是枝裕和のレビュー一覧

  • 続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    本に紹介された著名人の若くて貧しかった頃の苦労談だとばかり思ってたけど実際は若よ者に対する訓示めいた内容が多かった。
    池田理代子氏以外それ程刺さらなかったかな。
  • 海よりもまだ深く
    頭の良さあるのにこんな生き方しか出来ないような男がいるっていうだけがこの本で得たもの。読みにくい本ではないけど、家族も能力もあり、愛情ある育ち方なのに最低なやつなのが読んでいていらっとした。
    映画で是枝監督&阿部ちゃん演じてたら観れるものになってそうなところが怖い。
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    大学生の時の自分に読ませたかったな。とはいえ、今だからこそ響く内容なのかも…

    今の若い人たちを見ていると、できないことに対する不安が強すぎるかなという気がします。
    まさにこれ、自分だ。
    英語、全然できないし挫折
    転職、自分に何か長けてることないし挫折
    もう少し頑張ろうと考えさせられたかな。

    ゴリ...続きを読む
  • 家族と社会が壊れるとき
    是枝監督とケン・ローチ監督のテレビでの対談録を中心に、それぞれのインタビューや短い文章をまぜこぜした一冊。対談部分は、まあ実際に尊敬しあっているんだろうけど、ほめ合いが中心のような感じ。文章に起こすのならここまでしなくていいんじゃないかという無駄に思えるやり取りまで入っていてダラける。
    それぞれへの...続きを読む
  • 海街diary
    まだ映画を見てないからわからない部分もあったのかも知れないけどよかった。映画も原作も見てみたくなる本だった。
  • 続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    大隅先生の話を読むだけでも価値があると思う。若い将来のある人たちに読んでほしい本です。科学の魅力をわかりやすく伝えるのは、やはり非常に重要だと思いました。
  • 公園対談 クリエイティブな仕事はどこにある?
    是枝さんと電通のCDの対談集。
    仕事のことを考えるきっかけに読んでみたけど、いろんな本に浮気しまくってめちゃめちゃ時間がかかってしまった。
    やっと読み終わりました。(たぶん4月くらいから手を付けてる。。。)

    印象に残っているのは「クリエイティブな仕事はない。クリエイティブに仕事をする人がいるだけだ...続きを読む
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    各界で活躍する一線の著名人たちが、若いころ何を考え、何に向かっていったかが、講演と対談という形で提示されている。それぞれの人が、自伝的に記述してしまうと、逆にくどく感じるものができあがりそうなので、程よい感じだと思った。
  • そして父になる
    血か時間か

    福山が父になるまでを描いたとすれば、結論は時間もいうことになるであろう。

    作品は盛り上がって終わるが、本当の人生は続いていくので、ふとしたときに同じ気持ちになったり、他人との違いに辟易したりする。
  • 海よりもまだ深く
    受賞した小説1本しか かけないお金が入るとギャンブルにつぎ込む男と元妻、息子、母親達との 、私にはちょっと想像絶する関係
  • そして父になる
    映画は観ておらず、母に勧められてこの小説を読み始めた。子供の取り違えが起こった時に、小説にあるみたいに子供の交換なんてするものなのかな。そっちのほうが複雑になりそうだし、お互いの子供がお互いの家族に適応してもしなくても、親としては不幸な気がする。いや、どちらにしても不幸は免れられないのかな。

    読み...続きを読む
  • 三度目の殺人
    映画を観て、結末に?????しか残らず、原作を読んでみた。
    読んでみたものの、どれが真実でどれが偽りか混乱しながら読み進め結局?????の謎は解けないままラストへ。

    三隅は空っぽの器。誰かの殺意を察知すると、その空っぽの器に殺意を入れて実行する。
    自分的にはこれが一番しっくりきたが、何ともモヤモヤ...続きを読む
  • そして父になる
    映画を見た
    母親が何回もテレビで見るからテレビでチラチラ見てたけどちゃんと見た
    ちゃんと見たらチラチラ見過ぎて意味なくなっちゃったのか、結末はあんまり自分的にうーんだった
    福山本当にいい父親になれるのかな?って感じだった
    私は結局一緒にいた時間派だなあ
    みんなそうだと思うけど
    でも、父と母は他人同士...続きを読む
  • 万引き家族
    衣から顔を覗かせた馬鈴薯をスープの中に切り崩し 生活がどのように逼迫していくか 善悪の価値観が世間とズレている 過去から湧き上がってきた憎しみが生んだ力だった 童貞殺しの略 労災下りないとはな 会社の一方的な都合でワークシェアを提案して給与をカットした上に スイミー 蛸の形をしたルアー 「好きだから...続きを読む
  • そして父になる
    事実を知った家族の複雑な心情が言動に現れる部分がとてもリアルに描かれており、読者にもその苦悩が伝わってくる作品だと思った。
    「子供を交換する」という軽い響きのある重すぎる事件は一度は家族を壊してしまったが、時が経つにつれて新しい家族の形に生まれ変わるきっかけでもあったのかもしれない。
    双方の家族のあ...続きを読む
  • そして父になる
    福山雅治さんが主演した映画の小説版。
    親はもちろん、入れ違いになってしまった子供たち本人の気持ちを考えると切ない。
    心情描写がもう少し多くても良かったように思う。
  • 雲は答えなかった 高級官僚 その生と死
    3.8 理想と現実 。理想に生きるか、現実に生きるか?どっちが幸せなのかな?って思う。だけど、生きていたいかな。
  • 万引き家族
    映画の原作かと思っていたけど、映画原作の小説だったみたい。
    物語は退屈せず読めて、読みやすかった。
    前半は楽しく、後半は少し切なかった。
    彼らは幸せだったのかなぁ。この先、どう生きるんだろう。
    そう言えば万引きってしたことないな。
  • 歩くような速さで
    是枝さんの作品は見たり見ていなかったり。
    なんとなく遠ざけていた作品もあるが
    見てみようかなという気持ちになる。
    映画の中のリアルな空気感が生まれる感じがすこし分かった。
  • 三度目の殺人
    人を裁くのに真実は必要ないのか?
    今の裁判の危うさを感じつつ、それでもできるだけ皆が真実を語り、真実に基づいて裁こうとしているんだと信じたいと思います。
    このお話は、果たして誰が真実を語っていたのかが全く分からない形であえて完結しており、その薄気味悪さが後味として強く残っています。