是枝裕和のレビュー一覧
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京大名誉教授でありかつ詩人の永田和宏氏と山中伸弥氏、羽生善治氏、是枝裕和氏、山極壽一氏という超一流の人たちの講演とその後の永田さんとの対談を収録したのが本書である。
山中さんとの対談では、大学はそれまでと違い答えがある問題の正解を探すのではなく、誰も答えを知らない、もしくは答えがあるかどうかもわからないが、大切な「問い」を自分で見つけるという態度を学んでほしい、というところが心に残る。大学に入ったときにまず第一に欲しい言葉だ。自分はこれがわかっていなかった。
羽生さんとの対談では、ミスをした直後には後悔して過去に引きずられることなく「自分の将棋は次の一手からはじまる」とその場に集中する、と -
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赤ちゃん(我が子)を取り違えられた2つの家族の物語。
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産みの親か、育ての親か。
親とは何か、家族とは何か。
葛藤が描かれています。
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数年前に「家族という病/下重暁子」という話題作もありましたが、家族という、完全には自分で選べない集団に属するとき、納得できない想いにどう折り合いをつけるかは、なかなか難しいけれど、それが生きるということなんだろうと思います。
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自分が持ってる正義感がどうしても曲がっちゃうときって、家族のことなら、よりツライものがあるよね。
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先に映画を見てまして。
福山雅治さんとリリーフランキーさんの
父親っぷりの残像が残ってます。
育ててきた子と血が繋がってない -
- カート
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試し読み
Posted by ブクログ
図らずも、初是枝作品が、映画でなくこれになってしまった。
NHKクローズアップ現代の対談見てから一気にエンジンかかり、調べればいくつものご著書が!原点とも言える作品、なんて発見しちゃったら読まずにいられない!
朝日新聞のコラムも目にして、”公共圏を豊かに”のフレーズにその関心が集約されている予感もあり、もう是枝沼にハマることは決定した、というところです。
込み上げる激しい感情は今回なかったものの、静かな熱さにはやはり涙するばかり。誠実な人は誠実な人を引き寄せるんだなと、まさに出会いは鏡、詩を愛する山内氏と文学部出身の監督との共鳴とも言える洗練された文章と詩の味わいも加わって。
もうこれは -
Posted by ブクログ
家族とは何か、改めて考えさせられた。家族は血縁関係により結ばれる人々の集合体だと思っていたが、そうではない。血縁関係があっても家族の温かさや安心さ、楽しさ、愛情がなければ家族ではないかもしれない。逆に血縁関係が無くてもそこに自分の居場所を感じる事ができればそれが家族になる。冷静に考えれば夫婦は元々血の繋がりはないし、養子も同じく血が繋がっていない。では、血の繋がりが無い家族は何を拠り所として共に生きるのか、それは時として利害関係や自身のコンプレックスや復讐心の他者への投影という形で現れる。本著を通して、血の繋がりという表面的だが本質的な要素が実は家族を家族たらしめる事なのかもしれない事を示唆し
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Posted by ブクログ
タイトルが興味を引いた1冊
本当に凄い人たちが、目標を見つけたり、挫折したり
若い頃の初々しくておもしろい話しが講演と対談と言う形で描かれている。
また 登場する人たちがIPS細胞の山中伸弥さんや、将棋の羽生善治さん、
その時はまだカンヌ映画祭のパルムドールは受賞していないけれど、ドキュメンタリーのような映画で定評のある是枝監督、
京都大学の霊長研究の山極さんに関しては、名前は知らなかったがモンキーパークに何度も足を運んだ私としては、もう 興味津々のラインナップだ。
どの人の講演内容も面白くて、機会があったら生のお話を聴きたいと思った。
特に山極さんのゴリラとチンパンジーの社会、そして人