山出高士のレビュー一覧
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言葉の状態が異なる写真が混在
良い写真も多くお勧めしたい本なのですが、表紙にも使われている「狸寝入り」の写真が「普通に寝ている(擬死状態で無い)狸」だったり、「鷹揚」の写真が「飛んでいる鳶」だったり、言葉本来の状態と異なる写真が混在していて残念です。
過去と現在で意味が違ったり真逆だったりする言葉があることを思えば、微妙な差かも知れませんが。 -
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くらべるシリーズ、もう一度手を出しました。前は(「似ていることば」)、半分くらいは目次段階でだいたいの見当がついたのに、今回目次を見て分かったのは34項目のうち「いなり寿司」「縄文土器」くらいのものだった。東と西に親戚がいる小学生だったら、これは夏休み研究テーマになりますよ。
というわけで、「おゝそうだったのか!」「えぇ!ホント?」が、以下の9点(西の人間の観点から書いています)。
・バスは、東は前払い、西は降りる時の後払い。東京に行くと、ホントに戸惑う。バス会社さん、統一して欲しい。
・座布団の綴じ糸が十字なのが東、Y字なのが西。
・藁で作る線香花火(西)から、紙で作る線香花火(東) -
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「目でみることば」シリーズの第5作目。
日本語では同じようでも、英語では違う言葉が存在する。
その違いを、見て&解説を読んで納得の、楽しい内容。
Part.1 a few/a little~by/near
Part.2 candy/lollipop~instrument/tool
Part.3 key/lock~tree/wood
アルファベット順、見開きでそれぞれの単語と画像。
次のページに解説。
似ているコラム、複数有り。
撮影協力&主要参考文献、有り。
学生時代にこの本があれば、もっと英語が好きになったかも。
単語だらけの教科書では頭に入ってこなかった意味が、一目瞭然。
laugh -
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「どちらの意味・漢字が正しいのかな?」と、今までその言葉を使う際、その都度検索していた言葉がいくつかありました。でもまたその言葉を使う時に「あれ?どっちだったっけ?」というような事が続いてましたが、今回この本で学んだので悩まずに使えそうです(笑)
写真も綺麗で見ても楽しめます。私はクイズといいますか、正解を見る前に写真を見比べ、答を考えてからページをめくりました。家族や友人などとアレコレ考察しながら本を見ても楽しいと思います。
所々にある『似ているコラム』も興味深く読みました。似ている国旗が何故そうなったのか、使ってる色や形も。「へ~~!」と声を出してしまうほど。
どれも勉強になったのですが、 -
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皆さんのレビューを見て紐解きました。ありがとうございます。実際手にとると本書の対象年齢を「勘違い」していることがわかりました。「おかべたかし」「やまでたかし」という著者名からは絵本、小学生用かと思いきや、最初は「明らむ」と「赤らむ」。谷中銀座商店街の「夕焼けだんだん」の写真を使って「赤らむ」名所を説明していて、完全大人用の本でした。
目次には38の似ていることばがあります。事前にそれを見て類推しておきました。その結果、完全に「今まで勘違いしていたことば」を以下に載せます。
・糸こんにゃくVS白滝
色かと思っていた。製造法でした。
・カレイVSヒラメ
口の形らしい。左ヒラメ右カレイは違う場 -
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関東と関西で違うものの写真集。高校時代まで大阪にいたので、写真を見て、関西のものがうんそうだったと納得するには、遠い記憶を探らなければならないのです。
・表紙の銭湯だが、大阪の銭湯の湯船は真ん中にあったような気がする。
・稲荷寿司は、確かに大阪は三角だった。関東の俵型は稲荷神社に奉納する俵だって。愛知の豊川稲荷の近くで食べたのは俵型だったよ。三角は狐の耳。
・いろはカルタは、東西で共通なのはわずか。
・ええっー、七味唐辛子の中身は東西で違うのか。
・縄文土器は、東は複雑で、西はシンプルな模様。
・東の線香花火は紙で包んであって、西のは藁の先に火薬がついている。愛知に来て、紙の線香花火を見て「な -
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くらべるシリーズだが、あんまり比べる要素を気にしないで読む本かな。はっきり言って京都案内の本だ。京都出身の岡部敬史さんだけあって、ありきたりの案内ではなく、へえこんなところを見て回るのも乙なものだなだと思わせる結構通なものになっている。
「応仁の乱と池田屋騒動の刀傷」「大堰川と桂川」「知恩院の男坂と女坂」「賀茂川と鴨川」「川床(かわどこ)と川床(かわゆか)」「黒木鳥居と三柱鳥居」「狛いのししと狛ねずみ」「西寺と東寺」「中二階と総二階」「あんかけうどんとたぬきうどん」「喫茶ソワレと喫茶フランソワ」「衣笠丼と木の葉丼」「嵐電と叡電」などなど。 -
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阿吽の呼吸・阿漕・頭隠して尻隠さず・急がば回れなどの言葉の語源を写真で示し解説を加えた本。ほほう、へえーと思うこと必然。写真が秀逸。
「頭隠して尻隠さず」が雉のこととは知らなかった。けんもほろろというのも、雉の鳴き声からとか。
「几帳面」が神社仏閣の柱の断面の形から来ているとは。几帳面な人しか作れないから。
「くわばらくわばら」は菅原道真の領地の桑原から来ていると思っていたが、大阪の西福寺の雷井戸から来ている説も。でも、どちらも大阪だ。
「図星」も正鵠を射るも、弓矢の的の中心から。
「蓼食う虫も好き好き」の蓼をる実際に市場で見つけて買って写真を撮ったそうだ。
「玉虫色」どのようにも受け取れるあ -
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見開き2ページに二つの国の物の写真を載せてくらべられていて,あと2ページで解説が書かれてる。
「中国とアメリカのカップヌードル」中国はシーフード味が人気かあ。アメリカはチキン味。
「日本とイギリスのサンドイッチ」日本の卵サンドイッチは世界で人気だそうだ。イギリスのきゅうりだけのサンドイッチ、うまいかなあ。
「日本とアメリカのショートケーキ」日本の生地はスポンジで、アメリカのはクッキーぽいそうだ。ショートケーキって、アメリカが発祥なの?不二家が開発したと思っていたけど。
「オランダとアメリカのドーナツ」ドーナツはオランダが発祥で穴がない。アメリカで穴があけられた。
「イギリスとドイツのビール」エ -
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京都にまつわる様々な事柄を「くらべる」という
キーポイントで40項目を紹介している。
Part.1 京都をくらべるー地理と歴史
Part.2 京都のくらべるーお店と食べ物、提灯と乗り物
Part.3 京都とくらべるー橋とタワーと風景と
五十音順、見開きでそれぞれの画像。次のページに解説。
京都コラム、こんな風に旅するコラム、複数有り。
撮影協力&主要参考文献、有り。
一つの地域の中の「違い」と「同じ」を京都を題材に「くらべる」
立派な門があるうちの八坂神社の正門はどれか?
街や神社のあちこちにある提灯の違い。
御香煎で京都の歴史を味わい、四つ葉のタクシーを見つけた幸運に
喜ぶ・・・そこはかとな -
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日本全国から顕著な“違い”を選んで紹介。
五十音順、見開きでそれぞれの画像。次のページに解説。
充実したコラムやこぼれ話有り。
撮影協力有り。主要参考文献有り。
東西もあれど遠隔の市や県、隣接した地域でさえも違いがあります。
鎌の形状と柄の長さ、みたらし団子の団子の数、春巻きの生地、
スコップとシャベル、百人一首は全国と北海道で違うとは?
芋煮は某番組で見たけれど、あれは動画で一瞬。
こちらは写真なので、隅々まで比べられ、記憶に残ります。
その楽しさは本だからこそ!
え、こんなところにも違いが?の発見が楽しいです。“れ”とか。
文章も簡潔で丁寧、かつわかりやすい。
何度でも眺めてみたくなる -
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漢字の形について、と言うと、
「象形文字ね、はいはい、山、川、人ね」
なんて思ってはいやしませんか。
確かにそうだが、本当に頂上が三又の山なんて見たことある?
日本といえば、富士山だが、三又ではない。阿蘇山なんてカルデラで上ないし。
これは中国に行って三又の山を撮ってくるしかないんじゃないか......。
しかしそれを国内で撮ってきてしまうのがこのシリーズの、そして版元、教科書出版会社のクオリティ!
ではそれはどこか?
なんと日光白根山!
元首相の言葉ではないが、感動した!
や、や、山だー!!
「木」も、日立の「この木なんの木」、ハワイまで行って撮ってきたかと思いきや、昭和記念公園!
国内だ -