宮崎哲弥のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
作品紹介・あらすじ
世界中で読まれ、感動を呼び起こしてきた名作には、いくつかのナゾがあった…。物語を追いながら、そのナゾを解き明かし、生と死と愛を深く見つめ直した初の書。
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佐野洋子の絵本「100万回生きたねこ」の分析を試みた本。
実は「『100万回生きたねこ』を読んだけれど、よくわからなかった」ので謎解きのヒントになるかなという理由で本書を購入したのではなく、書店の売り場で「100万回生きたねこ」の隣に本書が並べて置かれていたので、なんとなく手にした一冊。なぜこれを購入したのか自分でもよくわからないのだけれど、もしかしたら「100万回生きたねこ」は難解だ、という評判をどこかで聞いていたので、無意識に手にしたのかもしれない。
「100万回生きたねこ」を読み「なかなか難しいな」と思い、「そういえばこんな本も買っていたっけ。ちょうどいい機会だ」と思い本書を読み始めた。ただし読む前から「まあ謎が解けるとも思えないし、結局は著者の感じた様が書かれているんだろうな」と少し斜に構えた気持ちで読み進めた。
読み始めてみると、予想以上に面白い内容だった。「そんな解釈じゃないだろう」とか「それはいくらなんでもこじつけだな」といった感想を持つ場面はなかった。「なるほど、そういう解釈もできるんだな」と感じることが多かった。ただし、それでも「でも、結局これはあなたの理解ですよね」になってしまったのは、やはり致し方ないことなのだろう。予想通り、僕自身いまだに「100万回生きたねこ」には釈然としない気持ちを抱いている。 -
Posted by ブクログ
存在は知ってるけど、読んだことは無かった。
でも内容はなんとなく知ってた。
読んだことないのに、内容知ってるって実は
すごい絵本かもしれない。
そんな絵本を
宮崎哲弥さんが深く深く読み解く
とらねこはなぜ100万と1回目で死んだのか?
…なんでなんだろう?
キリがよい100万回目じゃなくて
なんで100万と1回目で。
難しい箇所もあったけど、
色んな人が分析した内容をこれでもかこれでもかと
多方面から紐解いてくれて。
なんか、オープンキャンパスで受講したみたいな気分になれた。
実際のところは、わからない。
作者は教えてくれないだろうし。
こういうものは、読んだ人がそれぞれの気持ちで言葉で
感想にしたらよい。
同じ人でも、現在と未来では感想が変わるかもしれないから。
読んだことなかったこの絵本。
せっかくのキッカケをもらったのだから読んでみようかな。
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Posted by ブクログ
ネタバレ<目次>
序章 語彙を増やすことは、世界の解像度を上げること
第1章 恋する気持ちがタユんじゃった~内面の動きを表現する35語①
第2章 最初の結婚は半年でサテツしたわ~生きていると遭遇する出来事、直面する事態を表す35語②
第3章 あなたにミモヨモナク恋焦がれてたから~人の行為の様子やその結果を示す36語
第4章 次のオウセが待ち遠しい~物事の性質、状態を簡潔に伝える36語
第5章 またオザナリの優しい言葉でごまかすのね~行為を端的、簡潔に表す41語
第6章 雨の日に相合傘にシクなしね~事態、感情、能力などの性質を伝える40語
第7章 もうボーガ!うっとり夢心地~内面の動きを表現する27語②
<内容>
『教養としての
上級語彙』およびのそのパート2の続編。最初の2冊が新潮選書だったので、廉価になった。そして例文が卑俗になった(前2冊は論文などを念頭に置いた模様)そうです。大方知っている言葉だったが、定義しろ!と言われると難しいところを、簡単な言葉で辞書のように書いてあるところが、軽く読み飛ばしながら確認できてよかった。 -
Posted by ブクログ
■前説
まずもって触れなきゃいけないのは、この表題のこと。そもそも教養って〈長い年月にわたり蓄積した知識と経験が絡み合って知恵化し、人生を豊かにするもの〉と僕の中では定義化している。
新潮社ともあろう大出版社がコンビニの書籍コーナーに並んでるような安直でスノッブなタイトルを付けたなぁと苦笑いしてしまった。それと〈語彙解説とその用法を説く〉著者の宮崎氏なら、『軽々に教養なんて使うなよ〜』と言いそうなのに認めたことにも驚く。※新潮選書の編集者が命名したと決めつけているけど、実は宮崎氏だったりして…
■総評
本書は、著者が10代半ばより、本・雑誌・新聞等で未知の言葉に出会う度に採録した語彙ノートがベースになっている。その採取作業は虫や植物の観察より楽しい作業だったと坦懐するぐらい没入し、ノートは数十冊・採取語は1万語にものぼる。今回出版に際し500語を選出。残念なのは、紙幅の都合か索引が付いていないことは欠陥と言っていいと思う。
■短評
本書は言葉の意味を記すだけではなく、実例が示されており、ユニークなのはある語彙の説明に使った語彙を説明必要な語彙として即説明を行う念の入り用で、痒いところに手が届いてる。
普通、人は辞書を読むことはしない。今ならスマホで調べられ、ますます辞書を開くことから遠ざかり、家に辞書はあっても開かずの存在になってるのが大半だと思う。
僕は小学5年生ぐらいからお年玉で〈ことわざ辞典〉〈故事成語辞典〉〈四字熟語辞典〉などを買い読んでいたので、めくれどもめくれども語彙・語彙・語彙…の単調極まりない本書も最後まで愉しく読めた。
命題:本書で覚えた語彙を普段使いできるのか?
僕の答えは『NO』に近い。文章を読む上では、語彙が多いほど書き手の真意を素早くかなりの精度で理解ができる。でも、会話となると聴覚に届くので、例えば「矜恃」「席巻」「白眉」「含羞」「吝嗇」なんて言われると、言葉の意味の解釈に気を取られ内容の理解が疎かになる。
本書6章にも書かれているが、語彙には『理解語彙』と『使用語彙』の2種が存在する。前者は文章を読んだりする上で、知らない言葉も文脈から推察できたりする語彙を指し、後者は日常で使いこなしている語彙。
この2種の語彙の関係は、理解語彙>使用語彙。要はおおよそ知ってはいるが、いざ使うとなると、普段使いの語彙を使ってしまい、ビジネスの場等で自身ボキャ貧ぶりが露呈してしまう。
とは言え、語彙を闇雲に増やしたところで、それが実際に使えなければ意味を持たない。
そこで…
①語彙の意味を理解した上で使う。
②また別の言葉に置換できる平易な語彙を増やす。
③類語も合わせて記憶する。
ようやく、この3つができたことで使える語彙となる。
…と読み返し偉そうな書いてるなぁ。それと熟語が多い。熟語は端的に言い表すショートカットのつもりで使ってるけど、それが余計にわかりにくくしているのであれば〈策士、策に溺れる〉の口ですな。
語彙を増やす本読んだのに、ますます迷走中。また熟語使ってしまいました。
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赤坂憲雄『ナウシカ考』を読んだのが2019年。
まさかの、宮崎駿と鈴木敏夫がこの本を読んでいて、「こんなこと考えて描いていない」「けれども、この本はおもしろい」と感想を述べている。
漫画版ナウシカが取り上げられるのは、扱っているテーマと今の状況に重なりがあるから。
でもって、ナウシカが行った最後の選択が、サラッと読むだけでは「よく分からない」からかもしれない。
「人類全体にとって重要な決断を、ナウシカ一人の直感で決めてしまってよいのか。」と長沼毅は語っている。
「シュワの墓所の科学力をうまく活用して、人間にとって劣悪な環境を改善し、人間性を向上させていくという物語の展開だったらよかったのに」と。
でも、私は、ナウシカは「直観」的に、それを選択してはいけないと分かったのではないかと、思っている。
川上弘美の「『人類が人類として精いっぱい生きる』ということと、『人類がいつかは滅びる』ということ」の両立を述べているように。
カタストロフィ後の世界を扱った物語として、パッと頭に浮かんだのは、ニアサー後のエヴァの世界、つまり第三村だった。
文明が後退し、限られた資源を共有しながら、脆弱な人間たちは生きている。
第三村が「シュワの墓所の超科学力」によって救われる結末は、やっぱり相応しくないと思う。
インタビュアーは敢えて、現実世界には「生命を操る技術」(たとえばワクチン)が必要とされていることを、何度も問いかける。
今の我々にはまだナウシカ的解答が出来なくとも、逆説的に?ナウシカが出した答えは、一つの古典に昇華したのだと思う。 -
Posted by ブクログ
うーん、「最強の仏教入門」を標榜しているけど、これは全くの素人には難しかったです。
さらなる仏教の理解をするための書籍の紹介がたくさんあるので、興味がある人にとっては、良き入門書になる可能性はあると思います。
以下はなんとなく理解できました。
「三宝」=「仏・法・僧」という三つの要素を受け入れよ、というのが仏教。
仏=釈迦のこと
法=釈迦が説いた教えのこと
僧=四人以上のお坊さんが集まってつくる修行の組織のこと
あと「ある意味では、みんな末期がん。なぜなら寿命があるから。」は、一瞬うっとなるけど、実際そうなんですよね。こういう苦しみから救ってくれるのが仏教なんだなと。