是枝裕和のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
【読書その73】厚生省の大先輩である山内豊徳氏を知ったのは、大学時代。父の本棚に山内氏の著書「福祉の国のアリス」を見つけて手に取った時である。その本は厚労省に入り、福祉をやりたいという自分の気持ちを大いに奮い立たせるものだった。
その後、この文庫「雲は答えなかった」というタイトルに変更される前の「しかし・・ある福祉高級官僚 死への軌跡」を手に取った。そのときの自分の想いと現実に阻まれて死を選んだ山内氏の衝撃は今でも覚えている。
あれから約10年。自分も来月で社会人10年目。家族を持って、この本を読んで感じるものも明らかに変わった。自分の想いと現実との狭間、レベルは違えど役人であれば必ず経験する -
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Posted by ブクログ
2013年封切りの是枝裕和・監督、福山雅治・主演の映画のノベライズ本。映画は当時かなり衝撃を受けた。息子の出生時に病院で取り違えられ、6歳まで他人の子を育てていた事実がわかるという物語。せつなくて子供の演技に何度も泣かされた記憶がある。
キャスティングも絶妙。エリートサラリーマンの福山に奥さんが尾野真千子。もう一方のガサツな感じの夫婦がリリーフランキーに真木よう子だ。そして子役の子供、二人とも演技が上手くて本当感情を揺さぶられた。
血のつながりを選ぶのか、6年間一緒に親子として過ごした時間を選ぶのか…福山は葛藤して相手方よりも裕福だから『こちらで2人引き取って育てる』と言い出し、当然両家は -
Posted by ブクログ
映画の生まれる場所で
メモ
言語の壁は本質ではない
ビジョンや思いセンスの共通認識があるか
リスペクトし合うことが重要
フランソワオゾンの言葉
異文化の撮影は編集の方が大きなハードル
何事も面白がる
権威について疑い、全ての人にリスペクトをする
人一倍努力をする
毎日直前に手紙で丁寧に想いを伝える
フランスで
40日の撮影で2ヶ月、一日8時間労働土日休み
働きすぎな是枝監督はもう一本長編できるのではないかと思ったと言ってるけど、
どんな感覚なんだろう?もうコマーシャル一本やるくらいなのかな?
外国では労働時間に決まりがあるからシングルマザーでも働けると言ってたけど、
そういう考え方を -
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Posted by ブクログ
【2024年69冊目】
息子が小学校に上がる受験に合格したと同じ時期に知らされた、「赤ん坊の取り違え事件」。出産した時の病院で、乳児の取り違えが起こっていたらしい。これまで育ててきた息子とは血が繋がっていない――衝撃的な事実に打ちのめされながらも二つの家族は対面を果たす。本当に血は水よりも濃いのだろうか……?
原作は未見でした。あらすじを読んだ時に、これは結末如何によってはめちゃくちゃに泣くな、いやでも前に読んだ是枝裕和さんの映画原作マジで酷かったからな…と思って半ば疑いを強めながら読み始めました。
途中までは、えっ?そっちの展開に行っちゃうの?あと福山雅治さんにその役を?あっ、リリー・フ