あらすじ
88歳のメンフィス署の元殺人課刑事バック・シャッツ。歩行器を手放せない日常にいらだちを募らせる彼のもとを、アウシュヴィッツの生き残りにして銀行強盗イライジャが訪ねてくる。何者かに命を狙われていて、助けてほしいという。彼とは、現役時代に浅からぬ因縁があった――犯罪計画へ誘われ、強烈に断ったことがあるのだ。イライジャは確実に何かをたくらんでいる。それはなんだ。88歳の伝説の名刑事vs.78歳の史上最強の大泥棒。大好評『もう年はとれない』を超える、最高に格好いいヒーローの活躍!/解説=川出正樹
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Posted by ブクログ
シャッツ元刑事が活躍する第二弾。
過去の銀行強盗事件と現在のヤクがらみの誘拐事件が交差する。犯人共に二人とも後期高齢者なのが面白がるポイントなのかな。
相変わらずアウシュビッツでの悲惨な体験談も絡み、奥行きは増してくる。過去の記憶の中で息子のブライアンも登場。
一弾で活躍した孫のテキーラの姿はイマイチ薄いのが残念。
解説によるとまだこのシリーズ続くらしい。
ホント、大丈夫なんですか?
Posted by ブクログ
バックが帰ってきたぁ!
と嬉しく思ったけど、期待が大きすぎたのか、前回ほどの楽しさがあまりなかったよ……。テキーラが全然出てこなかったせい?いなくなって初めて彼の存在の大きさを知るみたいな。あのふたりの掛け合いが好きだったし。
でもまだ続いてるみたいだから読みたい。ローズも自己主張してきたし。ブライアンの死因もまだ謎のままだし。
Posted by ブクログ
一作目を読んだ時も思ったが、今一つすっきりしない。息子の死因など設定の明かされていない部分があるので当然といえば当然だが、それ以外の本筋も残尿感。もしや老人ものとひっかけてそんな感じなのだろうか。いやまさか。
Posted by ブクログ
更に年を重ね88歳のハードボイルド元刑事。
前回の後遺症で、更に、現実を見つめ、諦め、受け入れなければならない事が増えているにも関わらず、元気。
ありのままの自分を受け入れる事で、こんなに快活(?)になれるのだ。
受け入れられないから悩み、苦痛となるワケで、受け入れてしまいさえすれば、それが当たり前になり、悩む必要もなくなる。
バックシャッツはスゴイ。なかなかできる事ではない。
そんな、出来ない事が増えた彼なのに、事件は彼を放っておいてはくれないのだね。
どうやらこれで終わりではない様子。
更にさらに年齢を重ねるであろうバックシャッツが、何を諦め、受け入れて、それでも、自分の正義の為に突き進んでいくのか、気になるところであります。