さようなら窓

さようなら窓

576円 (税込)

2pt

「眠れるまで、またなにか話をしてあげようか」。家族と離れ、恋人のゆうちゃんと暮らしはじめたきいちゃん。いつからか、うまく眠れなくなったきいちゃんに、ゆうちゃんはいつも、少し不思議で胸がぎゅっとなる「おはなし」をしてくれた。寝る前に一篇ずつ味わいたい、12の連作短編集。

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さようなら窓 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2022年08月19日

    ゆうちゃんがきいちゃんにするお話がどれも本当に面白くて、味わい深くて、不思議な話で、なんだかずっと心に残る。
    面白くて一気に読んでしまったけど、今度は、眠れないきいちゃんのように、寝る前に少しづつ読みたい。

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    Posted by ブクログ 2014年03月07日

    よいん。

    甘い水とかミトンさんとかも読んだけど、こっちのがすき。
    連作短編。

    ぎゅっと切ない、爽やかな残酷さ。


    言葉のとうめいさ。

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    Posted by ブクログ 2014年01月20日

    すごく良かった。西加奈子さんの解説にあるように、東直子さんの本は、人間の危うさを描いている気がする。それを彼女は「こわさ」と言っている。
    この本の主人公のきいちゃんを観ていると、昔の自分を見ているようで、自分でもよくわからない断崖絶壁をきいちゃんがフラフラと渡り歩いている様は、ハラハラした。
    きいち...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年05月25日

    わたしは多分ずっとゆうちゃんみたいなひとを探してるんだろう。だからわたしにとってこの物語はかなしかったけど、いとおしくてたまらないものだった。
    きいちゃんを抱きしめてあげたい。よく頑張ったねえらいねって言って、一緒にわんわん泣きたい。

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    Posted by ブクログ 2013年03月07日

    最初の数ページから泣いてしまった…家で読んでたら泣きっぱなしだったと思う。甘やかされることで腐っていくじぶんを見ながら、どうしようもあるのに、どうしようもないとこにこだわることで、うまく生活のポケットの中に隠れる。学生だからこそできるし、家族だからこそ逃げられないし、遂に優しさが甘やかしにしか感じら...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年09月09日

    ふわふわときゅんとする、感じが好きです。
    ゆうちゃんはすてき男子。こんな人いたら甘え過ぎてしまいそう。

    不安定な人ってすごくいるけど、ただ甘えてるんじゃなくって、心が弱いんじゃなくって、難しいところにいるんだと思う。
    きいちゃんのように、何かのタイミングで気づいたり変われたりするといいな、って思...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月19日

    家を出て
    ひょんなことから
    ゆうちゃんの家に転がり込むことになった
    きいちゃん。

    一人暮らし歴が長く
    ジャムだって作れる
    美容師のゆうちゃん。

    少し情緒不安定な
    二十歳の女の子・きいちゃんと
    困っている人をほっとけない
    優し過ぎる青年・ゆうちゃんの
    甘く切ない恋模様を描いた
    連作短編集です。

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    Posted by ブクログ 2017年07月29日

    ずるいなあ…きいちゃんに嫉妬しかない

    いくら精神的に不安定さがあったとしても
    少し歪んだ関係であっても
    年を重ねた自分にはちょっと読むのも恥ずかしいくらいの かわいくて羨ましい恋愛物でしかないかなあ…
    と読み進めたものの なんだろう 読後のこの感じ
    いつになくとても気持ちが重たい…

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    Posted by ブクログ 2012年12月24日

    ことばには「書きことば」、「話しことば」とあるけど、この本は「想いことば」で書かれてる。心で想う時のことばってたしかにこんなだ。

    寂しさは誰かにすがることでは埋められないと気付いたきいちゃん。
    えらかった。がんばったね、きいちゃん。

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    Posted by ブクログ 2012年12月04日

    東さんの物語は、いつもガラス越しでみているのような感じがする。それも、昔の手作りガラス。透明なはずなのに、ところどころゆがんだり、色が変わったり、きらきらしたり………。そして、手が届かない。十二の物語はどれも切なくて、ゆらゆらでキラキラしている。

    0

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