東直子のレビュー一覧

  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    子ども?の悩みを起点として
    関係がありそうな話だったり
    なんでそんな話が始まったの?
    みたいな視点から思いもよらぬ
    結論のようなものを導きだす
    作家の皆さんに脱帽。

    子どもに相談されたら
    これぐらいのふわーっとした
    ベリーロールで華麗な着地を見せる
    解決策を提示したいものだ

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    2025年04月24日
  • フランネルの紐

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    手芸がテーマの短編集。
    全体的に童話のような雰囲気で、各章の最後に短歌で締められる。

    あとがきに『針と糸と布。その三つさえあればどんな夢もかなう』とあったが、確かにそんな気がする。機械ではなく人の手が作りだしたものは、夢のように美しく強く儚い。

    たまに手芸に取り憑かれる時があるが、これを読んだらまたやりたくなりそう。

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    2025年04月07日
  • ひとっこひとり

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    不思議な感じの短編集だった。それぞれの話に独特の世界観、価値観があった。柔らかくて綺麗な言葉で紡がれていて、でも押し付けがましくなくて読みやすかった。

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    2025年03月06日
  • フランネルの紐

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    表紙に惹かれ内容は知らないまま手に取った本でしたが、とても良かったです。
    手芸にまつわる優しい短編と短歌。
    100ページちょっとの薄い本だけれど一気に読むのは勿体なくて何日もかけてゆっくり読みました。

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    2024年12月18日
  • フランネルの紐

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    私たちは遺伝子だけじゃなく、身を包むものでも時間をつなげていくのだ。

    1話読んではて?、2話からいいな、それからは最後まで身体の周りをくるくると流れ、優しい風に包まれるような穏やかな時間を過ごせた。今の自分にとても沁みた作品、期待以上だった。

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    2024年12月03日
  • フランネルの紐

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    私たちは遺伝子だけじゃなく、身を包むものでも時間をつなげていくのだ-。やわらかなきらめきを放つ小説と短歌で紡ぐ、服飾にまつわる「喪失と再生」の18の物語。『PHP』連載を加筆・修正。

    率子さんに服を縫ってもらいたい。

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    2024年11月30日
  • トマト・ケチャップ・ス

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    軽い女子高生の青春話かと思いきや
    それぞれの抱えているものがずっしりとやってきて
    後半はもう遠いところから応援する人の様に読み進めた。

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    2024年11月28日
  • ひとっこひとり

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    歌人でもある東直子さんの短編集。まだ3冊読んだだけですが、最近、お気に入りの作家さんです。

    ひと言の言葉をモチーフに綴られた物語は、どれもがとても印象深かったです。様々なシチュエーションでのひと言がもたらす気持ちの表現に、引き込まれました。短編なんだけれど、充実した感じがしました。大丈夫?と言われたときの気持ちとか、スッとその気持ちに入り込めるような感じでした。寂しかったり、孤独だったり、そんな気持ちに優しく寄り添うことについて、思ったりしながらの読書でした。

    装画・挿画の三好愛さんのイラストも、かわいらしくて、ほっこりしました。

    大丈夫
    ごめん
    覚えてる?
    もういいよ
    なんで?
    つれて

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    2024年11月19日
  • 晴れ女の耳 紀ノ国奇譚

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    和歌山弁による穏やかな語りに油断していると突き落とされる感じ。人間を引摺り込もうとする婆さんや狸や元々人だった何かは恐ろしかったり滑稽だったり。でも女達の何処にも行けなさがどの短編の底にも流れていて、ちょっと物悲しいのね

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    2024年11月14日
  • フランネルの紐

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     ゆったりぐっすりと眠れる安眠枕の話、母親の妹にあたるおばさんが主人公の少女の破れたスカーフをアレンジを加えて修復する話など、ほんわかとした気分になれる話ばかりで 良かったです。

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    2024年11月07日
  • ひとっこひとり

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    ネタバレ

    結末は委ねられるものの、読後感はさほどモヤらないのが不思議。
    自分の身に起きたら中々にしんどい状況を、自然体で軽やかに乗り越える人々の強さがそうさせるのか。私なぞ一話目の夫のズレた優しさだけでも嫌になるというのに、「的に当たらなくても前に飛ばせばいい」と前向きに受け取るシーンはかなり刺さった。

    辞書を丸暗記する少年の描写も良かった。
    大人っぽさと子供っぽさの混ざり具合がリアル。祖父が受けた裏切りや帰宅部を作ろうと言い出す少年など、背景が気になる登場人物にもっと読みたくなったがそこは短編。やはり読み手の想像力に託すということか。

    もっともっとと思ってしまうという事は面白かったという事。

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    2024年08月02日
  • 晴れ女の耳 紀ノ国奇譚

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    「晴れ女の耳」 紀ノ国奇譚
    著者 東直子

    【目次】
    イボの神様
    ことほぎの家
    赤ベベ
    晴れ女の耳
    先生の瞳
    サトシおらんか
    あやっぺのために
    緑涙

    参考文献に『読みがたり 和歌山のむかし話』とありました。 
    八篇から成る短編集ですが、題材となっているのが、和歌山の民話や実話ということで、古い日本の風習やその土地の文化のようなものが根底に感じられます。人柱や神かくしなど、どのお話にも、そうしなければ生きていけなかった切なさがあります。
    どのお話にも、人の想いが込もっている様に感じられました。

    表題作、『晴れ女の耳』を出来るだけネタバレのない範囲でご紹介させてください。
    『私が外に出る時は必

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    2024年06月12日
  • 短歌の時間

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    公募ガイドの選歌欄「短歌の時間」のオムニバスですね。
    メメさんの本棚登録で知りました。とても素敵な本です。メメさん、ありがとうございました。
    雑誌『公募ガイド』連載「東直子の短歌の時間」(2015年4月号~2021年10月号)を纏められた一冊です。七十九のお題で、特選一首、秀逸二首、佳作六首。それぞれに[評]を添えて、[全体評]でまとめ。エッセイのような短歌についてのコラムが寄せられています。
     とてもおしゃれで、東さんのイラストも味わい深く華を添えています。
     東さんの短歌も私には馴染みやすいのですが、文章も柔らかく親しみやすく、短歌の選も共感を呼ぶものでした。ちょっと嬉しい本です。

     や

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    2024年06月09日
  • 魚を抱いて 私の中の映画とドラマ

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    歌人・東直子さんによる映画、ドラマエッセイ。
    各映画、ドラマにインスパイアされた短歌とイラストもあって東直子ファンにはたまらない。
    みずみずしい感性と年齢を重ねた大人の感性がミックスされていて、とても豊かな読後感。
    『サイダーハウスルール』のエッセイは、なぜか泣きそうになった。映画も再見したい。

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    2024年04月17日
  • ひとっこひとり

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    ほんわりあたたかな読後感の話が多かった。
    結末が予測できる話が多いからこそ落ち着いてあたたかさに浸れた気もする。
    料理が上手なシングルファザーを特別扱いして欲しくない高校生の話はなんだか解像度が高く感じた。
    承認欲求があるところと、特別扱いして欲しくないところ。みんなそれぞれあるよね。

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    2024年04月13日
  • 魚を抱いて 私の中の映画とドラマ

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    「パリ、テキサス」「あまちゃん」…。歌人・東直子が忘れられない33本の映画とドラマについて、イラストと短歌を添えて綴る。春陽堂書店オウンドメディア連載等に書き下ろしを加えて書籍化。

    観てみたくなった。

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    2024年04月07日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    文章には人柄が出るということがわかった。それぞれの作者(何人かの本は読んだことがあるけど)の素性は一切わからないけど、質問に答えていく回答文自体が自己紹介をしているようだった。
    そして、私が普段よく思っていることが、忠実に言語化されていて勝手に爽快な自分を味わった。


    個人的には、「人と人とが関係を結ぶときは、もしかしたら美点によってかもしれない。けれどその関係を深めていくのは、美点ではなく欠点なのではなかろうか。また、私たちが人間くささを感じるのは、どういうわけだか美点ではなく欠点である。」

    「私は今現在『早めに終わらせ、夏休み最後まで何度も見直す派』なのだが、もちろんそんなことは言わな

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    2024年03月18日
  • 薬屋のタバサ(新潮文庫)

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    この本の中には確かに街があり、その世を隔てた小さな街の秩序に代々従いながら生き続ける人たちがいます。薬屋のタバサはその街で、街の人達や店を訪れる人達の生から死までを預かりますー
    そして代々引き継がれてゆく薬屋の仕事ー
    短命な薬屋の嫁達ー
    タバサの子を産み終えた「わたし」もまた、、、
    心地よい読後感ではないものの、不思議な世界への読書体験でした。

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    2023年12月05日
  • ひとっこひとり

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    日常のありふれた言葉からこんな素敵な短編が生まれるのは、やっぱり歌人だからかなと感じた。
    優しい印象の装画から、癒やし系の物語を想像したけど、そうでないものも。
    人間は「一人」を強く感じる時もあるけど、本当にひとりぼっちってことはなくて、言葉や思い出とか何かしらのもので他人と繋がっているんだよなと、改めて感じさせてくれた。
    1話は15ページ程度なのに、予想以上に中身がぎゅっと詰まっていた印象。

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    2023年10月20日
  • ひとっこひとり

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    歌人でもある東直子さんの 「言葉」 がもたらす12 篇の短編集。 大丈夫、 ごめん、 ありがとね...などのひと言がタイトルになっていて、ページをめくると三好愛さんの優しくて可愛らしい挿絵が描かれています。

    お話の最初は孤独感や寂しい気持ちを 抱えてる主人公たちですが最後にはひとりじゃないよ 〜と明るい兆しの見えるお話ばかり。言葉による小さな奇跡てあるのかもしれません。『待ってた』のアケミちゃんとスミレちゃんのお話のラストは悲しいけれど石で綴った「マッテル」の文字。アケミちゃんはきっと見てくれるよ

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    2023年09月28日