是枝裕和のレビュー一覧

  • 海街diary
    愛人を作って別れた父と、去っていった母に残された3姉妹。祖母に育てられて大人になった3人の元に、父が死んだという知らせが。葬儀に行ってみると、義母の元に残された異母妹が・・・。
    異母妹を呼んで鎌倉の家で4姉妹は暮らし始める。
    自分の生い立ちが誰かを傷つけるっていたたまれない。でも優しく接してくれる姉...続きを読む
  • 続・僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    京都産業大学の教授、そして歌人である永田和弘名誉教授がオファーした、大学での講演・対談シリーズ 第2弾。前作も興味深く、そして 天才と言われるまでに至った人達の苦しみ・挫折・努力・そして今を人間味豊かに語っていて、大変面白かったので、続編も手に取ってみた。
    前作は山中伸弥教授や羽生棋士、是枝監督など...続きを読む
  • そして父になる
    血の繋がりか、育ってきた家族か。とても残酷な選択だと思う。
    本当に大切なものを見失いかけていた主人公が、父親という存在と戦う話なのだと思った。自分の過去、今の自分。家族とギクシャクしていた環境が、主人公の性格を形成していったに違いないのだが、どの目線で見るかで物語の受け止め方が違ってゆく。
    映画を先...続きを読む
  • 三度目の殺人
    本当のことを、教えてくれよ。
    過去に殺人を犯し、一度服役した男が、また、殺人を犯した。その事件の担当検事が、その事件の取り調べを行う、という内容のサスペンスです。
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    タイトルが興味を引いた1冊
    本当に凄い人たちが、目標を見つけたり、挫折したり
    若い頃の初々しくておもしろい話しが講演と対談と言う形で描かれている。

    また 登場する人たちがIPS細胞の山中伸弥さんや、将棋の羽生善治さん、
    その時はまだカンヌ映画祭のパルムドールは受賞していないけれど、ドキュメンタリー...続きを読む
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    羽生さん目当てで読んだけれど、山極さんのゴリラの話が素敵

    考え続けること、取り組み続けることでしか、どこかにたどり着く方法はないんだと改めて思える

    もう大人になりきった私は、何者かになれたんだろうか、そしてまだどこかに行けるんだろうか
  • そして父になる
    知ってたからこそ、今日まで読めなかったけど、読み始めたらいつものごとく一気読み。
    もっとゆっくり読みたいけど、先が気になってしまって。
    血か
    時間か
    父親が左遷されたあたりから、気づいて変わっていくまでのところがよかったかな。
    よかったね、気づいて。
    人は自分しか変えることはできないからね。
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    山極先生のパート、最初はもう読み飛ばしてしまおうかと(失礼・・)と思っていたけど、読み始めると面白く一気に読み終えてしまった。霊長類を研究することによって人間の本性を調査していく・・人間と霊長類の差って何なんだろう。同時期にalpha maleに関するTEDのプレゼンを見たりしたこともあり、人間の社...続きを読む
  • 歩いても 歩いても
    亡くなった優等生の兄を中心にこじれた家族の一時。
    何か大きな事件が起こるわけでも、全てが解決してハッピーエンドで終わるわけでもないのに読み終わった後はどこかすっきりした気がした。

    1万円選書の一つ。
  • そして父になる
    赤ちゃんを取り違えられた2組の夫婦の物語。対照的な環境で育った子供が、取り違えられていたことが判明し、それぞれの本当の両親のもとへ帰る。映画よりも、父親の内面の描写が詳しく描かれていて、「そして父になる」のタイトルに結びついた。登場人物が、映画のキャストのイメージそのものだった。
  • 三度目の殺人
    映画に納得がいかず, 小説に手を出してみた。

    映画では感じることのできなかった心理描写があって分かりやすくなっていたけど, やはり映画のスタンスと同じで, 社長を殺したのが誰なのかは最後まで明かされないし, あの段階で犯人性を争うと言い始めた三隅の想いも語られないため, こちらで想像する他ない。
    ...続きを読む
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    山中さんと羽生さんの部分を読んだ。本のテーマとしては、この人たちも同じ人間なんだ、と親近感を持ってもらうところに目標があったようで、確かに、山中さんは偉人伝を読んだ時のような別次元感はなく、自分も、、、という気持ちになったが、羽生さんはやっぱり異次元だった。

    両者とも、それぞれの専門領域で見つけた...続きを読む
  • 三度目の殺人
    映画「三度目の殺人」のノベライズで映画の復習のため読んだ。
    本当の犯人は誰なのか、三隅は本当にただの器なのか、咲江はどう関与したのか、謎は結局明かされない。
    重盛はこれから依頼人や家族と向き合える人間になっていくんだろうか。深い余韻が残る終わり方が好き。
  • そして父になる
    赤ちゃん交換
    自分だっらどうするだろうかと、大半はずっと心苦しい
    最後はそれなりの結論に賛成しつつも一生背負うものの大きさにスッキリは出来ない
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    企画意図としては、それぞれの世界において凄まじい業績を残した人も若い頃は「何者でもなかった時代があるんだよ」という話伝える・・・ことなんだろうけど、通して読んでみると逆にみな「何者でもなかった時代から、何者かになるための条件」みたいなものをもっているんだな・・・ということを感じてしまい逆にやる気がな...続きを読む
  • 三度目の殺人
    映画を観てモヤモヤしたので読みました。
    読んでも事件の真相はきっとわからないんだろうなぁ...この作品がいいたいところは真相は何か?ではないんだろうなぁ...と思って読みましたが 映画を見終わった後と読後では少し印象が変わったかなっ...
    活字にすると映画では何気なく観ていたところの情景や登場人物の...続きを読む
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    「僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう」 山中伸弥 羽生善治、是枝裕和、山極壽一、永田和宏
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    京都産業大学での講演・対談シリーズ「マイ・チャレンジ一歩踏み出せば、何かが始まる!」...続きを読む
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう
    山中教授の逸話を読みたくて手に取った本ですが、どの方のお話も興味深く読めました。
    4人の各界をリードする方々が自らの人生を振り返って講演会で語る。
    山中教授以外にも、京大の山極総長のお話も面白かった。これまで興味を持たなかった分野の事にも興味を持たせてくれる。話力にも生き様にも、なんか感服させられた...続きを読む
  • 公園対談 クリエイティブな仕事はどこにある?
    読みながらたくさんマーカーを引いてしまった本。面白かった!!

    『春にも話しましたが 、僕がテレビマンユニオンで研修を受けたときに 、萩元晴彦がこう言いました 。 「君たちがこれからやる仕事は 、とにかくつまらないと思うような些末な仕事だと思うけれど 、世の中にはクリエイティブな仕事とクリエイティブ...続きを読む
  • そして父になる
    雄大が子供との過ごす時間を持ってこなかった良多に言った「何言ってんの。時間だよ。子供は時間」という言葉が印象的だ。血のつながりと、これまで一緒に過ごしてきた時間に葛藤しふたつの家族は翻弄される物語だけど、ひとつの答えはここにある気がする。
    オイラも小さいガキと過ごす時間の大切さに気がつかない人間だ...続きを読む