野口百合子のレビュー一覧

  • もう年はとれない
    アメリカの作家ダニエル・フリードマン、2012年発表の小説。88歳の元刑事が主人公のミステリーシリーズ第一作。面白いです。

    このシリーズの第二作目を先に読んで面白かったので一作目も読んでみました。
    なので結末は知っていたわけですが、それでも充分面白かったです。

    87歳の元刑事(作中で88歳になり...続きを読む
  • もう過去はいらない
    アメリカの作家ダニエル・フリードマン、2014年発表の小説。アメリカ南部、メンフィスを舞台にしたクライム・サスペンスのシリーズ第2作。主人公は88歳の元刑事、大けがのリハビリ中でしかも軽度の認知症という老人の自虐趣味満載の作品ですが、描いているテーマは非常に重くハード、意外に読み応えのある作品でした...続きを読む
  • もう年はとれない
    第二次世界大戦で従軍経験を持ち、かつては敏腕刑事としてならした老人が戦友の死をきっかけに事件に巻き込まれていく。ナチ親衛隊の秘匿財産や猟奇的な連続殺人は強引過ぎて滑稽にさえ思えてしまうが、衰えゆく体と認知症の陰に怯えながらも気骨を失わない主人公がとにかくクールであり、それが本著の強い魅力である。孫と...続きを読む
  • もう年はとれない
     おじいちゃんと、おじいちゃんの家族達の関係性が楽しかった。

     ストーリーとか、全体の雰囲気とかは、アクが強くて馴染みがなさすぎるなぁと。この辺は好みでしょうか。私は……まあまあ。
     おじいちゃんが若いころ英雄扱いされるくらいすごかったんだとか、ラストのあれこれとか、この辺はアメリカ的ヒーローもの...続きを読む
  • 復讐のトレイル
    猟区管理官ジョー・ピケットシリーズ第7弾。ハンター連続殺人事件が発生する。またも知事命令の調査をすることになり、狩猟漁業局やFBIなどの機関と協力して捜査していく話。狩猟反対運動をしている団体との対決がメインで進んでいくが、本当の真相は何なのか・・・という展開となる。なかなか先がすんなりよめない感じ...続きを読む
  • もう年はとれない
    いや〜、面白いです^ ^ 87歳のヒーローなんぞ、アリエナイ!けど、いた〜(≧∇≦)もし、生き延びることができたらこんなジジイになりたいモンです^^;
  • ゴッサムの神々 上
    ゴッサムとはニューヨークのことで、19世紀に始まったあだ名。
    迫力ある歴史ミステリで、面白かったです。

    1845年、ニューヨークでバーテンダーをしていたティム・ワイルドは27歳。
    中背だがすばしこく、観察力に富んでいた。
    地道に金をためていたが、大火事で仕事も財産も失い、兄のヴァルに創設されたばか...続きを読む
  • ゴッサムの神々 下
    バードが健気でかわいいのとミセス・ベームとのやりとりが微笑ましい。
    壮大な兄弟萌えなはなしなんじゃないかと途中思うが、結果としてお兄ちゃんは弟がとても心配、弟はお兄ちゃんにコンプレックス。
    やっぱ兄妹も萌えじゃないか。

    あぁ、ヒロインはどうでもいいですね。
    このまま寅さん路線で毎回ヒロインにフラれ...続きを読む
  • もう年はとれない
    87歳のユダヤ人で口の悪いジジイのナチスへの恨みやら金塊探しの話、殺人事件おきて、結構エグい殺され方するけどまあ面白いかな?孫に少しイラつく
  • もう年はとれない
    アメリカの作家「ダニエル・フリードマン」の長篇ミステリ作品『もう年はとれない(原題:Don't Ever Get Old)』を読みました。
    ここのところ、アメリカの作家の作品が続いています。

    -----story-------------
    最高に格好いい87歳、伝説の元刑事。

    ●「ネルソン・デミ...続きを読む
  • もう過去はいらない
    初ダニエル・フリードマンでした。私は本も録画した映画やドラマも毎日、少しずつ読んだり観たりしているのですが、この本を読んでいる同じ時期に映画「ガントレット」を観ていて、メンフィスの刑事の話だったので、本の主人公がクリント・イーストウッドに思えてきました。主人公は軽い認知症らしいのですが、本の内容が2...続きを読む
  • 復讐のトレイル
    CL 2023.11.4-2023.11.6
    猟区管理官をクビになったジョー•ピケットは町に自分の家を買って家族で住み始めている。知事直属の無任所猟区管理官としてハンター連続殺人を追う。
    ジョーの友人でもある郡検事長のロビーが死んでしまったのは残念。ポープも死んで、ジョーを敵のように扱っていた上司は...続きを読む
  • 熱砂の果て
    「猟区管理官ジョー・ピケット」シリーズの新刊、16作目になるそうだ。著作累計1000万部という人気シリーズ。

    電磁パルス発生装置って、「24」でおなじみなので懐かしい。というか、新鮮味がない。

    小さい報復にこの発生装置を使おうとするサウジアラビアの大使がいるのだが、その部下は彼を殺して国を混乱に...続きを読む
  • 復讐のトレイル
    「フリーファイア」の次の作品で、2014年翻訳、日本の発行順ではシリーズ7作目。

    ジョー・ピケットは家族と仕事を愛する善良な男。
    広大なワイオミング州で、猟区管理官という、国立公園の管理をする仕事に就いていました。
    狩猟には色々規定があり、獲ってもいい時期や数が決まっている。
    ハンターは皆銃や武器...続きを読む
  • 小鳥と狼のゲーム Uボートに勝利した海軍婦人部隊と秘密のゲーム
    テーマはすこぶる面白く、期待していたが、ちょっと期待外れだった。
    登場人物は多く、一人一人が散発で、あっちこっちに飛んでしまう。最重要人物すらどのような人物なのか判然としない。
    ノンフィクションに拘らず、史実を織り交ぜた読み物にするとよいテーマだと思った。
  • 小鳥と狼のゲーム Uボートに勝利した海軍婦人部隊と秘密のゲーム
    第二次大戦中の大西洋において、孤立した英国に食料や物資を運ぶ輸送船団とドイツ海軍Uボートの戦い。圧倒的に優勢なUボートに対して、英国海軍はロバート退役中佐のゲームを用いた対潜水艦海上戦闘戦術に将来を託し、中佐は海軍婦人部隊という女性スタッフたちとともにゲームを用いた戦術を進化させ、それを護衛艦の士官...続きを読む
  • もう年はとれない
    一万円選書で紹介された本。哀愁時々フロストのような雰囲気で物語がサクサク進んで読みやすかった。ニューヒーロー誕生!
  • もう耳は貸さない
    シリーズの前二作とは一風変わった三作目。そんなわけで前二作のノリを期待して読むと肩透かしを食う……のはまあいいとして、盛り上がりどころがまったく見当たらなかった。老いに関する興味深い見識は相変わらずあるだけに、エンタメとしての弱さは残念。
  • 越境者
    ボッシュシリーズに匹敵するまではいかないものの、いつもどおりに安心して読めるピケットシリーズ。前作の山火事の物語とか熱量がすごい名作だったな。
    今回は、それと比較するとストーリーが偶然に頼ってたり、敵役が力不足だったり、少し不満が残ったな。3.6
  • もう耳は貸さない
    主人公バック・シャッツが、歳はとってるけど頭脳明晰、体も元気、妻からも頼られる男、というわけではないところがこの作品の魅力。
    最近、長く生きることイコール幸せ、なのだろうかと考え始めた私にとって、たいへん興味深いお話でした。