phaのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ自分は厭世的な物の見方が好きではないので苦手かもしれないと思いきや、とても楽しめた。
シェアハウスで生きていきたいとは思わないが自分も人付き合いに対して「来るもの拒まず去る者追わず」というスタンスを持っており、「読書と散歩と新しい出会いさえあれば人生は十分に楽しい。豊かな人生にそこまでお金は必要ないだろう」という考えを持っているので、こういったスタンスを極限まで実践するとどうなるのかを垣間見た気分になった。phaさんにとって、読書と散歩と人との出会いは創作をするための手段であり、創作意欲が削がれると昔ほど楽しめなくなってしまった、というくだりには考えさせられた。私にとってここでの創作活動に該当するものはあるのだろうか。自分も歳を取ったら、似たような虚無感を抱くことがあるのだろうか。
予想していたほど厭世的でも自虐的でもなく、淡々としていてどこまでも素直で正直な文体であった。無邪気さと、どことなく幼稚さを感じるほどの素直さであった。phaさんが50代になった時に何を書くのか是非読んでみたい。 -
Posted by ブクログ
読み終わった。いい本だった。
自分も30代が近づいてきて、10代や20代前半とは違う気持ちを抱くようになってきた。
無敵感や自分が主役な思いが抱けなくなっていったあとはどうなっていくんだろう、中年になったらどう生きていくんだろうってのが分からなくて、少しでもそれが分かればいいなと思って手に取った本だった。
結論から言うと読めてよかった。
全体的に諦念の感じはありつつ、それを描く文章が柔らかく自然体で美しい。
気持ちの輪郭を丁寧に形取るような、本当に好きな文章だ。
書いてあることはある種想像通りというか、自分がこうなったら怖いなと思っていたことや、それ以上の現実が書いてあった。
でもそれらを諦めつつ許容している姿が美しくて、ごまかしごまかしやっていくしかないよなって言葉が、白黒はっきりつけられることばかりでないと分かった大人だからこそのうまい折り合いのつけどころというか、すごく現実的で格好良くていいなと思った。
現実的なきつさや諦めは伝わってきつつ、等身大の描き方が美しいからこそ、将来に少し期待と希望がもてた。
疲れた時にもすんなり入ってくる文章だった。
読むタイミングによって感じ方も違うような気がする。
何回か読み返したいな。 -
Posted by ブクログ
中年のおじさんの1人の嘆きといえばその通り。
ただ、言語化がすごい。
昔はよかった、だけで終わるのではなく、
歳を重ね、自分のものの見え方が変わり
さらにこれからの世界でどう生きていこうか
考えている本。
・人生のすべてが一度きりの本番で、やり直しなんてものはないということを。
同じ状況なんてものは二度と訪れないということを
・Twitterは人間の怒りや嫉妬と相性がよすぎた
・大切なのはお金を稼ぐことではなく、お金を気軽にあげたりもらったりするという空気を作り出すこと
・ハンバーガー屋さんは、食べよう!としなくても、スマホ見ながら、本読みながらなど、ながらでも食事できる -
Posted by ブクログ
ネタバレ著者と同じタイプの人間なので、分かる〜と思いながら読んだ。でも40代に突入していないので、老いを感じる気持ちは未来の自分を見ているようだった。
老いの何が辛いって自分が衰退していくのを感じるから。この本のタイトル通り、パーティ(=若さ)が終わって、喪失感と共に静かに生きていくのしんどそう。でもそれすらも悪くないって思えるようになるのが老いるってことなのかな。40代まであと数年なので、自分がどんな心境になるか楽しみになってきた。
外食が裕福層の文化に日本もいずれなっていくっていうのは、最近思っていたことなので同じ意見を持っている人を見かけて嬉しかった。
あと飼い猫に対して「陰キャ男子」「人間だったらキモいブログやってる」と評するの酷くて笑った。 -
Posted by ブクログ
積読チャンネルで知ったphaさん
自由でのんびりしてて憧れる生き方だなと思う反面、普通の人はなかなかここまでの境地には至れないだろうなと思った
ニートにも才能がいるとか言われるように、一般的に人って何もしていなくて先行き不透明だとまず不安になって何か生産性のあることをせずにはいられないのでは なぜこの人はこんなにも飄々しているのか
頭が良くて自分や世間を客観的に捉えられているというのもあるだろうけど、世間体や周りの評価を気にしないのって、実は自己肯定感めっちゃ高いのでは
ここまで極端ではないにせよ、こういうのんびりした生き方が肯定されるようになると色んな人がもっと生きやすくなるのではないかなと思った -
Posted by ブクログ
働かねば
家族と仲良くしなければ
お金をたくさん持たねば
ねば思考を手放した先の世界を覗き見ると、その軽やかさに羨ましさと、繋ぎ止められるもののない不安の両方を感じた。心地よい着地点は自分で導きたい。考えるヒントを与えてくれる一冊だった。
周りの価値観に縛られて身動きが取れなくなっているなと感じた時に読みたい本。もっと自由でいいっていうメッセージがあちこちに漂っていてる。例えば、毎朝起きて通勤して仕事をする、具合が悪くたってちょっとぐらいなら我慢して働くなんて、自分には当たり前だった。そんな常識や当たり前な価値観は、べき思考であり、別に手放したって生きていけることをphaさんは教えてくれている。
べき思考に囚われている自分を自覚するだけでも、気分的に楽になれた。いろんな生き方があるのを知っておくことも、ストレスマネジメントに効果ありかも、と思う。 -
Posted by ブクログ
phaさんの考え方は割と自分の考え方に近い気がしていて、そうそう、わかるわかると思いながらサラサラと読めた。
人生に向き合うテンションというか、生き方のスタンスが似ている人が書く文章って安心する。自分への諦めや絶望は一見ネガティブに感じるんだけど、こんな自分のままでできるだけ楽しく生きた方が良いよね~と実はポジティブとなところ、身に覚えがある。
「パーティーが終わって、中年が始まる」を先に読んだから、この何年後かに中年クライシスに嵌まってしまうのか...と思いながら読むと少し切ない感じもしたけど、「パーティーが終わって~」だって今のphaさんのリアルを書き留めているだけで、決してphaさんの人生のゴールというわけではないから今後のphaさんの書くものにもすごく期待してる。