宮崎哲弥のレビュー一覧

  • 教養としての上級語彙―知的人生のための500語―(新潮選書)

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    ■前説
    まずもって触れなきゃいけないのは、この表題のこと。そもそも教養って〈長い年月にわたり蓄積した知識と経験が絡み合って知恵化し、人生を豊かにするもの〉と僕の中では定義化している。

    新潮社ともあろう大出版社がコンビニの書籍コーナーに並んでるような安直でスノッブなタイトルを付けたなぁと苦笑いしてしまった。それと〈語彙解説とその用法を説く〉著者の宮崎氏なら、『軽々に教養なんて使うなよ〜』と言いそうなのに認めたことにも驚く。※新潮選書の編集者が命名したと決めつけているけど、実は宮崎氏だったりして…

    ■総評
    本書は、著者が10代半ばより、本・雑誌・新聞等で未知の言葉に出会う度に採録した語彙ノート

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    2024年03月15日
  • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』

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    教養がないと読み切れない対談集、難しい内容だと感じる本だった。これほどの知識人、文化人がその立場や専門分野から様々な考察がされる。宮崎駿作品ならではのことだろうと思う。それこそ20年以上前に、ナウシカの漫画本を途中までだか、読んだ記憶はあるのだが、自説を語れるほどの読者ではないので、偉そうなことは何も言えない立場ではある。

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    2023年07月23日
  • 教養としての上級語彙―知的人生のための500語―(新潮選書)

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     試みも素晴らしく、悪い本ではないが、とにかく読みにくい。語彙の例中の別の語彙にも解説が適宜加えられ、1つの語彙が頭に入りにくい。索引もネット上にしかないのも不便。余白が多いのだから、紙媒体にも索引はあってほしかった。
     それでも知らなかった語彙やなんとなくわかっていたような語彙の正確な意味を知ることができた。ただここでの語彙のほとんどは一般的に共通認識がないので、使いづらいかもしれない。
     
     個人的に今後使ってみたい語彙
    「地を易うれば皆然り」、「無音」、「耳食」、「顰みに倣う」、「痛惜」、「肯綮に中る」、「批正」。

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    2023年07月02日
  • 教養としての上級語彙―知的人生のための500語―(新潮選書)

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    私たちの中で漢学の素養を持つひとはあまり多くない。調べたいことばは、ネットで一意の意味として置き換え理解したつもりになっている。

    本書は、ことばを大切にして思いを伝えることの美しさを説明してくれている。参考手紙文のような使い方をしたい。

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    2023年04月30日
  • 危機の時代に読み解く『風の谷のナウシカ』

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    赤坂憲雄『ナウシカ考』を読んだのが2019年。
    まさかの、宮崎駿と鈴木敏夫がこの本を読んでいて、「こんなこと考えて描いていない」「けれども、この本はおもしろい」と感想を述べている。

    漫画版ナウシカが取り上げられるのは、扱っているテーマと今の状況に重なりがあるから。
    でもって、ナウシカが行った最後の選択が、サラッと読むだけでは「よく分からない」からかもしれない。

    「人類全体にとって重要な決断を、ナウシカ一人の直感で決めてしまってよいのか。」と長沼毅は語っている。
    「シュワの墓所の科学力をうまく活用して、人間にとって劣悪な環境を改善し、人間性を向上させていくという物語の展開だったらよかったのに

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    2023年02月05日
  • いまこそ「小松左京」を読み直す

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    21/12/02に、clubhouse内で「100分de名著」の「小松左京スペシャル」の回を取り上げる予定なので、参考にと思って読んだものの、ぼくには読みづらさが目立った本だった。きちんと読めたのは第一章までで、その後は、時間の都合で『日本沈没』を扱った章をチラ見した程度。番組(NHKオンデマンドで視聴)はおもしろかったんだけど・・・。

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    2021年11月30日
  • いまこそ「小松左京」を読み直す

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    『日本沈没』や『果しなき流れの果に』などの小松左京の代表作のあらすじと、引用がほとんどで、あまり深い考察はなかったのが残念。しかし、小松左京を読み倒したのは子供時代だし、まだ読んでいない作品もあるので、全集でも買って読み直してみたいなという気になった。

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    2020年09月19日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    それなりに面白かったけど、思ってたのとは違った内容だった。
    もっと基本をまんべんなく図解まじえつつ解説してくれる入門的な内容の本が読みたかったので。
    とはいえ二人の自説が微妙に違って論争みたいになるところとかは面白かったし、自分の信じる宗教を正当なものとして牽強付会する学者の話とかは興味深かった。知らない世界を知れた本ではある。

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    2018年08月22日
  • 仏教論争 ──「縁起」から本質を問う

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    宮崎哲弥の戦前戦後日本における縁起にまつわる仏教論争をまとめた一冊。筆法の衒学さばかりでなく、内容そのものにも受け入れがたいものを感じさせる書物を、なぜ今になって著すのか、その謎は一向に解けませんでした。
    ただ、これに論争を挑むとすれば、南直哉師のほかには見あたりませんので、それだけには期待します。

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    2018年06月06日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    いわゆる葬式仏教ではなく、仏教の根本について一から、仏陀の思想から仏教教団の創設期から学ぶ入門書。
    評論家宮崎氏と仏教学者佐々木閑先生の対談本であるが、二人の意見は共感し、補完し、時に相違点を見出す。
    普段仏壇に手を合わせながらも、仏壇の奥にしっかりとした仏教という教義があることを思い知らせてくれた。

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    2018年04月19日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    最近は”縁”がとても気になっていて、”縁”といえば仏教でしょってことで本書を手に取りました。僕の知識量では理解できない箇所もありますが、内容はすごく興味深かったです。縁はいいけど、執着はやっぱりダメよね。

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    2018年03月01日
  • ごまかさない仏教―仏・法・僧から問い直す―(新潮選書)

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    うーん、「最強の仏教入門」を標榜しているけど、これは全くの素人には難しかったです。
    さらなる仏教の理解をするための書籍の紹介がたくさんあるので、興味がある人にとっては、良き入門書になる可能性はあると思います。

    以下はなんとなく理解できました。
    「三宝」=「仏・法・僧」という三つの要素を受け入れよ、というのが仏教。
    仏=釈迦のこと
    法=釈迦が説いた教えのこと
    僧=四人以上のお坊さんが集まってつくる修行の組織のこと

    あと「ある意味では、みんな末期がん。なぜなら寿命があるから。」は、一瞬うっとなるけど、実際そうなんですよね。こういう苦しみから救ってくれるのが仏教なんだなと。

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    2017年12月02日