是枝裕和のレビュー一覧

  • 雲は答えなかった 高級官僚 その生と死
    是枝監督がこんな本を書かれていることを全然知りませんでした。そして黒を白と言いくるめるような現政権の元で、同じように良心との板挟みに苦しむ官僚は多いのではないだろうか。でもその状況を作り出しているのもまた同じ「官僚」であるところが悲しい。
  • 海街diary
    2015/6/23
    父の死をきっかけに三姉妹が腹違いの妹すずと鎌倉で一緒にすみはじめる話。

    どの子にも共感がもてたし、読んでいてとても楽しかった☺
    生きてるものには手間がかかる
    すずはここにいていいんだよ
    自分の居場所があるって、その人をすごーく強くする。

    あったかい気持ちになれるし、清々しい気...続きを読む
  • 海街diary
    この四姉妹が大好きだぁ~\(^o^)/漫画で描かれていた場面を思い出しながら読んだ(*´∇`*)季節的なものか梅仕事の場面が特に印象に残った♪映画もぜひ見たい!
  • 海街diary
    読み出してから気づいた…好きな漫画家さんが原作だった。だから即馴染めたのかな。年の離れた兄と二人兄妹の私は姉妹に凄く憧れる。そしてこの姉妹は理想だな。時に仲良く、時に言い合い、でも互いを大事にしている。姉妹ってなんだかんだ言っても頼れる大事な存在なんだろうな
  • 雲は答えなかった 高級官僚 その生と死
    1990年12月5日 厚生省企画調整局長 山内豊徳 自死 
    53歳。
    文庫になる前の”しかし…ある福祉高級官僚 死への軌跡”を読んだ時にも感じたやるせなさ。
    抜群の成績の高校時代に戻って、自分のなりたかった医者になるべく九州大学の医学部に進んでいたら…。
    でも、著者の是枝監督は、中学、高校時代の彼の...続きを読む
  • 雲は答えなかった 高級官僚 その生と死
    【読書その73】厚生省の大先輩である山内豊徳氏を知ったのは、大学時代。父の本棚に山内氏の著書「福祉の国のアリス」を見つけて手に取った時である。その本は厚労省に入り、福祉をやりたいという自分の気持ちを大いに奮い立たせるものだった。
    その後、この文庫「雲は答えなかった」というタイトルに変更される前の「し...続きを読む
  • 続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

    チャレンジをテーマとして各氏の講演と主催者である永田和宏氏との対談が収められている。何者でもなかった頃の話かと言われるとそうでもない感じもするが、基本的には若者向けのメッセージになっている。学びは多いと思う。

    池田理代子
    漫画家を中断してまでも声楽家を...続きを読む
  • 歩くような速さで
    自身の作品や、メディア、映画、俳優さん、そのほか日常のことや思い出などについて。
    それらを通して、社会や文化とかについて考えがさらりと書かれていた。
    率直な感じがとても読んでて心地よかった。
  • 海街diary
    終始あたたかい気持ちになり続ける小説。
    ドキドキハラハラとか、とにかく早く次のページを読みたい!といった気持ちにはならないんだけど、この世界にどっぷり浸かっていたい気持ちになれる。
    こういうの好きだなぁ。

    余談だけど、原作は吉田秋生って後から知った。
    この人のマンガ、バナナフィッシュはほんと名作だ...続きを読む
  • そして父になる
    【2024年69冊目】
    息子が小学校に上がる受験に合格したと同じ時期に知らされた、「赤ん坊の取り違え事件」。出産した時の病院で、乳児の取り違えが起こっていたらしい。これまで育ててきた息子とは血が繋がっていない――衝撃的な事実に打ちのめされながらも二つの家族は対面を果たす。本当に血は水よりも濃いのだろ...続きを読む
  • そして父になる
    もし我が家が同じ事態に陥ったら…と本当に深く深く考えさせられた本です。

    映画を観ていなかったので、今この本に出会えてよかったなと思います。

    病院側の対応などちょっと腑に落ちない部分もありましたが、続きが気になってダッシュで読み切りました。

    自分の子育ても振り返る機会になりました。
    おおらかに育...続きを読む
  • 家族と社会が壊れるとき
    よく似た作風で同様のテーマを扱っているとされるケン・ローチを対置することで、是枝裕和とは何者かを、是枝自身にかなり明快に語らせることになっていて面白い。ケン・ローチが語ることも是枝が語ることもどちらも魅力的だ。
  • そして父になる
    息子が有名小学校に合格してから赤ちゃんの取り違えが判明する。慶多、琉晴の二人と二つの家族が交差しながら、エリート社員の生き方を反省し気づきを得る一冊。初の是枝裕和作品、読みやすくて感情移入してしまった。
    週末の仕事をやめて家族と映画やキャンプで楽しみたいと思わせる。
  • 映画の生まれる場所で
    映画の本はやっぱり面白い。
    橋本愛さんの解説が素晴らしいというのを読んだのが本書を手に取るきっかけになった(解説だけネットで公開されてたような)。
  • 万引き家族
    本当の家族のところでは居場所がない、幸せになれない。寄せ集めの家族との方が安心できる、絆ができる。
    幸せに思える形は人それぞれだけど、あ〜ゆ〜人生は送りたくないなぁ。
  • 映画の生まれる場所で
    現実に虚構が染み出る。
    虚構とはなんだろうか。ありえないことを求めて、もがいた結果、ほんの少しだけ世界が変わって見えることだろうか。
  • そして父になる
    だいぶ前に、映画を観ていたこともあってか、子供らの演技が何となく思い出されて、感動し、かつ面白く一気に読めた。もう一度、映画も観てみたいとも思った。すごく読みやすい。読みやすい様に各所で工夫されていた様な気がする。登場人物の属性(出身地、特技とか)は、不自然がない様に緻密に、設定されている様な気がし...続きを読む
  • 三度目の殺人
    「真実」
    本当の事が最後までわからないで終わる。どうにでも解釈できるようで、だけど事実として殺人はあった。

    自分に置き換えて考えてみれば、事実を100%の真実としてその時の感情や行動をも人に話せるだろうか?
    無理な気がする。

    相手によっては理解されようがない事は伏せるだろう。
    相手によっては美化...続きを読む
  • 万引き家族
    映画化されていたのを思い出して読んでみました
    家族とはなんなのか、キズナの強さを改めて感じさせられました
    映画も見たいなと思います
  • 三度目の殺人
    映画監督の「是枝裕和」とノベライズ作家の「佐野晶」の共著『三度目の殺人』を読みました。

    映画の方は観ていないのですが、予告編を観ると面白そうだったので、期待して読みました。

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    『そして父になる』の「是枝裕和監督」、最新映画。
    出演・「福山雅治」、「役...続きを読む