野口百合子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
一万円選書の中の一冊。
うーん、正直事件そのものについては少々物足りなかったというか、なんだそれ?というか、腑に落ちないものがありましたけど、それに勝るのがバック・シャッツ。
皮肉ばっか言ってて、こんなおじいちゃん、見てる分には楽しくていいな。
年をとったからならではの悲哀も感じさせてくれて、事件のことというよりは、そういったことの方がしみじみ来ました。
孫のテキーラはちょっと性格がつかめなかったけど。もっと冷静に物事見てる子かと思ってたら……。
ところで、なぜこの本を一万円選書で選んでくれたのか。
私が「早くおばあちゃんになりたい」って書いたからか、それともミステリ系の本を面白いって -
Posted by ブクログ
ネタバレバック・シャッツの目が老いで曇っているからか、老人問題の側面と事件とが全く絡み合ってないように思える。
ピークはジーグラーに面会にいくシーンである。殺人はただ謎のために起こるだけだ。そこに人間の根源的な心理なぞ読み取れない。ただジーグラーに会いに行くシーンには、「死神」に向かう姿勢がある。老いと過去の収容所の虐待とが上手く絡んでいる。
殺人事件をストーリーに入れず、ジーグラーの面会途中の独白をピークとして、その後ゆっくりと終わる中編としていたら秀作であったろう。
バック・シャッツをかっこよくみせるためのアクションシーンや謎解きのシーンなどは全く不要である。本書の最も良い部分が濁るだけだ。記憶