東直子のレビュー一覧

  • さようなら窓

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    ネタバレ

    ほんわかした中にさみしさが詰まっている物語。
    自信なさげなきいちゃんと、どこまでも優しいゆうちゃん。読みながら「東直子」の世界だなぁ、とずっと感じていた。
    小説はもちろんよかったが、西加奈子のあとがきで、ストンと気持ちが落ち着いた気がする。

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    2018年06月13日
  • トマト・ケチャップ・ス

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    自分の力で生きようとする高校生のお話。
    いろいろな問題後起きる中で、家庭環境がちがう3人が助け合う。現実的なお話。
    心が温かくなります。

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    2016年10月23日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    短歌を始めたい人のための本です。
    いろいろな短歌を勉強させてもらいました。
    プロに見ていただける幸せがあふれています。
    私もこれで短歌の面白さを知りました。

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    2016年04月22日
  • 千年ごはん

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    歌人の食エッセイ。
    エッセイと短歌という形態の本が好きで、食エッセイも好きなので一粒で二度美味しい。
    何回も読み返すだろうなという本。

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    2014年07月30日
  • さようなら窓

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    よいん。

    甘い水とかミトンさんとかも読んだけど、こっちのがすき。
    連作短編。

    ぎゅっと切ない、爽やかな残酷さ。


    言葉のとうめいさ。

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    2014年03月07日
  • さようなら窓

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    すごく良かった。西加奈子さんの解説にあるように、東直子さんの本は、人間の危うさを描いている気がする。それを彼女は「こわさ」と言っている。
    この本の主人公のきいちゃんを観ていると、昔の自分を見ているようで、自分でもよくわからない断崖絶壁をきいちゃんがフラフラと渡り歩いている様は、ハラハラした。
    きいちゃんは、ゆうちゃんと出会って、支えてもらって、大切にされて、少しずつ足りなかった何かを取り戻していくようだった。
    でも、それでも、それが心から漏れていくスピードの方がずっと早くて、きいちゃんはいつも何かに飢えている。それは愛情だったり、死だったり、孤独だったり、いろんな形で、ゆうちゃんの物語に溢れているのだ。
    深い愛情に支えられて、きいちゃんは真っ暗な闇の中で、立ち直りたいと願うけど、結局最後の最後に立つことが出来たのは、彼女自身の強さゆえだった。そうしなきゃいけない、という義務感と、そうすれば何かが変わるかもしれないと思える希望が、きいちゃんを奮い立たせる。
    それをそっと後ろで見守って、ゆうちゃんも一つ決心するのだ。
    本当に昔の私を見ているようだった。この世に万ある本の中で、昔の自分にそっくりな主人公が出てくる本なんて、なかなかない。これもまた巡り合わせなのかもしれないなぁと思った。
    きいちゃんほどの修羅場は、私にはなかったけど、それでも、個人的には沢山辛いことがあった。私は彼と乗り越えることを選んだし、それを後悔していない。
    きいちゃんには、まだまだこれから辛いことがいっぱいあるだろう。でも、それ以上に素晴らしいことも沢山あるだろう。一つ乗り越えるたびに、彼女を褒めてあげたいと思う。過去の私が、今の私を少しだけ褒めてやりたいのと同じように。

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    2014年01月20日
  • 短歌があるじゃないか。 一億人の短歌入門

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    短歌って面白い!作らなくても読んでるだけでも良いんだな。
    女子プロ短歌が面白すぎてズルい!!と言いたくなる。

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    2013年08月21日
  • さようなら窓

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    わたしは多分ずっとゆうちゃんみたいなひとを探してるんだろう。だからわたしにとってこの物語はかなしかったけど、いとおしくてたまらないものだった。
    きいちゃんを抱きしめてあげたい。よく頑張ったねえらいねって言って、一緒にわんわん泣きたい。

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    2013年05月25日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    ネタバレ

    ダヴィンチに「短歌ください」を連載している穂村弘らによる短歌本。現代短歌の一つの流れに身を投じるのによい。短歌を作ったことがなければ始めるきっかけになるかも。現代短歌の一つの流れを理解するのによい。多くの短歌会が高齢化で縮小を余儀なくされている中、新しい短歌の流れを作るきっかけになるかも。

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    2013年05月03日
  • さようなら窓

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    ふわふわときゅんとする、感じが好きです。
    ゆうちゃんはすてき男子。こんな人いたら甘え過ぎてしまいそう。

    不安定な人ってすごくいるけど、ただ甘えてるんじゃなくって、心が弱いんじゃなくって、難しいところにいるんだと思う。
    きいちゃんのように、何かのタイミングで気づいたり変われたりするといいな、って思う。

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    2012年09月09日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    う~ん、やっぱり面白いっ!
    私はこのシリーズ(『短歌はじめました。』『短歌があるじゃないか。』。執筆者はこの本と同じ)で短歌を読み始めた人間なので、その続編にあたる本作が出たときは「また『短歌~』シリーズが出たんだ! やったーーー!」と心の中で一人歓声を上げたくらいなのである。
    (この本に収録されているものと『短歌があるじゃないか。』で収録されている内容が、半分ほど被っていると知ったのは、もう少し後のこと)

    短歌同人・「猫又」メンバーの提出作品を、主催の沢田さんを進行役に、穂村・東の両氏が批評するという体制のこの本。
    相変わらず、よく言えば肩の力が抜けた、悪く言えば脇が空きすぎな短歌たちが、にぎやかにそして時に真剣に評されていく様子がたいへん面白かった。

    たとえばこんな歌。

    君と乗る深夜のタクシー窒息しそう閉じ込められた好き好き好き好き   本下いづみ
    いいでしょう? どれもこれもそれらもね ほんのわたしの あれ なんですわ   平田ぽん
    君の字がやけに綺麗で風鈴の音も忘るる残暑のころに   清野ゆかり

    全体的に、プロの歌のような「完成度」はそこにないものの、伸び伸びとした印象を受け、読んでいるうちに同人それぞれの性格も見えてきて、大変親しみやすい。
    穂村・東両氏の的をついた批評も、歌の「読み」にぐいぐい分け入ってくれて、歌を読む可能性の大きさを感じる。穂村さんがドライ、東さんがウエット、と作風が正反対なことも、批評に良く作用していると思う。進行役の沢田さんのツッコミの上手さも○、です。

    0
    2012年08月29日
  • 千年ごはん

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    ネタバレ

    無性に自炊がしたくなる、そんな本でした。
    特に、つらつらごはん日記は、ちょっとした笑いもあり、ためにもなり、大変楽しめました。
    作中で紹介されている、河野裕子さんの茗荷の花の比喩の歌の引用でなぜか軽く涙ぐみました。

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    2012年08月13日
  • さようなら窓

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    家を出て
    ひょんなことから
    ゆうちゃんの家に転がり込むことになった
    きいちゃん。

    一人暮らし歴が長く
    ジャムだって作れる
    美容師のゆうちゃん。

    少し情緒不安定な
    二十歳の女の子・きいちゃんと
    困っている人をほっとけない
    優し過ぎる青年・ゆうちゃんの
    甘く切ない恋模様を描いた
    連作短編集です。



    ガソリンの匂いと共に食べた晩御飯の思い出、

    長生きしたカブトムシの話、

    アメリカ帰りの
    優しいおばあさんの話、

    不思議な転校生・サルコの話、

    特撮会社の岩職人、
    岩ちゃんの話、

    身体が小さくなる病気を患った
    先輩美容師ミリさんの話、

    など
    いつからか眠れなくなったきいちゃんのために
    毎晩話してくれる
    ゆうちゃんのちょっと不思議で
    切ないお話の数々。


    このひとつひとつの物語が
    本当に面白くて
    ついつい引き込まれていく。
    (ゆうちゃんの語り口の上手さと
    きいちゃんの素直な合いの手の妙!)



    優しくはあるけれど
    どこかドライで覚めた
    ゆうちゃんの言葉と、

    深い繋がりをいつも求めている
    きいちゃんの想いとの
    悲しい温度差。


    ほんの僅かな
    すれ違いから
    次第にギクシャクしてくる二人の関係。


    そこから自分の生活を見つめ直し、
    ゆうちゃんに依存した
    楽だけどふわふわしただけの場所から、

    自分の足で歩いていこうと
    もがき続けるきいちゃんの姿に
    なんか共感してしまいました。


    それにしても
    切なさを内包した
    キラキラとした言葉や、

    本業が歌人である東さんだけに、
    独特のリズムで進む文章が
    妙に心地いい。


    劇的な出来事なんてなくても
    当たり前に揺れ動く小さな感情を、
    壊れ物を扱うように繊細に積み重ねていく
    小説に心惹かれます。

    その意味でも
    この小説はまさにツボで、
    夢見るように儚くて
    切なく胸に残る、
    あたたかい文章に
    一気にファンになってしまったくらい
    そこに流れる空気感が好きなんです。



    二人手を濃い紫色に染めての
    ぶどうジャム作り。

    二人の指で作った
    ほどけない知恵の輪。

    微笑ましい
    ベッドの中のキツネ遊び。


    好きな誰かと過ごす
    永遠を感じるひととき。


    独り身の人は
    二人でいることの自由をうらやましく思うだろうし、

    たった一人の理解者と
    今を生きている人には
    いろいろと参考になる恋愛小説だと思います。

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    2012年04月19日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    え、短歌って自分にもできるんじゃ? って思わせてくれるようなかるーいタッチが魅力的。読みやすいし、なぜか有名人のイラスト付きだし、のほほんとしながらうまくなれそうな気がします。

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    2012年02月21日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    沢田康彦氏主宰の短歌同人「猫又」投稿作品の数々を、穂村弘・東直子両氏とともにコメントしていくという対談形式の短歌入門書。の第二弾。の文庫化。こっそり意外な著名人の歌もあってうれしい。そこのあなた、短歌って古くさいものだと思っているなら本書をご一読あれ。日々のくらしの中で、言葉はこんなにも、軽やかで、楽しい。

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    2012年01月29日
  • 私のミトンさん

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    うちにもミトンさん来てくれないかなぁとかそんなことをついついむにゃむにゃと考えてしまいます。

    読み終わってかなりたつのに、この本のことを考えると、いつもそう。

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    2011年12月13日
  • 私のミトンさん

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    とっても不思議なお話なのだけど、好きな感じです。ミトンさん、始めは気持ち悪かったのだけど、どんどん親しみが持てて行きます。本の装丁も可愛らしくて好きです。

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    2011年11月06日
  • 千年ごはん

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    食べること=生きること 美味しい=しあわせ
    これは人類最高の方程式だ(と思う)!
    と、そんなにしゃっちょこばらなくても、自然に読めて、ほっとする一冊でした

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    2011年10月08日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    有名無名年齢性別既婚未婚等一切不問のファックス&メール短歌の会「猫又」。穂村&東の人気歌人ペアと「猫又」主催者が、短歌について語ります。

    このシリーズ(もう一冊は『短歌があるじゃないか。』)のおかげで、私は短歌に目覚めまることができました! 
    というわけで、まずはお礼を言いたい。どうもありがとうございます。

    いやー、短歌がこれほど面白いものだとは知らなかった。
    というか、この本を読むまでは、一体何が短歌の良し悪しなのか、そもそも自分が短歌を良い・悪いで判断できるのかすらわからなかった。
    でも、このシリーズを読み進めていくうちに、自分が短歌を読める(詠めるではなく)ことがこんなに面白いものなのか、と気づくことができた。

    この本では、「猫又」のメンバーが作った歌を、人気歌人の穂村さんと東さんが愛ある(?)評でコメントをつけ、主催の沢田さんが進行係みたいな形の対談集形式になっている。
    「猫又」のメンバーはほとんど素人で、どうやら澤田さんもそこまで短歌に詳しくない人のようなので(本歌取りを知らないくらいだから・・・)、初心者でも気軽に読める。

    対談形式なのでかなり読みやすく、肩肘張らずに読める短歌の本。また、評者が複数なので、ひとつの歌でも人によって解釈が違うのだ、ということが自然にわかっていいと思う。

    本はずっと好きで、人生の友だった。
    けれど、短歌のことはこの本ではじめてきちんと向き合った気がする。
    新しい世界を開拓できたことがうれしい一冊だった。

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    2011年07月07日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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    穂村さんと東さん、大好きな2人の歌人がどんなふうにほかの人の短歌を詠むのか、すごく興味があって読みました。たった三十一文字の中に世界の一瞬を閉じ込める。歌人という人たちは、自分の内と外を誰よりも真摯に見つめる技術を持った人種だと思う。
    一瞬の閃き、それを生かすための技巧。何よりも、短歌という表現への愛情。2人の魅力にしっかりと触れることができる本です。

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    2010年03月25日