【感想・ネタバレ】もう過去はいらないのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2017年03月02日

1作目の方が評価が高いようだが自分は断然本作の方に軍配を上げたい。本書は介護が必要な歩行器を使った老人のアクションものというよりユダヤ人問題の視点で読むとぐっとその内容に重みを感じる。米国のようなよそに比べユダヤ人が暮らしやすいと思われた地域でもこれほど差別と闘わなければならなかった。昨今米国でもユ...続きを読むダヤ人墓地が荒らされるなどの事件が続いており、まだまだ闇は深いのだと思わされる。

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Posted by ブクログ 2020年05月22日

バック格好ええ。
やっぱりユダヤ人、黒人・・根が深いなー。
頭に身体がついていかない、頭も少し?
シリーズのこの先は?

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Posted by ブクログ 2018年10月07日

88歳の歩行器をつけたダーティーヒーローが主人公という点が、他の警察小説とは一線を画する。そして、クスッとする皮肉も小説のいたるところに散りばめられているので、読んでいて飽きない。前作はまだ読んでないので、ぜひ読みたい。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2017年04月05日

シャッツ元刑事が活躍する第二弾。
過去の銀行強盗事件と現在のヤクがらみの誘拐事件が交差する。犯人共に二人とも後期高齢者なのが面白がるポイントなのかな。
相変わらずアウシュビッツでの悲惨な体験談も絡み、奥行きは増してくる。過去の記憶の中で息子のブライアンも登場。
一弾で活躍した孫のテキーラの姿はイマイ...続きを読むチ薄いのが残念。

解説によるとまだこのシリーズ続くらしい。
ホント、大丈夫なんですか?

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Posted by ブクログ 2016年12月07日

元刑事バック・シャッツのシリーズ2作目。
88歳になったバックをまだ事件はほうっておかない!?

前作の事件でさらに身体は衰え、とうとう妻とともに介護つきのアパートに移ったバック。
若い頃にはダーティ・ハリーばりの力づくで行動するタイプの刑事だった。

前に取り逃がした因縁のある、銀行強盗イライジャ...続きを読むが訪ねて来る。こちらももはや78歳だが、何者かに命を狙われているから、助けてほしいというのだ。
何かをたくらんでいると怪しむバックだが‥?
50年前(!)の事件と、現在が交錯。
プロの犯罪者との対決だけでなく、警察組織の闇も描かれます。
ユダヤ系を排斥するような層が、警察の上層部に多かったとは。
とても良い妻だったローズにも、知らないことがあったのですね。

バックもメンフィス署では伝説的だけど、冗談めいて語られるような存在。実際の身近な人間には迷惑がかかることもあっただろう。
幼かった息子に誤解されてしまうのは哀しい。
そのあたりのことが1作目より深みを増して語られ、老いてもまだまだ語りつくせそうにない勢い。
長く生きているのも伊達じゃない!
バックならではの良さと味わいを発揮して欲しいです☆

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2016年05月30日

バックが帰ってきたぁ!
と嬉しく思ったけど、期待が大きすぎたのか、前回ほどの楽しさがあまりなかったよ……。テキーラが全然出てこなかったせい?いなくなって初めて彼の存在の大きさを知るみたいな。あのふたりの掛け合いが好きだったし。
でもまだ続いてるみたいだから読みたい。ローズも自己主張してきたし。ブライ...続きを読むアンの死因もまだ謎のままだし。

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Posted by ブクログ 2016年05月07日

ダーティハリーvsゴーストマンか?シリーズもので主人公の死でラストを迎えるって、モース警部があったけど、このシリーズは何とか引き延ばして欲しいな。定年退職したリーバス警部も復帰したね。頑張れ、おじいちゃん。それにしてもバックってやり方自体は悪徳警官すれすれに思える。欲得ずくではないから、反感は抱かな...続きを読むいけれど。

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Posted by ブクログ 2016年03月24日

大怪我をして歩行機が手放せないのにバックじいちゃんのやることはますます過激になっている。
体が弱っていくことへの苛立ちとあきらめ、息子を失った悲しみは前作も描かれていたが、今回はユダヤ人への偏見に対するアメリカ社会の不条理が物語に奥行きを与えている。
主人公のモデルである作者の祖父についてのあとがき...続きを読むを読んで胸が熱くなった。
バックの息子が死んだ理由がとても気になる。続編の翻訳もぜひお願いしたい。

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Posted by ブクログ 2016年01月24日

88歳の元刑事に何ができるの?と思ったら‥‥若干の介護が必要な状態にもかかわらず「なんてタフな爺さんなんだ!!」と思う。認知症っぽい症状もあるのにねぇ。精神的なタフさはいつも持っていたいな。

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Posted by ブクログ 2015年11月15日

アメリカの作家ダニエル・フリードマン、2014年発表の小説。アメリカ南部、メンフィスを舞台にしたクライム・サスペンスのシリーズ第2作。主人公は88歳の元刑事、大けがのリハビリ中でしかも軽度の認知症という老人の自虐趣味満載の作品ですが、描いているテーマは非常に重くハード、意外に読み応えのある作品でした...続きを読む

老人ホームに入居してリハビリ中の主人公バックのもとに50年前取り逃がした伝説的銀行強盗イライジャが助けを求めてやってきます。知り合いの刑事に自首して保護してもらうよう段取りを付けるのですが、刑事の車で警察へ向かう途中ギャングに襲われイライジャは拉致されてしまい・・・。
50年前の銀行強盗の話と現在の話が交互に語られ、更に合間合間にユダヤ系である主人公の家庭の問題や社会の問題が語られます。

人種差別や権力の犯罪等、非常に重いテーマにユダヤ系の立場を明確にした上で真っ向切り込んでいて、しかもユーモアたっぷりの上質のエンターテインメントに仕上げている、なかなか見事です。

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Posted by ブクログ 2023年12月13日

初ダニエル・フリードマンでした。私は本も録画した映画やドラマも毎日、少しずつ読んだり観たりしているのですが、この本を読んでいる同じ時期に映画「ガントレット」を観ていて、メンフィスの刑事の話だったので、本の主人公がクリント・イーストウッドに思えてきました。主人公は軽い認知症らしいのですが、本の内容が2...続きを読む009年と1965年を行ったり来たりするので、私も子供か孫か分からなくなってきて軽い認知症ってこんな感じかな?なんて思いました。また、ユダヤ人やユダヤ教の知識が増えた気がします。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2021年06月16日

一作目を読んだ時も思ったが、今一つすっきりしない。息子の死因など設定の明かされていない部分があるので当然といえば当然だが、それ以外の本筋も残尿感。もしや老人ものとひっかけてそんな感じなのだろうか。いやまさか。

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Posted by ブクログ 2016年02月06日

『リンカーン・ライム』シリーズのリンカーンのように出来事を記録し検める主人公は88歳でアルツ気味
忘れがちな能力なのでリンカーンとは違う動機だけど結果、再確認して暴力&解決を導くことができる暴君老人の元刑事
シリーズ物とは知らず2作目から
裏表紙に書かれた「88歳の伝説の名刑事vs.78歳の...続きを読む史上最強の大泥棒」に偽りなし

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Posted by ブクログ 2016年01月23日

当たり前だけど、前作よりも歳をとって、前作で受けた傷のせいもあって、身の回りのことはあれこれ不自由で、だけど、やるったらやる!というか、誰も止められない感じが健在でうれしい。

お話の面白さとは別に、人種にまつわる様々なことをもっと真剣に知ろうとしないとだめだな、と思わせてくれた本でした。

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Posted by ブクログ 2015年12月17日

超後期高齢者バック・シャッツシリーズ2作目。少し中だるみしてるかなという感じがしなくもないけど、皮肉の効いた掛け合いが相変わらず読んでて楽しい。より老いていく描写がリアルで、心に追いつかない身体が切なくもあり。孫の活躍は控えめ。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2015年10月11日

更に年を重ね88歳のハードボイルド元刑事。
前回の後遺症で、更に、現実を見つめ、諦め、受け入れなければならない事が増えているにも関わらず、元気。
ありのままの自分を受け入れる事で、こんなに快活(?)になれるのだ。
受け入れられないから悩み、苦痛となるワケで、受け入れてしまいさえすれば、それが当たり前...続きを読むになり、悩む必要もなくなる。
バックシャッツはスゴイ。なかなかできる事ではない。
そんな、出来ない事が増えた彼なのに、事件は彼を放っておいてはくれないのだね。

どうやらこれで終わりではない様子。
更にさらに年齢を重ねるであろうバックシャッツが、何を諦め、受け入れて、それでも、自分の正義の為に突き進んでいくのか、気になるところであります。

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