餃子の食感でさえ、抽象化すれば「凸凹や反復、その組み合わせ」から見出されるリズムとして読み解ける。感覚的な領域に留まりがちな「センス」という言葉をここまで言語化していくプロセスは、読んでいて素直に面白い。読後は、何を見ても「なるほど、これはリズムですね」と言いたくなるような、哲学的な小難しさを漂わせつつも、どこか「説明してやったぞ」という万能感に似た納得感がある。そんな後味の本だった。

    ただ、その一方でずっと引っかかっていたのが、センスは本当にリズム——つま

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    2026年05月13日
  • デッドライン(新潮文庫)

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    中盤までは、いわば、よくあるような、
    あまり熱心ではない学生風景。

    昼の間は大学で哲学の講義を受け、
    夜になると街に繰り出し顔の良い男を漁る。

    5章にある1文に、
    強烈に、人はそれぞれ「自分」を生きているということを提示される。

    そこからが怒涛だった。

    あなたは魚ではないのになぜ魚のことがわかるのか。

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    2026年05月03日
  • センスの哲学

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    センスと、芸術というか人間の活動全般との関係を考察した本だと思った。

    センスとはものごとをいろんな要素のデコボコ=リズムとして楽しむことである。
    リズムはビートとうねりで捉えられる。
    個性は反復というアンチセンスに現れ、それがあってセンスが真のセンスとなるのではないか。

    リズムという捉え方はとても合点がいくもので、芸術を含めたものごとに対する向き合い方のヒントが得られた気がした。

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    2026年05月03日
  • 現代思想入門

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    現代人が悩み、囚われる自己の一貫性(アイデンティティ)からの逸脱を肯定してくれて、人生を楽しませてくれるような思想だった。自分らしさとかそう言うのって、どうしても若い頃は悩んじゃうし、自分はこういう人間だからこういうことはできないとか、自分はこういう人間だからダメなんだとか、そういう自分らしさ(自己の一貫性=自己の秩序)を追い求めるからこそ生まれる悩みに対して、そこから逸脱することを肯定してくれる。そういった秩序からの逸脱(本書では脱構築)をしてからこそ見えてくるアイデンティティ像もあるし、そう言った意味で自分らしさ(とは何か)を考えるのにも示唆深かった。オヌヌメです。

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    2026年05月01日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    ノリが悪くなる、キモくなる、ズレる、ツッコミとボケ、などなど、日常の平易な言葉を駆使しようとする感じが鼻につく。しかし、勉強することでノリが悪くなりキモくなるというのは個人的に自覚があり悔しくも共感してしまった。

    文章の構成が良いからか(スネーク法で書かれている)、スッと頭に入ってくる。

    連想、名付け、言語=環境、享楽、といったキーワードたちはまさにラカンの理論そのものであり、その分野についてある程度知っていると理解しやすい。

    言語によって裏打ちされている環境のコード(=その環境において正解と思われている法・言語)に対して、アイロニー(=ツッコミ、コードの根拠を繰り返し問うこと)したり、

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    2026年04月23日
  • センスの哲学

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    センスは知識から始まる、の方がしっくり来るけど、例え話が結構面白い。割と哲学チックだから読むとダレるところがある

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    2026年04月03日
  • 言語が消滅する前に

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    人間の意志というものは、それほど明確でないし、あやふやで信念もない。それを厳格に日の下に当てようとして、矛盾が生じる。また、世の中はエビデンスや法的根拠など分かり易い説明に逃げ、責任回避している。逃げずに、どうゆって説明するか。そこで求められるのが言語だろう

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    2026年03月22日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

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    読み応えある
    理解するのに時間がかかって読むのも時間がかかる
    けど、頭動かした!という感じ

    曖昧に思ってたことを言語化してくれるからとてもスッキリする
    勉強するってことにキリはないが、有限にすること
    研究者も全部分かってない
    読書も細部まで分かってないってことに安心
    自分はバカだなとずっと思ってたから

    そしてやはり自分は純文学が好きだなというのも再確認
    売れてるエンタメ的なものはあまり好きじゃないかも
    映画でいいかなって思う
    時間使うからな
    あー面白かった

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    2026年03月15日