げみのレビュー一覧

  • 鎌倉香房メモリーズ4

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    シリーズもの、短編連作。

    鎌倉にある香りのお店を舞台に、心に傷を持つ同士の成長を描いた作品。
    今回は雪弥の過去と家庭の事情が明らかになり、ストーリー的には一段落する。
    お寺と児童養護施設に関する話が描かれていて、経験したことがない人が想像できない部分が描かれていて勉強になる。

    個人的には児童養護施設に関する話が立て続けに二冊目で、先に読んだ作品とはまた別の視点からの描かれ方をしていたので、いろんな視点からの児童養護施設を知れて勉強になった。

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    2017年03月18日
  • 鎌倉香房メモリーズ3

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    シリーズ第3巻。
    鎌倉の花月香房を舞台に展開される人間ドラマ。
    今回は文香だけ入った中身のない手紙の意味を考える話から始まる。
    そして、香乃自身のことも話が進む。
    文化祭の話、懐かしく、こういうこともあるよねと思い、余計に感情移入してしまう。
    この作者は、いじめたこともいじめられたこともあるのかな。
    もしくは、何か社会的弱者になるようなことでもあったんだろうか。
    割とその辺の話が得意みたいで、そういう話に弱い私はいつも泣きながら読んでしまう。

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    2017年01月09日
  • 鎌倉香房メモリーズ2

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    シリーズ2作目。
    夫婦、親子、家族、恋人、
    それぞれに切ない話が多かったですが
    レギュラーメンバーのキャラに救われます。

    どんな一面を持っていても、
    受け入れ大切に思っているという
    香乃ちゃんの気持ちはなかなかの男前です。

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    2016年12月10日
  • 鎌倉香房メモリーズ2

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    ちょっとうるっと来ました。

    物語に登場してくる人々の
    家族の話でしたね

    なぜ、仏壇にお線香をあげるのだろう
    とふと思っていたことが
    この本を読んでわかりました。

    せめて香だけでも
    届いて欲しいですね

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    2016年11月06日
  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~お菓子、なんでも承ります。~

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    イケメン菓子職人・壮介と支える久美ちゃんのお話。
    1つのお菓子をめぐる短いお話が続き表紙の久美ちゃんが食べているお菓子が重要になります。

    読みやすい反面駆け足に進んでいってる気がして物足りない、かなぁ…。
    色々詰め込みすぎ、ということなのかなぁ?
    久美ちゃんが一途で可愛いからいいんだけど。

    でも美奈子さんとの過去はもう少しどこかで掘り下げてもいいかも。
    簡単にあっさり乗り越えちゃった感が…。

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    2016年10月10日
  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~お菓子、なんでも承ります。~

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    ネタバレ

    可愛らしいお話の数々。
    お客様の注文は何でも作るイケメンの荘介さん。お菓子好きのバイトで博多弁が可愛い久美ちゃん。
    荘介の友人班目に八百屋の由岐絵さん。
    紹介されたお菓子はどれも本当に美味しそう。
    荘介さんには悲しい過去もあったけど、
    久美ちゃんのおかげで克服できそうだし、
    とっても気持ちが安らぐお話でした。

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    2016年10月01日
  • 万国菓子舗 お気に召すまま ~お菓子、なんでも承ります。~

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    1話が短くてサクサク読めますが、大きな問題が起こるわけでなく、謎解きでもなく。とてもあっさりしていました。

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    2016年05月15日
  • トモシビ-銚子電鉄の小さな奇蹟-

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    ネタバレ

    春から夏の銚子電鉄を舞台にした3篇。それぞれの登場人物が少しずつ他の物語にも登場します。高校生の初恋、中年夫婦の事件と絆、撮り鉄青年と彼を翻弄する歌手の話ですが、撮り鉄の熊君話が一番好きです。
    この本を読んで銚子電鉄に乗ってみたくなりました。

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    2016年03月01日
  • 鎌倉香房メモリーズ3

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    なんだかだんだん香乃の体質の話から、香乃や雪弥の生い立ちのほうへ話が寄っていってます。個人的には過去の話(特に雪弥)は要らないんじゃ無いかと思いますが、心を開かせるのには必要なのかな?香乃の鋭敏な香り感覚による美しい感情描写が少ないので物足りなくはあります。

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    2016年03月01日
  • 鎌倉香房メモリーズ2

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    【収録作品】第1話 星の川を渡って/第2話 あなたとずっと/第3話 祈りのケーキ/第4話 亡き人に捧げる香り

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    2016年01月05日
  • 鎌倉香房メモリーズ2

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    鎌倉の御香のお店を舞台に孫娘とアルバイトの雪弥が色々なことに巻き込まれながら成長していく物語。今回は色々な形の愛情の話。親子、夫婦、恋人、家族。こんがらがった感情の先。いい雰囲気になってきました。

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    2015年09月04日
  • トモシビ-銚子電鉄の小さな奇蹟-

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    やさしくて温かな、ゆっくりとした時間の流れる物語でした。

    最初の15歳の女子高生のお話に胸がキュンとしました。
    電車の窓から、ホームにいる好きな男子の姿を目で追ったあの頃…。
    青春でしたね~。

    銚子電鉄、残念ながら乗ったことはありませんが、
    車で旅行した時に駅で買った、たい焼きの大きくて美味しかったこと♪その旅の一番の思い出です。(大のあんこ好きなもので…)
    それと、昔NHKの朝の連続テレビ小説で放送されていた「澪つくし」
    忘れられない大好きなドラマでした。

    誰もがきっと持っている電車にまつわる思い出が甦る一冊。
    いつか、乗ってみたいです。

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    2016年02月09日
  • 情報系女子またたびさんの事件ログ

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    大学を舞台にしたリケジョ・キャラミスといったところでしょうか。

    「論理的に人間らしさを定義できるか」が根底にテーマとしてあると思うのだが、そこへの切り込みが少ないように感じる。もう少し「定義可能寄り」でチャレンジして欲しい。

    人間が合理的ではいことは周知の事実であるのだから、その命題に対して主人公・木天蓼麻美がどのように切り込んでいくのかに期待したい。

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    2015年01月04日