野口百合子のレビュー一覧

  • もう過去はいらない

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    初ダニエル・フリードマンでした。私は本も録画した映画やドラマも毎日、少しずつ読んだり観たりしているのですが、この本を読んでいる同じ時期に映画「ガントレット」を観ていて、メンフィスの刑事の話だったので、本の主人公がクリント・イーストウッドに思えてきました。主人公は軽い認知症らしいのですが、本の内容が2009年と1965年を行ったり来たりするので、私も子供か孫か分からなくなってきて軽い認知症ってこんな感じかな?なんて思いました。また、ユダヤ人やユダヤ教の知識が増えた気がします。

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    2023年12月13日
  • 熱砂の果て

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    「猟区管理官ジョー・ピケット」シリーズの新刊、16作目になるそうだ。著作累計1000万部という人気シリーズ。

    電磁パルス発生装置って、「24」でおなじみなので懐かしい。というか、新鮮味がない。

    小さい報復にこの発生装置を使おうとするサウジアラビアの大使がいるのだが、その部下は彼を殺して国を混乱に導くテロに使おうとする。それを阻止する話。

    ワイオミングの大西部を舞台にして、クマや鷹が出てくるのだが、想定外の面白さにつながっていかない。

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    2023年10月14日
  • 小鳥と狼のゲーム Uボートに勝利した海軍婦人部隊と秘密のゲーム

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    ネタバレ

    テーマはすこぶる面白く、期待していたが、ちょっと期待外れだった。
    登場人物は多く、一人一人が散発で、あっちこっちに飛んでしまう。最重要人物すらどのような人物なのか判然としない。
    ノンフィクションに拘らず、史実を織り交ぜた読み物にするとよいテーマだと思った。

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    2022年07月07日
  • 小鳥と狼のゲーム Uボートに勝利した海軍婦人部隊と秘密のゲーム

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    第二次大戦中の大西洋において、孤立した英国に食料や物資を運ぶ輸送船団とドイツ海軍Uボートの戦い。圧倒的に優勢なUボートに対して、英国海軍はロバート退役中佐のゲームを用いた対潜水艦海上戦闘戦術に将来を託し、中佐は海軍婦人部隊という女性スタッフたちとともにゲームを用いた戦術を進化させ、それを護衛艦の士官たちを訓練していく。その結果、大西洋の戦いで遂にUボートの脅威を退けたという実話に基づくストーリーが語られる。
    なるほどと思って読んだが、重力堂信光氏の解説によると、大西洋の戦いの帰趨は必ずしもこの戦術によるものではなく、輸送船団に配置された護衛空母やセンチ波レーダーという新兵器・新技術によるのだと

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    2022年06月02日
  • もう年はとれない

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    一万円選書で紹介された本。哀愁時々フロストのような雰囲気で物語がサクサク進んで読みやすかった。ニューヒーロー誕生!

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    2022年05月16日
  • もう耳は貸さない

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    ネタバレ

    シリーズの前二作とは一風変わった三作目。そんなわけで前二作のノリを期待して読むと肩透かしを食う……のはまあいいとして、盛り上がりどころがまったく見当たらなかった。老いに関する興味深い見識は相変わらずあるだけに、エンタメとしての弱さは残念。

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    2022年05月08日
  • 越境者

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    ボッシュシリーズに匹敵するまではいかないものの、いつもどおりに安心して読めるピケットシリーズ。前作の山火事の物語とか熱量がすごい名作だったな。
    今回は、それと比較するとストーリーが偶然に頼ってたり、敵役が力不足だったり、少し不満が残ったな。3.6

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    2022年04月17日
  • もう耳は貸さない

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    主人公バック・シャッツが、歳はとってるけど頭脳明晰、体も元気、妻からも頼られる男、というわけではないところがこの作品の魅力。
    最近、長く生きることイコール幸せ、なのだろうかと考え始めた私にとって、たいへん興味深いお話でした。

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    2021年09月26日
  • もう耳は貸さない

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    効果は認めるが、ラジオ原稿がかなり読みにくい(余りにも一方的主張なので)。
    捜査情報に関する記憶は失われないのが凄い!刑事魂?

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    2021年07月30日
  • もう年はとれない

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    主人公は88歳の元殺人課刑事
    引退から20年以上という時から肉体的には勿論だが思考も衰えさせる
    衰えのなかで意志だけは現役を保とうとする姿には米国らしいマッチョイズムを感じる

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    2021年06月26日
  • もう年はとれない

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    ボケてるのかどうかはさておき、頭の回転は鈍ってない洞察力は残ってる元刑事のおじいちゃんが主人公の話。

    主人公が若い時に出会ったナチス絡みの復讐劇かと思いきや…そうはいかず…

    なんか派手さはないわりに
    先に先に解決したり、謎が明かされて進んでいくのでハラハラしながら進むでもなく半分以上読んでしまったので「大丈夫かな」と心配になった。

    主人公の元刑事としての洞察力とか、皮肉を吐く感じは好きだけども、ややスローペース
    終盤はたたみかけるように進むのだけど「痛快!」って感じでもなかったな…期待しすぎたのかもしれない。

    孫と一緒に行動、主人公の子供(孫の父親)は「殺された」とあるので今後の話に出

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    2021年06月22日
  • もう過去はいらない

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    ネタバレ

    一作目を読んだ時も思ったが、今一つすっきりしない。息子の死因など設定の明かされていない部分があるので当然といえば当然だが、それ以外の本筋も残尿感。もしや老人ものとひっかけてそんな感じなのだろうか。いやまさか。

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    2021年06月16日
  • もう年はとれない

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    ネタバレ

    老人とか老爺とか老害ではなくただ単にクソジジイという言葉の似合う恐るべき主人公。過去編はいくらでもできるだろうが続編はいろいろときついような気がする。足折れてるし。ところでオチを語る上では蛇足だったとはいえ、貸金庫の鍵を盗んだり窓口を騙した件はどう処理されたのかまったく触れられていないのが気になった。

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    2021年05月31日
  • もう耳は貸さない

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    89歳のバック・シャッツ。歩行器が欠かせなくなってしまったけど、まだまだ頑張って‼︎
    ローズがクールで堪らない。いつまでも二人の日常が続きますように。

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    2021年03月15日
  • 発火点

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    自然界の描写があまりに壮大すぎていたし、主人公の真っ当さと自然をないがしろにする自分本位の役人たちの葛藤に息苦しくなる展開だった。ヘリコプターからの映像が見えてくるような作品だった。

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    2020年09月20日
  • 発火点

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    やはり銃社会なんだな、と思わせる初ボックス。
    第1作のときから気にはなっていたので、過去作にも遡ってみたいレベルではある。

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    2020年09月02日
  • もう年はとれない

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    主人公はバック・シャッツ。87歳のユダヤ人。元殺人課刑事。引退して久しいある日、かつての戦友が臨終間際に語った告白から事件が始まる。
    海外ものならではでキャラも濃く、皮肉たっぷりの会話も楽しくテンポよく進みます。ですが、犯人が分かるのが最後に近く、動機などもあまりに駆け足で若干拍子抜けでした。
    息子の件がさらっとしか触れられていないので、ここは次作でしょうか。

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    2018年09月15日
  • もう年はとれない

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    ネタバレ

    本当はもう一つ星を追加したい。ネタに触れるのは嫌だが主人公の息子が亡くなったことについてわけありそうに見えて最後まで曖昧なのは納得できないな。

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    2018年01月16日
  • もう年はとれない

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    ネタバレ

    87歳の元刑事が主人公って。
    高齢社会のひとつの現れ?
    車ひとつろくに運転できない、ひとつ間違えば老人性認知症と取られてもおかしくないくらいの口の達者な爺さんが寄る年の波にも負けず奮闘する物語。

    ハードボイルド調な会話の展開、テンポは嫌いでない。最初はぐいぐいきた。
    ただ、全体としての筋の展開が。
    どうとでもなりうる伏線を張り巡らし、せばめることもせずにありうる展開のひとつに落ち着かせただけのプロットには緻密さが感じられず、もう一息というのが正直な感想。

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    2017年08月25日
  • もう年はとれない

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    一万円選書の中の一冊。

    うーん、正直事件そのものについては少々物足りなかったというか、なんだそれ?というか、腑に落ちないものがありましたけど、それに勝るのがバック・シャッツ。

    皮肉ばっか言ってて、こんなおじいちゃん、見てる分には楽しくていいな。
    年をとったからならではの悲哀も感じさせてくれて、事件のことというよりは、そういったことの方がしみじみ来ました。

    孫のテキーラはちょっと性格がつかめなかったけど。もっと冷静に物事見てる子かと思ってたら……。

    ところで、なぜこの本を一万円選書で選んでくれたのか。
    私が「早くおばあちゃんになりたい」って書いたからか、それともミステリ系の本を面白いって

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    2017年03月11日