東直子のレビュー一覧

  • 私のミトンさん

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    楽しいお話でした。
    登場人物がみな個性的で素敵でした。
    我が家にミトンさん現れたら、私お世話出来る気がしない…遅かれ速かれみんな受け入れていたのですごい笑

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    2024年08月20日
  • 一緒に生きる 親子の風景

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    ネタバレ

    娘さんの習慣の話が面白い。娘さんは毎日キレイに靴を並べるらしい。特に几帳面でもないのに靴は並べる。何故かというと幼稚園のときに、毎日みんなの靴を並べるという「役割」を与えたからだと言う。しかし、娘さんはそんな役割を与えられたことは全然覚えていないらしい。最初の動機は忘れて習慣だけが残っている状態とのこと。自分の習慣とかこだわりというものは、意外と幼い頃にルーツがあるのかもしれない。

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    2024年05月20日
  • 短歌の時間

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    歌人・作家・イラストレーターの東直子さんが、雑誌『公募ガイド』に連載された「東直子の短歌の時間」(2015年4月〜2021年10月号)に一部加筆、修正をしてまとめられたものになります。

    東さん自身も、短歌をはじめられたのは雑誌の短歌の公募欄だったということで、「自分の作品が選ばれたこと。そこに込めた心をよんでもらえたこと。それは、この世の片隅で生きている自分と社会とがつながったと実感した一瞬でもありました。」とあります。選出にあたってはその責任の重さ、残酷さも痛感されたと。誌面の都合上、特選、秀逸、佳作とありますが、それが絶対のものではなく、「私はこの歌の方が好きだな、私はこう読む、などと、

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    2024年05月08日
  • 芥川龍之介作品集 蜘蛛の糸【試し読み】

    購入済み

    仏の態度

    芥川龍之介の仏教説話の一つである。因果応報を説いたようであるが、芥川龍之介が本気でこの王な因果応報を信じていたのかは疑問に思う。むしろこの作品は、地獄と極楽の対比、特に最後の数行の地獄の亡者の失敗とはまるで無関係で無関心な、光と香りに満ちた極楽の描写と釈迦の態度の表現に真骨頂があるような気がする。

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    2024年05月03日
  • さようなら窓

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    歌人で作家の東直子さんの12の連作短編集です。
    静けさに漂う死の気配のようなものが、優しさよりも少し強く印象に残ります。以前に読んだ「薬屋のタバサ」にも感じた、人の弱さを、儚い優しさで包んだような作品でした。

    帯の一文より。「寝る前に一編ずつ味わいたい、現代の『千夜一夜物語』」

    解説の西加奈子さんの一文より。「東さんは、言葉と、人間を、その頼りなさを愛し、引き受けている人だと思う。」

    正に、その通りですね。

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    2024年03月20日
  • ひとりの夜を短歌とあそぼう

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    女優や漫画化、絵本作家など異業種の言葉の天才たちが詠んだ短歌を、人気歌人がコメント。


    様々な職業・年齢の方々が一つのテーマに対して詠んだ短歌に対し、歌人の穂村さん・東さんと雑誌編集者の沢田さんがコメント・批評をするという形式の歌集です。

    それまでに積み重なったいくつもの歌から、詠み人の人間性まで丸裸にされてしまうようなコメントが、興味深いとともに少し怖い。言葉のプロフェッショナルってやっぱりすごい。
    「べたべた」や「自慢する」、「芽きゃべつ」といった一風変わったお題や、特定のホラー映画などを詠むという題が出てくるのも面白いです。

    読んでいて思ったのが、あるテーマに対して感じる事というの

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    2023年11月06日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    作家さんそれぞれの回答にユーモアがあって、楽しく読めました。
    読んだことのない作家さんもいたので、小説も読んでみたいなと思いました。

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    2023年07月28日
  • さようなら窓

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    ふわふわした物語で、現実とファンタジーが混じったような表現も素敵だった

    ただ、きいちゃんのキャラクターに共感ができなくて
    このままいくと、ゆうちゃんと共依存みたくなるのでは、、
    と思っていたけど、2人の決断にがんばって!
    と最後は2人ともを応援したくなりました

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    2023年03月05日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    大人が読んでも楽しかったです。
    ちなみに夏休みの宿題はわたしは早めに終わらせるタイプでしたが会話のマナー的にはなってないのかな笑。

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    2023年01月25日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    7人の作家によるエッセイアンソロジー。
    もともと『考えるマナー』『楽しむマナー』という本の中からエッセイを抜き出して、子どもの悩みや質問に対する回答という形式で再編集されている。
    サブタイトルに「迷回答」とあるが、そもそも質問に答えるために書かれた文章ではないため、答えになっていない「迷回答」になるよね、とは思う。
    子どもの素朴な質問に対して作家が答えてくれた本だと思えば肩透かしを食らうし、一方で様々な作家たちの気軽なエッセイだと思えば楽しめる一冊。

    好きなエッセイは
    三浦しをんの「ボウリング最弱王決定戦」
    高野秀行の、ありがとうを言わない民族と褒めることについて。
    角田光代のクヨクヨしてし

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    2023年01月06日
  • 子どもお悩み相談会 作家7人の迷回答

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    謎の本である。

    買って読んでおいて、この感想は?と思うのだけど、まぁそんな予感で買ったとも言える。
    まず、ターゲットの子ども、とはどれくらいの年齢を対象にしているのか。
    受験のこととか、スマホの質問なんかが入っているので、小学校高学年から中学生くらいなのかなーという感じがする。

    質問が「積極性がないとダメか?」とか「大人になるって楽しいか?」というものなので、子どもの側は至って素朴なのだ。

    だけど、「迷回答」してくれる作家陣のラインナップが、ちょっと不思議。
    角田光代さんとか、三浦しをんさんは、あぁ!となるかもしれないが……。

    素朴な質問に、しっかり「迷回答」するものだから、なんだかも

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    2022年12月25日
  • 短歌の時間

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    学生のときに少しの期間
    投稿していたときがあったけど、
    いい!って思うものができる
    ことなんてそうそうなくて。
    さすが皆さんすごい上手でした。
    常連さんが結構おられました。
    さっきもこの方のだったなみたいな。

    どんな人が詠んだんだろう、
    どんな人か見たいなと思いながら
    読みました。
    表現が素敵だったり、切なくなったり
    そのシーンが浮かぶような描写
    だったり、勝手に場面を想像したり。
    こんな短い文で伝えられる
    能力に感嘆!

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    2022年09月10日
  • 短歌はじめました。 百万人の短歌入門

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     一般公募した短歌を、3人の歌人がテーマ別に批評していく一冊。対談形式で書かれているから読みやすい。詩や短歌の面白さがわからなかったが、多少なりとも触れてみることで、制限があることではじめて得られる視点があると気づけた。

     <第二の教訓は、限定や限界の必要ということです。いいえ、別に難しい話ではありません。相撲の技術は、狭い土俵というものが あるから生まれたのだということです。もし直径100mというような土俵であったら、相撲は、到底、あの美しい緊張の瞬間を生み出すことは出来ないでしょう。大自然を写すためにキャンパスを無限に大きくして行ったら、迫力のある絵を描けるでしょうか。そう考えると、何を

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    2022年08月19日
  • 短歌の時間

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    夏休み⑤
    東さんはひとえに、(共感)と(発見)を短歌に求めているのだなぁ、シンプルでわかりやすいと感じた。
    わたしは、やっぱ下の句でばーんと撃たれるようなギャップがある歌がすきだなあ。

    目の中に光る氷を射抜かれて崩れてしまう私、もう水/真篠未成
    ごみ袋 そこに詰まっているものはすべて等しくゴミとする神/菊池優花
    球体のどこを斬っても丸になる あなたは恋をしているのです/五十子尚夏
    お日様に敬礼をする人々をつぎつぎと産み出す地下通路/寺井奈緒美

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    2022年07月28日
  • らいほうさんの場所

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    物語の終わりの方まで、どこへ向かっても行き止まりのような息の詰まる内容で、読んでいて苦しかった。
    最後に志津のらいほうさんの場所に対する考え方が変化したことで、頑なだった心が緩んで道が開けたように感じる。
    真奈美は志津に反発心を抱いているものの、心のどこかでは志津を寄るべとしているのではないか、と思う。

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    2022年02月03日
  • いとの森の家

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    ネタバレ

    都会から田舎に引っ越してきたかなちゃんが主人公です。最初は道にカエルの轢死体が一面に敷き詰められていて、保健室に行くことになってしまいました。かなちゃんが引っ越してきたクラスではオケラ遊びが流行っていました。クラスメイトのオケラが逃げてしまったことや、かなちゃんの家の近くに住んでいるおハルさんが死刑囚の人に会いに行っていることを通して命の大切さ、平和の大切さを教えてくれるお話だと思いました。

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    2021年11月03日
  • 階段にパレット

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    ネタバレ

    こんな絵画教室が近所にあったら良かった、としみじみ思う。
    蔦のからまる古い一軒家に開かれた絵画教室"アトリエ・キーチ"。
    近所に住む小学生から大人までが集まり、一緒になって絵を描く。感性の赴くまま、無になって集中して。
    自分の内面に眠っているものを、目の前にある真っ白な画用紙の上に、思い思いに表現する。

    見えている色や形は人によってそれぞれ違う。
    空の青さも葉っぱの色も、果物の形も羽の質感も。
    自分が受け止めている色や形を、絵に表現することにより相手に伝える。互いの内側にあるものを周囲の人達と共感し合う。それはなんて素晴らしいことだろう。

    自分の頭の中で生まれた世界、言

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    2021年04月25日
  • 薬屋のタバサ(新潮文庫)

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    子どもを二人生んだ山崎由美という女性の視点から描かれる物語。

    由美は二人子どもを産み、一人は亡くし、もう一人を捨てて、この町にやってきた。
    何かに耐えられなくなったからだが、それが何かは読者にはわからない。

    店と家事の仕事をする代わりに、彼女は平山タバサを店主とする薬局に身を寄せる。
    薬屋として代々町の人々の生と死の現場尾立ち会ってきたという平山家。
    いったい彼は何者なのか。
    彼の処方する薬はどういうものなのか。
    そして、この町は、異界なのか。

    異界、とすれば、これは「高野聖」の男女反転ヴァージョンか?
    あるいは「砂の女」の?
    ただ、母性の問題が底に感じられるところは、そういった先行作品

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    2021年02月21日
  • 階段にパレット

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    絵を習うのって楽しそうだな。
    水墨画の小説を読んだ時も思ったが、「絵が描けたなら。思いのすべてをキャンパスに乗せ」られたら、
    なんて楽しい時間なんだろう。
    そして、辛い時寂しい時も、絵を描くことで、心が救われることがあるのだろう。
    物語を読んでいる間には、まるで自分が絵を描けるかのように、頭のキャンパスに次々にカラフルでステキな絵が描かれていく。楽しい時間です。
    あー、本当に絵が描けたなら♪
    ・・・ピアノは少し弾けます。少しです。

    一人は寂しい。
    二人でも家族だった人がいなくなるのは寂しい。
    家族を作れなかった自分は歯がゆい。
    東日本大震災の時もそうだったが、コロナの今も、一人は寂しい、と感

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    2021年02月17日
  • 階段にパレット

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    蔦の絡まった古い家,新しく生まれ変わったアトリエ,そして始まる絵画教室から生まれる人との出会いと作品,あふれでる思いに癒されていく.心の中を大切に育てていくような再生と成長の物語.お絵描きの様子が生き生きとしておやつも含めて行ってみたいです.

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    2021年01月09日