是枝裕和のレビュー一覧

  • 家族と社会が壊れるとき

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    よく似た作風で同様のテーマを扱っているとされるケン・ローチを対置することで、是枝裕和とは何者かを、是枝自身にかなり明快に語らせることになっていて面白い。ケン・ローチが語ることも是枝が語ることもどちらも魅力的だ。

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    2024年02月05日
  • そして父になる

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    息子が有名小学校に合格してから赤ちゃんの取り違えが判明する。慶多、琉晴の二人と二つの家族が交差しながら、エリート社員の生き方を反省し気づきを得る一冊。初の是枝裕和作品、読みやすくて感情移入してしまった。
    週末の仕事をやめて家族と映画やキャンプで楽しみたいと思わせる。

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    2024年02月04日
  • 映画の生まれる場所で

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    映画の本はやっぱり面白い。
    橋本愛さんの解説が素晴らしいというのを読んだのが本書を手に取るきっかけになった(解説だけネットで公開されてたような)。

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    2023年11月13日
  • 万引き家族

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    本当の家族のところでは居場所がない、幸せになれない。寄せ集めの家族との方が安心できる、絆ができる。
    幸せに思える形は人それぞれだけど、あ〜ゆ〜人生は送りたくないなぁ。

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    2023年10月03日
  • 映画の生まれる場所で

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    現実に虚構が染み出る。
    虚構とはなんだろうか。ありえないことを求めて、もがいた結果、ほんの少しだけ世界が変わって見えることだろうか。

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    2023年08月20日
  • そして父になる

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    だいぶ前に、映画を観ていたこともあってか、子供らの演技が何となく思い出されて、感動し、かつ面白く一気に読めた。もう一度、映画も観てみたいとも思った。すごく読みやすい。読みやすい様に各所で工夫されていた様な気がする。登場人物の属性(出身地、特技とか)は、不自然がない様に緻密に、設定されている様な気がした。

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    2023年05月29日
  • 三度目の殺人

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    「真実」
    本当の事が最後までわからないで終わる。どうにでも解釈できるようで、だけど事実として殺人はあった。

    自分に置き換えて考えてみれば、事実を100%の真実としてその時の感情や行動をも人に話せるだろうか?
    無理な気がする。

    相手によっては理解されようがない事は伏せるだろう。
    相手によっては美化するわけでもなく無かった感情や思考も付け足したりもするだろう。
    相手によっては邪魔する感情が邪魔しだす。
    相手によってはその時々で自分の感情を伏せ、相手に併せるように時と場合を使い分ける。

    結局の処、相手によってほんの数ミリかもしれないが行動や言動は変わるだろう。
    対人関係において深く追求すれば相

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    2023年04月21日
  • 万引き家族

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    映画化されていたのを思い出して読んでみました
    家族とはなんなのか、キズナの強さを改めて感じさせられました
    映画も見たいなと思います

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    2023年02月06日
  • そして父になる

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    映画監督の「是枝裕和」とノベライズ作家の「佐野晶」の共著『そして父になる』を読みました。

    『三度目の殺人』に続き、「是枝裕和」と「佐野晶」の共著です。

    -----story-------------
    「6年間育てた息子は、他人の子でした――。大切に育ててきた6歳の息子。彼は、出生時に病院で取り違えられた他人の子供だった」。
    「是枝裕和」・監督、「福山雅治」・主演で、カンヌ映画祭・審査員賞を受賞した映画『そして父になる』。
    現在、もっとも勢いのある「尾野真千子」、「真木よう子」という豪華俳優陣の競演とともに話題を呼んでいます。

    本書は「是枝監督」自身による渾身のノベライズ企画です。

    学歴

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    2022年12月19日
  • 三度目の殺人

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    映画監督の「是枝裕和」とノベライズ作家の「佐野晶」の共著『三度目の殺人』を読みました。

    映画の方は観ていないのですが、予告編を観ると面白そうだったので、期待して読みました。

    -----story-------------
    『そして父になる』の「是枝裕和監督」、最新映画。
    出演・「福山雅治」、「役所広司」、「広瀬すず 」他。

    小説で浮かび上がる「真実」のその先――。

    「本当のことを教えてくれよ」
    ――弁護に「真実」は必要ない。
    そう信じ、裁判に勝利するための“法廷戦術"を駆使してきた弁護士「重盛」。
    しかし、担当した事件の被疑者「三隅」は、会うたびに供述を二転三転させ、「重盛」

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    2022年12月19日
  • そして父になる

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    主人公が人間として成長する姿が素晴らしい。
    夫婦間では特に、一方の考えて決めていくのではなくて話し合いが大切だと改めて感じた。

    家族ごとに仕事に重きを置くか、愛を育むかといった方向性は違うものの、お互いを受け入れて新たな考えを得ることが大切。尊重し合うことを学んだ。

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    2022年12月14日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    ネタバレ

    是枝監督のファンなので読みました。
    天才5人がみんなと同じ人間だということを実感してもらうための書籍とのことでしたが、やはり5人とも若くから頭角を現しているように思う。

    以下、備忘録。
    山中伸弥
    ・iPS細胞のiはiPhoneをパクって小文字にした
    ・アメリカではみんな「素晴らしい研究だから頑張れ」と励ましてくれた。
    日本では「こういうやり方ではダメだ」と忠告の方が多い。ディスカッションで大事なのは、身分の上下があっては絶対にいけない。
    ・学生時代に海外に行って欲しい。
    ・20代の失敗は宝物。財産。失敗してでも夢中になれることを見つけて欲しい

    羽生善治
    ・様々な物差しを身につける。3年

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    2022年09月11日
  • 僕たちが何者でもなかった頃の話をしよう

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    二十代。何をやったら正解というものはない。でも何もしないのだけはやめてほしい。どんなことでもいいから、何かに夢中になっていたら、自分の成長につながっていく。なんでもいいんだ。


    一つでもいいけど、もう一つ何か力を尽くしてるものがあると、one of them で楽になれるかも。

    自分にしかできないことは何だ。

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    2022年09月05日
  • 万引き家族

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    一般的に見たら家族と呼べない関係だった5人。みんなが何の目的で一緒に暮らしていたか、暮らそうと言ったのか、いろいろな心情、事情はあったと思うが、みんなと一緒にいた瞬間はみんな人生で1番幸せで美しい時間だったと感じていた。どんな形でも愛情、何気ない平和な日常があるということが素敵なんだと思った

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    2022年07月29日
  • そして父になる

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    主人公が自分と同年代なので感情移入できました。子供を取り違えられた家族の話です。主人公はいわゆるエリートサラリーマンですが子供との交流はちょっと微妙という。最終的には地位や名誉はなくしますが子供との絆や家族との愛情を手に入れるっていう王道路線です。子供たちの心の機微がすごい。

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    2022年06月17日
  • 万引き家族

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    映画を小説化したということで、それに従い映画を観てから読んだ。
    映像で涙した所は小説でもグッときたし、私なりの、それぞれの心情の解釈もきちんと文章になっていて答え合わせが出来たようで気持ちがよかった。

    映画でも小説でもイマイチわからずモヤモヤしているところ
    ·初枝が貯めていた慰謝料の意図
    ·最後のりん(じゅり)の視線の先にあったもの

    「誰かが捨てたのを拾ったんです。捨てた人は、他にいるんじゃないですか?」
    「私はあの子を産んではいない。でも母だった。」

    血の繋がりよりも絆の繋がりの方が笑顔でいられるなら、それが全て。捨てられた人たちの集まりだとしても、それを家族と呼びたい。

    その後、み

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    2022年05月14日
  • 歩いても 歩いても

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    人生はいつもちょっとだけ間に合わない。是枝監督の描く良多の不器用さが良いな。奥さんは自然と真木よう子で再生されるんだよなぁ

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    2025年03月31日
  • 万引き家族

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    あまりにもうらぶれた家族で、しかも誰もそこから脱却したいと思ってない様子が、読むのが辛くなるほどだった。
    しかしみんなで海に行った場面は幸せそうで、でもこんな生活長く続くわけはないから、どのようにラストを迎えるのだろうと気になって読むのが止まらなくなった。
    りんちゃんのその後だけが気がかり。
    ほんとは再び一緒に住めればいいのにと思ってしまう。

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    2022年03月19日
  • 万引き家族

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    万引きという犯罪に手を染めないと生きてはいけない家族。それでもそこには確かに存在する絆。
    思わず、この家族が日本に住んでいなければ幸せに暮らせるのになぁとも思ってしまいました。

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    2022年01月04日
  • 海よりもまだ深く

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    全体的に暗い人間味が溢れていて少し辛いところもあったがラストで何も語られないところに色んな展開が考えられ独特な余韻が残る話だった。

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    2021年09月18日