是枝裕和のレビュー一覧
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是枝監督がこんな本を書かれていることを全然知りませんでした。そして黒を白と言いくるめるような現政権の元で、同じように良心との板挟みに苦しむ官僚は多いのではないだろうか。でもその状況を作り出しているのもまた同じ「官僚」であるところが悲しい。Posted by ブクログ
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1990年12月5日 厚生省企画調整局長 山内豊徳 自死
53歳。
文庫になる前の”しかし…ある福祉高級官僚 死への軌跡”を読んだ時にも感じたやるせなさ。
抜群の成績の高校時代に戻って、自分のなりたかった医者になるべく九州大学の医学部に進んでいたら…。
でも、著者の是枝監督は、中学、高校時代の彼の...続きを読むPosted by ブクログ -
【読書その73】厚生省の大先輩である山内豊徳氏を知ったのは、大学時代。父の本棚に山内氏の著書「福祉の国のアリス」を見つけて手に取った時である。その本は厚労省に入り、福祉をやりたいという自分の気持ちを大いに奮い立たせるものだった。
その後、この文庫「雲は答えなかった」というタイトルに変更される前の「し...続きを読むPosted by ブクログ -
よく似た作風で同様のテーマを扱っているとされるケン・ローチを対置することで、是枝裕和とは何者かを、是枝自身にかなり明快に語らせることになっていて面白い。ケン・ローチが語ることも是枝が語ることもどちらも魅力的だ。Posted by ブクログ
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映画の本はやっぱり面白い。
橋本愛さんの解説が素晴らしいというのを読んだのが本書を手に取るきっかけになった(解説だけネットで公開されてたような)。Posted by ブクログ