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第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門にてパルムドール(最高賞)をはじめ、
第42回日本アカデミー賞最優秀作品賞はど数々の賞を受賞した映画『万引き家族』を
是枝裕和監督自ら小説化。是枝監督が小説で描き出す、「家族の絆」とは―――。
「彼らが盗んだものは、絆でした」
とある住宅街。柴田治と息子の祥太は、スーパーや駄菓子店で日常的に万引きをする生活を送っていた。
ある日、治はじゅりという少女が家から閉め出されているのを見かねて連れて帰ってくる。
驚く妻の信代だったが、少女の家庭事情を案じ、 一緒に「家族」として暮らすことに。
年金で細々と生きる祖母の初枝、信代の妹でJK見学店で働く亜紀。
6人家族として貧しいながらも幸せに暮らしていた。
しかし、ある出来事を境に、彼らの抱える 「秘密」が明らかになっていく―――。
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Posted by ブクログ
アインシュタインの「常識とは18歳までに身につけた偏見のコレクションのことを言う」が読み終えたとき頭に浮かんだ。
この本を読むまでは、ニュースで虐待や年金詐欺や家族の揉め事で巻き起こる実際の事件を見たときに、本の中で出てくる警察官達のような目で今まで彼らを見てしまってたような気がする、、。
どんな人にもそれぞれの背景や事情があって、その実状はメディアを通して知っても表面的で、
みんな自分の常識(偏見)で解釈するから、ときにむしろ全く知らない状態よりも厄介なのかもしれない。
知ることは大切だしどう解釈するかは自由だけど。
現代社会の問題にふれたとき、どんな人にもそれぞれの背景があることを考えられる人になりたいなぁ
力になりたい、、って思った
Posted by ブクログ
話題になっていた映画「万引き家族」を是枝監督自ら小説化した、とのことで、書店で見かけて迷わず手に取った。
映画は見ていないのだけれど、何度も見た映画のワンシーンが頭に浮かび、そこからどんどんイメージ映像が広がっていく。
私の頭の中で脳内映画が完成した。
映像があって小説化されたものだから当たり前と言えば当たり前なのかもしれないが、頭の中で容易くイメージができる文章は読んでいて全くストレスがない。
物語の中に入っていきやすく、軽く読めたことが心地よかった。
本当の家族ではない6人の「家族」としての物語。淡々と過ぎていく毎日は外から見れば幸せとは程遠い暮らしであるにもかかわらず、とても温かいものを感じる。
最後はゆっくりと現実に戻されていくような感覚。
でも、気持ちは本を読む前とは若干違う。
言葉にすると陳腐ではあるものの、「なんの代わり映えもしない毎日だけど、前向きに生きていこう」と思うような、少し晴れやかな自分がいた。
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