秋杜フユのレビュー一覧
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匿名
ネタバレ 無料版購入済み3
光の神の加護を受けるアレサンドリ神国で異例でなおかつ受け入れられていない闇の精霊とともにある魔術師の一族は忌み嫌われていた。
そんな魔術師の一族に誰もが見とれる美貌をもって生まれたビオレッタは自分の外見と存在が人々を狂わせていくことが恐ろしくて10代半ばまで引きこもっていたが義務である光の巫女選定式に出席したところ選ばれてしまう。
そんなビオレッタの巫女修行をサポートするのは神国第一王子エミディオだったのだがなんと彼は王族にもかかわらず闇の精霊を周りにまとわせている存在だった。
それがばれたらまずいとのことで闇の精霊と一緒にいる魔術師であるビオレッタが何か口走らないか監視しているらしい。
そん -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み2
アレサンドリ神国の魔術師の家系に生まれたビオレッタ・ルビーニは誰もが夢中になる美少女としてこの世に生を受けた。
しかしビオレッタの存在は様々な人間の欲望をあらわにする魔の美貌を持った少女として婚約者にしてほしいという男や彼女はみんなのものだと決めつける人までいた。
魔術師には闇の精霊がついているのだがそういった精霊が国では受け入れられていないこと、その存在が見える魔術師も同様に受け入れられていないことがビオレッタの存在をよくも悪くも強くしているのだった。
そんな恐怖に耐えられずビオレッタは屋敷の自室から出ない生活を12年続けざるをえなかった。
しかし10代半ばになったビオレッタは国の光の巫女を -
匿名
ネタバレ 無料版購入済み1
アレサンドリ神国に一人の女の子が誕生した。
その子の家は魔術師の一族なのだが女の子が成長していくにつれて周りの大人たちの個人的な願望からくる考えによって女の子の人生があっちこっちにひっぱられそうになっていく。
ある男はその少女が誰か他の男に奪われる前に婚約したいと言い出し、別の人物はこの子は皆のものだと勝手に決めつける。
周りの言い争いはやがて乱闘騒ぎになり怖くなった女の子は自分の屋敷はおろか自室から出てくることがなくなった。
それから12年後。
その少女ビオレッタ・ルビーニは魔術師としてある儀式に出なければいけなかった。
光の巫女の選定式はこの国を導く大切な存在を決めるので出席は任意でなく義 -
購入済み
アンソロジーなので
アンソロジーなので、短編としてまとまっているものは、はじめての夜のタイトルに合っていたかな?というお話で、短編というよりは物語の一部なお話は、タイトルには合っていたけれど、物足りないという感じです。
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Posted by ブクログ
政略結婚のために他国に嫁いできた主人公。
しかし結婚相手は王族ではなく、ただの騎士!
王族とも血のつながりがない人と結婚? と思ったら
ねじ込み結婚だから、という説明が途中に。
どうしてそこまでしてなのか、はまた作中に。
主人公の妄想っぷりがすごいです。
一見普通そうな侍女も、最後にまさかの驚きが。
しかもそれをさらに上回る驚きが。
結婚相手に至っては…。
破れ鍋、壊れ蓋、穴あきお玉、の3人かも知れません…。
前作、前々作の主人公達も出てきますが
ばしょが場所のため、最初の主人公の方が
出番が多い?
色々な意味で突っ込みどころ満載の内容でしたが
最後のしまりがご都合というか、何というか… -
Posted by ブクログ
ネタバレシュガーアップルと同じ絵師さんの絵に惹かれて
まぁ悪くはないけど、いい!ってほどでもなかったかな?
心の隙をウィルブックに狙われてしまうエステルをハンター二人が助けてくれる話で
自分で自分と向き合うこと、自分の存在を認めてくれる存在
、想いや考えをちゃんと相手に伝えることの大切さ
自分の殻にこもってはいけないこと、小さな誤解やすれ違いで下手をすれば相手を傷つけてしまうこと
大事だけ、忘れてしまいがちなことが書かれていたと思う
エステルの村やガストンは美女と野獣を、シャルマンとリリアンの世界は不思議の国のアリスを、彷彿とさせる感じだった(両方ディズニーしか知らないけど、似てたと思う。特に -
Posted by ブクログ
“「ベルナールさんは、優しい人です」
自分が周りの人間と同じだと思っていることが哀しい。
一緒に立ち止まったベルナールは、ぽかんとした顔でエステルを見ている。そんな表情をすると言うことは、エステルの言葉に驚いているということで。つまりは、自分は優しくなんてないと思っているということ。
伝わってほしいのに、伝わらない。それが余計に哀しくて、エステルの視界がにじむ。
「ベルナールさんはウィルブックから私を守るために側にいてくれて、私の言葉に耳を傾けてくれました」
否定され続けていたエステルにとって、それがどれだけ救いになったか。
「ベルナールさんは私を助けてくれました。だから、ベルナールさんは周り