あらすじ
【目指せ! 任期最短の「光の巫女」! ザンネン姫の奮闘ラブコメディー!】コバルト文庫で大人気の「ひきこもりシリーズ」が、待望のコミカライズ!! 闇の精霊にだけ心を許し、長年引きこもりを貫いてきた魔術師の少女・ビオレッタは、ある日突然「光の巫女」に選出される。光の巫女をやりたくないビオレッタの巫女修行をサポートするのは、アレサンドリ神国の王子・エミディオ。あれ? エミディオは笑顔で話しているのに、なんだか全く違う声が聞こえてくるような……。一見きらきらと眩しく光を放つエミディオは、実は並外れた腹黒さを秘めていて…!?
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匿名
1
アレサンドリ神国に一人の女の子が誕生した。
その子の家は魔術師の一族なのだが女の子が成長していくにつれて周りの大人たちの個人的な願望からくる考えによって女の子の人生があっちこっちにひっぱられそうになっていく。
ある男はその少女が誰か他の男に奪われる前に婚約したいと言い出し、別の人物はこの子は皆のものだと勝手に決めつける。
周りの言い争いはやがて乱闘騒ぎになり怖くなった女の子は自分の屋敷はおろか自室から出てくることがなくなった。
それから12年後。
その少女ビオレッタ・ルビーニは魔術師としてある儀式に出なければいけなかった。
光の巫女の選定式はこの国を導く大切な存在を決めるので出席は任意でなく義務だからだ。
ひきこもって人生を過ごしていたビオレッタにとってはとてもつらいが闇の精霊であるネロに諭されて仕方なく王都の教会にやってきた。
顔を隠して選定式に挑んだビオレッタだが水晶がありえないほどの光を放ったことで巫女に選ばれただけでなく顔を見られてしまい周りの大人たちの雰囲気がいっきにおどろおどろしい欲望の表情になっていく。
そんなビオレッタを助けたのは第一王子のエミディオだった…。