是枝裕和のレビュー一覧

  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    著名な方々(山中伸弥、羽生善治、是枝裕和、山極壽一、永田和宏)の講演・対談集。この著名人の中に興味がある人がいれば楽しめる。何者でもなかった頃、いわゆる若手時代が語られている。自分に響いた箇所は以下。

    「どうしたってインターネットで得られないものがある。それは、考え方です。知識をどう使うか。どうやっておもしろいことを見つけ出すか。」

    「人間の一番重要な能力は、諦めないということです。動物はできなかったら諦めちゃう。人間はしつこいんです。」「失敗しても失敗しても諦めない。だから人間は空を飛べるようになったし、海中深く潜れるようになったし、様々な道具を発明して、人間の身体以上のことができるよう

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    2024年06月08日
  • 万引き家族

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    言葉にするのが難しい読後感。虐待を受けて一生辛い思いを強いられることが確定している子ども。その子を誘拐して連れてきて、だから学校にも通わせず、食べる為に万引きを仕事として教える、これはアウトだろう。ただし大切に扱われ幸せに日々を過ごせる。ならこれはセーフか。どうだ。少なくともラストは泣きそうになった。リンを返してあげてと思った。駄菓子屋の店主、翔太が思春期に入る描写、治が自分から教えてあげられることは万引きだけだからと言う場面、信代が捨てたんじゃなく拾ったんだ・捨てた人は他にいるはずだと言う場面が印象的。

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    2024年02月06日
  • 三度目の殺人

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    ハッキリとした結末が分からないということで、それを良しとするか、モヤモヤするからイヤだという意見で真っ二つですね(笑)。
    小説(映画)としてならば真実を明らかにして欲しいのは読者としては当然の感想でしょうが、でも実際の犯罪で全て裁判で真実が明らかになるの?と言われれば、いまだに分かっていない事件も数多く残ってます。和歌山のカレー事件とかもそう。今、世間を騒がしている松本人志さんの報道だって、おそらく最後まで本当のことは闇の中でしょう。
    その意味では、わからないまま裁判にかけられる、という現実世界のリアリティはあるのかも。
    最終的にはやはり好き嫌いになるんだろうけど。

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    2024年01月25日
  • 万引き家族

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    発想は好き。
    でもこれだけの着眼点があるからこそ、もっともっとと貪欲になってしまった。
    映画をみていないけれど、きっとおもしろいだろうな

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    2023年12月27日
  • 三度目の殺人

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    映画のノベライズ本である。
    だから当然だとは思うけれど、読んでる間、頻繁に役所広司と福山雅治と広瀬すずの顔がよぎった。

    映画のノベライズ本である。
    だからなのか、小説として面白いのかは分からない。
    三隅が、僕の頭の中で、役所広司の圧倒的な演技を伴って迫ってくるからである。

    役所広司以外で、この役をできる人がいるだろうか。
    柄本明。
    香川照之。。
    小日向文世。。。
    全然違う作品にはなるだろうけど。

    映画のノベライズ本である。
    映画には映画の、映画的に表現された「行間」があるとすれば、この本を読むことで、答え合わせというか、作品として何を表現したかったのか、二重に楽しめます。

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    2023年10月27日
  • そして父になる

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    血が繋がった者が家族なのか、過ごしてきた時間が家族を作り上げるのか、家族のあり方について答えのない難しい問を投げかける。話自体は淡々と進んでいく印象があり、次々にページをめくりたくなる、という感じではなかったが、後半になるにつれて良多の考え方がどんどん変わっていく感じは面白かった。

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    2023年10月18日
  • 映画の生まれる場所で

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    やむちゃ飲茶を囲んで ははこ母娘 流れに棹さすさおさす 輪舞 古い徒弟制度と無縁に映画を作ってきて具体的に師と呼ぶべき人間が1人もいない 太秦に建てられた屋形という芸妓さん舞妓さんが共同生活を送るセットが主な撮影現場だったが 与えられたものを100%使い切ってないなという感覚 映画によって新たな概念を構築した観客は、その概念なしに人と関わることはできない。

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    2023年09月30日
  • 万引き家族

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    本当の家族ではない5人が暮らす家に、ゆりという女の子が加わって不思議な家族の生活が始まる。
    印象に残ったシーン、
    冒頭、治と祥太が買って帰る不二屋のコロッケがとても美味しそうでほのぼのした。
    ヤマトヤのじいさんの、妹にはさせるんじゃないぞのセリフにドキッとしてしびれた。
    映画を見ずに読んだのですが、とても楽しめた。

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    2022年10月15日
  • 万引き家族

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    本当に全て万引きで構成されているのが面白かった。シンプルにいい話かもしれないけど、見る人が見れば気持ち悪いと思う場面もあるし、許せないと思う部分もあるかもしれない。一体何が正しくて何が間違っているかをひたすら問いかけるような作品だった。最後にやってきたのは治だろうか??

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    2022年08月14日
  • 三度目の殺人

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    んーー。もう少しはっきりさせてほしいところが幾つかあったかな。
    重盛の娘と重盛の関係とかその後が気になるし。
    この手の内容にしては少しハラハラドキドキも足りなかった。
    ただ役所さんやすずちゃんがどんな演技でこの映画がつくられてるのかなーっていうのはとっても気になります。

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    2022年07月30日
  • 三度目の殺人

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    映画は観ていない。
    なので、ストーリーを全く知らずに読み出したのだが。。
    展開のリズムがよいのか、スラスラ読めるし面白い。
    ただ、「で。。結局、どっちが真実なの?」と、思ってしまう。
    自分の読解力では、太刀打ちできない結末。。。
    映画を見ていたら、わかったのかしら?

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    2022年07月08日
  • そして父になる

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    テーマは重いはずだけど描写は重苦しくなくて、読みやすかった。
    子どものときにあったことはトラウマになるけど、それを解消できたらいいな。
    2022/06/22

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    2022年06月22日
  • 海よりもまだ深く

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    頭の良さあるのにこんな生き方しか出来ないような男がいるっていうだけがこの本で得たもの。読みにくい本ではないけど、家族も能力もあり、愛情ある育ち方なのに最低なやつなのが読んでいていらっとした。
    映画で是枝監督&阿部ちゃん演じてたら観れるものになってそうなところが怖い。

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    2022年03月22日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    大学生の時の自分に読ませたかったな。とはいえ、今だからこそ響く内容なのかも…

    今の若い人たちを見ていると、できないことに対する不安が強すぎるかなという気がします。
    まさにこれ、自分だ。
    英語、全然できないし挫折
    転職、自分に何か長けてることないし挫折
    もう少し頑張ろうと考えさせられたかな。

    ゴリラの話が面白かった。

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    2022年02月08日
  • 家族と社会が壊れるとき

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    是枝監督とケン・ローチ監督のテレビでの対談録を中心に、それぞれのインタビューや短い文章をまぜこぜした一冊。対談部分は、まあ実際に尊敬しあっているんだろうけど、ほめ合いが中心のような感じ。文章に起こすのならここまでしなくていいんじゃないかという無駄に思えるやり取りまで入っていてダラける。
    それぞれへのインタビューは対談部分に比べればなかなか。ケン・ローチという人を寡聞にして知らないまま読んでいたので、「ウイルスも気候変動も、その解決策や対応策が、私たちで自己管理できるものでなくてはならない、という点では同じです。しかし、それは自由市場経済のなかではできないのです。~中略~ 私たちは自由市場経済か

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    2022年01月14日
  • 海街diary

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    まだ映画を見てないからわからない部分もあったのかも知れないけどよかった。映画も原作も見てみたくなる本だった。

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    2021年11月13日
  • 公園対談 クリエイティブな仕事はどこにある?

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    是枝さんと電通のCDの対談集。
    仕事のことを考えるきっかけに読んでみたけど、いろんな本に浮気しまくってめちゃめちゃ時間がかかってしまった。
    やっと読み終わりました。(たぶん4月くらいから手を付けてる。。。)

    印象に残っているのは「クリエイティブな仕事はない。クリエイティブに仕事をする人がいるだけだ」というところ。
    是枝さんのもと上司?の方の言葉らしいけど、本当にこれだなと思った。
    この本は全部この言葉に集約されると思う。

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    2021年06月21日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    各界で活躍する一線の著名人たちが、若いころ何を考え、何に向かっていったかが、講演と対談という形で提示されている。それぞれの人が、自伝的に記述してしまうと、逆にくどく感じるものができあがりそうなので、程よい感じだと思った。

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    2021年05月18日
  • そして父になる

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    血か時間か

    福山が父になるまでを描いたとすれば、結論は時間もいうことになるであろう。

    作品は盛り上がって終わるが、本当の人生は続いていくので、ふとしたときに同じ気持ちになったり、他人との違いに辟易したりする。

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    2021年05月09日
  • 海よりもまだ深く

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    受賞した小説1本しか かけないお金が入るとギャンブルにつぎ込む男と元妻、息子、母親達との 、私にはちょっと想像絶する関係

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    2021年02月11日