東直子のレビュー一覧
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すごく良かった。西加奈子さんの解説にあるように、東直子さんの本は、人間の危うさを描いている気がする。それを彼女は「こわさ」と言っている。
この本の主人公のきいちゃんを観ていると、昔の自分を見ているようで、自分でもよくわからない断崖絶壁をきいちゃんがフラフラと渡り歩いている様は、ハラハラした。
きいちゃんは、ゆうちゃんと出会って、支えてもらって、大切にされて、少しずつ足りなかった何かを取り戻していくようだった。
でも、それでも、それが心から漏れていくスピードの方がずっと早くて、きいちゃんはいつも何かに飢えている。それは愛情だったり、死だったり、孤独だったり、いろんな形で、ゆうちゃんの物語に溢れて -
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最初の数ページから泣いてしまった…家で読んでたら泣きっぱなしだったと思う。甘やかされることで腐っていくじぶんを見ながら、どうしようもあるのに、どうしようもないとこにこだわることで、うまく生活のポケットの中に隠れる。学生だからこそできるし、家族だからこそ逃げられないし、遂に優しさが甘やかしにしか感じられなくなる…っていうのは、あーもーなんだかなぁ。究極でさびしすぎる一連のごっこ遊びに、いちいち泣いてしまいました。
東さんの小説初めて読んだのですが、短歌の世界が解かれたような不思議さを感じて、これはどういうことかなーと思ったんだけど、たぶん複数の短編から構成されてるからだと思う。章立てというよりは -
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う~ん、やっぱり面白いっ!
私はこのシリーズ(『短歌はじめました。』『短歌があるじゃないか。』。執筆者はこの本と同じ)で短歌を読み始めた人間なので、その続編にあたる本作が出たときは「また『短歌~』シリーズが出たんだ! やったーーー!」と心の中で一人歓声を上げたくらいなのである。
(この本に収録されているものと『短歌があるじゃないか。』で収録されている内容が、半分ほど被っていると知ったのは、もう少し後のこと)
短歌同人・「猫又」メンバーの提出作品を、主催の沢田さんを進行役に、穂村・東の両氏が批評するという体制のこの本。
相変わらず、よく言えば肩の力が抜けた、悪く言えば脇が空きすぎな短歌たちが、 -
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家を出て
ひょんなことから
ゆうちゃんの家に転がり込むことになった
きいちゃん。
一人暮らし歴が長く
ジャムだって作れる
美容師のゆうちゃん。
少し情緒不安定な
二十歳の女の子・きいちゃんと
困っている人をほっとけない
優し過ぎる青年・ゆうちゃんの
甘く切ない恋模様を描いた
連作短編集です。
ガソリンの匂いと共に食べた晩御飯の思い出、
長生きしたカブトムシの話、
アメリカ帰りの
優しいおばあさんの話、
不思議な転校生・サルコの話、
特撮会社の岩職人、
岩ちゃんの話、
身体が小さくなる病気を患った
先輩美容師ミリさんの話、
など
いつからか眠れなくなったきいちゃんのために
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雲の上に住んでる男の子の かんちゃん
火山の地底に住んでいる女の子 コロちゃん
のお話が3話
字が多め、長めで
小学生の低学年向けでしょうか。
歌人 東直子の作品を探し、絵本作品を発見。
速攻で手に取りました。
歌人くどうれいんさんの絵本があんまり素敵だったので。歌人東さんの作品も期待どおり素敵でした。
歌人が創る絵本。踊ることば。
及川賢治さんの絵とのコラボ。
及川賢治さんの絵がこれまた可愛い。
ふんわり感がマシマシでした。
ホモサピエンスは、共感能力が優れていたから生き残ったと、最近の研究では言われております。
共感する根源は想像力。
想像力の力ってスゴい。
絵本には、想像力の力