千葉雅也のレビュー一覧
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他の方のレビューにもあるように、専門家がここまで平易な言葉でフランス現代思想を書き下すことへの勇気とその力量に驚き。
世相が荒れているのでどんどん脱構築していきたいですなーPosted by ブクログ -
専門家が、これだけざっくりサバけた調子で現代思想について解説するには、よほどの勇気と自信がないとできないことだと思うが、それを見事にやってのけている感じ。わかりやすくて面白い。言い回しが巧みだ。Posted by ブクログ
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何故、本を読むのか、自分でも言葉にできていなかったが、この本を読んでヒントが得られたように思う。
そして、少なくとも自分にとって、これはもしかしたら高等教育の意義として敷衍できるのかもしれない。
欲望年表を作ってみたが、自分の考えのルーツがこれまでよくわかっていなかったことに気が付かされた。
そして...続きを読むPosted by ブクログ -
本書の最後、佐藤優の解説のタイトル『究極のビジネス書』という表現が、言い得て妙!
加えて、その書き出しの『千葉雅也氏は、難解な事柄について、水準を落とさずにわかりやすく表現する卓越した能力を持っている』。
うーむ、これ以上に本書と千葉氏を端的に表せる言葉があるだろうか、と。
学ぶ楽しさ、キモさ。
...続きを読むPosted by ブクログ -
日々是ロジカル、ラテラル、クリティカルシンキング也。ほんまにそれでいいんか?と問うてツッコんでボケて、ボケたついでに例えツッコミとかもしちゃって、ある程度のところで まあいっかで仮固定しては比較し続けよ(※繰り返し)、と思いました。とりあえず自分年表つくろ。
- ある結論を仮固定しても、比較を続...続きを読むPosted by ブクログ -
勉強とは共感的で集団的で保守的なノリから外れてノリが悪くなることである。
環境のコードを客観視し、疑い批判するツッコミ(アイロニー)とコードからのズレを企図するボケ(ユーモア)を駆使するという視点が面白かった。
勉強を続けていくための具体的実践を記した4章も面白かったがアイロニーとユーモアは技術...続きを読むPosted by ブクログ -
学生時代が楽しかったのはこの本で言うユーモアを広げる会話に満ち溢れていたから。社会人になってからコードを理解し、ノリに合わせることをやらねばと思っていたが、どうにもそれができなかった。自分はおかしな人間ではないかと思っていたが、来るべきバカだったということではないかと思うと救われました。Posted by ブクログ
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哲学する威力を思い知る。ラディカルな視点を提示しつつも、それで全て事足れりとはしないバランス感覚。対談が成功している稀有な本。
・依存症からの回復とは回復し続けること
・コロナ禍でのアガンベンの発言
・理系の数学、文系の言語Posted by ブクログ -
タイトルが大げさで、いかにも、なことが書いてありそうな雰囲気があるんだけど、全然そんなことなくて面白かった
國分功一郎の『暇と退屈の倫理学』けっこう好きなんですけど、似たような話で、自分が依存している環境から抜け出して(自己破壊して)新たな環境へと移っていく。みたいな話
ただ本書はその"過程"...続きを読むPosted by ブクログ -
…ある分野を完璧にマスターしたなんていう「勉強完了」の状態はありえません。(p.204)
勉強は、ただ愚直に深掘りすればいいというものではない。全く違う分野同士でも重なる部分はあり、それがどうしてそうなるのかと考えることは立派な問いになる。
そして勉強は一人だけではできない。独学の人だろうと書物(...続きを読むPosted by ブクログ -
それぞれ異なるテーマについての対談だが、言語が消滅しようとしているという危機意識がこの本の最も深いところで共有されている。個人的には最近言語から遠ざかってしまっていたので、このタイミングで読むことができて良かった。Posted by ブクログ
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この本を読んで思い出した事があります。
もしかしたら何かの偶然で千葉さんや柴田さんの目に止まる事もあるかもしれないとも思い書いておきたいと思いました。またどうか一人でも多くの方の目に止まればなと思っています。
ジェンダーやトランスジェンダーという言葉を聞くようになったのは、2000年の初めの...続きを読むPosted by ブクログ -
とても面白かった。同世代ということもあり、私にとっては難しい内容の所があっても、肌感覚で分かる部分もあり、楽しく読んだ。恥ずかしながら、千葉雅也氏のことは本書で初めて知り、勉強の哲学を読み始めた。キモ友、欲しくなりました。Posted by ブクログ