あらすじ
「ザ・ノンフィクション」で「日本一のニート」として有名な著者。ゆるい思想を伝え続け、一定の地位を確立した。「生きるのがヘタな人」に送る、新しい読書案内。すごい人のすごい話より、ダメな人のダメな話を読んでみよう。
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Posted by ブクログ
本が好き。
本の素晴らしさを知っている。
ずっとそう思っていた。
違った。
私はまだまだ本というものの素晴らしさを知らなかった。
この本を読んでそう思った。
読書って本当に素晴らしい。
知らない世界を知ること、
自分らしく生きること、
なぜ人は本を読むのか。
そして、今まで私が感じながらもうまく言葉にできなかったことが至るところに書かれている。
そう。だから私はもっと多くの人に本を勧めたいのだ。
Posted by ブクログ
phaさんの本のチョイスと説明がめちゃくちゃ面白くてどの本も読んでみたいと思う。
結構ジャンルも多岐にわたって、マンガから社会学まで幅広いのでブックガイドとしても良いと思います!
Posted by ブクログ
よかった言葉→
「自分の今の状況は、自分の責任じゃなくて何かのせいなのだ」と思わせてくれる思想が好き
→社会学、脳科学、進化論
ダメな自分を、それも自分の良さだと思わせてくれる本。
励まされて、生きやすくなった。
Posted by ブクログ
サブタイトルに「ダメな人間でも生き延びる
ための”本の効用”ベスト30」とあります。
著者はどちらかというと「アクセク働きたく
ない」というニート系です。
自由に生きたいという願望を常に持っていま
す。しかしこの現代社会で生きる為には自分
の言葉を持つ必要があります。
そうしないと自由に生きているつもりでも、
誰かの作った言葉に縛られているだけで、そ
こから逃れられない状態に変わりないです。
その縛りから逃れる為には、読書をして自分
の言葉を探し当てる必要がある、と著者は主
張します。
この世界も人間も言葉によって作られていま
す。
自分の言葉を得るための読書の道標べとなる
一冊です。
Posted by ブクログ
メンタルが不安定な今読みました。"自分が自分の意思で選んでると思っているものが、実は環境によって選ばされているかもしれない"
自分の選択にに自信のない私には救われる一文でした。
私はどんな時も自分に自信がなく、今の選択は正しかったのか?とくよくよ考えてしまうタイプなので私が選んだわけじゃない!私の環境がその選択をしたんだ、と受け入れてみる。都合よく考えてみるために必要な一言でした。
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p43 橋本治 三島由紀夫とはなにものだったのか
p80 石井あらた 山奥にーとやってます
島田寛夫 私は魔境にに生きた
p103 海猫沢めろん 明日、機械がヒトになる ルポ最新科学
p111 人が安定して維持できる人間関係の数は150人くらい ダンパー数
p117 助け合うのは人間の美徳だとか愛が大事だという道徳論よりも、助け合うのが生存に有利だったからそういうふうに進化しただけだと説明するほうが、ベタベタしていないくて爽快だと思う
長谷川寿一 進化と人間行動
p128 真木悠介 時間の比較社会学
p156 保坂和志 プレーンソングズ
p169 サピエンス全史 ユヴァル・ノア・ハラリ
p194 濱野ちひろ 聖なるズー
p201 アガサ・クリスティ 春にして君を離れ
p208 小谷野敦 私小説のすすめ
p212 人は無意味に耐えられない。どんなことでもそこに意味があると思いたがる。人間の弱い心は、ランダムな物事の中に、勝手に意味や意図や意思を読み取ってしまう。これも、人間がもっている認知バイアスの一つだ
つまりギャンブルというのは、架空のわかりやすい意味や物語を信じたくなる自分との闘いなのだ
無意味のなかにあ意味を読み取るがこそ、人はただサイコロを振り続けるだけのゲームに物語性を見出して楽しむことができる、ともいえる
p216 人間を苦しませるのは、自分が勝手に作り出した意味や物語だ。現実を正しく認識して、不可能なことを可能だと思わなければ、苦しまずにすむ
p236 人間臨終図巻 山田風太郎 徳間文庫
p244 齋藤孝 身体感覚を取り戻す NHK出版
Posted by ブクログ
時間を分断したくないのわかるな、空腹感や眠気ですら嫌だもの
退屈な日とか比べたらちっぽけみたいな感覚ってわからないんだよな
左右どちらかが正しいなんてことはないからそこに決着つかないわけで、どっちの要素も必要な部分はあるのだからいいとこ取りすればいいのにって思う
推理小説は答えを解くのが面白いから、真犯人を罰するのが快感ってのはそうか?となる、かんがえるろうって名前やってるなぁw
村上春樹さんがオウム信者取材してたの知らなかった
読書が自分をより自分らしくしてくれる感覚はほんそれと思う
Posted by ブクログ
読書は自分をより自分らしくしてくれる。自分の考えを、言語化する手助けになる。自分が気づいていない自分の性質を言語化して把握して、どのように表現するかということに役立つ。
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速読のようなものは苦手だし、1回読んだだけではほとんど覚えてないし、人に説明することもできない。
でもそれが100%悪い訳ではないのかもしれない。
人生というものは挫折するもので、負けることで成長する。
これからどんどん挫折していきたいと思えた。
パプアニューギニアのタブの話が面白かった。
面白いと思うのは自分と共通している所が有るからという話があったが、やはり、自分が信頼を大切にしているからなのかもしれない。
自分もお金だけでなく、タブを得れるような人で華やかに最後まで過ごしていきたい。
Posted by ブクログ
自己をみつめる
否定でも賛美でもなく客観的に物を見る
自分を特別視しない
本を読むことは自分に出会うこと
右でも左でもない、でも片方だけでは均等がとれない
人のことよりまず自分の生活を整えよう
Posted by ブクログ
著者がこれまでに読んだおすすめの本を紹介する本。
本文中でも言われるように、実用書やライフハックではなく、小説やエッセイ、学術書など「ゆっくり効いてくる」本がメインで取り上げられている。
既読の本もあったが、なかなか興味深い本が多かった。また本の「効用」別にまとめられているのでその点もわかりやすい。
ちょくちょく挟まれる著者の自分語りが鬱陶しいが、読書量と書き手へのリスペクトが感じられる。
また積読本が増えてしまった。
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広範なジャンルでの紹介があり、その中の何冊かは読む予定です
社会学の見方が少し変わりましたね
自分の言葉を持ち自由に生きるために役立つ読書、僕も実践していきたいです
Posted by ブクログ
読書って何のためにするのだろう?という疑問を解決してくれる本だった。私の中で読書は多くの知識を授け、好奇心を満たし、暇つぶしにもなる。が読書の意義。しかしこの本では、その先にあるものを教えてくれた。今後の読者がより有意義になりそう。
Posted by ブクログ
読書には「すぐに効く読書」と「ゆっくり効く読書」がある――
という序文に魅かれました。
読書の効用とそれを実際に感じた本が
紹介されています。
▼自分と同じ「ダメさ」を持った人の本を見つける
成功した人の本ではなくて
「ダメ人間」について書かれた本の方が、
本当の意味で人生の参考になるという。
自分を肯定してくれる本に
出会うことが大切なんですね。
▼読書によってお金以外の価値を見出す
「貝殻のお金」について
書かれた本の話が印象的でした。
Posted by ブクログ
phaさんの文体が好きなので、すんなり読むことができました。このての本を読むと、いかに自分の選書が偏っているかに気付きます。それ自体悪いことではないけれど、自分に色んな価値観や物の見方を内在させるためにも、普段手に取らないようなジャンルの本も今後は読んでみようと思います。
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おかげさまでここ最近はビジネス書とか、実用性重視で本を選んでいいたことに気づきました。
この本を参考に、価値観を揺さぶってくれるような、ゆっくり効いてくる本を読んでみたいと思います。
phaさんの本は、たまに読むと肩の力が抜ける感じがして好きです。
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1.読書は大切だと思ってますが、人に説明する際にどうしても自分の熱意が伝わらないことが多いので買ってみました。
2.この本は、なぜ読書が必要なのかということを述べており、著者が読書によって出た効果を30コのべてます。また、著者が感銘を受けた本を各章で紹介しながら構成されております。
読書には、仕事術などのすぐ効くタイプと人生について考えるゆっくり効くタイプがあります。
どちらも大切で、自分の考え方を更新しながらも、自分が正しいと思うことに厚みを持たせることができます。また、様々なジャンルを読むことで自分の世界を広げることにもなります。
3.自分の読書習慣を振り返るとすぐ効く方に偏っていたことがわかりました。自分を振り返ることはあまり好きではなく、恥ずかしさだったり、嫌なことを思い出すことになります。しかし、それは逃げであり、なんの進歩もありません。
自分の過ちを認めて、言葉にした時に本当に成長できるのだと思います。そして、それには仲間が必要です。個人で頑張るだけで限界が来てしまうので、今年は支えてくれる仲間づくりをしようと思いました。
Posted by ブクログ
『パーティーが終わって中年が始まる』から流れてこちらに来ました。紹介されているいくつかの本のうち、以下のものを読んでみたくなりました。
・「三島由紀夫」とは何ものだったのか(橋本治)
・ココロの盲点(池谷裕二)
・人間臨終図鑑(山田風太郎)
・仏教思想のゼロポイント(魚川祐司)
phaさんという人は不思議な人だと感じます。頭の良さそうな人なのでいろいろなことを”戦略的に”やっているようにも思えたり。。
Posted by ブクログ
本の選び方とおすすめ本の紹介の本。
いつだって人が読んでる本は気になっちゃう。自分もある程度生きてきて、惹かれる本の傾向は掴んでるものの、著者さんのおすすめ本何かな〜とページをめくり、面白そうな本に当たった時の感動は嬉しいもの。
今回は自由意志とかAIに関する本と出会えたのでよかった。
Posted by ブクログ
印象に残ったこと
体からの「だるい」サインの項目は、私の場合は「ねむい」サインが強いので、置き換えて読みました。『身体による直感は大切だけど、直感だけを頼りにしていると、変な方向に偏ってしまう可能性がある』が、ピン…!ときました。『体の声に敏感になること…それはすこやかに生きるコツ』ともあるけど、私の身体の場合は寝過ぎてしまうので…顔をしかめてイヤイヤしても、おきろー!と、強制目覚ましが必要です。
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「何度も読み返してボロボロになった本が、あなたの心を守ってくれる」というフレーズが印象的だった。すぐに効く読書とゆっくり効く読書があり、ゆっくり効く読書は、今まで知っている枠組み自体を揺さぶる。人生の土台を得るための読書。様々な分野での筆者の考えとおすすめの本が紹介されていて面白い。
Posted by ブクログ
phaさんが読んできた様々な本の紹介。
自分が悩んでいる時は特に、己の足りないところを探して、鼓舞してくれるような本を選びがちだったけれど、phaさん曰く、本の中に自分と同じ「ダメさ」を持った人を見つけようと。
自分が悩んでいる何かが、現実社会であまり語られなかったりしても、本の中には同じ悩みを持った人が描かれていたりして。
2章、3章と進むにつれ、社会学、脳科学、進化論的アプローチからの個人への考察が進み、恐らく自分では選ばない本と繋がっていく感じもいいと思った。
あとがきより
基本的な性質は、大人になっても変わらない。
その基本的な性質を、言語化して把握して、この世界のなかでその性質をどんなふうに使っていけばいいか、ということを知るのに、読書は役に立つ。
Posted by ブクログ
人生の土台となるさまざまなジャンルの本を紹介してくれている。チョイスが面白く自分の知らない世界を覗かせてくれた。面白そうな本はメモして読みましょう。
Posted by ブクログ
共感しすぎて嫉妬してしまう本として穂村弘の『世界音痴』が挙げられていた。よくわかる(^^)
「世界への違和感なんて僕だって生まれたときからずっと持っている。なのに、どうしてこの本を書いたのは僕でなく穂村弘なんだろう。」
Posted by ブクログ
本を読むことはどういうことなのか
本には様々なジャンルがあって
生きていく中で
その都度影響を受けるものがあって
そんな読書体験が自分を形作る
もっともっと
色々なジャンルの本を読んでみたい