phaのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
日常と、日常の延長線上にある”旅”について書いたエッセイ。
「旅に出たいのに、行きたいところがない」と思って手に取った本。
”旅”というと、「せっかくだから」と観光やご当地グルメ、未経験の体験などを入れようとするけれど、「日常と物理的な距離を取るだけ(旅先でもいつもと同じ行動をする)」というphaさんの旅のスタイルを読んで、肩の力が抜けた。
phaさんの過ごす日々は、一見何もないように見えて、味わいに満ちている。
何事も死ぬまでの暇つぶしとして、気負わずに試してみる。
そんなphaさんのスタンスは読んでいて感情が波立たない。
疲れている時に読みたい1冊。 -
Posted by ブクログ
「どこでもいいからどこかへ行きたい」で書かれていた旅行観にシンパシーを感じたので、こっちも読んでた。旅行観につながるがんばらない/がんばれない人生観にも共感できた。
社会問題になるような差別的、ジェンダー的、家庭環境的な生きづらさではなく、だいたいの場合自分が頑張ってないだけなんだよなと言えてしまう内的な生きづらさは、その正当性を主張しづらいと思う。
何かの属性や集団に集約されない生きる上でただただ面倒なことが多すぎるという生きづらさは、なかなか誰かを頼れるほどのものではないと思ってしまいがちで、だからこそ本書はそんな気持ちの寄る辺になってくれる貴重な存在だと思った。 -
Posted by ブクログ
しなきゃいけないことに囲まれるのではなく、しないことにシフトしていく。
頑張ること、我慢すること、やりきること、続けること。
そうしなければ成り立たない場所に対応できる人ばかりではないし、
窮屈で退屈で風通しの悪い環境は、何かを生む土壌にはならない。
視点を変える、方向転換する、決まってることを守らない、楽をする、
ゆとりをもって、やれることをやりたいようにやる。
同じ方向へ進む人ばかりいてもしょうがない。
やらないことを決めても、やらないことを守らなくてもよい。
それくらいの緩さで、余裕をもって過ごすことが、お互いにとっても丁度いいはず。 -
Posted by ブクログ
読書はいいものだ 著者が読んで良かったと思う本を何冊も紹介してくれている本。有名な本よりは、少し変わった本が多い印象。どうして読書好きになったか、どんな本に惹かれるのか、を個人の経験を踏まえて教えてくれているのだが、自分を肯定してくれるものや理解してくれる内容、自分と同じような考えを持っている本を好む。というと普通に聞こえるが、そこに?がる発想は独特で、自分の厭世感や無気力感を肯定出来るヒントが得られたものが中心になっている。従って、著者とはまったく違うタイプの人にとって、果たして参考になるのかどうか疑問なところがあるが、騙されたと思って紹介されている本を手に取ってみるのも面白いかも知れない。