山出高士のレビュー一覧
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日本史上の、その人物が見た、或いは見たかった
34ヵ所の場所の風景を、写真と文章で紹介する。
目次 年表風目次
Part.1 古代から中世の人 Part.2 戦国から幕末の人
Part.3 近現代の人
Column 1~9、撮影協力&主要参考文献有り。
4ページ構成で、左に人物と場所、右に写真。
続いて、左に見た風景の説明、右に情報や雑学。
『目でみることば』シリーズ、今回は日本史。
その人物が見た、或いは見たかった風景はどのようなものか。
持統天皇が和歌を詠んだ、香久山。
平清盛が開いた、音戸の瀬戸。
石田三成と小早川秀秋が布陣した、それぞれの山からの関ケ原。
平田靱負が見たかったであろ -
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様々な視点から「見つける」・・・東京を知る&楽しむ44の発見。
Part.1 あ行/か行 Part.2 さ行/た行
Part.3 な行/は行/ま行/ら行
4ページの最初の2ページに写真、
次の2ページに解説と情報での構成。
東京コラム1~9、東京グルメコラム1~2
東京都MAP、撮影協力&参考文献有り。
東京の「多様性」「歴史の多層性」の面白さを写真で紹介。
東京を楽しみ、知るための「視点」を示す、内容。
うん、楽しい。
以前は東京を巡るのが趣味だった時期があるから、
知ってることもあるし、ほぅと気づかされる新鮮さもあります。
富士塚はあちこちにあるし、実は入り易い厳めしい場所がある。
聖橋 -
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ホントは面白い「謂れ」のある言葉を、写真をつけて「見る」ことによって、さらなる発見をもたらすシリーズ第一弾。おかべたかし・文、山出高士・写真。
興味深かったのは全40言葉のうち22。順番に並べる(言葉の意味解説は出来るだけ避けました)。
・「阿漕(あこぎ)」
漕ぎ方のことではない。まさか地名だったとは!
・「急がば回れ」
和歌「もののふの矢橋の船は速けれど 急がば回れ瀬田の長橋」より。場所は琵琶湖です。
・「ベーゴマ」
貝独楽のこと。バイ貝にそういえばよく似ている。
・「うだつが上がらない」
左官修行した身としては、唯一ハッキリ分かった言葉。でも綺麗な写真見れて良かった。
・「瓜二つ」
決 -
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「目でみることば」シリーズの第4作目。
38の言葉の由来についてを言葉と写真で紹介。
50音順。一つの言葉で4ページ。
言葉、姿、説明と関連する情報での構成。
コラム、撮影協力、主要参考文献有り。
「似ていることば」を省き、真の「目でみることば」シリーズと
しては第3作目。出せた嬉しさに「有頂天」なのだそうだ。
表紙の狸を見て「有頂天家族」を連想しちゃったけど(笑)
知ってる言葉でも意外な由来があったり、視覚で確認出来たりと、
3作目になってもボルテージは落ちていません。
「紅一点」の花はザクロなんだ~。
「シュークリーム」は知ってたけど、「エクレア」が稲妻とは!
「小倉あん」と「小麦色」「竜 -
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「目でみることば」シリーズの第3作目。
38組の似ている言葉を言葉と写真で紹介。
50音順。一組の言葉を見開き写真で2ページ、
違いの説明と関連する情報2ページでの構成。
コラム、撮影協力、主要参考文献有り。
「目でみることば」に続いて「似ていることば」を紹介。
“似ている”は“同じではない”ことを明確に教えてくれます。
「カレイ」と「ヒラメ」は口の形状。
「笹」と「竹」は成長してタケノコの皮が剥がれるか否か。
「制作」と「製作」は芸術品か実用品か。
言葉の用法に悩んだとき用に、近くに電子辞書を置いて
調べていますが、「火」と「炎」のように、脳内変換出来ない
ことが多々あります。でも、こうして -
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表紙の写真、関東と関西の湯船の位置をみて納得。
静岡県伊東市にある昔ながらの銭湯へ行ったときの違和感はこれだったのかと!
(東北生まれ、関東育ち)
静岡県には仕事で5年住んでいましたが、物によって関東式だったり関西式だったりするのが面白いところでした。そんな東海道の歴史を解説してくれるページも(p78)
東の線香花火、西の線香花火を比べてみたくて筒井時正玩具花火製造所さんの花火を買ってみることに。西型の線香花火は人生初!いい経験になりました。
巻末の参考文献もいつか手に取りたいなと思います。
東西の文化の違いがあることこそ、日本の暮らしの豊かさなのかも。
ちょうど今話題の星野源さんの新 -
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同じようで同じでない、安いと高いでは比べると違う、
モノの値段がテーマ。
34品目を、50音順、見開きでそれぞれの画像。
基本、左側に安いもの。右側に高いもの。次のページに解説。
値段コラム、買い物コラム複数有り。
撮影協力&主要参考文献、有り。
見た目ではわからないけど、取材して聞いたら、なるほど!
素材や手間で、同じに見えるモノでもこんなに値段が違う。
最高級の素材の品質の高さと確かさ。外国産と国産の違い。
機械&大量生産と職人の手仕事の差。
量産は製品、一点物は作品と称する、造形作家の矜持。
金魚は配色のバランス。胡蝶蘭は花の数。
うな重はうなぎの量、畳はい草の量。盆栽は手を掛ける年月も -
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「目でみることば」シリーズ10冊目は、世界。
日本とだけではなく、国と国の顕著な“違い”を選んで紹介。
アルファベット順、見開きでそれぞれの国のモノの画像。
基本、左側に日本、又は西側に位置する国。次のページに解説。
世界コラム、著者の体験コラム、複数有り。
撮影協力&主要参考文献、有り。
日本と違う、国と国で違う・・・文化や風習、衣食住に焦点を当て、
写真で顕著な“違い”を教えています。
日本の城とスコットランドの城では、建築材の資源の違い
だけでなく、守る者や守られる者の違いもあるということ。
日本とアメリカのショートケーキは、違っているとは漠然と
知ってはいたが、写真にしたら一目瞭然。