【感想・ネタバレ】私のミトンさんのレビュー

あらすじ

身長50センチのミトンさんは、アカネの秘密の同居人。わがままで謎の深いミトンさんと、そこに集うどこまでも優しく独創的な人々を描いたほの甘い長編小説。

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Posted by ブクログ

うちにもミトンさん来てくれないかなぁとかそんなことをついついむにゃむにゃと考えてしまいます。

読み終わってかなりたつのに、この本のことを考えると、いつもそう。

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2011年12月13日

Posted by ブクログ

とっても不思議なお話なのだけど、好きな感じです。ミトンさん、始めは気持ち悪かったのだけど、どんどん親しみが持てて行きます。本の装丁も可愛らしくて好きです。

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2011年11月06日

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どこか懐かしい感じがする温かい物語
何かを忘れているような、
何かを思い出しそうな・・・そんな気持ちになった

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2018年03月14日

Posted by ブクログ

東直子の、大人の童話。
すがすがしい筆致で描かれています。
あいまいな人間関係の中に、不思議な存在ミトンさんが投げかける波紋。
それは‥

アカネは、海外赴任の長いミキヒコ叔父さんの家に住めることになった。
5年3ヶ月暮らした狭い部屋を出て、綺麗な白い家に。
台所の床下収納を開けたら、梯子を降りていくと、赤い服を着た50センチぐらいのおばあさんが眠っていた‥!

叔父さんに電話すると、「アカネ、駄目だよ、ミトンさんは起こさなければ10年ぐらい寝ていたのに」と言われてしまう。
家の守り神というか住む人の守り神なんだという。
自分のことは「オレ」と言い、フルーツが好き。すぐに寝てしまうが、外に連れ出すと喜ぶ。
顔を隠す帽子を買って抱っこしていると、赤ちゃん連れで通るのだが、子供が出来たという妙な噂も一部に広まったり。

2年以上付き合った庄司くんとの、くっついたり離れたりの仲は、リアル。
頼りない彼は最初ミトンさんのことをまったく受け入れないのだが、なぜか戻ってきてからは世話を焼いたりしてくれるように。

学生時代の友人みほさんと思わぬ再会。
すぐにミトンさんの存在を受け入れる彼女。ほんわりした人だけど、孤独な状況。
なかなか連絡が取れないミキヒコ叔父さんも、何をやっているのやら、ちょっと怪しい存在。
日常的なような全然そうでないような出来事がゆるゆる絡まりあって‥

寂しいような、そうでもないような、でもミトンさんに会えたのは良かったね、と思える読後感でした。

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2013年11月16日

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ネタバレ

おとなのための童話、といった手触り。
言葉選びが美しいなあとうっとり浸りながら読んだ。さらっとしてるけど何となく心に引っかかる。
最後、庄司くんはどこへ行ってしまったのかな。

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2013年04月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 いつのまにか入り込んだ。
 伯父の家に引っ越したら(伯父は留守)ミトンさんという小さなおばあさんがいて、
果物を与えてかわいがることに。(果物が好きだから)
 「おれ」といって話すところがおかしい。

 主人公の彼の位置はどうなのか。やりとりとかちょっと残念。(果たして登場する意味があったのかという気もしたり)

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2013年01月20日

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メルヘンといってもいいのかもしれない。
なんだか不思議で、暖かい話。
ミトンさんは可愛らしさから対局にいる存在かもしれないけど、やっぱりどこか可愛らしいといってもいいような気がする。
それは、ミトンさんの真っ直ぐさなのかもしれない。
その真っ直ぐさでするりと心に入ってきて、その人の真っ直ぐなところを引き出してしまうのかも。
ミトンさんがたくさんいる場所、この世のどこかにあるのかもしれない。

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2012年10月28日

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東直子の最新刊。
主人公の茜は叔父のミキヒコの海外赴任中に叔父の家の管理を頼まれる。家を訪れたその日に床下を開けると、そこには子どもくらいの大きさのおばあさんが眠っていた!名前はミトンさん。
茜とミトンさん、そして彼らを取り巻く周り人々の日常を独特の感性で綴った作品です。人々の感情を繊細に描いていて、心に響く言葉がいくつかありました。東直子の掴み所のないファンタジーの世界も楽しめてバランスの良い作品だと思います。
文中の言葉で心に留まったもの。
"気持ちにいらないものはない"

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2012年02月11日

Posted by ブクログ

 童話的な世界をふわりと描く歌人による長編小説。海外に赴任している叔父さんが使わせてくれた家には、身長五十センチのおばあさんがいた。その小さくて赤い服を着た手のかかる人を、主人公は勤めのかたわら世話をする。

 おばあさんは鳥の足につかまって飛んでいってしまう。そんなめんどくさい人だが、いなければやはり寂しい。心やさしい物語。

(「週刊朝日」 2011/11/11)

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2011年11月29日

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あっという間に読めた。あちこちに散りばめられた比喩が斬新でアクセントみたい。ミトンさんはやっぱりムーミンのミィ(?)のイメージ。ミキヒコ叔父さんは何となくハウルの動く城のハウルみたいなイメージだった。ミトンさんとの不思議な話。

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2011年10月14日

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東直子の新刊。
ミトンさんという小さいおばあさんと過ごす日々。庄司くんや周辺の友だちと関わるずっと前に、お母さんやミキヒコ叔父さんとの関わりもあって……。
子どもを亡くした茜の友だちに庄司くんが贈った詩にはぐっときた。

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2011年08月31日

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楽しいお話でした。
登場人物がみな個性的で素敵でした。
我が家にミトンさん現れたら、私お世話出来る気がしない…遅かれ速かれみんな受け入れていたのですごい笑

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2024年08月20日

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ミトンさんは黒髪のおかっぱと書いてあったけど、私の頭の中には常にムーミンのミィがイメージされていた。
最後のほうに出てきたミトンさんの仲間?はお団子頭って書いてあって、やっぱりミィじゃん!って思った。

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2015年03月20日

Posted by ブクログ

『薬屋のタバサ』ほどの衝撃はないけれども、
和やかに不思議で良い読書でした。
(タバサを衝撃的とか受け止めるのもおかしいのかもしれないけど・・・)

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2014年12月12日

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まるでスタジオジブリの映画のようなお話。床下に住む体長50センチほどのおばあさんのミトンさん。タイトルだけではよもやこのような話だとは想像も出来なかったけど、ほっこり心暖かくなるなかなか素敵な本だった。ただ、庄司君だけは嫌いだなぁ。なんであんな酷い事されてより戻しちゃうんだよアカネ!って主人公にも苛々。みほさんのふわふわしているように見えて心に大きな悲しみを抱え込んでいる感じが何だか好きだった。アカネはまたいつかミトンさんに会えるかな。2011/495

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2013年10月16日

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ネタバレ

叔父さんの持ち物で今は空き家の家に、引っ越すことになった。

その家の床下にいたのは、身長50センチの赤い服を着た小さなおばあさん、ミトンさんだった。

冷やしたフルーツを好み、あかねを振り回しながらも
周辺の人たちとの交流と、庄司くんとの恋の行方も
ミトンさんからいろんなことをもらった日々

想像だけど、ミトンさんってムーミンのリトルミイの印象が強いんだけど。
多分実際見たらまじで怖いと思う。

不思議でのほほんとしてて、子供の頃に出会っていそうな話)^o^(

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2012年08月19日

Posted by ブクログ

現実とも言い切れない不思議な世界観のお話。

普通の感覚で言えば”幸せ”とは言えない人が多くでてきますが
ただ悲しい、辛い、では終わらないお話です。

読んでいくと直接的に励ましたり元気つけたりする
言葉はないように思えるのになぜか心にじんわりしみるような気がします。
感想もずいぶん抽象的になってしましましたが
私の解釈ではここまでが限界です。

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2012年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ミトンさんの存在が強烈過ぎる。

ミトンさんは身長50センチのおばあさん。と言うと、なんだか可愛らしい小人みたいだけど、実際は不気味で正体不明な小型生物。可愛げがあるんだか、ないんだかよくわからない。
ウンパルンパや鳴家のような愛嬌があるわけでもなく、何を考えているのかよくわからない奇妙なミトンさん。イメージではムーミンのミーを、ホラーテイストのしわくちゃのおばあさんにした感じ。

まったく読めない行動をとる彼女と、それを割とすんなり受け入れてしまう主人公達に「物分りが良すぎないか?」と違和感は感じたものの、なんとなく読み進めていくうちに自分自身もミトンさんの存在を受け入れてる事に気付く。
鳥の足につかまって飛んでいったシーンには思わず笑ったけど。どういう事やねん。

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2011年09月26日

Posted by ブクログ

大切な“小さい人”。離れてゆく恋人。眠り続ける赤ん坊。迷える私たちの前にあらわれた、身長50センチのおばあさん。今日も幸せでありますように―東直子が贈る、愛しい人々の物語(「BOOK」データベースより)

やわらかくあたたかく、大きなものを描くお話。
とっても東さんらしくて、これ、好きだなぁ。

「放り出すのも、勇気がいるよ。目の前で、息してるんだから」
「そうよね、目の前で息してたらね」

「ミトンさん、すてきー。すてきに重いー。すてきに抱きつくー」

「今、ここにいてほしいのに、いない。いないと、いいも悪いもなくて、ただ、いない人」
ただ、じりじりと待つばかりの日々。自分ではさわれない場所で変化は起こっている。核心にさわれない苦しみ。

「世界は目に見えてるものたった一つじゃないよ。一人の人間の感覚で捉えられる世界っていうのは、世界のほんの一部なんだ。人によって感受できるものが違うから、一人ひとりの世界は違うんだ。一人の人でも、どんどん世界は変わるんだ。感受できるものが、生きているうちにどんどん変わるから」

「愛は、声に、出さないとね」

今の自分の心に響く言葉もたくさんありました。
今、この時に、この本に出会えてよかった。
ミトンさんたちの歌もステキだったので覚書。

はだしのそこにしらせをうけて
まいまいかぶりあたまにかぶり
おもいのたけはひとりのもので
ひとりのものはきえてなくなる
うまれてくるよおなじからだで
みてきたことをはなしておくれ
しってることをもやしておくれ
ひとりのみずはぜんぶながれる
ほのおのいろははじめてのいろ
くらいけしきでみみをひらいて
おまえのくちはほしをつなげる
ねむらないかおゆびにからまる

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2011年09月11日

Posted by ブクログ

東さんの作品はいつも独特の世界なんだけど、今作は割とすんなり入り込めた。
ミトンさん。
私のそばにいたら、私はどうするかな。

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2011年08月14日

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