千葉雅也のレビュー一覧

  • 言語が消滅する前に

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    『暇と退屈の倫理学』『中動態の世界』の國分、『勉強の哲学』の千葉、共鳴し合う2人によるお互いの考えを深めていく対談本

    抽象的なのに現場感があり言葉が軽視されている現代の問題が心に響く。1984と共鳴する。

    今年ベスト10冊入りだ

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    2024年05月06日
  • デッドライン(新潮文庫)

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    哲学を学んでいる主人公が、自身のマイノリティである性別について、荘子の話を盛り込みながらも 自分なりに分析しており面白かった。

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    2024年02月10日
  • 言語が消滅する前に

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    ネタバレしてもいい。いいものはネタバレしてても感激する。
    というところもそうだな。
    レビューの内容が、感激を伝えてるかどうかではなく、ネタバレしているかどうかで評価されるレビューは果たしてどこ向けのものか。
    評価を下す人は、評価を下すことによって自分の手柄に(私有化)しようとしているのか。

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    2023年12月30日
  • 言語が消滅する前に

    購入済み

    面白い!

    とても面白かった。対談本なのですらすら読めてしまうのだが、内容は決して軽いものではなくて、いくつも考えさせられる事柄があった。「ちょっとここのところを考えてから次を読もう」と思い、本を閉じて、考えるのだが、「もうちょっと読みたいなあ」と思ってしまい、考え切らずにまた読んでしまう、という本だった。多分、何回も読んでちょっとずつ考えることになると思う。個人的には、千葉雅也さんの、「僕はマイノリティとして、差別されても別のクラスタでありたいと思っています。それに、こっちはこっちで逆に異性愛文化を小バカにしたりするわけだから、それはもうお互い様です。」という発言がリアリティがあっていいなと思った。

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    2023年03月10日
  • 言語が消滅する前に

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    Audibleで。対談本を聴くのはなかなか良いですね。

    前半國分さんの『中動態の世界』について考える補助線が引かれた感じでよかった。千葉さんの『勉強の哲学』も読んでみたい。

    考えたいことが色々あったけど「勉強のあり方」とあとは「帰責性と応答性」については特に、NPO等の評価と結びつけて「帰責性評価と応答性評価」という形で考えてみたい。NPOの評価への忌避感は帰責性の言語への恐ればかりにとらわれているのが原因なのでは。主体者をエンパワメントする評価の可能性を現象学の方面から探っていたけど、応答性のキーワードも考えてみると面白そう。

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    2022年12月04日
  • 動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学 特別試し読み版

    匿名

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    よい

    少し難解ですが、補って余りある人生論。
    情報や物が溢れている現代社会でどう生きるか。
    どう生きれるかという話

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    2022年11月24日
  • アメリカ紀行

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    紀行となっているが、アメリカでの研究滞在生活のなかで、自身の研究との接触、様々な人々や文化との接触、街や交通、食事、カフェ、コーヒーの酸味など環境との接触についてその化学変化や差異を仔細に見つめて記録した様な一冊。仮説や思索の行く末、新たな疑問、違和感や観察など、著者独特の繊細な感覚と、それを過不足なく表現できる文章力や背景の視座とをひっくるめて味わうことができて面白かった。

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    2022年08月28日
  • 意味がない無意味

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    ネタバレ

    意味が収束しない=無限に多義的であることを意味がある無意味とし、我々は、意味が収束しないものを有限数の意味で解釈しているにすぎない。トマトの見方は、「赤いもの」「野菜」「球に近い」などなど受け取れる意味は無限に存在しているが、一旦トマトとして理解をしている。いわば、赤い野菜をトマトとして認識させるもの、多義的な意味を無意味に切断するもの、それこそを意味がない無意味としよう。千葉はその意味がない無意味が身体であるとする。

    この意味が収束しないことはラカン、フロイトの哲学でも語られ、我々人間は物自体、現実界と彼らが呼ぶ認識できない領域があって、それに対する解釈をしているに過ぎない、その解釈が千葉

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    2022年07月25日
  • 言語が消滅する前に

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    哲学する威力を思い知る。ラディカルな視点を提示しつつも、それで全て事足れりとはしないバランス感覚。対談が成功している稀有な本。

    ・依存症からの回復とは回復し続けること
    ・コロナ禍でのアガンベンの発言
    ・理系の数学、文系の言語

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    2022年05月29日
  • 言語が消滅する前に

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    それぞれ異なるテーマについての対談だが、言語が消滅しようとしているという危機意識がこの本の最も深いところで共有されている。個人的には最近言語から遠ざかってしまっていたので、このタイミングで読むことができて良かった。

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    2022年03月19日
  • 欲望会議 性とポリコレの哲学

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    この本を読んで思い出した事があります。

    もしかしたら何かの偶然で千葉さんや柴田さんの目に止まる事もあるかもしれないとも思い書いておきたいと思いました。またどうか一人でも多くの方の目に止まればなと思っています。


    ジェンダーやトランスジェンダーという言葉を聞くようになったのは、2000年の初めの頃でした。
    当時、自分はファッション業界で仕事をしていて、ゲイの多いファッション業界とその周辺ではとても身近な話題となっていました。当時のマルタン・マルジェラやジャン・ポール・ゴルチェなど多くのメゾンがコレクションのテーマにしていたシーズンがあった事も記憶にあります。ゴルチエ本人の口から聞いた事も覚

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    2022年03月16日
  • 言語が消滅する前に

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    タイトルに惹かれ、昨今の言葉の誤用を嘆いた内容なのかなと軽い気持ちで手に取ったらもっと深く切り込んだ内容でした。
    著者の方々やきちんと内容を知らずに購入したので、こちらが不勉強なため中々理解が難しかったです。

    漠然と今まで自分の中で考えていたこと、気になっていたことが次のステップに進むようなヒントを貰えた気がします。
    昨今蔓延る自己責任論。どうしてこうなってしまったのかピンとくるものがなかったのですが言語が思考に影響しているのではというのは自分の中では今までになかった視点だったのでとても興味深く面白かったです。

    お二方の著作を読んだ方がこの対談をより理解できると思うので読む順番大事かもしれ

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    2022年02月13日
  • 言語が消滅する前に

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    とても面白かった。同世代ということもあり、私にとっては難しい内容の所があっても、肌感覚で分かる部分もあり、楽しく読んだ。恥ずかしながら、千葉雅也氏のことは本書で初めて知り、勉強の哲学を読み始めた。キモ友、欲しくなりました。

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    2022年02月02日
  • 言語が消滅する前に

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    現代に生きて社会の病的に感じることや不安について清々しいくらいに切り込んでいて、もやが晴れる気分で読みました。お二人の俯瞰した視点から自分だけでは見えなかった世界について考えを巡らすことができました。また、言語そのものが消えて行く過程にあると実感は湧かないものの、消えつつあるとはどういうことか、感覚思考も変わる新時代が来る心の準備をさせてもらいました。

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    2022年01月06日
  • 言語が消滅する前に

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    中動態、勉強、コミュニケーション、エビデンス主義などなど、様々なトピックが、「言語」の横軸で横断的に議論されている1冊でした。とくに第3章「「権威主義なき権威」の可能性」が、示唆に富む内容が個人的に多かったです。

    現代的なコミュニケーションは、何でも明確に表出することを求める、明るみの規範化が問題となっている。そうではなく、人には「心の闇」が必要である。言語化できないような不合理性があることで、曖昧なかたちのままで自己を認識できたり、どこか他者を信じれたりする。

    それに関連して、エビデンス至上主義は、ある種の民主主義の徹底でもあるけれど、全てを明るみにしなければいけないとか、エビデンスだけ

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    2022年01月02日
  • 動きすぎてはいけない ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学

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    「動きすぎていけない」生成変化の論理。インターネットの海と接続過剰の中、惑溺する私たちは、しかし「非意味的」に切断されうる。歴史的に築かれてきた現代の「状況」の中で、如何に他者との共立を実験しうるのか。ハイデガーらの否定神学に回収されし尽くされることの無い複数性を肯定する論で、とても面白かった。

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    2021年05月31日
  • 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版

    購入済み

    読みやすかったです

    難しい言葉もなく内容もすらすら入ってきました。読んでいて心地良かったです。

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    2020年03月25日
  • 現代思想入門

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    過去に読んだものの流し読みに近いため、改めて再読。哲学の入門書としては非常に取りかかりやすい印象を受けた。
    ただの哲学を歴史を追って説明するわけではなく、重要となる「脱構築」を中心に説明を展開、最後には難解な文章の読み方まで解説しており、考えること、文章を読むこて、実践的な内容を学べる一冊。

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    2026年01月21日
  • センスの哲学

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    「センス」というものを哲学的視点で考えてみる。本書は、最終的にはセンスの良し悪しから、その先に向かう為の指南書である。ぼんやりと抱いていた、認識していた「センス」というものに対して自分自身が向き合う良い機会になった。

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    2026年01月18日
  • センスの哲学

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    正直、私の理解力の問題もあるが、冒頭で筆者に約束された「センスが良くなる」という効能は実感できなかった。とはいえ、アートの分野でセンスが良いと言われていることに共通する点はなんとなく理解できた。特にリズムはそうだろう。反復的なリズムと差異が適度にあること。例えば、曲で言うとCメロ的な部分?や、映画のショット、展開のされ方はたしかにと唸らされた。

    サスペンス的な、目的達成ではなくプロセスを楽しめというメッセージの通り、序盤から冗長で要領を得ず、ヤキモキする文章であったが、それを楽しめ、ということなのかもしれない。でもそんなこと言われたらなんでもありでは…とも思った。

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    2026年01月11日