山出高士のレビュー一覧
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先月『似ていることば』を読んだ時から気になっていた続編。前作では誰でも知っているような日本語ばかりだったが、今作ではちょっとマイナーな英単語もいくつか出てきた。buntingとかfowlとかは知らなかった。
『英語は日本語よりも動物を区別する』というのは以前からなんとなく知っていた。この本でも触れられていた
ape/monkey, bird/fowl, rabbit/hare, cock/hen, cow/ox/bull, frog/toad, lobster/prawn/shrimp, mouse/rat, tortoise/turtle
の他にも、思いつくだけで
alligator/cro -
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子供向けのコーナーで見つけた本だけど大人が読んでもとても楽しめた。よく似た言葉でなんとなく違うのは分かるんだけど、上手く違いが説明できない言葉たち。同音異義語(『影』『陰』、『絞る』『搾る』とか)や類語(『使用』『利用』、『原料』『材料』とか)や似た仲間(『アシカ』『アザラシ』、『カレイ』『ヒラメ』とか)のそれぞれの違いを、写真でパッと視覚的に分かるように説明してくれるので非常にわかりやすい。ページをめくると一言で端的に違いを説明してくれている。日本語学習者にもありがたい本かもしれない。
個人的に特にへーと思ったのは『笹』と『竹』。単に太さの違いだけではなかった。
こうしてみると改めて日本語に -
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数に関する疑問や謎を、写真と共に分かり易く解説する。
・はじめに
Part1 かぞえる数字 Part2 はかる数字 Part3 しらべる数字
数字コラム、カメラマンコラム、撮影協力&主要参考文献有り。
・おわりに
『目でみることば』シリーズ、今回は数字。
ハリセンボンの針の数。
ネコの前足と後ろ足で指の数が違う理由。
1円玉やハガキの幅など、定規代わりになるジャストサイズ。
水に沈むと沈まない野菜の違い。
陸上競技の砲丸とハンマーの重さ。
徒歩1分の距離・・・などなど。
シンプルだけど身近な数字の疑問が目で見て分かる、楽しさ。
花粉とコロナウイルスのサイズ比の見立てが分かり易いし、
愛宕神社 -
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落語家さんまで東西で違うの!びっくり!
扇子だってお洒落の好みだと思ってた。
桜餅は道明寺の方が好きだし、ちらし寿司も西のちらし寿司のイメージしかなかった。
比べてびっくり見てびっくり。
東のものだと思っていたら実は西のものだった。なんてことが盛りだくさんで。
びっくりすることばっかり!お風呂がど真ん中にある銭湯は行ってみたいなぁ。
なんか楽しそう♪
そうそう、ひなあられは毎年しょっぱいのを探していたんだけど、あのしょっぱいひなあられって西のものだったのね!
売ってないのよー!
子どもの頃たまにあったあのしょっぱいひなあられがまた食べたいとずーっと思っているの。
関西まで行かないと買えないのか -
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長野の方言だという「花に水をくれる」、東京の田舎に住んでいたじいちゃんもばあちゃんも「くれてやる(あげる)」とよく言っていた。
でも生まれも育ちも多摩方面。
…多摩弁?
さて、私の周りでは「大判焼き」と呼ばれるあの今川焼きですが、読んでいたら関東では「今川焼き」と呼ぶことが多いらしく、「大判焼き」と呼んでいる北関東の我が県は実は東北!?Σ(゚д゚lll)なんて思ったり。
我が県の方言で紹介されていた「おっかける」、これ言うよねー!と娘に言ったらポカンとされてしまったよ。
今っ子はもう言わないらしい。゚(゚´Д`゚)゚。
載ってなかったけど、他県の方言で使い勝手がよくて使わせてもらっているのが北 -
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昭和と平成の様々なものを比較した写真集だ。昭和といつても出版時(2017年すなわち平成29年)に現存していたものの写真が大半なので、昭和の後期、末期のものというべきものが大半である。
ものによって事情は異なるが昭和は大量生産に適したものであることが重視されたのに対して、平成の製品はコストを抑えて機能的に作られているものが多い。何気ない日常品にも世相が影響していることを知った。
すでにさらに次の元号に移った今、昭和の平成も歴史時代になりつつある。子どもの頃、明治生まれの長老に対して抱いていた人物像は、そのまま私に向けられる若い世代の思いと変わらないのだろう。 -
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