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歴史的人物が見た風景を、その人が見た視点にこだわって撮影し、周辺雑学とともに紹介する写真集。
取り上げるのは、柿本人麻呂、紫式部、北条泰時など古代・中世の人物から、織田信長、徳川家康、小早川秀秋などの武将、そして、吉田松陰、吉田茂、三島由紀夫など現代史の人物まで、34名。
人物は、編年的に配列し、ページをたどりながら日本史のおおまかな流れを感じることもできる。雑学や周辺のコラムも充実。臨場感のある「日本史」への新しいアプローチとなる本。
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Posted by ブクログ
日本史上の、その人物が見た、或いは見たかった
34ヵ所の場所の風景を、写真と文章で紹介する。
目次 年表風目次
Part.1 古代から中世の人 Part.2 戦国から幕末の人
Part.3 近現代の人
Column 1~9、撮影協力&主要参考文献有り。
4ページ構成で、左に人物と場所、右に写真。
続いて、左に見た風景の説明、右に情報や雑学。
『目でみることば』シリーズ、今回は日本史。
その人物が見た、或いは見たかった風景はどのようなものか。
持統天皇が和歌を詠んだ、香久山。
平清盛が開いた、音戸の瀬戸。
石田三成と小早川秀秋が布陣した、それぞれの山からの関ケ原。
平田靱負が見たかったであろう、千本松原。
勝海舟が愛し、死しても見つめている、洗足池。
正岡子規が過ごした、子規庵からの景色。
将来撤去される予定の、太宰治が見た、三鷹跨線橋・・・など。
実際に歩いて訪れて見てみる景色は、その人物の視線と重なり、
遥か過去への追体験に導いてくれます。
Columnも多くのエピソードが語られていて、思わぬ情報も。
実際に笹尾山に登ってみないと分からない、三成と家康の距離。
「博物館 明治村」での広さと「帝国ホテル中央玄関」の
優美さは本当に圧倒されるものです。確かに一日では全部
見られないよな~と、過去を思い出し、しみじみしました。
Posted by ブクログ
おっさんのちょっと早めの夏休み読書 第3弾って感じになりました。今回のテーマは日本史?っていうか地理?小学生低学年の時、国際情報社(?)って出版社の「わたしたちの歴史」「わたしたちの地理」っていうシリーズのムック本みたいなのを本屋さんに届けてもらっていた当時の感覚が蘇りました。あの頃は学校の勉強とは関係なく知らない人、知らない場所の物語を毎月読むのが楽しかったなぁ…。日本史って今もわたしたちが暮らしている土地で繰り広げられた歴史だし、地理ってその土地での人々の営みの集積だし、地理と歴史を重ね合わせると急に生々しくなるのだと思います。この本も、知識というより、有名な歴史上の人物が見たであろう風景を体感する、というありそうでなかったコンセプトの本です。これ、今どきのXRやARで実現する企画っぽいですが、そんなバキバキな仮想現実じゃくてカメラマンとライターのヨタヨタ旅ってところもなんか、いいです。松尾芭蕉が中尊寺に行って「夏草や強者どもが夢の跡」と歌を詠んだ感じをフツーの人がやってみた、ということだと思います。つまり、わたしたちにも出来る旅。そう、この本は歴史の本でも地理の本でもなく、旅の本じゃないかと思いました。この夏、こんなヨタヨタ旅やってみたいな。
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