山出高士のレビュー一覧
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数年前だったか。東京女子大篠崎ゼミの「方言チャート」などが話題になった。
ちょっとした方言ブームが来たように思う。
本書はその意味ではちょっと出遅れたせいで、二番煎じ感を持たれそうな気がする。
取り上げられている語例も、どこかで見たなあ、というものも多い。
とはいえ、きれいな写真と合わせた紙面は見ごたえがあり、間違いなく楽しい本だ。
やはり方言で楽しいのは擬態語・擬声語だろうか。
今回私が初めて知ったのは、佐賀の方言では擬音語は三回繰り返すということ。
「雨がざーざーざーと降る」といった具合に。
それ以外にも、擬態語はまったく想像もつかないものが多く、方言の奥深さを感じる。
それから、「現地の人は言わない方言」という観点も面白かった。
名古屋の「えびふりゃー」。
鹿児島の「おいどん」「ごわす」。
その辺りはなんとなくそうじゃないかと思っていたが、富山の「きときと」も現地の人はあまり使わないらしい。
京都の「おいでやす」は舞妓さんが使っていたもの。
でも、これだけ有名になると却って観光業を中心に土地の人が使ったりする逆説的な事態が生まれたりして。
やっぱり方言は面白いなあ。 -
くらべる日本 東西南北
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各都道府県から特色ある方言を一つずつ、写真と共に紹介。
目次
Part.1 北海道・東北・関東
Part.2 北陸・東海甲信・近畿
Part.3 中国・四国・九州・沖縄
Column、撮影協力&主要参考文献有り。
4ページ構成で、左に方言、右に写真。
続いて、左に方言の説明、右に方言関係の話や雑学。
『目でみることば』シリーズ、今回は方言。
各都道府県から特色ある方言を一つずつ紹介しています。
ん~なんか可愛いことばを多く選んでいるような~。
方言とは気づかずに使ってることばや独特のことば。
救急絆創膏、漢字ドリルや計算ドリル、黒板消し等を
表す、その地域ならではのことば。
「だるまさんがころんだ」の地域での異なることばなど、
写真を添えると面白く、楽しい内容になっています。
埼玉の「おっぺす」や京都の「おてしょー」が自分の故郷の
ことばでは無いと知りましたが、幼い頃に住んでいたのは
新興住宅地で、他地域からの移住者が多かったため、
その住民との関わりで覚えたのかもしれないと、思いました。 -
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日本史上の、その人物が見た、或いは見たかった
34ヵ所の場所の風景を、写真と文章で紹介する。
目次 年表風目次
Part.1 古代から中世の人 Part.2 戦国から幕末の人
Part.3 近現代の人
Column 1~9、撮影協力&主要参考文献有り。
4ページ構成で、左に人物と場所、右に写真。
続いて、左に見た風景の説明、右に情報や雑学。
『目でみることば』シリーズ、今回は日本史。
その人物が見た、或いは見たかった風景はどのようなものか。
持統天皇が和歌を詠んだ、香久山。
平清盛が開いた、音戸の瀬戸。
石田三成と小早川秀秋が布陣した、それぞれの山からの関ケ原。
平田靱負が見たかったであろう、千本松原。
勝海舟が愛し、死しても見つめている、洗足池。
正岡子規が過ごした、子規庵からの景色。
将来撤去される予定の、太宰治が見た、三鷹跨線橋・・・など。
実際に歩いて訪れて見てみる景色は、その人物の視線と重なり、
遥か過去への追体験に導いてくれます。
Columnも多くのエピソードが語られていて、思わぬ情報も。
実際に笹尾山に登ってみないと分からない、三成と家康の距離。
「博物館 明治村」での広さと「帝国ホテル中央玄関」の
優美さは本当に圧倒されるものです。確かに一日では全部
見られないよな~と、過去を思い出し、しみじみしました。 -
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様々な視点から「見つける」・・・東京を知る&楽しむ44の発見。
Part.1 あ行/か行 Part.2 さ行/た行
Part.3 な行/は行/ま行/ら行
4ページの最初の2ページに写真、
次の2ページに解説と情報での構成。
東京コラム1~9、東京グルメコラム1~2
東京都MAP、撮影協力&参考文献有り。
東京の「多様性」「歴史の多層性」の面白さを写真で紹介。
東京を楽しみ、知るための「視点」を示す、内容。
うん、楽しい。
以前は東京を巡るのが趣味だった時期があるから、
知ってることもあるし、ほぅと気づかされる新鮮さもあります。
富士塚はあちこちにあるし、実は入り易い厳めしい場所がある。
聖橋のトレインビュースポットは思わず頷いてしまいました。
でも、ホッピーは飲んだこと無かったし、
地下鉄マークの秘密や環状道路の話は、目から鱗。
普通に食べてる「タンメン」が関東のローカルフードなんだ~。
ちなみに、東京のすずらん通りには、絆リンクし合ってる
サイトがあったり、「ちくわぶ」は愛好者による本もありますよ。