内藤了のレビュー一覧

  • MIX 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

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    シリーズ8作目、もう少し楽しめそうだ。
    今回の猟奇犯罪の被害者は人魚らしき児童から始まった。新しいメンバーに御子柴を加えた厚田班が捜査していく。御子柴は警ら中にスマホをいじっていた警察官だ。成績は優秀だったらしい。

    人魚のようなご遺体の正体は?誰かが人体実験したのか?それとも遺伝子のなせる技なのか?ただの結合か?その目的は?次々と理由を知りたくなってくる。
    比奈子は、精神・神経研究センターを訪ね、保を頼りに鍵師の元へ。題名のMIXとの関連性も見え隠れする。

    保が鍵師に言った。「探しているものはあなたと同じ、塀の外に置いてきた命をかけて守りたいもの。」と。それが何かということよりも、その気持ちの表現から温かさ感じてしまう。
    永久は保やスサナ以外に一風変わった友人ができる。サバン症候群の金子である。金子のPCにある絵に、センターに運び込まれた検体情報と写真がある。佐藤都夜なども入っている。そして人魚も。金子はBackとカタコトで言う。これまでのシリーズが関係してくるのか?

    今回の読みどころは、比奈子の成長ぶり、精神・神経研究センターの役どころ、価値のあるものと判断されると大きな組織が狙ってくる。厚田班が対峙する敵は・・・
    ONから始まるこのシリーズは一つの長編として読むと面白い。決して途中から読まない事だと思う。

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    2022年12月07日
  • スマイル・ハンター 憑依作家 雨宮縁

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    幸せそうな家族を見ると嫉妬するサイコパスのお話。

    内藤氏の作品は初めてになります。
    サイコパス犯の迫力に欠ける感あり。
    読みにくいということは感じなかったが読みやすかったという感じもしない・・・。はて・・・。

    仲間が増えていく様子は良かった。
    憑依作家の謎も未解決ではあるが、続編があるようなのでもう何冊か読んでみたいと思います。

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    2022年12月04日
  • スマイル・ハンター 憑依作家 雨宮縁

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    一生懸命で健気な女子、あえて女子という表現をしたくなるような主人公が得意なのか、この作家の描く主人公は、往々にして細かい差はあれど、そう表現するしかないような人物像なのだが、ここでちょっと違うタイプの主人公が登場した
    どうやら、このシリーズは、主人公に謎があるようだ
    事件のあらましは、あっさりしすぎている気もするが、今後の展開に期待

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    2022年11月28日
  • 鬼の蔵 よろず建物因縁帳

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    民俗学×ホラー、怖かったけど、続きが気になり一気読み。オクラサマの正体とは。令和の時代だけど、迷信とかってバカに出来ないんだな。特に産み捨てられた赤子なんてワードが出てくると怖さup。だいたい無音で読んでるけど、思わずTVを点けちゃった。

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    2022年11月27日
  • CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

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    ガンさん、東海林、死神女史は前作に続き予想通りの登場だが、意外だったのは三木捜査官に彼女(カフェ店員)ができて笑顔になったこと、そして中島保が登場することだ。ONで登場した人たちが猟奇犯罪事件の解決に力を合わせる。

    ストーカーにあっているという背中カフェ吉田佐和を連れて警官が比奈子の元に来る。彼女には7歳の子どもがいて太鼓屋の今川焼きが大好きらしい。これらは大きな布石となる。

    太鼓屋(後に比奈子は常連)の今川焼きを食べてみたくて店を訪れた比奈子は、そこで探偵団という子どもたちと出会う。子どもたちは幽霊を確認するために八王子市内にある大正時代の精神科病院の廃病院に行くという。子どもたちは怖くて帰ったあと、比奈子は東海林とそこで複数の遺体発見する。遺体からCUTの意味がわかってくる。

    ここからが面白い。
    それぞれの被害者の残された痕跡から機会と方法が明らかになってくる。後は動機である。その動機がわかった時に、犯人が炙り出される。
    このストーリー性は読みやすく、良かった点である。
    比奈子の母が末期癌で痩せたのをチャンスといいコスプレをして笑顔でいたことが前作で描かれていたが、今回の大きなヒントになっていると感じる。

    保が言う、コンプレックスは自己顕示欲の裏返しと。日々の中でも自己顕示欲の強い人は、コンプレックスを抱えているように思える。しかし、保はプロファイラーではなく、人の心に潜入するはずだったと思うのだが・・・

    猟奇犯罪捜査班の設置構想がガンさんと死神女史の間の構想というのは意外だった。しかし、題名がそうなのでできるのだろう。これからがシリーズ本番ということなのかもしれない。

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    2022年11月20日
  • 桜底 警視庁異能処理班ミカヅチ

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    ヤクザに追われて居場所をなくした青年がスカウトされたのは、人知れず怪異を処理する仕事だった…
    少々グロいがライトノベル感覚で読める。霊視ができるせいで孤独を抱えた主人公が異能の集団で居場所を見つけていくところがよい。シュールな警視正が好き。

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    2022年11月20日
  • 隠温羅 よろず建物因縁帳 【電子特典付き】

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    10月-14。3.5点。
    よろず建物シリーズ最終巻。隠温羅流のしがらみを立つため、最後の曳家に挑む。
    金子神の恨みはすさまじく、春菜たちは生き残ることが出来るか。。。

    一気読み。面白かった。風鐸(コーイチ)が素晴らしくかっこよかった。

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    2022年10月24日
  • 蠱峯神 よろず建物因縁帳

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    10月-13。3.5点。
    よろず建物シリーズ第9弾。長野の製紙会社の建物一部を寄贈しようとするが、寄贈する建物を調査した役所の人間が怪死。建物にお札で封印された部屋が。。。

    一挙に最終章へ向けて始まる。この巻と最終巻で「上下巻」のようなつくり。
    早く続編を読みたい。

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    2022年10月24日
  • 畏修羅 よろず建物因縁帳

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    10月-11。3.5点。
    よろず建物シリーズ第8弾。
    仙龍の運命を変えることを決断した春菜。隠温羅流のルーツを探しに出雲へ。一方、春菜の会社には女性の幽霊が現れ。。

    面白かった。春菜の強さが一段と際立ってきた。しかし、被害者の常務には呆れたな。
    結末まであと2冊、楽しみだ。

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    2022年10月19日
  • CUT 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子

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    角川ホラー文庫のくくりで出版されているせいか、スプラッター描写というか残酷な描写が多いのが残念。
    捜査陣の面々や捜査の過程がしっかり描かれているので、むしろ警察もの、サスペンスのジャンルになるのだが。

    ただし今回は、前作に比べて話のスパイスは強いが内容は弱く、犯人があまりにも早く分かりすぎてて気づかない捜査陣が不思議と言うレベル。
    今後の展開に期待。

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    2022年10月14日
  • スマイル・ハンター 憑依作家 雨宮縁

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    シリーズ第一弾。
    相変わらず著者の作品は読みやすい。
    主人公は、タイトル通りの人気推理作家・雨宮縁(えにし)。
    メインキャラは、出版社「黄金社」の装丁部から
    フリーになった蒲田。
    黄金社のノンフィクション部門担当編集者の真壁。
    本作は、蒲田目線で進んでいきます。

    本作は蒲田が調査に否定的というか、作家先生を
    心理的に疑っていたので、話がスムーズに流れず、
    自問自答でグルグルしてるのが、逆にヒヤヒヤしたけど、
    盛り上がりには欠けたかな?

    ただ、プロローグとエピローグが既に別の物語として
    成立しているような気がして、怖いわぁ~

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    2022年10月08日
  • 怨毒草紙 よろず建物因縁帳

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    10月-04。3.5点。
    よろず建物因縁帳、第7弾。他の曳家業者がある寺を曳いた。その後怪異が起こるようになり、人も2名死亡。
    仙龍を支えると決めた春菜、また首を突っ込むが。。

    面白い。覚悟を決め、先週に接する春菜、フォローする周囲。
    メインの呪も強く、一気読みした。

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    2022年10月06日
  • TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平

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    シリーズ7作目。これまでの猟奇的事件が繋がっていく。最終章へ向かっている。 メリーさん亡くなっちゃった。

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    2022年09月25日
  • メデューサの首 微生物研究室特任教授 坂口信

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    藤堂比奈子シリーズの作家さん

    微生物学者の坂口が恩師から託された新型ウィルス。
    処分したと思われた矢先、そのウィルスを使った犯行予告が日本政府に届き…

    読み始めて「うわ~おもしろい~」
    でもって、なんか途中からいい感じのバディらしき毒舌女刑事やら、お助けマンが登場したりでわくわくする~

    んだけど…
    ラスト、なんか拍子抜け~
    え?そんな犯行計画?
    もっとどば~とぎょえ~となるかと思てたのだけど…。
    あらら~な結末なのよね…。

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    2022年09月20日
  • 堕天使堂 よろず建物因縁帳

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    09月-09。3.5点。
    春菜の天敵、長坂(パグ男)が、古い教会を購入し事務所にすることに。改装しようとするが、いわく付きの教会で。。

    面白い。一気読みした。憎しみの強さが凄い。次作も期待。

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    2022年09月15日
  • MASK 東京駅おもてうら交番・堀北恵平

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    男性作家が描く女性主人公で苦手なものがあるので(そして女性作家が描く女性主人公で苦手なものもある)、地雷を避けるべく女性主人公ものはなるべく読まないようにしているのだけれど、このシリーズの女性主人公・堀北恵平は好感を持てて、先輩の平野刑事(男性)は大好物だったので、このシリーズに出会えて良かったです。
    猟奇的な描写が多い作品ですが、けっぺーちゃんと他の登場人物の魅力でさくさく読める印象です。
    狛村さん側の関りが今後どうなってくるかも今後の展開が気になります。

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    2022年09月05日
  • 夢探偵フロイト -マッド・モラン連続死事件-

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    夢をテーマにしたサスペンス調のストーリーは楽しめるが、若い人向けなのか、コメディ調にしたのがマイナスで、無駄な会話や描写が増える分、話の密度が落ちてしまっている。意味深なキャラも凡庸で退屈。

    馬鹿っぽいキャラが成長するというサブプロットもありきたりで、そもそもこんな設定は外して、メインプロットやその周辺の夢エピソードだけで十分だった。

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    2022年09月05日
  • DOUBT 東京駅おもてうら交番・堀北恵平

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    モヤモヤが残る事件。
    続くのかな?
    あちらの世界での話も進展があり。一生懸命なケッペーには温かい味方が沢山できる。羨ましい。
    発売日を見たら令和3年。だからか…。

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    2022年09月03日
  • 呪街 警視庁異能処理班ミカヅチ

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    同著者が書く好きなシリーズが次々と終わってしまうなかで始まったこのシリーズ第2弾。

    まだ今までのシリーズを超えるほどにはのめり込めませんが、霊視能力を持つがゆえに悲しい人生を送ってきた青年・怜のことをどんどん好きになっています。

    異能処理班はもちろんのこと、怜の周囲の人々がみんな個性にあふれて魅力的。自分が人を救えると思うことが実はどれだけ傲慢な考えなのかも思い知らされました。

    しかしこれ、想像力に富んだ人なら恐ろしい絵面まで浮かんできて結構衝撃的でしょうね(笑)。ホラー苦手なくせしてイメージ湧かない私は平気。

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    2022年09月02日
  • TRACE 東京駅おもてうら交番・堀北恵平

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    ネタバレ

    うらおもて、昭和と令和で共に追っているのは「匣」なのか…今回も面白かったです。悲しい別れもありました…メリーさんの息子さん、嬉しかっただろうな。
    柏村さんから「こうやって会ってるのが君たちの時代にどう作用するかわからないからもうこちらへ来てはいけない」みたいに言われるのちょっとショックだけれど、柏村さん誠実だなと思います。憶測でものを喋らない、も。
    誠実なのは〈君たちの時代〉の方の面々もだけれど…平野先輩はやっぱり先輩なだけあって恵平ちゃんより観察眼鋭いところもあります。なんだかんだ心配して恵平ちゃんを支えてくれるし。ピーチ先輩の性癖も…鑑識ってああいうところまで気にする人々なのでしょうか。。浦野さんも静かに良かったです。
    恵平ちゃんも「平野先輩を死なせるわけにはいかない」って…胸熱。
    恵平ちゃんが「持ってる」って言われてるの、猟奇犯罪者ホイホイだった藤堂比奈子パイセンを思い出してグッときました。ストラップにも。帰省してる長野でバスに乗り合わせた親子連れ、これは…と思ったけど背景だよねきっとね。

    事件自体は悪い意味で「TRACE」だったので胸糞でした。しかも容疑者と息子の犯行を知ってて隠蔽工作してた父親はそれぞれ自○って…真相解明されず闇の中です。捜査にあたった警察官たちの思いは燻り続けるな。。そして全てターンボックスへの怒りと執念へ昇華。とことんやってほしい…あと1冊だけれど。

    漸くだけれど、殺し方のグロさや事件のエグさに加えて、菓子テロ小説でもあるのに気付きました。今回は、栗庵風味堂の「くり風味」と、栃木土産らしい「ぼくポチ」を覚えました。検索したけどどちらも美味しそう。。
    続きはとうとう最終巻。震えて待ちます。

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    2022年09月02日