東直子のレビュー一覧

  • 千年ごはん

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    美味しそうな食べものエッセイを好むのですが、この本も素敵な空気でした。
    季節色があって、これからの季節も生きるのが楽しみになります。
    やってみたいごはんもたくさんありました。かくし味に野菜ジュースを入れたカレー、トマトと茄子としし唐とタコのスパゲティー、根菜の素揚げ、「マカロニを入れたやつ」、ミネストローネ風スープ…料理上手になりたい。
    各エッセイの最後にある短歌も良かったです。

    「食べ物が美味しく感じられるのは、憂いなく生きているから。」

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    2019年02月28日
  • さようなら窓

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    ネタバレ

    ほんわかした中にさみしさが詰まっている物語。
    自信なさげなきいちゃんと、どこまでも優しいゆうちゃん。読みながら「東直子」の世界だなぁ、とずっと感じていた。
    小説はもちろんよかったが、西加奈子のあとがきで、ストンと気持ちが落ち着いた気がする。

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    2018年06月13日
  • トマト・ケチャップ・ス

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    自分の力で生きようとする高校生のお話。
    いろいろな問題後起きる中で、家庭環境がちがう3人が助け合う。現実的なお話。
    心が温かくなります。

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    2016年10月23日
  • 千年ごはん

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    歌人の食エッセイ。
    エッセイと短歌という形態の本が好きで、食エッセイも好きなので一粒で二度美味しい。
    何回も読み返すだろうなという本。

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    2014年07月30日
  • さようなら窓

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    よいん。

    甘い水とかミトンさんとかも読んだけど、こっちのがすき。
    連作短編。

    ぎゅっと切ない、爽やかな残酷さ。


    言葉のとうめいさ。

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    2014年03月07日
  • さようなら窓

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    すごく良かった。西加奈子さんの解説にあるように、東直子さんの本は、人間の危うさを描いている気がする。それを彼女は「こわさ」と言っている。
    この本の主人公のきいちゃんを観ていると、昔の自分を見ているようで、自分でもよくわからない断崖絶壁をきいちゃんがフラフラと渡り歩いている様は、ハラハラした。
    きいちゃんは、ゆうちゃんと出会って、支えてもらって、大切にされて、少しずつ足りなかった何かを取り戻していくようだった。
    でも、それでも、それが心から漏れていくスピードの方がずっと早くて、きいちゃんはいつも何かに飢えている。それは愛情だったり、死だったり、孤独だったり、いろんな形で、ゆうちゃんの物語に溢れて

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    2014年01月20日
  • さようなら窓

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    わたしは多分ずっとゆうちゃんみたいなひとを探してるんだろう。だからわたしにとってこの物語はかなしかったけど、いとおしくてたまらないものだった。
    きいちゃんを抱きしめてあげたい。よく頑張ったねえらいねって言って、一緒にわんわん泣きたい。

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    2013年05月25日
  • さようなら窓

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    最初の数ページから泣いてしまった…家で読んでたら泣きっぱなしだったと思う。甘やかされることで腐っていくじぶんを見ながら、どうしようもあるのに、どうしようもないとこにこだわることで、うまく生活のポケットの中に隠れる。学生だからこそできるし、家族だからこそ逃げられないし、遂に優しさが甘やかしにしか感じられなくなる…っていうのは、あーもーなんだかなぁ。究極でさびしすぎる一連のごっこ遊びに、いちいち泣いてしまいました。
    東さんの小説初めて読んだのですが、短歌の世界が解かれたような不思議さを感じて、これはどういうことかなーと思ったんだけど、たぶん複数の短編から構成されてるからだと思う。章立てというよりは

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    2013年03月07日
  • さようなら窓

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    ふわふわときゅんとする、感じが好きです。
    ゆうちゃんはすてき男子。こんな人いたら甘え過ぎてしまいそう。

    不安定な人ってすごくいるけど、ただ甘えてるんじゃなくって、心が弱いんじゃなくって、難しいところにいるんだと思う。
    きいちゃんのように、何かのタイミングで気づいたり変われたりするといいな、って思う。

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    2012年09月09日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    う~ん、やっぱり面白いっ!
    私はこのシリーズ(『短歌はじめました。』『短歌があるじゃないか。』。執筆者はこの本と同じ)で短歌を読み始めた人間なので、その続編にあたる本作が出たときは「また『短歌~』シリーズが出たんだ! やったーーー!」と心の中で一人歓声を上げたくらいなのである。
    (この本に収録されているものと『短歌があるじゃないか。』で収録されている内容が、半分ほど被っていると知ったのは、もう少し後のこと)

    短歌同人・「猫又」メンバーの提出作品を、主催の沢田さんを進行役に、穂村・東の両氏が批評するという体制のこの本。
    相変わらず、よく言えば肩の力が抜けた、悪く言えば脇が空きすぎな短歌たちが、

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    2012年08月29日
  • 千年ごはん

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    ネタバレ

    無性に自炊がしたくなる、そんな本でした。
    特に、つらつらごはん日記は、ちょっとした笑いもあり、ためにもなり、大変楽しめました。
    作中で紹介されている、河野裕子さんの茗荷の花の比喩の歌の引用でなぜか軽く涙ぐみました。

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    2012年08月13日
  • さようなら窓

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    家を出て
    ひょんなことから
    ゆうちゃんの家に転がり込むことになった
    きいちゃん。

    一人暮らし歴が長く
    ジャムだって作れる
    美容師のゆうちゃん。

    少し情緒不安定な
    二十歳の女の子・きいちゃんと
    困っている人をほっとけない
    優し過ぎる青年・ゆうちゃんの
    甘く切ない恋模様を描いた
    連作短編集です。



    ガソリンの匂いと共に食べた晩御飯の思い出、

    長生きしたカブトムシの話、

    アメリカ帰りの
    優しいおばあさんの話、

    不思議な転校生・サルコの話、

    特撮会社の岩職人、
    岩ちゃんの話、

    身体が小さくなる病気を患った
    先輩美容師ミリさんの話、

    など
    いつからか眠れなくなったきいちゃんのために

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    2012年04月19日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    え、短歌って自分にもできるんじゃ? って思わせてくれるようなかるーいタッチが魅力的。読みやすいし、なぜか有名人のイラスト付きだし、のほほんとしながらうまくなれそうな気がします。

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    2012年02月21日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    沢田康彦氏主宰の短歌同人「猫又」投稿作品の数々を、穂村弘・東直子両氏とともにコメントしていくという対談形式の短歌入門書。の第二弾。の文庫化。こっそり意外な著名人の歌もあってうれしい。そこのあなた、短歌って古くさいものだと思っているなら本書をご一読あれ。日々のくらしの中で、言葉はこんなにも、軽やかで、楽しい。

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    2012年01月29日
  • 私のミトンさん

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    うちにもミトンさん来てくれないかなぁとかそんなことをついついむにゃむにゃと考えてしまいます。

    読み終わってかなりたつのに、この本のことを考えると、いつもそう。

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    2011年12月13日
  • 私のミトンさん

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    とっても不思議なお話なのだけど、好きな感じです。ミトンさん、始めは気持ち悪かったのだけど、どんどん親しみが持てて行きます。本の装丁も可愛らしくて好きです。

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    2011年11月06日
  • 千年ごはん

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    食べること=生きること 美味しい=しあわせ
    これは人類最高の方程式だ(と思う)!
    と、そんなにしゃっちょこばらなくても、自然に読めて、ほっとする一冊でした

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    2011年10月08日
  • 短歌の時間

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    『日常には飛躍を、非日常にはリアルを』
    よい歌が生まれるヒントとして全体評に書かれていた言葉で、腑に落ちた。

    琴線に触れた三首↓

    p37 テーマ詠「魚」より
    骨だけをのこして君はゆっくりと僕のからだを泳ぎはじめる

    p147 コラム「変化球」より
    お日様に敬礼をする人々をつぎつぎと産み出す地下通路

    p185 題詠「動」より
    肌色の清潔なハムこれは元動物のはずパンにのせ食む

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    2025年11月05日
  • そらのかんちゃん、ちていのコロちゃん

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    雲の上に住んでる男の子の かんちゃん
    火山の地底に住んでいる女の子 コロちゃん
    のお話が3話

    字が多め、長めで
    小学生の低学年向けでしょうか。

    歌人 東直子の作品を探し、絵本作品を発見。
    速攻で手に取りました。

    歌人くどうれいんさんの絵本があんまり素敵だったので。歌人東さんの作品も期待どおり素敵でした。

    歌人が創る絵本。踊ることば。
    及川賢治さんの絵とのコラボ。
    及川賢治さんの絵がこれまた可愛い。
    ふんわり感がマシマシでした。

    ホモサピエンスは、共感能力が優れていたから生き残ったと、最近の研究では言われております。
    共感する根源は想像力。
    想像力の力ってスゴい。
    絵本には、想像力の力

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    2025年10月12日
  • 現代短歌版百人一首 花々は色あせるのね

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    技巧的な歌もあれば普遍的な感情を素直に詠んだ歌もあり、バリエーション豊かで奥深い。
    解説よりも、現代短歌訳がすっと心に響く。

    中でも印象的だった2首。

    19.
    難波潟短き蘆の節の間も
    逢はでこの世を過ぐしてよとや

    →難波潟の短い蘆の節のような
    ひとときさえも会わずに過ごせと?

    蘆の節の短さを時間に変換。荒涼とした風景が主人公の心に重なる。


    72.
    音に聞く高師の浜のあだ波は
    かけじや袖のぬれもこそすれ

    →評判の高師の浜の荒波は
    近寄らないわ袖が濡れるもの

    「浮気で有名なあなたに関わる気はありませんよ」と男の誘いを断る返歌。

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    2025年09月13日