野口百合子のレビュー一覧

  • もう耳は貸さない
    効果は認めるが、ラジオ原稿がかなり読みにくい(余りにも一方的主張なので)。
    捜査情報に関する記憶は失われないのが凄い!刑事魂?
  • もう年はとれない
    主人公は88歳の元殺人課刑事
    引退から20年以上という時から肉体的には勿論だが思考も衰えさせる
    衰えのなかで意志だけは現役を保とうとする姿には米国らしいマッチョイズムを感じる
  • もう年はとれない
    ボケてるのかどうかはさておき、頭の回転は鈍ってない洞察力は残ってる元刑事のおじいちゃんが主人公の話。

    主人公が若い時に出会ったナチス絡みの復讐劇かと思いきや…そうはいかず…

    なんか派手さはないわりに
    先に先に解決したり、謎が明かされて進んでいくのでハラハラしながら進むでもなく半分以上読んでしまっ...続きを読む
  • もう過去はいらない
    一作目を読んだ時も思ったが、今一つすっきりしない。息子の死因など設定の明かされていない部分があるので当然といえば当然だが、それ以外の本筋も残尿感。もしや老人ものとひっかけてそんな感じなのだろうか。いやまさか。
  • もう年はとれない
    老人とか老爺とか老害ではなくただ単にクソジジイという言葉の似合う恐るべき主人公。過去編はいくらでもできるだろうが続編はいろいろときついような気がする。足折れてるし。ところでオチを語る上では蛇足だったとはいえ、貸金庫の鍵を盗んだり窓口を騙した件はどう処理されたのかまったく触れられていないのが気になった...続きを読む
  • もう耳は貸さない
    89歳のバック・シャッツ。歩行器が欠かせなくなってしまったけど、まだまだ頑張って‼︎
    ローズがクールで堪らない。いつまでも二人の日常が続きますように。
  • 発火点
    自然界の描写があまりに壮大すぎていたし、主人公の真っ当さと自然をないがしろにする自分本位の役人たちの葛藤に息苦しくなる展開だった。ヘリコプターからの映像が見えてくるような作品だった。
  • 発火点
    やはり銃社会なんだな、と思わせる初ボックス。
    第1作のときから気にはなっていたので、過去作にも遡ってみたいレベルではある。
  • 鷹の王
    猟区管理官ジョー・ピケットの陰のパートナーとして活躍していた謎の鷹匠ネイトが主人公となる物語。ネイトの特殊部隊時代の上官ジョン・ネマチェクが彼の記憶を消そうと、家族や友人・関係者にも迫る。もちろんピケットとその家族にも危機が及ぶ。
    とは言ってもピケットファミリーが主役であることは、いつものシリーズと...続きを読む
  • 鷹の王
    猟区管理官ジョー・ピケットシリーズの11作目。
    こんなに読み続けていたのだなあ。
    今回はネイトの話し。特殊部隊で散々汚れ仕事をしてきたネイトがかつての上官と対決する。
    ネイトの父親や、その新しい家族を助けたり。
    かつての仲間たちが次々と殺されたり、一体何人死んだんだ?というくらい人が殺される。
    ワイ...続きを読む
  • 鷹の王
    うーむ。猟区管理官ジョー・ピケット シリーズ。
    今回は、謎多きヒーローネイトがメインの物語。
    凄まじいネイトが、ネイトになるまでの今まで語られなかった物語が明らかになる。
    息が苦しくなるほどの緊迫感と、残酷に冷酷な殺しの描写。息をするように人を殺す。
    手に汗握る展開の割には、あっけない幕切れ。
    優秀...続きを読む
  • もう年はとれない
    主人公はバック・シャッツ。87歳のユダヤ人。元殺人課刑事。引退して久しいある日、かつての戦友が臨終間際に語った告白から事件が始まる。
    海外ものならではでキャラも濃く、皮肉たっぷりの会話も楽しくテンポよく進みます。ですが、犯人が分かるのが最後に近く、動機などもあまりに駆け足で若干拍子抜けでした。
    息子...続きを読む
  • 復讐のトレイル
    ジョー・ピケットシリーズ7作目(だったか?)
    シリーズ中では平均的な感じの展開
    知事の言葉の悪さが好き
    「くそチョンボ」と書いて
    「クラスターファック」と読ませるあたり
    に思わず、ジョーのように唸ってしまった。
  • もう年はとれない
    本当はもう一つ星を追加したい。ネタに触れるのは嫌だが主人公の息子が亡くなったことについてわけありそうに見えて最後まで曖昧なのは納得できないな。
  • もう年はとれない
    87歳の元刑事が主人公って。
    高齢社会のひとつの現れ?
    車ひとつろくに運転できない、ひとつ間違えば老人性認知症と取られてもおかしくないくらいの口の達者な爺さんが寄る年の波にも負けず奮闘する物語。

    ハードボイルド調な会話の展開、テンポは嫌いでない。最初はぐいぐいきた。
    ただ、全体としての筋の展開が。...続きを読む
  • もう年はとれない
    一万円選書の中の一冊。

    うーん、正直事件そのものについては少々物足りなかったというか、なんだそれ?というか、腑に落ちないものがありましたけど、それに勝るのがバック・シャッツ。

    皮肉ばっか言ってて、こんなおじいちゃん、見てる分には楽しくていいな。
    年をとったからならではの悲哀も感じさせてくれて、事...続きを読む
  • もう年はとれない
    バック・シャッツの目が老いで曇っているからか、老人問題の側面と事件とが全く絡み合ってないように思える。
    ピークはジーグラーに面会にいくシーンである。殺人はただ謎のために起こるだけだ。そこに人間の根源的な心理なぞ読み取れない。ただジーグラーに会いに行くシーンには、「死神」に向かう姿勢がある。老いと過去...続きを読む
  • もう年はとれない
    元気なじいちゃん大活躍!という感じのものかな、という予想はハズレで、結構ビターであった。シニカルなセリフの面白さはあるけれど、コメディタッチではない。87歳の探偵役という設定がとてもユニークなのは間違いないところだが、あまりにしょっちゅう年をとって頭も体も思い通りにならないとぼやかれるのは、ちょっと...続きを読む
  • もう過去はいらない
    『リンカーン・ライム』シリーズのリンカーンのように出来事を記録し検める主人公は88歳でアルツ気味
    忘れがちな能力なのでリンカーンとは違う動機だけど結果、再確認して暴力&解決を導くことができる暴君老人の元刑事
    シリーズ物とは知らず2作目から
    裏表紙に書かれた「88歳の伝説の名刑事vs.78歳の史上最強...続きを読む
  • もう過去はいらない
    当たり前だけど、前作よりも歳をとって、前作で受けた傷のせいもあって、身の回りのことはあれこれ不自由で、だけど、やるったらやる!というか、誰も止められない感じが健在でうれしい。

    お話の面白さとは別に、人種にまつわる様々なことをもっと真剣に知ろうとしないとだめだな、と思わせてくれた本でした。