山出高士のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
昭和と平成の様々なものを比較した写真集だ。昭和といつても出版時(2017年すなわち平成29年)に現存していたものの写真が大半なので、昭和の後期、末期のものというべきものが大半である。
ものによって事情は異なるが昭和は大量生産に適したものであることが重視されたのに対して、平成の製品はコストを抑えて機能的に作られているものが多い。何気ない日常品にも世相が影響していることを知った。
すでにさらに次の元号に移った今、昭和の平成も歴史時代になりつつある。子どもの頃、明治生まれの長老に対して抱いていた人物像は、そのまま私に向けられる若い世代の思いと変わらないのだろう。 -
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Posted by ブクログ
「目でみることば」シリーズの第2作目。
40の言葉の由来についてを言葉と写真で紹介。
50音順。一つの言葉で4ページ。
言葉、姿、説明と関連する情報での構成。
コラム、撮影協力、主要参考文献有り。
今回も、様々な由来を探索し、身体を張った取材と体験で、
見事に言葉と写真で紹介しています。
表紙からして、なんで象?と思ったけど、本文を読めば、納得。
そうか、長いものは象の鼻だったのか~。
「銀ブラ」も銀座をブラブラだと思っていたし、
器でない丼の存在に、びっくり。
調べた離縁状の75%が「三行半」だったというのも、驚き。
写真で見たら、知ってるようで知らなかった言葉は一目瞭然。
「一世を風靡する -
Posted by ブクログ
「目でみることば」シリーズの第1作目。
40の言葉の由来についてを言葉と写真で紹介。
50音順。一つの言葉で4ページ。
言葉、姿、説明と関連する情報での構成。
コラム、撮影協力、主要参考文献有り。
知ってるようで知らなかった言葉を写真で見たら、一目瞭然。
「灯台下暗し」は現代の灯台じゃなかった。
「試金石」って実在するんだ。
「勝負服」って、競馬と競艇では違うんだ。
歴史や風習から浮かび上がった言葉もある。
関連する情報も楽しい。
雉が美味しいという理由も国鳥に選ばれたって・・・食べてみたい。
文も写真も何だか楽しいそうな雰囲気があるのが、また良い。
日本語って面白いなぁと楽しんでしまいました